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フリーランス美容師の仕事内容とは?働き方やメリット・デメリットを紹介

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はじめに

特定のサロンに所属せずに自由に働けるフリーランス美容師は、美容業界で注目を集める新しい働き方です。

しかしその一方で、収入の安定や仕事の責任といった不安もつきものです。

本記事では、フリーランス美容師の仕事内容や働き方、メリット・デメリット、さらには集客方法について詳しく解説します。

<この記事を読むメリット>

  • フリーランス美容師の働き方や種類(面貸し、シェアサロン、業務委託)が理解できる
  • 独立するメリット・デメリットを把握して準備ができる
  • 集客方法や収入を増やすコツがわかる

これから独立を考えている美容師や、現在の働き方に悩んでいる方にとって、具体的なヒントや情報が満載なのでぜひ最後までお読みください!

フリーランス美容師とは?

面貸し型(ミラーレンタル) シェアサロン型 業務委託型
働き方の特徴 美容室の空きスペースを借り、自分の顧客に施術を行う フリーランス専用サロンを共有して利用 美容室と契約し、そのサロンで施術を行う
集客の責任 自分で行う 自分で行う サロンが集客を担当
料金体系 歩合制、時間制、月額制など 時間制、日割り制、月額制 売上の歩合制
利用する設備 美容室の一部スペースと設備 シェアサロン内の全設備(共有利用) 美容室の設備を利用
自由度 高い 高い 一部制限がある(サロンのルールに従う)
料金体系 歩合制、時間制、月額制など 時間制、日割り制、月額制 売上の歩合制

美容師は長時間労働が多く、平均年収も約379万円とそこまで高いわけではありません。

こういった背景もあり、最近ではフリーランスとして独立を目指す美容師も増えてきました。

フリーランス美容師は努力次第で効率的に収入をアップできるため、企業勤めの美容師よりも高い年収が期待できます。

ではそもそも、フリーランスの美容師とはどのような人のことを指すのでしょうか?また、どのような働き方があるのでしょうか?

ここではまず、フリーランス美容師の定義と働き方について簡単に解説していきます。

特定の組織に属することがなく個人事業主として活動する美容師

フリーランス美容師とは、特定の美容室や企業に所属せず、個人事業主として独立して活動する美容師を指します。

通常、美容室に勤務する美容師は固定のサロンで働き、決められたシフトや給与体系の中で仕事をしますが、フリーランス美容師は自分の裁量で働き方や収入を調整できます。

この働き方の最大の特徴は、「自由度の高さ」と「収入の可能性」です。

自分で施術料金を設定したり働く場所や時間を選べたりするため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

一方で、顧客の集客や経理などの管理業務も自身でする必要があるため、自己管理能力が求められる点には注意しておきましょう。

また、フリーランス美容師の働き方には主に3つのスタイルがあります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

面貸し型による働き方

「面貸し(めんがし)型」は、美容室のセット面や設備を一定の条件で借り、自分の顧客に施術を行う働き方です。

「ミラーレンタル」と呼ばれることもあり、既に多くの美容室で採用されています。

このスタイルでは特定の美容室に所属せず、レンタル料を支払う代わりに売上は全て自分の収入になります。

  • メリット:初期投資が少なく、低コストで独立が可能。顧客基盤があれば安定した収入が期待できる。
  • デメリット:集客を自分でする必要があり、顧客数が少ないと収入が不安定になる。

料金体系は「歩合制」「時間制」「月額制」などさまざまですが、自分の働き方に合わせた契約が可能です。

シェアサロンによる働き方

シェアサロンは、複数の美容師がサロンを共同利用する働き方です。月額や時間制の利用料を支払い、サロン内の設備やスペースを共有します。

面貸し型とよく似ていますが、シェアサロンはそもそもフリーランス美容師のみで運営することを目的としています。

面貸し型はあくまでも、特定の美容室が空きスペースを有効活用、または人材不足を補うために採用される形式です。

そのため、シェアサロンの設備はフリーランスに特化したものが多いのが特徴です。

  • メリット:設備投資の必要がなく、固定費を抑えながら自由な働き方ができる。特に独立したばかりの美容師に適している。
  • デメリット:集客や経理業務を全て自分で行う必要があり、経営スキルも求められる。

