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パソコン選びで後悔しない!フリーランスエンジニアが知っておくべきパソコン選びの基本と失敗例

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はじめに

フリーランスエンジニアとして活躍するなら、パソコン選びは成功のカギを握る重要なポイントです。

しかし、数多くの選択肢から自分に最適な一台を選ぶのは簡単ではありません。

本記事では、フリーランスエンジニアが知っておくべきパソコン選びの基本や失敗しがちなポイントを解説します

さらに、職種別に必要なスペックや、購入時に注意すべき点についても詳しく触れていきます。

<この記事を読むメリット>

  • 自分に最適なパソコンの選び方がわかる
  • 職種に応じた必要スペックの基準を理解できる
  • よくある失敗例を知って後悔を防げる
  • 購入時に迷わないためコツがわかる

パソコン選びを失敗したくない方、効率的で快適な作業環境を整えたい方に必見の内容が満載です!

ぜひ最後まで読んで、フリーランスエンジニアとしての成功に一歩近づきましょう。

フリーランスエンジニアにとって理想のパソコンとは?

フリーランスエンジニアにとって、パソコンは仕事の相棒ともいえます。

仕事の効率にも関わってくるので、パソコン選びに悩んでいる人も少なくないでしょう。

では、フリーランスエンジニアにとっての理想のパソコンとはどのようなパソコンなのでしょうか?

結論からいうと、理想のパソコンの条件は職種ごとに異なります。

しかし、以下の4点はどの職種においても重要視しておきたいポイントといえます。

  1. 対応しているOS
  2. 処理能力(CPUやメモリ)
  3. 画面品質
  4. 外での仕事のしやすさ

ここからは、その理由について詳しくみていきましょう。

パソコン選びの基本

フリーランスエンジニアは、会社員と違って仕事の幅が非常に広く、外出先で仕事をすることが多いです。

そのため、パソコンも働き方に適したものを選ぶ必要があります。

OSの選択 Windows vs Mac

Windows Mac
対応ソフト 幅広く対応、Windows専用ツールが豊富 デザインやiOS開発に強い
価格帯 低価格から高価格まで選択肢が豊富 高価格帯が多く割高
拡張性 自作PCやパーツ交換が可能 限定的で純正品中心
デザイン メーカーごとに異なる スタイリッシュで統一感あり
OS特徴 カスタマイズ性が高い 直感的でUnixベース
プロジェクト適性 .NET、Windowsサーバー向けに最適 iOS開発、デザイン作業に最適
安定性とセキュリティ 多様な環境でやや不安定 安定性が高くウイルスも少ない
ユーザー層 初心者から上級者まで幅広い クリエイターやエンジニア向け

何よりも最初に確認すべきは、そのパソコンが対応しているOS(オペレーティングシステム)です。

基本的に、ソフトウェアやツールというのは特定のOSでしか動作しないものも多く、選択を誤ると業務に支障をきたしかねません。

Windowsは多様なソフトウェアやツールに対応しており、特にWindows専用アプリケーションや.NET環境を利用するプロジェクトに強みがあります。

また、ハードウェアの選択肢が豊富で、低価格から高価格まで幅広いモデルが揃っているのが特徴です。

対してMacはUI/UXデザイン、動画編集、iOSアプリ開発に強みを持ちます。macOSはUnixベースなので、Linux環境に近い感覚で開発ができるのも利点です。

