プログラマー1年目はわからないことだらけ!よくある大変なことや1年目にやっておくべきことを解説
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目次
はじめに
プログラマーとしてのキャリアをスタートさせる1年目は、多くの新人が困難に直面する時期です。
本記事では、プログラマー1年目に経験することが多い大変なことや、この時期にやっておくべき重要な取り組みについて詳しく解説します。
<この記事を読むメリット>
- プログラマー1年目によくある困難な状況を理解できる
- 効果的なスキルアップ方法がわかる
- 評価されるための重要なポイントを知り、自信を持って行動できる
プログラマー1年目はわからないことが多く、何から手をつければいいのか悩むことが多いでしょう。
しかし、この時期をどう過ごすかが今後のキャリアに大きく影響します。
この記事を読むことで、プログラマー1年目の皆さんが直面する大変なことや、効果的な対処法を学べるので、ぜひ最後までご覧ください。
プログラマー1年目はキツイ?よくある大変なこと
近年では、オンラインスクールや誰にでも簡単に扱えるプログラミングツールが登場したことで、プログラマーになるためのハードルが下がりつつあります。
したがって、プログラマーを目指す人も右肩上がりで増え続けています。
しかし、プログラマーに対して「カッコいい」や「スマート」というイメージを漠然と抱いていると、いざプログラマーになってガッカリすることも多いです。
そこでここでは、プログラマー1年目によくある大変なことをいくつかご紹介します。
何がわからないのかを説明できない
恐らく、プログラマー1年目で誰もが経験することが「そもそも何がわからないのかを説明できない」というケースです。
IT業界というのは、日常生活で使わない用語ばかりが使用されます。
例えば、先輩や上司に「APIのエンドポイントを修正しておいて!」と指示されたとしましょう。
ここで「API」や「エンドポイント」が何なのか理解していなければ、どこから手を付けていいのか全く見当がつかないのです。
かといって、「あの…APIってなんですか?」と先輩に聞くのも、「お前そんなこともわからないのか」と思われそうで聞けない人が非常に多いです。
ITプロジェクトの現場では、全員が忙しそうに黙々と作業していて少しコミュニケーションをとりづらい場面もよくありますが、新人ならわからないことがあって当然です。
そもそも、新人教育は現場の上長の責任でもあるので勇気を出してどんなことでも聞ける能力を身につけましょう!
実務についていけない
プログラマー1年目の大きな壁の一つが「実務についていけない」ということです。
学校や独学で学んだ知識と、実際の業務で求められるスキルには大きなギャップがあります。
例えば、授業では基本的なプログラムの書き方を学びますが、実務ではプロジェクト全体の流れを理解し、他のチームメンバーと連携しながら効率的に作業を進めなければなりません。
このギャップにより、自分のスキル不足を痛感し、落ち込むことも少なくありません。
しかし、これは誰もが通る道です。
実務経験を積むことで徐々に慣れていけば自然に自信を持てるようになります。
大切なのは、焦らずに一歩ずつ学び続けることです。
先輩や同僚にアドバイスを求め、積極的にフィードバックを受け入れる姿勢が成長への近道といえるでしょう。
先輩エンジニアに質問しづらい
「先輩エンジニアに質問しづらい」という悩みは、多くの新人プログラマーが直面する問題です。
新人のうちは、何を聞いていいのか、どう質問すればいいのか分からないことが多く、その結果、質問するのをためらってしまいます。
さらに、忙しそうな先輩たちを見ていると、質問することで迷惑をかけてしまうのではないかと感じてしまうことも多いです。
しかし、質問しないままでいると自分の理解が進まず、業務の遅れにも繋がります。
ここで重要なのは、質問の仕方を工夫することです。
例えば、事前に自分で調べた結果を踏まえて、「○○について調べたのですが、△△の部分が理解できませんでした。教えていただけますか?」といった具体的な質問をするように心がけましょう。
こういった少しの工夫で先輩も答えやすくなり、効率的に問題を解決できるようになるはずです。
業界用語が理解できない
「業界用語が理解できない」というのも、プログラマー1年目の大きな壁の一つです。
IT業界では、専門用語や略語が頻繁に使われます。
例えば、「API」「エビデンス」「デプロイ」など、初めて聞く言葉が飛び交う中で、それらを理解し、使いこなさなければなりません。
こういった業界用語を知らないと、会議やドキュメントの内容が理解できず、業務に支障をきたすこともあります。
最初は戸惑うことが多いですが、少しずつ用語を覚え、実際の業務で使ってみることで身についていきます。
おすすめは、業界用語のリストを作成し、わからない用語が出てきたらすぐに調べてメモしておくことです。
また、オンラインのIT用語辞典や参考書を活用して、継続的に学習する習慣を身につけましょう。
プログラマー1年目にやっておくべきこと
では、プログラマー1年目ではどのようなことをすればいいのでしょうか?
