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地方在住でもOK?フリーランスエンジニアが都市部案件を獲得する方法

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はじめに

地方在住のフリーランスエンジニアとして仕事をする際、どうしても都市部に比べて情報量や取引先の選択肢が少ないと感じることはあるかもしれません。しかし、リモートワークの普及やクラウド環境の整備などにより、地理的な制約を超えて高報酬の仕事を引き受けるチャンスが増えています。ここでは、都市部の案件を獲得する際に押さえておきたいポイントや、地方にいながらでも継続的に仕事を確保するための具体的な戦略を詳しく解説します。

地方在住フリーランスの現状と可能性

地理的ハンディキャップは減少傾向

リモートワークの一般化

新型コロナウイルスの影響なども相まって、多くの企業がリモートワークを導入する流れが定着しました。結果として、必ずしもオフィスに常駐しなくても仕事が進められるケースが増え、地方在住のフリーランスエンジニアでも都市部の案件に参加しやすくなっています。コミュニケーションをオンラインで完結させる体制が当たり前になり、日常的にZoomやSlack、Teamsなどを使ってミーティングや進捗報告を行うのが普通になりました。

この流れは今後も大きく後退することは考えにくいため、フリーランスエンジニアとしては地理的制約を気にせず、東京や大阪などの大都市圏の案件をターゲットにすることが可能です。また、フルリモート案件を中心に探すエージェントや求人サイトも登場しており、地方に住みながら都市部企業の仕事を請け負うスタイルが一般的になりつつあります。

通勤時間やオフィスコストの削減

地方で暮らす場合、家賃や生活費が都市部より低く抑えられることが多く、通勤時間も必要ありません。リモートワークであれば長い通勤ラッシュに悩まされる必要がないため、作業効率を高められるうえに自分の自由時間も増えます。結果的に余裕のある働き方ができるため、学習や副業などに時間を振り向けることも可能で、長期的にスキルアップや収益アップにつなげやすいと言えるでしょう。

都市部の案件と地方エンジニア

単価差の背景

都市部の案件は、人件費や物価水準が高いこともあって単価相場自体が高めに設定されている傾向があります。一方、地方在住エンジニアが地元案件を探すと、予算規模の小さい企業が多かったり、給与水準が低いエリアだったりして相場も落ちがちです。だからこそ、都市部案件をリモートで受注できれば、地方に住みながら都市部の報酬水準で働くという「美味しい」働き方を実現できます。

ただし、フルリモート案件は人気が高く、競争率が上がる場合もあるため、専門性の高さや実績で差別化を図る必要があります。また、一部の企業では「地方在住なら単価を少し安くしてもいいのでは」と考えることもあり、契約交渉でしっかり条件を詰めることが大切です。

都市部企業が求めるスキルや実績

都市部の企業は、最新技術や高度なスキルを求める傾向が強いです。例えばAI、IoT、クラウドネイティブ、DevOpsなど先進領域での経験や実績を重視するケースが多く、地方であってもこれらに対応できる人材を見つけたいというニーズがあります。フリーランスエンジニアとしては、ドメイン特化の経験(例:金融システムのトレーディング経験、製造業向けのIoTプロジェクトなど)や、高負荷システムの設計・実装実績などを明確にアピールすれば、地理的な制約を超えて案件獲得しやすくなるでしょう。

地方エンジニアが都市部案件を獲得する戦略

エージェント利用とオンライン営業

リモート案件に強いエージェントの活用

従来のITエージェントは都市部常駐が前提の求人が多かったですが、昨今ではリモート専門や地方在住OKの案件を扱うエージェントも増えてきました。こうしたエージェントを利用すれば、「フルリモート可」「週1回程度の出社でOK」など、在宅ワークに対応した案件情報を効率的に収集できます。
エージェントとコミュニケーションを重ね、理想的な働き方や単価水準を明確に伝えておくと、ピンポイントで自分に合った案件を紹介してもらえる可能性が高まります。特にテック系エージェントであれば、AIやクラウド、IoTといった専門スキルを持つエンジニアを求める企業とのマッチングを得意としているため、地方からでも高単価のオファーが期待できます。

SNSやオンラインポートフォリオ

TwitterやLinkedIn、GitHubなどのオンラインプラットフォームで自分のスキルや実績を積極的に発信することで、都市部の企業担当者から直接スカウトされる例も増えています。フリーランスエンジニアとしてポートフォリオサイトを持ち、これまでのプロジェクト概要や実装成果物、自己PRを掲載しておくと「地方在住だけど実力がある」ことを示しやすいです。
特にGitHubでは、オープンソース活動や個人プロジェクトへのコミット履歴を通じて実力を確認できるため、企業のCTOや開発マネージャーがチェックすることもしばしばあります。言葉だけで「得意です」と言うより、コードを見せてアピールする方が説得力は高いでしょう。

技術スキルとコミュニケーション

オンラインミーティングでの存在感

フルリモートや地方在住のフリーランスが都市部のチームと働く際、SlackやZoomなどのオンラインツールを使ったコミュニケーションが基本となります。このとき注意すべき点として、対面がないぶん情報共有を疎かにするとチームとの一体感が損なわれる可能性が高いということです。
自ら積極的に進捗や課題を報告し、質問にも素早く応じることで「遠隔地にいても頼れる存在」という印象を与えられます。デイリースクラムなどが行われる場合は必ず参加し、必要なアイデアや意見は遠慮なく提案してチームに貢献しましょう。チャットでもリアクションをこまめに返してやり取りを円滑にし、疎外感を感じさせないことがポイントです。