ただし、価格が高めでカスタマイズの自由度は低いです。

どちらを選ぶべきかは、プロジェクトで使用するツールや目的によって変化します。

強いていうならば、幅広いツールが必要になる可能性が高く、できるだけ低予算で始めたいのならWindows。

iOS関連の開発がメインでとにかくデザインを重視したい人はMacを選ぶ方がよいでしょう。

持ち運びしやすいノート型 vs 高性能のデスクトップ型

ノート型 デスクトップ型
持ち運び 持ち運びしやすく、外出先でも作業可能 持ち運び不可、設置場所が固定される
作業環境 自由な場所で作業できる 自宅やオフィスでの作業に最適
性能 軽作業や中負荷作業に適したモデルが多い 高性能で重い作業(3D、動画編集など)に最適
冷却性能 冷却性能は控えめ 冷却性能が高く長時間の作業に向いている
拡張性 拡張性は低めで、パーツ交換は難しい 高い拡張性を持ち、カスタマイズが可能
バッテリー バッテリー内蔵で電源不要な作業が可能 電源接続が必須
価格 比較的高価な場合が多い 性能に応じてコスパの良い選択が可能
おすすめ用途 外出やリモートワーク、プレゼンが多い場合 高負荷作業や固定環境での作業が多い場合

形状もパソコン選びにおいて非常に重要なポイントです。そのため、働き方や作業環境に応じて、「ノート型」か「デスクトップ型」を選ぶ必要があります。

ノートパソコンは持ち運びが容易で、カフェやコワーキングスペース、自宅など場所を問わず作業が可能です。

最近のモデルは軽量でバッテリー性能も高く、外出先での作業に適しています。

特に、外部クライアントとのミーティングやプレゼンテーションが多いエンジニアにおすすめです。

デスクトップ型パソコンは、性能が高く、長時間の作業でも安定して動作することが強みです。

特に、3Dレンダリングや動画編集など高負荷作業を行うエンジニアには適しています。また、モニターやキーボードなどを自由にカスタマイズできる拡張性も大きな魅力です。

したがって、外出やリモートワークが多い人はノート型、自宅やオフィスで腰を据えて作業する人はデスクトップ型を選びましょう。

画面サイズと解像度

画面サイズと解像度は、作業効率や快適さを左右する重要な要素です。

特に、コードを書いたり、複数のウィンドウを開いて作業するエンジニアはこだわりたい部分です。

画面サイズの選び方としては、以下の表を参考にしてください。

画面サイズ 特徴 おすすめ用途
13~14インチ(ノート型) ・持ち運びしやすく、軽量
・解像度が高いモデルを選べば作業効率を確保可能
出先での作業、移動が多いエンジニア
15インチ以上(ノート型) ・作業スペースが広く快適
・外付けモニターが使えない環境でも適している
プログラミング、デザイン作業
27インチ以上(デスクトップ) ・広い作業スペースと高解像度(4K以上)で効率が向上
・デュアルモニターも活用可能
デザイン、動画編集、複数ウィンドウの並行作業

解像度は画面の鮮明さを決定する要素です。文字やコードを長時間見るエンジニアは高解像度の方が疲れが溜まりにくく、作業効率も高くなります。

解像度は大まかに、以下の3つに分類できます。

  1. フルHD(1920×1080):基本的な作業ならこの解像度で十分
  2. WQHD(2560×1440):長時間作業が頻繁に発生するエンジニアにおすすめ
  3. 4K(3840×2160)以上:デザインや動画編集など、細部を正確に確認する作業に最適

ただし、画面サイズと解像度が大きくなればなるほど値段も上がっていきます。

最高クオリティのパソコンを買うとなると最低でも30万円はくだらないので、自分の現在の環境にあったものを選びましょう。

バッテリー性能

駆動時間の目安 用途例
5~8時間 軽いプログラミングやオフィス作業
8~12時間 長時間のプログラミングや複数タスク作業
12時間以上 出張や外出先でのフルタイム作業

デスクトップ型を選ぶ際は関係ありませんが、ノートパソコンを選ぶ際はバッテリー性能も必ず確認しておきましょう。

特に重めの処理が頻繁に発生するようなエンジニア業務、例えば仮想環境での開発や動画編集などを行う場合、バッテリー性能の高さが作業効率を左右します。

バッテリー駆動時間の目安としては、最低でも8時間以上の駆動時間があるものが望ましいです。

また、消費電力とパフォーマンスのバランスも考慮する必要があります。

高性能なプロセッサ(CPU)やGPUを搭載しているパソコンは、処理能力が高い反面、バッテリー消費も激しい傾向があるので注意しましょう。

急速充電対応モデル + 交換可能バッテリーであれば、万一の時でも対応しやすいのでおすすめです。

ただし、近年は多くのノートパソコンが一体型バッテリーを採用しているため、対応状況を確認してください。

職種別:フリーランスエンジニアに必要なパソコンスペック

ここからは、以下の8つの職種ごとに必要なパソコンのスペックをご紹介します。

  1. Web開発エンジニア
  2. アプリ開発エンジニア
  3. ゲーム開発エンジニア
  4. データサイエンティスト
  5. AR/VRエンジニア
  6. ネットワークエンジニア
  7. サイバーセキュリティエンジニア
  8. UI/UXデザイナー

