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フリーランス協会に入会するデメリットは?会員の種類や有料会員が利用できる特典を解説

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はじめに

フリーランスとしてのキャリアを築くうえで、サポートが必要と感じることはありませんか?そんなときに役立つのが「フリーランス協会」。

フリーランス協会では、フリーランスが安心して働くための保険や福利厚生、キャリア支援など、多岐にわたる特典を提供しています。

本記事では、フリーランス協会の会員制度や有料会員の特典、さらには入会の注意点やデメリットまで、詳しく解説していきます。

<この記事を読むメリット>

  • フリーランス協会の仕組みや会員制度の違いがわかる
  • 一般会員が受けられる特典(賠償責任保険、WELBOX、Zoomライセンスなど)を理解できる
  • デメリットや入会時の注意点を事前に把握できる

フリーランスとしての活動を支援するフリーランス協会ですが、年会費の支払い方法や福利厚生の使い勝手など、注意すべき点もいくつかあります。

本記事を読んで、他のサービスと比較しながら、自分に合ったサービスを見つける一助にしてください。

フリーランス協会とは?

フリーランス協会とは1

出典:フリーランス協会 公式HP

フリーランス協会は、フリーランスやパラレルキャリア(複数の仕事を同時に進める働き方)を支援する非営利団体です。

2017年に設立され、主にフリーランスが直面する課題を解決するためのサービスを提供しています。

主な活動内容は、次の通りです。

  • フリーランス向けに保険や税務サポート、法務相談などが割引価格で利用できる特典
  • フリーランス特有のリスク(例:納期遅延や著作権侵害など)をカバーする保険が付帯
  • フリーランスDB(データベース)にプロフィールを掲載し、企業や他のフリーランスとつながれる

なお、上記の支援を受けるためには無料会員または一般会員として登録する必要がありますが、一般会員の場合は年会費が必要です。

フリーランス協会に加入することで、発注者に安心感を与えるとともに、仕事の機会も広がりやすくなります。

フリーランス協会の会員は無料と有料がある

無料会員 一般会員
年会費 無料 年会費1万円
賠償責任保険 なし 自動付帯
弁護士費用保険 なし 自動付帯
福利厚生サービス(WELBOX) なし 利用可能(第二親等まで)
フリーランスDBの利用 利用可能 利用可能
スキルアップ講座 一部利用可能 全講座利用可能
コワーキングスペースの優待利用 なし 割引あり
メールマガジンによる情報配信 利用可能 利用可能

さまざまなサービスを提供しているフリーランス協会ですが、利用するには会員登録が必要です。

ここでは、フリーランス協会の無料会員と有料会員(一般会員)の違いをご紹介します。

無料会員

フリーランス協会の無料会員は、これからフリーランスとしてのキャリアをスタートしたい人や、副業を始めたい人に最適なプランです。

無料会員でも、基本的な情報収集やネットワーキングの機会を得られ、スキルアップに役立つオンライン講座なども一部利用可能です。

また、フリーランスDBにプロフィールを掲載すれば、企業やクライアントからのオファーを受けるチャンスも広がります。

年会費は無料

無料会員の最大の魅力は、その名の通り年会費が無料である点です。

コストをかけずに、フリーランスとして必要な基礎的なサポートを受けられるため、まずは情報収集をしたい方や、これからフリーランスを始めたい方は登録しておいて損はありません。

一般会員

フリーランス協会の一般会員は、より充実したサポートを受けたいフリーランスに最適です。

賠償責任保険や弁護士費用保険など、リスクマネジメントに必要な保険が自動で付帯されるほか、大手企業でも導入されている福利厚生サービス「WELBOX」も利用可能です。

さらに、提携コワーキングスペースの優待利用や、フリーランスDBを活用してのネットワーキングも充実しています。

年会費は10,000円

一般会員には年会費10,000円が必要ですが、この費用を支払うことにより多くのメリットを享受できます。

賠償責任保険や福利厚生、仕事の獲得に役立つネットワーキングの機会を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