ここからは、1年目のプログラマーがやるべきことを解説します。
スキルアップのためにインプットする
プログラマー1年目でまずやっておくべきなのが、スキルアップのための情報のインプットです。
言葉が少し悪いかもしれませんが、そもそも1年目のプログラマーにできることはそこまで多くありません。
そのため、プロジェクトリーダー(PL)も必要最低限の仕事しか期待していないことが多いです。
重要なのは「いつまでも新人気分でいないこと」です。
プログラマーというのは意外にも「人間関係」が重視される職業です。
いつまでたっても必要最低限の仕事しかできないようであれば、プロジェクトメンバーとの関係性も悪くなってしまいます。
したがって、常に向上心を持ってスキルアップのための情報をインプットし続ける姿勢が重要です。
目標設定をする
プログラマー1年目だと、
「まだ業界のこともよくわかっていないし、キャリアプランは仕事に慣れてからにしよう!」
と考える人も多いですが、1年目から明確な目標を立てることは非常に重要です。
今後どういうキャリアに進みたいかを考える
IT業界で成功していくためには、キャリアアップし続けなければなりません。
そのためには、まず自分が将来的にどのようなキャリアを歩みたいかを考えることが重要です。
例えば、技術スペシャリストとして特定の技術に特化する道もあれば、プロジェクトマネージャー(PM)やITコンサルタントとしてマネジメントスキルを磨く道もあります。
どちらの道を選ぶにしても、早い段階で自分のキャリアビジョンを明確にすることで、その後の学習や業務経験の積み方が変わってきます。
キャリアビジョンを描くためには、自分の興味や強みを客観的に評価し、市場のニーズやトレンドを把握することが重要です。
定期的にキャリアについて考える時間を設け、自己分析や情報収集をしましょう。
具体的な目標を設定することで、日々の業務にも目的意識を持って取り組め、モチベーションの維持にもつながります。
目標があれば達成するための道筋を考えて行動できる
目標が設定できたら、その目標を達成するための具体的な道筋を考え、行動に移すことが大切です。
例えば、特定の技術を習得するためにはどのような勉強法が効果的か、どのような実務経験が必要かを具体的に計画します。
また、資格取得を目標にする場合、そのための学習スケジュールや必要な教材をリストアップすることも有効です。
目標を細分化し、小さなステップごとに進捗を確認することで、達成感を得ながら着実に前進できます。
なお、目標達成のためには定期的な振り返りとフィードバックが重要です。
自分の進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正することで、柔軟に対応する能力も身につきます。
具体的な行動計画を立てて日々の努力を積み重ねることこそが、キャリアアップへの近道といえるでしょう。
わからないことは積極的に質問する
これは「やっておくべきこと」というよりも「やるべきこと」にはなりますが、わからないことがあれば積極的に上司やメンバーに質問しましょう。
わからないままでは前に進めない
1年目のプログラマーだと、どこから手をつけていいのかわからないことばかりだと思います。
しかし、先輩がフォローしてくれるからといって、わからないことをわからないままにしているといつまでたっても前に進めません。
IT業界では、疑問を持った時点でその疑問を解消する姿勢が非常に重要です。
わからないことをそのままにしておくと後々の作業が全て滞ってしまい、プロジェクト全体に悪影響を及ぼす可能性が高まります。
また、わからないことを自分で解決しようとする過程で、新たな知識やスキルを身につけられるので、積極的に質問する習慣をつけることが重要です。
質問する時は自分でどこまで調べたかも説明する
ただし、質問する際には、ただ「わからない」と伝えるのではなく、自分でどこまで調べたのか、どの部分でつまづいているのかを明確に説明することが重要です。
これにより、質問を受けた側も具体的なアドバイスをしやすくなります。
例えば、「○○のエラーが出ているのですが、インターネットで調べたところ、△△の方法を試しましたが解決できませんでした。どのように対処すれば良いでしょうか?」といった具体的な質問の仕方が望ましいです。
自分で調べたことを説明することで、問題解決のためにどれだけ努力したかを示すことができ、先輩エンジニアもその努力を評価してくれるでしょう。
新人プログラマーにとって、先輩やプロジェクトメンバーは何よりも大切なものです。
関係性を悪くしないためにも、常にポジティブな印象を与えられるような努力を怠らないようにしましょう。
前向きな姿勢で業務をする