なお、シェアサロンはフリーランス同士のつながりを築ける場でもあり、情報交換や技術向上の機会にもなります。

業務委託型による働き方

業務委託型は、フリーランス美容師が特定の美容室と契約し、その美容室の一員として働く形態です。

この場合、美容室側が集客や設備を提供してくれるため、フリーランス美容師は施術を担当するだけで問題ありません。

収益は売上の歩合制で分配されることが一般的です。

  • メリット:自分で集客する負担が軽減されるため、技術や接客に集中できる。歩合制なので売上次第で高収入が期待できる。
  • デメリット:報酬は歩合制が一般的であり、顧客数や売上に応じて収入が変動するため安定性には欠ける。

業務委託型は、独立を目指しているけれども集客や経営の負担を軽減したい美容師に適した働き方です。

フリーランス美容師のメリット

では、フリーランス美容師として働くとどのようなメリットを享受できるのでしょうか?

ここからは、フリーランス美容師のメリットについて、一般的な美容師との比較を通してわかりやすく解説していきます。

自由度が高い

1つ目のメリットは、働き方の自由度が非常に高い点です。

フリーランス美容師は、勤務時間や働く場所を自分で決められるため、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

例えば、週末だけ集中して働いたり、平日の日中を家族との時間に充てるといったスケジュール調整も思いのままです。

また、施術の料金設定やメニューの内容も自分で決めることができるため、自分のスタイルや価値観に合ったサービスを提供できます。

ノルマがない

フリーランス美容師には、一般的なサロンで課される月間売上ノルマや指名数ノルマがありません。

これは精神的な負担を大きく軽減する要因となります。

自分のペースで目標を設定できるため、余計なプレッシャーを感じることなく、顧客一人ひとりに向き合った丁寧な施術が可能です。

結果として、顧客満足度の向上やリピーター数の増加も期待できるでしょう。

働き方次第で収入を増やせる

フリーランス美容師は、働いた分だけ収入を効果的に増やせます。

一般的なサロン勤務では固定給や歩合率が決まっており、必ずしも自分の頑張りが直接収入に反映されるわけではありません。

しかしフリーランスの場合、自分の施術料金や集客方法を工夫することで、効率的に収入をアップさせることが可能です。

特に、既存顧客をしっかりと抱えている場合は、独立後の収益性が大幅に向上します。

スキルが上がる

フリーランス美容師として独立すると、全ての業務を自分で行う必要があるため、スキルの向上が期待できます。

施術技術はもちろんのこと、集客スキル、接客スキル、経営スキルなど、美容師としての総合力が磨かれます。

自分の名前で集客することになるので、他の美容師との差別化を図るスキルも身につくでしょう。

また、サロンごとに施術方法やカットに対する哲学も違うため、より幅広い知識・スキルを身につけられます。

特に美容師はインスピレーションも大事な職業なので、転職することなく業界全体のトレンドを把握できるのは非常に大きなメリットといえるでしょう。

働く時間を調整できる

5つ目のメリットは、働く時間を自由に調整できる点です。

フリーランス美容師は、自分のライフスタイルや体調に合わせてスケジュールを組むことができます。

例えば、家族の予定に合わせて働いたり、自分の趣味や学びの時間を確保することも可能です。

また、閑散期には短時間勤務に切り替え、繁忙期に集中して働くことでメリハリのある生活を送ることもできます。

この柔軟性は、ワークライフバランスを重視する方にとって大きなメリットといえるでしょう。

1人のお客様と深くかかわることが出来る

6つ目のメリットは、1人のお客様と深くかかわることができる点です。

フリーランス美容師は、カウンセリングから施術、アフターケアまでを一貫して担当します。

そのため、顧客との信頼関係を深めやすく、リピーターになってもらいやすいのが特徴です。

さらに、個別対応の時間をしっかり取れるため、顧客満足度を効果的に高めることができます。

一人ひとりのお客様と濃密な関係を築くことで、紹介や口コミを通じた新規顧客獲得も期待できるでしょう。

フリーランス美容師のデメリット

フリーランス美容師は魅力的なメリットが多くありますが、もちろんメリットばかりではありません。

ここからは、フリーランス美容師のデメリットを具体的に解説していきます。

責任はすべて自分で対処しなければならない