注意点もあわせて解説するので、パソコン選びの際はぜひ参考にしてください!

Web開発エンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i5 以上
メモリ 最低16GB
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU 内蔵GPUで十分
ディスプレイ 13インチ以上、フルHD以上
その他要件 持ち運びやすい軽量モデル推奨

Web開発エンジニアは、ウェブサイトやウェブアプリケーションを設計し、実際に動作する形にする職種です。

HTMLやCSS、JavaScriptといった言語を駆使し、デザインや機能を実装するのが主な業務になります。

<Web開発エンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • 複数の開発ツールやブラウザを同時に動かすため処理性能の高いCPUが必須
  • 開発規模が大きくなることも考えてある程度のメモリ容量を確保しておく
  • Web開発案件は長時間作業になることが多いため、画面が見やすく軽量なパソコンを選ぶと良い

Web開発では、軽量で持ち運びやすいノートパソコンが便利ですが、画面が小さすぎるとコードが見づらくなり作業効率が低下します。

そのため、13インチ以上のフルHDディスプレイを備えたモデルがおすすめです。

また、ストレージ容量は少なくとも512GB以上のSSDを選び、プロジェクトデータやツールの保存に対応できるようにしましょう。

性能に余裕のあるモデルを選ぶことで、将来的な開発ニーズにも柔軟に対応できます。

アプリ開発エンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i7 以上
メモリ 最低16GB
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU 内蔵GPUで十分
ディスプレイ 13インチ以上、フルHD以上
その他要件 仮想環境に対応可能なモデル

アプリ開発エンジニアは、スマートフォンやタブレットで動作するアプリケーションを設計・制作する職種です。

エミュレーターやシミュレーターと呼ばれるツールを使って、スマホ環境を再現しながら動作確認を進めるのが主な作業です。

<アプリ開発エンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • エミュレーターやシミュレーターを快適に動かすために高性能なCPUが必要
  • 複雑なアプリケーション開発を考慮して十分なメモリを確保する
  • 開発データやビルドファイルが多いため、大容量ストレージが推奨される

アプリ開発では、エミュレーターや開発ツールが高い処理能力を要求するため、性能の低いパソコンでは作業が滞る可能性があります。

CPUはIntel Core i7以上、メモリは16GB以上を選ぶことで、安定した開発環境が整います。

また、画面の大きさも重要で、デザイン確認やコード編集を快適に行うには13インチ以上のフルHDディスプレイがおすすめです。

ストレージは最低でも512GBのSSDを選ぶと、データの保存やアクセスがスムーズに行えます。

ゲーム開発エンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i7 以上
メモリ 最低16GB (32GB推奨)
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU NVIDIA RTX 3060 以上
ディスプレイ 15インチ以上、フルHD以上
その他要件 高性能冷却システムがあると良い

ゲーム開発エンジニアは、3Dモデルやゲームエンジンを使って、コンピュータやスマートフォン向けのゲームを作る職種です。

キャラクターの動きやステージデザイン、ゲームのルールをプログラムに落とし込み、動作を確認しながら改善していくのが主な作業です。

<ゲーム開発エンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • 複雑なグラフィック処理に対応する高性能なCPUとGPUが必要
  • 大容量のメモリを搭載して、ゲームエンジンの安定動作を確保する
  • ゲームアセットやプロジェクトファイルを保存できる十分なストレージが必要