少し抽象的ではありますが、1年目のプログラマーにとって前向きな姿勢は非常に重要なことです。
主体的に業務に関わろうとする姿勢が大事
前項でも少し触れましたが、IT業界というのは人間関係のトラブルが他の業界と比較して非常に多いです。
そのため、ギスギスした雰囲気の現場も少なくありません。
しかし、前向きな姿勢で業務に取り組むことで、こうした環境を乗り越えてより良い職場環境をつくり出せます。
また、前向きな姿勢は自らの成長にも繋がり、業務の効率化や品質向上に寄与します。
他のメンバーにも良い影響を与え、チーム全体の士気を高める効果も期待できるので、わからないことだらけでも前向きな姿勢だけは忘れないようにしましょう。
プログラマー同士の人脈を作る
プログラマー1年目であっても、常日頃から人脈を構築する努力は怠らないようにしましょう。
「プログラマーに人脈って必要?」
と思うかもしれないですが、むしろプログラマーこそ人脈が重要な職業です。
お互いの悩みを相談できる
IT業界は守秘義務に縛られているので、なかなか悩みを相談できる相手がいません。
そのため、プログラマー1年目の新人にとって、仕事の悩みや技術的な問題に直面したときに相談できる相手がいることは非常に心強いものです。
同僚や先輩だけでなく、他の企業のプログラマーとも人脈を築いておくことで、様々な視点からアドバイスをもらえます。
例えば、同じ技術を使っている他社のプログラマーに聞いてみると、自分の会社では思いつかなかった解決方法を教えてもらえることもあるでしょう。
また、プログラマー同士で情報交換することで、最新の技術トレンドや業界の動向についても知ることができ、自分のスキルアップにも繋がります。
なお、人脈を築くためには、勉強会や技術カンファレンスに参加したり、オンラインのコミュニティに積極的に参加することが有効です。
将来的に知人の紹介で仕事をもらえることもある
プログラマー同士の人脈を築くことは、将来的に新しい仕事の機会を得る上でも非常に重要です。
IT業界では、プロジェクトベースで仕事が進むことが多く、フリーランスや転職を考える際に信頼できる人脈があると、スムーズに次の仕事を見つけられます。
例えば、知人の紹介でプロジェクトに参加することで、自分のスキルを評価してもらいやすくなり、次の仕事につながりやすいです。
特にフリーランスで働く場合、信頼できるクライアントからの紹介案件は、安定した収入を得るために非常に効果的です。
人脈作りは一朝一夕にはいきませんが、長期的に見て非常に価値のある投資といえます。
日々の業務に追われる中でも意識的に人脈を広げる努力を続けることこそが、将来的なキャリアアップにつながるのです。
プログラミングノートなどを作成する
プログラマー1年目からでも、常にプログラミングノートをつけるクセはつけておきましょう。
自分専用のプログラミングノートを作成することで、学習効率が段違いに効率化するはずです。
なお、プログラミングノートの作り方は以下の記事で詳しく解説しています。
作業の記録を残しておくとあとで見返せる
プログラマー1年目にとって、プログラミングノートを作成することは非常に有益です。
作業の記録を詳細に残しておくことで後でわからない点を見返すことができ、自分の成長や学習の過程を確認できます。
例えば、どのようなコードを書いたのか、どのような問題に直面し、どのように解決したのかを記録することで、知識の定着やスキルの向上につながります。
また、ノートを見返すことで過去に学んだことを再確認し、新たな知識との関連性を見出すことも可能です。
なお、プログラミングノートにはコードスニペット、エラーメッセージ、解決方法、学んだことなどを整理して記載するのがおすすめです。
同じようなトラブルがあった時に参考になる
プログラミングノートを作成しておくことで、同じようなトラブルが再発した際に非常に役立ちます。
例えば、一度経験したエラーやバグに再び遭遇した場合、ノートを参照することで迅速に解決策を見つけられます。
これにより、無駄な時間を省き、効率的に作業を進めることが可能です。
また、上司や先輩に「何回も同じことを聞くんじゃない!」と怒られる心配もなくなるはずです。
このように、プログラミングノートを作成する習慣を身につけることで、知識の整理や問題解決のスピードアップ、そして自己成長の実感など、多くのメリットを享受できます。
ぜひ、今日からプログラミングノートを活用して自身のスキルアップに役立てましょう。
プログラマー1年目が職場で評価されるポイント
1年目のプログラマーにできることは多くありません。
しかし、職場である以上、会社から評価されなければその後のキャリアアップに響いてしまいます。
では、プログラマー1年目はどのような点が評価されるのでしょうか?