フリーランスとしての安定した活動を目指す方には、一般会員としての登録が大きなサポートとなります。

なお、基本的にどんな方でも登録可能ですが、登録には身分証明証とクレジットカード(銀行口座)が必要です。

また、無料会員と一般会員の他に法人会員もあります。

法人会員はフリーランスやリモートワーカーを応援したい人向けになりますので、詳細は公式HPよりご確認ください。

一般会員が利用できる主な特典

フリーランス協会の一般会員は、フリーランスとしての活動をより安心で充実したものにするための数多くの特典を享受できます。

これらの特典は、日常的なリスクの軽減やスキルアップ、ライフスタイルの充実を支援し、フリーランスが抱える不安を解消するのに便利なものばかりです。

ここでは、一般会員が利用できる主な特典について詳しく見ていきましょう。

賠償責任保険

一般会員には、業務中の万が一のトラブルに備えるための賠償責任保険が自動付帯されます。

これは、納品物に不具合が生じた場合や、情報漏洩、事故などが発生した際に、対物・対人の損害賠償をカバーする保険です。

これにより、クライアントとのトラブルが起きても安心して業務を遂行でき、信頼性の向上にもつながります。

弁護士費用保険

フリーランスとして働く上で、契約や報酬トラブルは避けられないリスクの一つです。

一般会員には、こうしたトラブルに備えた弁護士費用保険も付帯されており、法的な問題が発生した場合でも、弁護士費用を最大70万円まで補償します。

これにより、フリーランスが法的なリスクに直面した際も安心して対応できるサポートが受けられます。

収入・ケガ・介護の保険

フリーランスにとって、病気やケガで働けなくなった際の収入減少は大きなリスクです。

一般会員は、万が一の場合に備え、収入保障や介護保険に加入できます。

この保険は、個人で加入するよりも割安な団体保険として提供されており、病気やケガの際に収入が途絶える不安を軽減します。

WELBOX

「WELBOX」は、フリーランス協会の一般会員が利用できる福利厚生サービスです。

健康診断やリラクゼーション、ショッピング、旅行など、日常生活を豊かにするさまざまな優待サービスを受けることができ、第二親等の家族まで適用範囲が広がるのも魅力です。

会社員並みの福利厚生を受けられるのは、フリーランスにとって大きなメリットといえるでしょう。

キャリアドック

一般会員には、キャリアアップを支援する「キャリアドック」の利用も可能です。

これは、年1回のキャリアチェックを通じて、現在のスキルやキャリアの棚卸しを行い、今後の方向性を見直すサポートを提供するものです。

キャリアコンサルタントが個別にアドバイスを行うため、フリーランスとしての成長や方向性に自信を持てるようになります。

フリーランス協会限定Zoomライセンス

フリーランス協会の一般会員には、Zoomの法人契約専用ライセンスを、個人向けプランよりも低価格で利用できる特典が提供されています。

出席可能人数が通常の100名から500名に増え、さらにウェビナー機能も利用可能になります。

これにより、大規模なオンラインセミナーや会議を簡単に運営可能です。

なお、本ライセンスはZoomの法人契約プランをベースにしており、一般的な個人プランにはない機能も活用できます。

既にZoomを利用している場合でも、移行時に残りの契約期間に応じた返金処理が行われます。

特に頻繁にオンライン会議をするフリーランスにとって、大きなコスト削減と業務効率化をもたらす魅力的な特典といえるでしょう。

フリーランス協会に入会するデメリットは?

フリーランスとして活動していると、さまざまなコストが積み重なってきます。

年末の確定申告の煩雑さを避けるためにも、できれば不要なコストを最小限に抑えたいというのが多くのフリーランスの本音です。

では、フリーランス協会は本当に加入に値するサービスなのでしょうか?

ここからは、フリーランス協会のデメリットに焦点を当てて解説します。

会費は年払いのみ

フリーランス協会の有料会員は、年会費1万円で利用できる特典やサービスが豊富ですが、会費は年払いのみとなっており、月払いなどの柔軟な支払い方法は用意されていません。

そのため、一度支払いをすると1年間は継続する前提で契約する必要があります。

短期間だけサービスを試してみたい場合には、この年払いシステムがやや不便に感じられるかもしれません。

途中で解約しても返金してもらえない

さらに、途中解約した場合でも返金はありません。

フリーランスとしての働き方や状況は変わりやすいため、サービスを利用する前に長期的な視野での検討が必要です。

加入後に仕事のスタイルが変わったり、必要とするサービスが変わった場合にも会費は返金されない点は注意が必要です。

そのため、フリーランス協会への入会を決める際には、1年間のサービス利用を前提にして計画を立てるようにしましょう。

有料プランは入会審査がある

フリーランス協会の有料プラン(一般会員)は、多くのメリットを提供していますが、入会時には審査が必要です。

審査はフリーランスとしての活動実績や本人確認書類の提出を基に行われ、数日かかることもあります。

迅速にサービスを利用したい場合には、この審査が少し不便に感じるかもしれません。

入会条件を満たしているかの確認

フリーランス協会の入会条件として、基本的にはフリーランスとして働いていることが前提条件です。

パラレルキャリアや副業で活動している人も対象にはなりますが、活動内容や実績が確認される場合があります。

ただし、入会条件自体は特に厳しいものではありません。

もちろん、フリーランスやパラレルキャリアでない方が審査を通過するのは厳しいかもしれませんが、一般的なフリーランスであれば問題ないでしょう。

なりすまし防止のための本人確認

フリーランス協会では、なりすまし防止のために、入会時に本人確認書類の提出が義務付けられています。

この手続きは会員間の信頼関係を維持するために重要ですが、書類の提出が煩雑に感じることや、手続きのために数日かかるため、迅速な入会を望む人にとってはデメリットになる場合もあるかもしれません。