高度な技術を習得して差別化

都市部の案件は競争率が高いですが、その分、最先端技術や希少なスキルが求められる傾向があります。例えばKubernetesやDockerのコンテナ技術、機械学習やクラウド(AWS、Azure、GCP)などに精通していると、地方在住であろうと引っ張りだこになりやすいです。
また、業界特化の知識(金融、医療、製造など)を持つ場合も同様で、特定領域の言語やライブラリに精通していると評価が一気に高まります。地方にいるからこそ特定の産業クラスタに強いケースもあり、その専門性をアピールできれば都市部企業とのリモート案件を勝ち取りやすいでしょう。

リモートワークの実践ポイント

セキュリティとVPN

企業ネットワークへの安全な接続

リモートで都市部の案件を扱う際、セキュリティポリシーに従ってVPN接続をすることが多いです。フリーランスエンジニアとしては、クライアントの要件に合わせてVPNクライアントを導入し、常に安全な通信経路を確保することが求められます。もしセキュリティ上の設定ミスがあれば重大な情報漏洩リスクに繋がるため、契約書にもセキュリティ関連の条項が含まれることが多いです。
モバイルルータや自宅回線を使用する際も、接続安定性や帯域幅を確保する必要があり、可能なら光回線を引く、あるいはバックアップ回線を準備するなどリスク管理をしておくと安心です。

機密情報の取り扱い

リモートワークでは社内サーバーやファイル共有サービスにアクセスし、機密情報やソースコードを閲覧する機会が増えます。フリーランスエンジニアはクライアントから見れば「外部の人間」扱いであるため、情報持ち出しや資料の取り扱いルールなどを厳しくチェックされることがあります。
セキュアなクラウドストレージを使用し、会社の規定を遵守しつつ業務を進めることはもちろん、個人端末にデータをダウンロードしないなどのガイドラインを守る必要があります。こうした安全管理が徹底されていると、クライアントの安心感が高まり、繰り返し案件を発注してもらいやすくなります。

時差とコミュニケーションルール

タイムゾーンの問題

地方在住であっても日本国内であればあまり時差は意識しなくて済みますが、もし海外の都市部案件を受注する場合、時差で会議時間が深夜や早朝になることも考慮しなければなりません。都市部と地方の差とは違いますが、フリーランスとしてグローバルに活躍するチャンスを得るには、コアタイムをどう設定するかが極めて重要になります。
また、チャットでの連絡頻度やメール応答のタイミングを明確にしておくと、時差があってもお互いストレスなく仕事を進められます。

定例ミーティングと可視化

リモートでのやり取りはどうしても情報が分散しがちです。毎週一度の定例ミーティングやデイリースクラムを導入し、タスクや進捗をTrelooやJiraなどのツールで可視化することで、メンバー全員が同じ認識を持ちやすくなります。フリーランスエンジニアが主体的に管理ツールを設定し、タスクボードを運用することで、チームが楽にコラボレーションでき、結果として生産性も高まるでしょう。

具体的な成功事例

地方在住エンジニアの高収入実現

移住してスローライフ+リモート案件

あるエンジニアは都市部でキャリアを積んだ後、地方へ移住して家賃を大幅に削減しつつ、東京のスタートアップのリモート案件を複数受注して高収入を得るスタイルを確立しています。平日は自宅で効率よく開発を行い、週1回程度Zoomミーティングで進捗を報告。必要があれば月1回程度まとめて出張して直接顔を合わせる形をとっているとのことです。
この事例では、アジャイル開発に対応できるだけでなく、GitHub Actionsなどを駆使したCI/CDパイプライン整備やコードレビュー体制を整えたことで、あたかも常駐メンバーのようにチームに溶け込み、案件の責任者として高額の報酬を得られているとのことです。

地域コミュニティで営業

別の事例として、地方でIT勉強会やコミュニティ活動を活発に行うことで、自分の存在を地元企業だけでなく全国に発信し、結果的に都市部企業の目に留まってリモート案件を獲得したフリーランスもいます。SNSやブログでイベントの内容をまとめ、「このエンジニアは地方にいながらも最新技術に通じている」という印象を与えることがポイントでした。地方在住だからといって情報発信を怠らず、むしろ積極的にコミュニティと繋がることで可能性を広げられる好例です。

まとめ

地方在住でも、リモートワークを中心とした現代のIT環境では都市部の案件を十分に狙うことができます。高単価案件が集まりやすい都市部では先進技術や高度なスキルを求められる一方、リモート対応や短期出張でのフォローが普通になりつつあり、フリーランスエンジニアにとって絶好のビジネスチャンスが広がっているのです。
ポイントとしては、まずリモート案件を扱うエージェントを活用し、コミュニケーション力や先端技術の実績をアピールすること。SNSやブログを通じてポートフォリオを公開し、いつでも実力を確認できる状態にしておくと、企業側も安心してオファーを出しやすくなります。コミュニケーションの工夫やセキュリティ遵守など、リモートならではの課題をクリアすれば、地理的ハンデは大きく消え、地方に住みながら都市部水準の報酬を得る働き方も十分に実現可能です。

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この記事を書いた人

TAJIMARU
TAJIMARU /ライター

海外、コスメが好きな東北人。2015年に世界一周一人旅をしたアクティブ女子。 コスメECの運営業務に従事後、独立し。現在は、取材を中心にフリーランスWEBライターとして活動中。

この記事を監修した人

草島亜久斗
草島亜久斗 /監修者

大学在学中、FinTech領域、恋愛系マッチングサービス運営会社でインターンを実施。その後、人材会社でのインターンを経て、 インターン先の人材会社にマーケティング、メディア事業の採用枠として新卒入社し、オウンドメディアの立ち上げ業務に携わる。独立後、 フリーランスとしてマーケティング、SEO、メディア運営業務を行っている。

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