1つ目のデメリットは、何かトラブルが起きた際の責任は全て自分が負うことになる点です。

一般的な美容師はあくまでも会社員なので、基本的にトラブルの責任は会社が負います。

しかし、フリーランス美容師の場合、施術のミスや顧客トラブル、さらには経営上の問題など、発生するあらゆるトラブルに対処する責任が自身にあります。

そのため、問題解決能力やリスク管理の意識を常に高く持っておかねばなりません。

特に顧客対応でミスを最小限に抑えるためには、技術力だけでなく丁寧なコミュニケーションや適切なカウンセリングが重要です。

仕事以外の雑務を行う必要がある

2つ目のデメリットは、仕事以外の雑務を自分で行う必要がある点です。

一般的な美容室では、集客や予約管理、経理業務などは別のスタッフが対応してくれる場合が多いですが、フリーランス美容師はこれら全てを自身で行う必要があります。

例えば、以下のような雑務も全て自分で担当しなければなりません。

  • 予約管理
  • 売上や経費の記録
  • 確定申告や税務処理
  • 在庫管理(薬剤や備品)

これらの雑務は施術時間以外に行わなければならないため、時間管理や効率的な作業が求められます。

収入が安定しない

3つ目のデメリットは、収入が安定しない点です。

フリーランス美容師は完全歩合制なので、売り上げがなければもちろん収益は発生しません。

そのため、収入が顧客の数や自身のスキルに大きく左右されます。

また、繁忙期には高収入を得られる可能性が高まりますが、逆に閑散期には収入が激減する可能性もあります。

加えて、新規顧客を常に獲得し続けなければならないため、安定した収入を維持するには集客力やリピーターを増やす工夫が不可欠です。

ローンを受けられない可能性がある

4つ目のデメリットは、フリーランスという立場上、ローン審査に通りにくいことです。

銀行などの金融機関では収入の安定性や雇用形態を重視するため、フリーランスは「不安定な収入」と見なされる傾向が強いです。

その結果、住宅ローンや車のローンを申し込んでも審査が通らない場合があります。

このような問題を避けるためには、長期間にわたり安定した収入実績を作り、確定申告で収入を明確に示すことが大切です。

美容師以外のことも勉強する必要がある

5つ目のデメリットは、美容師以外のスキルや知識を学ぶ必要がある点です。

フリーランスとして成功するためには施術スキルだけでなく、以下のようなスキルや知識も必要です。

  • マーケティングスキル:SNSや口コミを活用して集客する方法
  • 経営スキル:売上管理や利益計算
  • コミュニケーションスキル:顧客との信頼関係を築く能力

これらを学び、実践するためにはある程度の自己投資も必要になってきます。

また、美容以外の業務に時間を割く必要があるため、業務効率を上げる工夫も必要です。

メンタルが強くないといけない

6つ目のデメリットは、メンタルの強さが求められる点です。

フリーランス美容師は、その他の従業員との接点があまりないので孤独を感じやすいです。

また、集客の不調や収入の不安定さなどが原因でプレッシャーを感じることも少なくありません。

加えて、顧客対応や経営の問題に直面すると、精神的な負担がさらに大きくなる場合もあります。

そのため、常に前向きな姿勢を保ち、自己成長を楽しめるマインドセットが重要です。

フリーランス美容師の集客法

フリーランス美容師として成功するために最も重要なのは、「集客スキル」といっても過言ではありません。

集客ができなければそもそも収入が発生しませんし、スキルアップも望めません。

そこでここからは、フリーランス美容師におすすめの集客法を5つ厳選してご紹介します。

既存顧客(リピーター)を確保する

1つ目の集客法は、既存顧客、つまりリピーターを確保する方法です。

一般的な美容師においてもリピーターは非常に重要ですが、フリーランス美容師の場合、その重要度が跳ね上がります。

これは、新規顧客を集めるよりも既存顧客に再来店してもらう方がコストパフォーマンスが良く、売上の安定に繋がるためです。

<リピーターを効率よく確保する方法>

  1. カウンセリングを丁寧に行う:顧客の希望をしっかりと聞き取り、期待以上の仕上がりで満足度を高める
  2. アフターケアの提案:施術後にヘアケア方法や次回のメンテナンス時期を伝えることで、再訪のきっかけを作る
  3. 特典を用意する:リピート割引や次回予約特典を設けることで、再来店を促進する
  4. 定期的な連絡:施術後にフォローのメッセージを送ったり、キャンペーン情報を伝えるなど、顧客との接点を維持する

