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ワーママがフリーランスになる時に注意したい事とは?フリーランスとして働きやすい職種も紹介

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はじめに

育児と仕事の両立に悩む「ワーママ(働きながら子育てをする女性)」が、近年注目しているのが「フリーランス」という働き方です。

時間や場所にとらわれない自由な働き方が魅力的に映る一方で、正社員とは異なる課題やリスクも少なくありません。

本記事では、育休後の多様な働き方の選択肢から、フリーランスになるメリットやデメリット、さらにワーママにおすすめの職種やフリーランスとして成功するための注意点まで、わかりやすく解説します。

<この記事を読むメリット>

  • ワーママがフリーランスになるために必要なことがわかる
  • 育児と仕事を両立させる働き方のヒントが見つかる
  • 自分に合った職種や働き方が明確になる
  • フリーランスとして失敗しないための注意点が理解できる

フリーランスという新しい働き方で、あなたらしいキャリアを築くための第一歩を踏み出しましょう!

育休後の働き方が多様化

ワーママがフリーランスになるために注意すべきこと1

数十年前から、日本では女性の社会進出が国家課題として指摘されてきました。

しかし、近年では女性の就業率は右肩上がりに増加しています。

2022年度では、労働力人口に占める女性の割合は「約44.9%」まで上昇しており、平成元年度(1989年)と比較すると約15%も増加しています。

2024年4月からは男性の育休制度の推進も義務化されており、今後はさらに女性が活躍しやすい社会が形成されていくことになるでしょう。

こういった社会背景もあり、子育てしながら仕事をバリバリこなす、いわゆる「ワーママ」の数も増えています。

とはいえ、ワーママの働き方は正規雇用のみではありません。

ここではまず、そんなワーママの働き方にはどんなものがあるのか紹介していきます。

退職し、派遣やパートなどで働く

1つ目の働き方が、育休後に会社を退職し、派遣社員やパートタイムとして働くスタイルです。

派遣やパートの最大の利点は、自分のライフスタイルに合わせて働ける点です。

子どもの送り迎えや急な体調不良への対応が必要な場合、正規雇用よりも時間的な自由度が高いことがメリットといえます。

また、勤務地や勤務時間を比較的自由に選べるため、育児との両立がしやすい環境を整えやすいでしょう。

ただし、非正規雇用であるため、収入が安定しないことや、社会保険や福利厚生の面で正規雇用に劣る場面が多いです。

そのため、派遣やパートで働く場合には、収入の見通しや必要な保障について事前に確認しておきましょう。

産休明けにもとの会社に復帰し、時短勤務制度などを利用しながら働く

2つ目の働き方が、育休明けに元の職場へ復帰し、時短勤務制度やフレックスタイム制度を活用しながら働くスタイルです。

多くの企業では、子育て中の社員を支援するために「育児短時間勤務制度」や「在宅勤務制度」を導入しています。

これらの制度を活用すれば、フルタイム勤務が難しい状況でも柔軟な働き方が可能になります。

特に、キャリアアップを目指す方や、現在の職場に強い愛着がある方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

また、企業によっては、育休からの復帰を支援するための研修や面談などを実施している場合もあります。

そのためにも、転職する際などは復帰後に仕事のペースを取り戻しやすく、育児と両立するための環境づくりが進んでいる企業を選ぶのが重要です。

フリーランスになる

3つ目の働き方が、フリーランスとして活動する働き方です。

近年では、フリーランス人口は増加傾向にあり、特に女性フリーランスの数が飛躍的に伸びています。

「フリーランス白書2022」によると、男性フリーランス割合が「約46.1%」であるのに対し、女性フリーランスの割合は「約50.3%」となっており、男性よりも女性の方が多い結果になっています。

このことからも、フリーランスはワーママにとって非常に魅力的な選択肢になっていることがわかります。

今後も柔軟な働き方が実現できるフリーランスの数は増えていくことが予想されており、それに伴って「フリーランスのワーママ」の人気も上昇してくるでしょう。

ワーママが正社員からフリーランスになるメリット

では、ワーママが正社員からフリーランスになるメリットはあるのでしょうか?