しかし、本人確認が厳格であることは、同時にセキュリティ面にも配慮しているということです。

そういった意味ではデメリットとは言えないかもしれませんが、どうしても面倒に感じてしまう人は多いでしょう。

福利厚生サービスが使いづらい

フリーランス協会の一般会員が利用できる福利厚生サービス「WELBOX」は、通常の会社員に近い特典が得られる魅力的なプランです。

しかし、一部の会員からは「使いづらい」と感じる声もあります。

居住地によっては受けたいサービスが受けられない

WELBOXの福利厚生は全国規模で提供されていますが、提携している施設は都市部に集中していることが多く、地方に住んでいる人は選択肢が限られてしまいます。

例えば、全国で利用できる健康診断施設の数は多いものの、地方では特定の施設しか対応しておらず、会員が十分に利用しにくいという声も少なからずあります。

このため、フリーランス協会の福利厚生サービスは都市部で働く人々には便利ですが、地方の会員にとっては「使いづらい」と感じるケースがあるかもしれません。

なお、フリーランス協会のコワーキングスペースの全国拠点一覧はこちらのリンクからご確認ください。

無料会員は受けられる特典が限られる

フリーランス協会には、無料会員と有料会員(一般会員)の2つのプランがありますが、無料会員が受けられる特典は限られているのがデメリットです。

無料会員でもフリーランスDBの利用や、メールマガジンによる最新情報の提供、いくつかのイベントに参加できるなど、一定のサポートは受けられますが、保険や福利厚生サービスなどの充実したサポートは利用できません。

これらのサービスを利用したい場合は、一般会員にアップグレードする必要があります。

他の同様のサービスと比較してから入会するのがおすすめ

フリーランス協会の無料会員は、基本的なサポートのみを提供しているため、他の同様のフリーランス支援サービスと比較してから入会を検討するのがおすすめです。

なお、フリーランス協会と似ているサービスは以下の通りです

エンジニアスタイル ITフリーランスに特化、有名エージェントの比較、キャリア支援など
Lancers(ランサーズ) フリーランス向けの仕事紹介とキャリア支援を提供
Wework(コワーキングスペース) オフィススペース提供とネットワーキング支援
サーブコープ(コワーキングスペース) オフィススペース提供とビジネスサポート
Midworks 賠償責任保険や収入補償の提供、キャリア支援
ITプロパートナーズ フリーランスエンジニア向けの仕事紹介と保険・キャリア支援
プロクル プロジェクトマッチングとネットワーキング支援

各サービスには異なる強みがあるため、自分が必要とするサポートや環境に応じて、慎重に比較してから最適なプランを選ぶことが重要です。

フリーランスエンジニアの仕事探しはエンジニアスタイルがおすすめ

エンジニアスタイル

フリーランス向けのクラウドソーシングサービスを展開しているランサーズ株式会社の調査によると、フリーランスの数は2021年時点で労働人口の約22.8%を占めています。

年々フリーランス人口も右肩上がりで増え続けているので、ビジネスマンの2人に1人はフリーランスという時代も到来するかもしれません。

しかし、「フリーランスになっても自分1人で仕事を見つけられる気がしない…。」と考えてなかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いでしょう。

そんな時はぜひエンジニアスタイルをご利用ください!

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契約前のサポートはもちろん契約後もアフターサポートが充実しているので、初心者でも安心なのもうれしいポイント。

登録は無料なので、この機会にぜひエンジニアスタイルのご利用を検討してみてください!

まとめ

本記事では、フリーランス協会の会員制度や有料会員が受けられる特典、さらに入会に伴うデメリットについて詳しく解説しました。

フリーランス協会は、フリーランスが抱えるリスクを軽減し、安心して働ける環境を提供する一方で、年会費やサービスの使い勝手に関する注意点も存在します。

無料会員と有料会員の違いや、福利厚生サービスの利便性などをしっかり理解することが大切です。

今後も多くのフリーランスにとって、協会が提供する保険やキャリア支援は不可欠なものになるでしょう。

しかし、すべてのサービスが必ずしも全員に適しているわけではなく、他の類似サービスと比較しながら慎重に選ぶようにしましょう。

本記事を通じて、フリーランス協会の利用が本当に自分に合っているかどうかを見極め、より良いフリーランス生活を送るための参考にしていただければ幸いです。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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