ゲーム開発はパソコンに非常に負荷がかかる作業です。

特にGPUは、NVIDIA RTX 3060以上の性能を持つモデルを選ぶことで、3Dレンダリングがスムーズに行えます。また、メモリが32GB以上あると、複雑なプロジェクトでも快適です。

ストレージはSSDの512GB以上を選び、データの保存やアクセスを効率化しましょう。

冷却性能が高いパソコンを選ぶと、長時間の作業でも安定した動作が期待できます。

データサイエンティスト

推奨スペック
CPU Intel Core i7 以上
メモリ 最低16GB (32GB推奨)
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU NVIDIA RTXシリーズ推奨
ディスプレイ 15インチ以上、フルHD以上
その他要件 GPU対応のデータ解析推奨

データサイエンティストは、大量のデータを分析し、その結果を基に意思決定や戦略の立案をサポートする職業です。

PythonやRといったプログラミング言語を駆使し、データの収集・整形・解析、機械学習モデルの構築、結果の可視化などをするのが主な作業です。

<データサイエンティストのパソコン選びのポイント!>

  • データ解析や機械学習モデルのトレーニングに対応できる高性能CPUが必要
  • 複雑な計算や大規模データ処理を考慮した十分なメモリ容量を確保する
  • モデルのトレーニングや可視化に役立つ高性能GPUがあると便利

データ解析では、性能が低いパソコンでは計算が遅れ、作業時間が長引く可能性があります。

ディープラーニングを行う場合は、NVIDIA RTXシリーズのGPUを搭載したモデルを選ぶと効果的です。

大規模なデータセットを用いる場合は、解析結果を保存するためにも512GB以上のSSDを準備しておきましょう。

データ可視化や分析結果の確認に便利なので、画面サイズは15インチ以上が望ましいです。

AR/VRエンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i7 以上
メモリ 最低16GB (32GB推奨)
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU NVIDIA RTX 3060 以上
ディスプレイ 15インチ以上、フルHD以上
その他要件 外付けAR/VRデバイス対応必要

AR/VRエンジニアは、現実にデジタル情報を重ね合わせるAR(拡張現実)や、仮想空間を構築するVR(仮想現実)のコンテンツを制作する仕事です。

ゲームや教育、医療分野などで活用されるAR/VR体験を実現するため、3Dモデリングやリアルタイムレンダリングといった高度な技術を用います。

<AR/VRエンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • リアルタイムレンダリングに対応できる高性能GPUが必須
  • 3Dデータの処理や開発ツールを快適に動かすため十分なメモリ容量が必要
  • VRデバイスや大容量データに対応する高速かつ十分なストレージが重要

AR/VR開発はGPU性能が特に重要で、NVIDIA RTX 3060以上を搭載したパソコンを選ぶことでスムーズな作業を実現できます。

また、複数のツールや3Dデータも同時に扱うため、16GB以上のメモリを搭載しているモデルを選びましょう。

ストレージは512GB以上のSSDが理想で、大量のアセットやプロジェクトデータを効率的に管理できます。

加えて、VRゴーグルやARデバイスを接続するために必要なポート(HDMIやUSB-C)が揃っていることもチェックポイントです。

ネットワークエンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i5 以上
メモリ 最低16GB
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU 内蔵GPUで十分
ディスプレイ 13インチ以上、フルHD以上
その他要件 有線LANポート、Wi-Fi 6対応

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークを設計し、運用・保守を行う職業です。

社内システムやインターネット接続が安全かつ快適に利用できるよう、ネットワーク機器やソフトウェアを設定し、障害発生時の対応も行います。

また、ネットワークの最適化や拡張計画を立案することも業務の一部です。

<ネットワークエンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • ネットワークシミュレーションや仮想環境の動作に対応できる十分なCPU性能
  • 複数の仮想マシンを同時に動作させるための適切なメモリ容量
  • 有線LANポートやWi-Fi 6対応などのネットワーク関連の機能が重要