結論からいうと、ワーママがフリーランスになるメリットは以下の4点です。

  1. 勤務時間や休日が自由
  2. 仕事量を調整できる
  3. やりたい仕事を選べる
  4. 頑張れば収入アップが可能

それぞれについて、以下でその理由をわかりやすくご紹介します。

勤務時間や休日が自由

フリーランスの最大の魅力の一つが、勤務時間や休日を自分で決められる点です。

正社員の場合、出社時間や勤務時間が固定されているため、育児や家庭の事情に合わせて柔軟に働くのは難しいケースも少なくありません。

一方で、フリーランスであれば、自分の生活スタイルに合わせてスケジュールを組めます。

例えば、子どもの送り迎えの時間を確保したり、昼間は育児に専念して夜に作業するといった働き方も可能です。

特に幼い子どもがいるワーママにとって、育児のペースに合わせて仕事を調整できる自由は非常に大きなメリットです。

また、急な予定や子どもの体調不良にも対応しやすく、仕事と家庭のバランスを取りやすい点も魅力といえるでしょう。

仕事量を調整できる

フリーランスのもう一つの大きなメリットは、自分の仕事量を自由に調整できる点です。

正社員の場合、与えられる業務量は会社や上司の判断に依存することが多く、忙しい時期には長時間労働を余儀なくされることも少なくありません。

しかし、フリーランスであれば自分の体調や家族の状況に応じて、請け負う仕事の量をコントロールすることが可能です。

例えば、子どもの長期休暇中は仕事量を減らして家族との時間を増やし、子どもの学校が始まる時期には再び仕事量を増やすといった調整ができます。

この柔軟性は、育児に追われるワーママにとって非常に大きな利点といえるでしょう。

やりたい仕事を選べる

フリーランスのもう一つの魅力は、自分がやりたいと思う仕事を選べることです。

正社員の場合、会社の方針や上司の指示に従う必要があり、自分が興味を持てない仕事を担当せざるを得ないケースも少なくありません。

しかし、フリーランスであれば、自分の得意分野や好きな仕事にフォーカスすることが可能です。

例えば、文章を書くことが好きなワーママならライティングの仕事を中心に選び、デザインやプログラミングが得意な人であればその分野の仕事を優先的に受注できます。

これにより、より高いモチベーションを維持しながら働けるのが大きな特徴です。

頑張れば収入アップが可能

フリーランスの働き方には、努力次第で収入を大きく伸ばせるというメリットがあります。

正社員の場合、給与は会社の評価制度や昇給タイミングに依存し、自分の努力が直接収入に反映されることは少ないです。

しかし、フリーランスではスキルアップや実績を積み重ねることで単価が上がり、収入を効率的に増やせます。

例えば、ライターであれば、高品質な記事を納品し続けることで単価の高い案件を受注できるようになり、デザイナーやプログラマーであれば専門性の高いスキルを身につけることで仕事の幅を広げることが可能です。

また、フリーランスは新しい市場や分野に挑戦しやすいため、収入のポテンシャルを広げるチャンスに満ちています。

もちろん、収入を増やすには時間管理やスキルアップ、そして自己ブランディング能力が求められますが、努力が直接的に成果として返ってくる点はフリーランスならではの醍醐味です。

ワーママが正社員からフリーランスになるデメリット

ワーママが正社員からフリーランスになる際には、メリットだけでなくデメリットも把握しておかねばなりません。

ワーママが正社員からフリーランスになるデメリットは以下の4点です。

  1. 収入が不安定
  2. 取引先の開拓、契約・条件面の交渉を自分で行わなければならない
  3. 確定申告、保険料の支払い手続きなどを自分で行わなければならない
  4. 有給休暇がない