ここからは、1年目のプログラマーが評価されるポイントをご紹介します。
1年目でスキルが足りないのはみんな同じ
1年目のプログラマーのスキルが足りないのは当然のことです。
新人としての1年目では、即戦力として見られていないことが多く、スキル不足に対して心配する必要はありません。
企業も新入社員には学習と成長を期待しており、初めから完璧なスキルを求めているわけではないのです。
この期間は自分のペースで学び、徐々にスキルを身につけることが重要です。
失敗を恐れず、わからないことを積極的に質問し、実際の業務を通じて成長していく姿勢が評価されます。
また、先輩や上司からのフィードバックを受け入れ、自分の弱点を改善していく努力も評価されるポイントです。
新人のうちは完璧を目指すのではなく、学び続ける姿勢が重要だということを肝に銘じておきましょう。
まだ即戦力としては見られていないことが多い
IT業界では、新入社員に対して即戦力を期待していないことが多いので、スキル不足に対して過度に心配する必要はありません。
1年目は基本的な業務を理解し、職場の環境に慣れる期間と捉えましょう。
企業もそのことを理解しており、研修やOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じて新入社員を育成する体制を整えています。
焦らず、少しずつ成長することを目指しましょう。
やる気が評価される
1年目のプログラマーにとって、やる気や積極的な姿勢は非常に重要です。
技術的なスキルはこれから習得していくものですが、やる気や前向きな姿勢はすぐに表現できるものです。
やる気を示すためには、新しいタスクやプロジェクトに積極的に取り組む姿勢が効果的です。
また、オンライン学習サービスや勉強会に参加し、最新の技術を学ぶ意欲を見せることで周囲にポジティブな印象を与えられます。
このような積極的な姿勢は、チーム全体のモチベーション向上にも繋がるので、過度になりすぎない程度にやる気をメンバーに示しましょう。
人柄やコミュニケーション能力も大事
技術的スキルだけでなく、人柄やコミュニケーション能力も1年目のプログラマーにとって重要な評価ポイントです。
チームでの協力や情報共有が不可欠なITプロジェクトでは、円滑なコミュニケーションがプロジェクトの成功に直結します。
良好な人間関係を築くことでチーム内での信頼関係を強化し、効率的な業務遂行が可能になります。
また、問題が発生した際には迅速に報告し、適切なフィードバックを求めることで、スムーズな問題解決が図れます。
人柄の良さや協調性は職場環境を改善し、長期的なキャリア形成においても重要な要素です。
とはいっても、こういったコミュニケーション能力というのはすぐに身につけられるものではありません。
以下の記事でプログラマーに必要なコミュニケーション能力について解説しているので、ぜひあわせてお読みください。
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まとめ
本記事では、プログラマー1年目に直面することが多い大変なことや、この時期にやっておくべき重要な取り組みについて詳しく解説しました。
プログラマー1年目は、わからないことが多く不安になることもありますが、成長のための重要な時期です。
自分のスキルを磨き、積極的に学び続ける姿勢が将来の成功につながります。
今後もIT業界は急速に進化していくため、新しい技術やツールに対応するための継続的な学習が不可欠です。
1年目の経験を土台に、常に最新の情報をキャッチアップし、自分の市場価値を高めていきましょう。
「エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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