ネットワークエンジニアは、大量の構成ファイルやログデータを扱うため、ストレージは最低512GB以上のSSDが望ましいです。

また、ネットワーク機器と直接接続することが多いため、有線LANポートが搭載されたモデルを選ぶとよいでしょう。

13インチ以上のフルHDディスプレイがあれば、ネットワーク構成図やシミュレーション結果を見やすく確認できます。

サイバーセキュリティエンジニア

推奨スペック
CPU Intel Core i7 以上
メモリ 最低16GB (32GB推奨)
ストレージ SSD 512GB 以上
GPU 内蔵GPUで十分
ディスプレイ 15インチ以上、フルHD以上
その他要件 複数の仮想マシン操作に適応

サイバーセキュリティエンジニアは、システムやネットワークが外部からの攻撃を受けないように防御し、情報を守る職種です。

不正アクセスやウイルス攻撃の監視・対応、セキュリティリスクの評価、脆弱性の検出と修正などが主な業務になります。

<サイバーセキュリティエンジニアのパソコン選びのポイント!>

  • 複数の仮想マシンやセキュリティツールを快適に動かせる高性能CPU
  • セキュリティテストに必要なログデータやツールに対応する十分なメモリ容量
  • 高速なデータ処理に対応できる大容量ストレージ

セキュリティエンジニアは複数の仮想環境を使用することが多いため、16GB以上のメモリが必要です。

また、ストレージは512GB以上のSSDを選び、ログデータや仮想マシンのイメージファイルを保存できる容量を確保しましょう。

画面サイズは15インチ以上を選ぶと、セキュリティツールの画面やログを効率的に確認できます。

Intel Core i7以上のCPUを選ぶことで、複雑なテストや監視作業をスムーズに進められます。

UI/UXデザイナー

推奨スペック
CPU Intel Core i5 以上
メモリ 最低8GB (16GB推奨)
ストレージ SSD 256GB 以上
GPU 内蔵GPUで十分
ディスプレイ 13インチ以上、フルHD以上
その他要件 sRGBカバー率の高いディスプレイ

UI/UXデザイナーは、ユーザーにとって使いやすいデザイン(UI: ユーザーインターフェース)と快適な体験(UX: ユーザーエクスペリエンス)を実現するために、アプリやウェブサイトの構造や見た目を設計する職業です。

さまざまなデザインツールを使用して画面レイアウトやプロトタイプを作成し、ユーザビリティを向上させる工夫を行います。

<UI/UXデザイナーのパソコン選びのポイント!>

  • デザインツールが快適に動作するCPU性能と十分なメモリ容量が必要
  • デザイン確認に重要な色再現性の高い高品質ディスプレイ
  • 保存容量に余裕がある高速ストレージが推奨される

UI/UXデザインでは、カラープロファイルにこだわらないといけません。sRGBカバー率が高いフルHD以上のディスプレイを選ぶことで、色のズレを防げます。

また、複数のデザインツールやブラウザを同時に使うことを考慮し、8GB以上、可能であれば16GBのメモリを搭載したモデルが理想的です。

ストレージは256GB以上のSSDを選び、大量のデザインファイルやアセットをスムーズに管理できる環境を整えましょう。

パソコン選びに失敗してしまった例

パソコンは決して安い買い物ではないので、できれば失敗は避けたいところです。

そこでここでは、フリーランスエンジニアのパソコン選びでよくある失敗例をいくつか紹介します。

OSの選択を誤った

フリーランスエンジニアのパソコン選びでよくある失敗例の1つ目が、OS選びを間違えてしまうことです。

使いやすさや予算だけで選んでしまうと、実際に仕事を始めたときに思わぬトラブルに見舞われることがあります。

ここでは、特によくある2つの問題についてお話しします。

案件に合わないOSを選んでしまった

ITプロジェクトというのは、基本的に案件ごとに使うOSが決まっています

例えば、Web開発の案件ではLinux環境が多く採用されますが、iOSアプリの開発にはmacOSが必要不可欠です。

これを考慮せず、自分の使いやすさやコストだけでWindowsのパソコンを選んでしまうと、案件に必要な環境を用意できず、作業効率が大幅に低下してしまいます。

特にフリーランスの場合、案件に合わせて柔軟に対応する必要があるため、OSの選択は非常に重要です。

せっかくの仕事のチャンスを逃してしまう可能性もあるので、必ず現在自分が取り組んでいる、または将来的に取り組みたいプロジェクトのOS要件を事前に調べておきましょう。