それぞれについて、以下でその理由をわかりやすくご紹介します。

収入が不安定

ワーママがフリーランスになる時の最も大きなデメリットが、「収入が不安定」になる点です。

正社員の場合、毎月一定の給料が保証されており、ボーナスや福利厚生も受けられるため、収入面での安定感があります。

しかし、フリーランスの場合は案件の量や取引先の状況に左右され、月々の収入が大きく変動します。

特に、初めのうちは安定した収入を得るまでに時間がかかることが多く、生活費や育児費用のやりくりに不安を感じるかもしれません。

子どもの体調不良や行事などで仕事をセーブする必要が出てきた場合、それが収入に直結してしまう点は、正社員にはないフリーランス特有のリスクです。

取引先の開拓、契約・条件面の交渉を自分で行わなければならない

フリーランスとして働く上で、避けて通れないのが取引先の開拓や契約・条件面の交渉です。

正社員であれば、仕事の内容や報酬は会社が決めてくれるので、自分で営業活動をする必要はありません。

しかし、フリーランスになるとこれらをすべて自分で行わなければならなくなります。

特に、初めてフリーランスとして活動を始めるワーママにとっては、新しい取引先を見つけるための営業活動が大きな負担になります。

仕事の実績がまだ少ない段階では信頼を得るのが難しく、希望する報酬で案件を受注するのに苦労することも少なくありません。

また、交渉経験が少ないと不利な条件で契約してしまうリスクもあり、これが後々のトラブルや収入減に繋がる可能性もあるため注意が必要です。

確定申告、保険料の支払い手続きなどを自分で行わなければならない

フリーランスになると、確定申告や保険料の支払い手続きなど、税務・保険に関する業務をすべて自分で行わなければなりません。

正社員の場合、税金や保険料の控除は会社が代行してくれるため、これらを意識することは少ないでしょう。

しかし、フリーランスの場合は税金や社会保険料を自ら管理し、期日までに正確に処理して確定申告しなければなりません。

確定申告では、経費の計上ミスや収入の申告漏れがあるとペナルティを受ける可能性もあるため、細心の注意が求められますが、こうした手続きに不慣れな場合、時間や手間がかかるだけでなく、心理的な負担を感じることもあります。

育児や家事と並行するとなると、こういった手続きにはかなりの労力が必要になる点は理解しておきましょう。

有給休暇がない

フリーランスには正社員のような「有給休暇」がありません。

正社員であれば、病気や家庭の事情で休んだとしても収入に影響を受けない有給休暇が付与されますが、フリーランスでは働かなければ収入が発生しないため、休みを取ることが直接的に収入減につながります。

子どもの急な体調不良や学校行事など、ワーママには休みが必要な場面が多いです。

そのたびに仕事をセーブするとなると、収入が大幅に減ってしまう恐れもあるため、常に先々のことを予測したスケジュールをたてておかないといけません。

また、長期休暇を取りづらいこともフリーランスの課題の一つです。

クライアントとの関係や締め切りの都合で、休暇を取るタイミングが制限されることがあります。

そのため、体調管理が特に重要であり、無理な働き方にならないように細心の注意を払いましょう。

ワーママがフリーランスとして働きやすい職種とは?

ワーママがフリーランスとして働く場合、まず大前提として「育児との両立」がしやすくなければなりません。

また、未経験でも始めやすく、パソコンさえあればすぐに作業ができる仕事であるのも前提条件といえるでしょう。

そこでここでは、フリーランスのワーママにおすすめの職種を11種類厳選してご紹介します。

報酬の相場もあわせて紹介するのでぜひ参考にしてください。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトの見た目や使いやすさをデザインする職種です。