知り合いに声をかけ口コミで広げる

2つ目の集客法は、知り合いに声をかけ口コミで広げる方法です。

口コミは信頼性が高く、新規顧客を獲得する有力な手段となります。

特にフリーランス美容師は初期の顧客基盤を作るために知り合いや友人、家族からの紹介を活用することが効果的です。

<口コミを促進するポイント>

  1. 感謝の気持ちを伝える:紹介してくれた方にお礼を伝えたり、特典を付与することでさらに口コミの連鎖を狙う
  2. 紹介キャンペーンを行う:「紹介してくれた方と新規顧客の両方に割引!」など、具体的なインセンティブを設けると効果的
  3. 口コミサイトを利用する:ミニモ(minimo)などの口コミサイトを利用して相乗効果を狙う

SNSで発信する

3つ目の集客法は、SNSを活用して発信する方法です。

SNSは低コストで幅広い層にアプローチできる非常に便利なプラットフォームです。

特に美容業界ではビジュアルを重視するInstagramや、動画での発信が可能なTikTokが人気のプラットフォームとして効果を発揮します。

無料で始められるのでSNSを利用しない手はありません。

<SNSを活用した集客のポイント>

  1. ビジュアルにこだわる:ビフォーアフターの写真や施術の動画を投稿し、自分の技術を視覚的にアピール
  2. ハッシュタグを活用する:「#フリーランス美容師」「#ヘアスタイル」「#地域名+美容師」など、検索されやすいタグをつけましょう
  3. ストーリーズやリールを利用する:ストーリーズで日常や施術風景を共有したり、リールで技術やトレンドを短い動画で発信してより多くの人にリーチしましょう
  4. 定期的な投稿:継続的な更新はフォロワーとの接点を維持する上で不可欠

SNSの活用は、特に若年層の顧客をターゲットにする際に効果的です。

見た目の印象を意識しながら、プロフェッショナルな発信を心がけましょう。

ネット広告やチラシを配る

4つ目の集客法は、ネット広告やチラシを活用する方法です。

広告やチラシは、ターゲット層に直接アプローチできる手段です。

特に、地元エリアでの認知度を高めるには非常に効果的なので、時間に余裕があれば検討して損はありません。

<広告・チラシ活用のコツ>

  1. ターゲットを明確にする:広告は特定のエリアや層に向けて絞り込みを行い、費用対効果を高める
  2. 明確なオファーを提示する:割引や特典を目立つ形で掲載し、反応を引き出す
  3. 配布エリアを考える:チラシはターゲットが集まりやすい場所(住宅街、カフェ、美容関連店舗など)に配布する
  4. オンライン広告を併用する:Google広告や地域密着型の広告プラットフォームを利用することで、デジタル上でも広範囲にリーチできる

クーポンサイトを利用する

5つ目の集客法は、クーポンサイトを活用する方法です。

クーポンサイト(例:ホットペッパービューティーなど)は、新規顧客を獲得するための強力なツールです。

初めて行く美容室を探す顧客はほとんどがクーポンサイト経由なので、なるべくクーポンサイトを活用しましょう。

ただし、クーポンサイトは集客の即効性が高い一方、手数料が高額になる場合があるため、費用対効果を考慮して利用を検討してください。

<フリーランス美容師が活用できるクーポンサイト>

  1. ホットペッパービューティー:日本最大級の美容サロン検索・予約サイト
  2. minimo(ミニモ):若年層に人気の美容師直結型予約アプリ
  3. 楽天ビューティ:楽天ポイントが使える美容予約サイト
  4. EPARKビューティー:幅広い層に利用される美容予約プラットフォーム

まとめ

本記事では、フリーランス美容師の仕事内容、働き方、メリット・デメリット、そして効果的な集客方法について詳しく解説しました。

フリーランス美容師は、自分のペースで働ける自由なライフスタイルを実現できる反面、収入の安定や業務の全責任を自分で負うという課題も抱えています。

面貸し、シェアサロン、業務委託など、働き方の選択肢が広がる中で、自分に合ったスタイルを選ぶことが成功の鍵となります。

今後、美容業界ではフリーランス美容師という働き方がますます注目されるでしょう。

しかし、働く側の自由度を高める環境が整いつつある一方で、競争も激化していくことが予想されます。

その中で活躍するためには、技術力の向上だけでなく、集客力や自己管理能力を磨くことが欠かせません。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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