互換性の問題が発生した

OSの選択を誤ると、使用するソフトウェアやツールとの互換性に問題が生じることもあります。

例えば、Windowsを使用している場合、特定の開発ツールやプラグインがLinuxやmacOSでしか動作しないケースがあります。

また、macOSで開発したプログラムがWindows環境では動作しないなど、プラットフォーム間での互換性の問題に直面することも少なくありません。

こういった問題が発生すると、ツールを再インストールしなければいけませんし、環境を整えるための追加コストが発生し、納期や予算に悪影響を与えてしまいます。

そのため、OS選びの段階で互換性を十分に検討しておきましょう。

性能不足のパソコンを選んでしまった

2つ目のよくある失敗例が、性能不足のパソコンを選んでしまうことです。

現在では、安価なモデルのパソコンも大量に出回っていますが、値段だけでパソコンを選ぶのはおすすめしません。

特にフリーランスエンジニアの場合は、以下のような問題が発生してきます。

開発環境が重くて動作が遅い

フリーランスエンジニアにとって、開発環境の快適さは作業効率に直結します。

しかし、性能不足のパソコンを選んでしまうと、開発ツールやソフトウェアが正常に動作しない、もしくは非常に動作が遅いといった問題に直面することになります。

例えば、Androidアプリの開発にはエミュレーターを使用しますが、エミュレーターの動作性能はCPU性能やメモリに依存します。

性能が不足していると、エミュレーターの起動に時間がかかったり、動作が極端に遅くなるのです。

また、統合開発環境(IDE)であるVisual StudioやAndroid Studioもリソースを大量に消費するため、快適に動作させるには高スペックのパソコンが必須です。