主にパソコンで作業するため、在宅で働きやすく、時間や場所を自由に選べる点がワーママにとって大きな魅力です。

また、案件ベースの仕事が多く、家事や育児に合わせてスケジュールを調整しやすいのもポイント。

需要が常に高いので、比較的案件を受注しやすい職種といえます。

<Webデザイナーのフリーランス報酬相場>

  • 初心者: 1ページあたり5,000円~1万円
  • 中級者: 1ページあたり1万円~3万円
  • 上級者: 1ページあたり3万円以上

プロジェクト単位では以下の通りです。

  • 小規模サイト(10ページ程度): 40万円~
  • 中規模サイト(30ページ程度): 80万円~

Webデザイナーになるには、デザインツール(PhotoshopやIllustrator)の操作スキルが必須です。

また、HTMLやCSSの基本的なコーディングスキルがあると仕事の幅が広がります。

さらに、クライアントの要望を理解し形にするコミュニケーション力や、SEOなどマーケティングの知識もあると強みになります。

これらをバランスよく身につければ、ワーママとして無理なく活躍できる職種です。

DTPデザイナー

DTP(Desk Top Publishing)デザイナーは、印刷物のデザインやレイアウトを手掛ける職種です。

主に名刺やチラシ、ポスター、パンフレット、書籍などの制作を行い、Adobe IllustratorやInDesignなどのデザインソフトを活用します。

印刷物の質感や配置の美しさにこだわり、クライアントの要望を形にするクリエイティブな仕事です。

<DTPデザイナーのフリーランス報酬相場>

  • 名刺デザイン: 15,000円~20,000円(100枚あたり)
  • チラシ・ポスターデザイン: 30,000円~80,000円(1ページあたり)
  • パンフレット・カタログデザイン: 20,000円~100,000円(1ページあたり)
  • 書籍デザイン: 500円~5,000円(1ページあたり)

DTPデザイナーとして活躍するには、まずAdobe IllustratorやInDesign、Photoshopなどのデザインツールの操作スキルが必須です。

特に、印刷物特有のカラーモードや解像度の知識が必要になります。

印刷物はデジタルとは異なる特性があるため、印刷工程やフォント選びの理解度も重要です。

イラストレーター

イラストレーターは、広告や書籍、ウェブサイト、商品パッケージなどのためにイラストを描く職業です。

描くジャンルやスタイルは多岐にわたり、自由な発想とスキルで作品を生み出します。

フリーランスとして活動する場合、自宅で作業を完結できるため、育児と両立しやすい点がワーママにとっての魅力です。

また、イラスト制作は納期が明確な案件が多く、スケジュール管理をしやすいこともおすすめポイントです。

<イラストレーターのフリーランス報酬相場>

  • シンプルなイラスト: 5,000円~1万円
  • 一枚絵(詳細な背景含む): 10万円~20万円
  • カットイラスト(カラー): 5,000円~1万円
  • ロゴデザイン: 1万円~10万円
  • ポスター・挿絵: 3万円~20万円
  • 商品パッケージデザイン: 1万円~10万円

イラストレーターとして成功するには、まずデジタルイラストを描くためのスキルが必要です。

Adobe IllustratorやPhotoshop、Procreateなどのデザインソフトを使いこなすことが前提条件といえます。

また、手描きスキルを磨くことで独自のスタイルを確立できるので、他のクリエイターとの差別化が図れます。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、広告やポスター、商品パッケージ、ロゴ、チラシなど、「視覚的に」訴求力のあるデザインを作成する職種です。

イラストレーターが「描く」ことを中心とした職業であるのに対し、グラフィックデザイナーはレイアウト、タイポグラフィ(文字デザイン)、写真加工などを組み合わせ、総合的なデザインを手掛けるのが特徴です。

<グラフィックデザイナーのフリーランス報酬相場>

  • 名刺デザイン: 15,000円~20,000円(100枚あたり)
  • チラシ・ポスターデザイン: 30,000円~80,000円(1ページあたり)
  • パンフレット・カタログデザイン: 20,000円~100,000円(1ページあたり)
  • 商品パッケージデザイン: 200,000円~(企画料込み)
  • 書籍デザイン: 500円~5,000円(1ページあたり)

グラフィックデザイナーには、Adobe PhotoshopやIllustrator、InDesignといったデザインツールを使いこなすスキルが必須です。

これらを駆使して、画像の加工やレイアウトの作成、文字のデザインを行います。

また、色彩理論やレイアウトデザインの基本を理解することで、より魅力的なデザインを制作できます。

Webコーダー

Webコーダーは、Webデザイナーが作成したデザインをもとに、HTMLやCSS、JavaScriptを使用してWebページを構築する職種です。

デザインを「動く形」にする技術職であり、インターネット上のあらゆるサイトの構築に欠かせない仕事です。

スキルの習得が比較的しやすく、需要も高いため、安定した収入を得やすい職種でもあります。

<Webコーダーのフリーランス報酬相場>

  • 初心者(経験1~2年): 月額25万円~30万円(週5日稼働)
  • 中級者(経験3~4年): 月額30万円~50万円
  • 上級者(経験5年以上): 月額50万円以上

案件の種類別相場は以下の通りです。

  • 小規模サイト(10ページ程度): 40万円~
  • 中規模サイト(30ページ程度): 80万円~
  • 大規模サイト(80ページ程度): 150万円~
  • ECサイト(40ページ程度): 300万円~

Webコーダーとして活躍するためには、まずHTMLとCSSの基本的な知識とスキルを習得することが必須です。

加えて、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語の基礎を学ぶことで、動的な要素を追加したり、サーバーサイドの作業にも対応できるようになります。

また、近年ではWordPressのカスタマイズやCMSの操作スキルが求められる案件が増えており、これを習得することで高単価案件を受注するチャンスが広がります。

SEOの基礎知識やレスポンシブデザイン(スマートフォン対応)の技術も欠かせません。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムやネットワークの基盤(インフラ)を設計・構築・運用する職種です。

クラウドサーバーやネットワークの設定、セキュリティ対策、システムの安定運用を担い、企業のIT基盤を支える重要な役割を果たします。

インフラエンジニアはリモートワーク可能な案件が多く、家庭の事情に合わせて働ける点が魅力的です。

さらに、技術の需要が高いため、高単価案件を受注するチャンスが多い職種といえます。

<インフラエンジニアのフリーランス報酬相場>

  • 実務経験1~2年程度: 月額30万円~55万円
  • 実務経験3~4年程度: 月額55万円~80万円
  • 実務経験5年以上: 月額80万円~100万円以上

インフラエンジニアとして成功するためには、まずネットワークやサーバーの基本知識を習得することが必要です。

具体的には、TCP/IPやDNSなどのネットワークプロトコルの理解や、LinuxやWindowsサーバーの操作スキルが求められます。

さらに、AWSやAzure、GCPといったクラウドサービスの設計・運用スキルがあると、クラウド関連の高単価案件を獲得しやすくなります。

セキュリティに関する知識も重要で、ファイアウォールやVPNの設定、データの暗号化などを学ぶことでセキュリティ案件にも対応可能です。

プログラマー

プログラマーは、さまざまなソフトウェアやシステムの開発を行う職種です。

プログラミング言語や開発環境によって扱う分野は異なり、Webアプリ、モバイルアプリ、業務システムなど、多岐にわたる分野で活躍できます。

納期に向けてコツコツと作業を進めるスタイルが多いため、育児や家事と両立しやすい職種です。

また、需要が常に高く、スキルを磨くことで高収入を目指せる点も大きな魅力です。

<プログラマーのフリーランス報酬相場>

  • 初心者(1~2年): 30万円~50万円
  • 中級者(3~5年): 50万円~70万円
  • 上級者(5年以上): 70万円以上

プログラミング言語別の相場目安は以下の通りです。

  • Java: 約75万円
  • PHP: 約67万円
  • Ruby: 約73万円
  • React: 約74万円
  • Go: 約80万円

プログラマーとして成功するためには、まず1つ以上のプログラミング言語(例:Python、Java、PHPなど)を習得する必要があります。

言語選択は目指す分野(Web開発、モバイルアプリ、ゲーム開発など)によりますが、実務で使われる頻度が高い言語から始めるのがおすすめです。

また、基礎的なアルゴリズムやデータベース(DB)の知識も重要です。

SQLを使ったデータ操作スキルや基本的なネットワークの知識を学ぶことで、案件対応力が向上します。

ゲームエンジニア

ゲームエンジニアは、ゲームの企画やデザインをプログラムとして形にする職種です。

ゲームエンジンを使用してキャラクターの動きや背景、ゲーム内のシステムを構築します。

アニメ・マンガ、ゲーム大国である日本ではゲームエンジニアの需要が高騰しており、特にUnityやUnreal Engineなどのスキルを持つ人材は引く手あまたです。