このような状況では、単純な作業でも多くの時間を費やすことになり、効率が落ちて納期に間に合わなくなり、結果的にコストパフォーマンスが落ちてしまいます。

マルチタスクに対応できない

フリーランスエンジニアは開発だけでなく、調査、資料作成、コミュニケーションツールなど、多岐にわたる作業を同時にこなさなければなりません。

しかし、性能不足のパソコンでは、複数のアプリケーションを同時に使用すると動作が不安定になり、作業効率が低下します。

例えば、開発中にブラウザでエラーを調査しながら、エディタでコードを書き、さらにデバッグツールを動かすといった状況では、十分なメモリ容量と高速なCPUが必要です。

性能不足のパソコンでは、アプリがクラッシュしたりフリーズしたりする可能性が高く、作業を何度も中断することになります。

また、オンライン会議や画面共有をしながら開発を進める場合も、処理能力が低いパソコンではスムーズに進行できません。

これではクライアントの信頼を失いかねないので、ある程度のマルチタスクに対応できるようなCPUとメモリ容量を確保しましょう。

携帯性を優先しすぎた

3つ目のよくある失敗例が、携帯性を優先しすぎてしまうことです。

フリーランスエンジニアは外出先で仕事をすることが多いので、携帯性を重視する気持ちはわかりますが、場合によっては逆効果になってしまいます。

例えば、以下のような問題が発生してきます。

パフォーマンスが足りないことが多い

携帯性を優先したパソコンは、小型・軽量化を重視して設計されているため、性能が犠牲になっていることが多いです。

特に超薄型や軽量モデルの中には、CPU性能が控えめであったり、メモリやストレージ容量が不足していたりすることも少なくありません。

仮に大規模なプロジェクトや複雑なシミュレーションを伴う作業をする場合、処理能力が不足していると作業効率が大幅に低下してしまいます。

また、軽量型のパソコンの多くは冷却性能がそこまで高くないので、パフォーマンスが持続せず、動作が遅くなる問題(サーマルスロットリング)も発生しやすくなります。

結果として、開発作業に時間がかかり、フリーランスにとって重要な「スピード感」を損ねかねません。

長時間の開発作業が難しいことも

携帯性を重視したパソコンのもう一つの問題点は、長時間の作業に向いていないことです。

小型モデルは画面サイズが小さく、解像度も低い場合が多く、複数のウィンドウを開いて作業するのに適していません。

また、キーボードが小さく浅い設計になっていることが多いため、長時間のタイピング作業で手首や指に負担がかかりがちです。

加えて、バッテリー容量が制限されている場合、外出先での長時間作業中にバッテリー切れを起こしやすくなります。

モバイルバッテリーを購入すればこの問題は解決できるかもしれませんが、それでは携帯性を重視した意味がなく本末転倒です。

したがって、超小型モデルのパソコンを検討する際は、それなりに性能が落ちていることも考慮しておきましょう。

パソコンを購入する際の注意点

フリーランスエンジニアがパソコンを購入する際は、以下の3つの点に注意しましょう。

  1. 自分の開発スタイルや作業内容に合ったスペックを選ぶ
  2. 将来を見越してスペックに余裕を持たせる
  3. コストパフォーマンスを考える

それぞれの理由について、以下でわかりやすく解説します。

自分の開発スタイルや作業内容に合ったスペックを選ぶ

フリーランスエンジニアの仕事は、取り組む案件や使用するツールによって必要なパソコンのスペックが大きく異なります。

例えば、Web開発中心の仕事では軽量なエディタやブラウザが動けば十分な場合が多いですが、機械学習や3Dモデリングなどの高度なプロジェクトでは、高性能なCPUやGPU、大容量メモリが不可欠です。

自分の開発スタイルや作業内容に適したスペックを選ぶことで、作業効率を最大化し、無駄なストレスを回避できます。

逆に、自分の業務に対して過剰なスペックのパソコンを選ぶと、コストパフォーマンスが落ちてしまいます。

将来を見越してスペックに余裕を持たせる

IT技術というのは日進月歩で進化するので、ソフトウェアやツールの要求スペックも年々高まっています

そのため、現在のニーズに合っているだけのパソコンを購入すると、数年後には性能が追いつかず、新しいツールが動作しない、動作が遅いといった問題に直面しかねません。

また、将来的に大規模プロジェクトに挑戦しようと考えているなら、それを見越したスペックのパソコンを選ぶ必要があります。

特にフリーランスの場合、すぐに買い替えができるとは限らないため、余裕を持ったスペックのパソコンを選ぶことが、長期的な視点で見たコスト削減に繋がります。

コストパフォーマンスを考える

現在はECサイトやフリマサイトなどでもパソコンが購入できる時代です。

こういったサイトのパソコンは非常に安価なものが多いですが、ほとんどが中古品です。

中古パソコンは、場合によっては非常にコスパ良く購入できますが、多くの場合で保証期限が切れていたり、内蔵部品が劣化していたりします。

特にフリーランスエンジニアの場合、パソコンが故障すればすぐに業務に支障が出るため、信頼性が低い中古品を選ぶのはリスクが高い選択です。

一方で、新品のハイエンドモデルは高性能ですが、スペックが過剰であればコストに見合ったリターンを望めないでしょう。

そのため、価格と性能のバランスをしっかりと見極めることが重要です。

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現在はパソコン一台あれば誰でもフリーランスエンジニアになれる時代です。

しかし、エンジニア用のパソコンを購入しても、案件が見つからなかったら意味がありません。

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まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアにとって重要なパソコン選びの基本と注意点、職種ごとに求められるスペックの違い、そしてよくある失敗例について解説しました。

最適なパソコンを選ぶには、自分の作業内容や開発スタイルに合ったスペックを理解し、将来を見据えた選択をしなければなりません。

フリーランスエンジニアにとって、パソコンは単なる道具ではなく、仕事の効率やクオリティを左右する「パートナー」ともいえる存在です。

自分に最適な一台を選ぶことで、生産性の向上やストレスの軽減が期待できるだけでなく、プロとしての信頼感を高めることにもつながります。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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