<ゲームエンジニアのフリーランス報酬相場>

  • 1~2年程度: 月額40万円~50万円
  • 3~4年程度: 月額50万円~60万円
  • 5年以上: 月額60万円~80万円

ゲームエンジニアとして活躍するには、まずUnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの操作スキルが必須です。

また、C#やC++といったプログラミング言語を習得することで、複雑な機能やカスタマイズが可能になります。

加えて、3Dモデリングやアニメーション、VR/ARといった最新スキルが求められる場面が増えており、これらの分野を学ぶことでより高単価な案件にチャレンジするチャンスが広がります。

Webライター

Webライターは、インターネット上で公開される記事やコンテンツを執筆する職種です。

SEO記事や商品紹介、ブログ記事、取材記事など、そのジャンルは多岐にわたります。

基本的に文章を執筆する仕事なので、パソコン1台あれば自宅で仕事ができ、育児や家事と両立しやすいのが特徴です。

スキルを磨けば高単価案件を受注することも十分に可能です。

<Webライターのフリーランス報酬相場>

  • 初心者ライター(経験1年未満): 0.5円~1.0円/文字
  • 中級ライター(経験1~3年): 1.0円~3.0円/文字
  • 上級ライター(経験3年以上): 3.0円以上/文字

記事単価別の報酬目安は以下の通りです。

  • SEO記事: 2,000円~10,000円/記事
  • 取材・インタビュー記事: 10,000円~50,000円/記事
  • 専門性の高い記事: 数万円以上

Webライターとして成功するには、まず基本的な文章力が求められます。

分かりやすく、読みやすい文章を書くスキルを磨くことが重要です。

また、SEO(検索エンジン最適化)の知識も必須で、検索順位を上げるためのキーワード選定や記事構成の方法を理解する必要があります。

専門性のある案件に集中して取り組むことで、より高単価な案件を受注しやすくなります。

そのため、自分の得意分野や興味のあるテーマを深掘りし、専門的な知識を蓄えることが大切です。

コピーライター

コピーライターは、広告や商品紹介などに使用されるキャッチコピーや文章を作成する職種です。

商品の魅力を短いフレーズや文章で効果的に伝え、ターゲットユーザーの購買意欲を引き出すのが主な役割です。

Webライターと似ていますが、Webライターが主にブログやSEO記事などを作成するのに対し、コピーライターは広告やプロモーションに特化した文章を執筆します。

<コピーライターのフリーランス報酬相場>

  • 初心者(経験1年未満): 0.5円~1.0円/文字
  • 経験者(経験1年以上): 2円~5円/文字

案件別の報酬目安は以下の通りです。

  • キャッチコピー作成: 1本あたり1万5,000円~10万円
  • セールスレター作成: 1通あたり10万円~50万円
  • 広告用コピー: 1案件5万円~20万円

コピーライターとして活躍するには、まず言葉の力で人を動かす「文章力」が必要です。

商品やサービスの本質を的確に捉え、それを簡潔で魅力的な表現に変換する力が求められます。

また、ターゲットとなる読者を理解し、どのような言葉が響くかを分析する「マーケティングスキル」も欠かせません。

翻訳

翻訳家は、文書や映像などを別の言語に変換する職種です。

主に出版翻訳、実務翻訳、映像翻訳の3つの分野で活躍しています。

企業のマニュアルや契約書、映像字幕、文学作品など、翻訳対象は多岐にわたります。

近年ではAI翻訳ツールが発展してきたこともあり、需要がなくなると思われがちですが、実際はその逆です。

AIでは各言語の細かいニュアンスや文化背景は理解できないので、レベルの高い翻訳家はむしろ需要が伸びていくともいわれています。

<翻訳家のフリーランス報酬相場>

  • 出版翻訳: 1文字あたり1.5円~3円
  • 映像翻訳: 1分あたり2,000円~4,000円
  • 実務翻訳(産業翻訳): 1文字あたり2円~5円

言語別報酬相場は以下の通りです。

  • 英語: 1文字あたり1円~3円
  • 中国語: 1文字あたり1.5円~4円
  • その他の言語(ドイツ語、フランス語など): 1文字あたり2円~5円

翻訳家として活躍するには、まず正確な言語スキルが求められます。

翻訳対象となる言語と母国語の両方に深い理解が必要で、特に専門的な分野(法律、医療、ITなど)ではその分野に関する知識も重要になってきます。

また、文章の流れや文体に注意を払い、読み手にとって自然な文章を作る「ライティング力」も欠かせません。

特に、実務翻訳では専門用語の正確な使い分けが、出版翻訳では読み手に感動を与える表現力が求められます。

ワーママがフリーランスになる時に注意しておきたいことは?

フリーランスは実力次第で大きく収入を伸ばせる点が魅力ですが、準備もせずに成功できるほど甘くはありません。

ここでは最後に、ワーママがフリーランスになる時に注意しておきたいことをご紹介します。

正社員のうちにできるだけ経験を積んで実績作りを行う

フリーランスとして成功するためには、「初動」が最も重要といっても過言ではありません。

なぜなら、ほとんどの人が理想と現実のギャップに悩まされて数ヶ月程度で諦めてしまうからです。

そのためにも、正社員のうちからなるべく実績、つまりポートフォリオに掲載できるような仕事を意識して経験しておきましょう。

例えばライターを目指すのであれば、高品質な記事や広く公開されるコンテンツを手掛ける機会を増やすこと。

デザイナーであれば、企業の広告デザインやロゴ制作など、実績としてアピールできる成果物を意識的に作ることが重要です。

また、企画書やプレゼン資料など、職種を問わずポートフォリオに含められる要素を積極的に集めましょう。

さらに、同僚や取引先との人脈を築くことも大切です。

後にフリーランスとして活動を始めた際に、元の会社や業界の知り合いから仕事を紹介してもらえる可能性があるので、人脈は常に意識して構築しておきましょう。

家や車など大きな買い物は正社員のうちに購入しておく

フリーランスを目指すワーママにとって、正社員のうちに大きな買い物を済ませておくことは非常に重要です。

特に家や車の購入など、ローンを組む必要がある場合、正社員としての安定した収入が大きな信用となります。

金融機関は融資の際に「収入の安定性」を重視します。

正社員であれば雇用形態や勤続年数、収入証明などを提示することで、比較的容易にローン審査を通過できます。

しかし、フリーランスになると収入が不安定だとみなされ、ローン審査が通りづらくなるのが一般的です。

また、大きな支出が伴う買い物以外にも、クレジットカードの作成や限度額の引き上げなども正社員のうちに行っておくと良いでしょう。

仕事が取れる目処が立ってから退職する

フリーランスは「実力重視」なので、活動初期はなかなか案件を受注できません。

そのため、必ず仕事を取れる目処が立ってから退職するようにしましょう。

特にワーママの場合、収入が長期的に途絶えると家庭環境に深刻な打撃を与えかねません。

円満な家庭を築くためにも、無計画な挑戦は控えましょう。

とはいえ、仕事が実際に受注できるか不安な方も多いでしょう。

こんな悩みを抱えている方は、まずは「副業案件」にトライしてみましょう。

「エンジニアスタイル」では、フリーランス案件だけでなく副業案件も豊富に掲載しております。

無料から始められるので、副業案件をお探しの方はぜひ一度お試しください!

まとめ

本記事では、ワーママがフリーランスになる際のメリット・デメリット、注意すべきポイント、そして働きやすい職種について詳しく解説しました。

フリーランスという働き方は、育児と仕事の両立を目指すワーママにとって新しい可能性を広げてくれる選択肢です。

正社員では得られない柔軟性や自分らしさを活かせる一方で、成功するには計画的な準備と自己管理が欠かせません。

特に、正社員の間にスキルや実績を積み、仕事の目処を立てておくことが重要です。

今後もフリーランス人口の増加に伴い、育児と仕事を両立しやすい環境が整備されていくことが期待されます。

また、オンラインプラットフォームやリモートワークの普及により、ワーママにとって働きやすい状況がさらに広がるでしょう。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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