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WordPressにセキュリティー対策は必要?対策方法やおすすめのプラグインを紹介

はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

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経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。WordPressの案件の一例と、案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

はじめに

WordPress(ワードプレス)は多くのWebサイトで利用されている人気のCMS(コンテンツ管理システム)ですが、その人気ゆえにハッキングのターゲットにもなりやすいです。

そこで本記事では、WordPressのセキュリティ対策がなぜ必要なのか、具体的な対策方法やおすすめのプラグインについて詳しく解説します。

<この記事を読むメリット>

  • セキュリティ対策の重要性を理解できる
  • ハッキングからサイトを守る具体的な方法を学べる
  • おすすめのセキュリティプラグインを知ることができる
  • セキュリティ強化と併せて行うべき追加対策を知ることができる

WordPressのセキュリティ対策を怠ると、ハッキングによる情報漏えいやデータの改ざん、さらにはマルウェア感染のリスクが高まります。

初心者でも実践しやすいセキュリティ対策を詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

WordPressにセキュリティー対策が必要な理由

Webサイトやブログを簡単に作成・管理できる無料のオープンソースソフトウェアの「WordPress(ワードプレス)」。

その使い勝手の良さから、ブロガーだけでなく企業のオウンドメディア運営にも利用されています。

しかし、無料から使えるのは非常に便利なのですが、セキュリティー面では不安が残る点も多いです。

ここでは、WordPressにセキュリティー対策が必要な理由を解説します。

オープンソースのCMS

WordPressとは、無料で使えるオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)です。

CMS(Contents Management System)とは、専門的なプログラミング知識がなくても、Webサイトやブログのコンテンツを簡単に作成・管理できるツールのことです。

世界中の40%以上ものWebサイトがWordPressによって作成されているともいわれており、現状では圧倒的なシェアを誇る世界的CMSでもあります。

UI(ユーザーインターフェース)も非常にシンプルで使いやすく、専用サーバーのドメインを作成しなければならないですが、利用自体は基本無料です。

利用者が多い

先述したように、WordPressはCMS市場において圧倒的シェアを誇るサービスです。

現状のWebサイトの40%以上がWordPressで作成されていることからもわかるように、利用者数が非常に多いです。

特に、日本においては圧倒的なシェアを誇っており、約8割以上のWebサイトがWordPressを利用して作られているというデータもあるほどです。

ハッキングされやすい

WordPressの利用者数は確かに多いですが、それ故にハッキングのターゲットになりやすいデメリットも持ち合わせています。

WordPressは世界中で広く使われているため、ハッカーにとっては一度の攻撃で多くのサイトに影響を与える可能性がある魅力的な標的となります。

また、人気の高いプラットフォームであるため、ハッキングの手法や脆弱性が広く知られ、共有されてしまっています。

特に、更新が遅かったり、セキュリティ対策が不十分なサイトは狙われやすく、古いバージョンのプラグインやテーマには脆弱性が存在することが多いです。

プラグインの脆弱性

WordPressの便利な機能の一つは、数千種類のプラグインを利用してサイトをカスタマイズできる点です。

しかし、この便利さの裏にはリスクも存在します。

多くのプラグインが外部の開発者によって作成されており、セキュリティに関するチェックが十分に行われていない場合が多いのです。

このため、プラグインに脆弱性が含まれていることがあり、これを利用してハッカーがサイトに不正アクセスする危険性があります。

例えば、過去には「Yuzo Related Posts」や「File Manager」といったプラグインに重大な脆弱性が発見され、多くのサイトが攻撃を受けました。

プラグインの脆弱性を防ぐためには、信頼性のあるプラグインを選び、定期的に更新することが重要です。

また、不要なプラグインは削除し、使用中のプラグインのセキュリティ状況を常に監視する必要があります。

管理画面がネット上にある

WordPressの管理画面はインターネット上に公開されているため、誰でもアクセス可能です。

このため、ハッカーはログインページを標的にしてブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)を行い、パスワードを推測して管理者権限を奪おうとします。

さらに、デフォルトのログインURL(通常は/wp-admin)を変更しないと、攻撃者にとってターゲットが容易に特定されてしまいます。

管理画面がネット上にあることによるリスクを軽減するためには、二要素認証の導入やログイン試行回数の制限、特定のIPアドレスからのみアクセスを許可する設定などが推奨されます。

また、ログインURLを変更し、複雑なパスワードを使用することでセキュリティをさらに強化できます。

これらの対策を講じることで、管理画面への不正アクセスを効果的に防ぐことが可能ではありますが、多くのWebサイトが対策を講じていないのが現状です。

WordPressが攻撃されるとどうなる?

では、WordPressが悪意あるハッカーに攻撃されるとどうなるのでしょうか?

ここでは、WordPressがハッキング攻撃を受けた際に考えられるリスクについて解説します。

情報が漏えいする

WordPressがハッキングされると、サイトに保存されている個人情報や機密データが漏えいするリスクがあります。

例えば、ユーザーの名前、メールアドレス、パスワード、さらにはクレジットカード情報などの個人情報が対象です。

これらの情報が悪意のある第三者に渡ると、ユーザーのプライバシーが侵害されるだけでなく、フィッシング詐欺や不正利用の二次被害を被る可能性もあります。

また、企業サイトの場合、顧客データやビジネスに関する重要な情報が漏えいすると、企業の信用が損なわれ、法的責任を問われることもあります。

2024年6月には、ニコニコ動画を運営するKADOKAWAがロシアのハッキング集団による大規模なハッキング被害を受けました。

本事案はランサムウェアによる攻撃でしたが、既に多くの関係者の個人情報が流出してしまっています。

このように、一度ハッキング被害によって個人情報が漏洩してしまうとその被害は計り知れません。

情報を改ざんされる

ハッキングによってサイトの管理権限が奪われると、攻撃者はサイト上のコンテンツを自由に改ざんできます。

例えば、商品の価格を不正に変更したり、偽の情報を掲載することでサイト訪問者を騙すことが可能です。

また、サイトの外観やメッセージを変更されることで、企業や個人の信用が損なわれる危険性もあります。

特にブログやニュースサイトの場合、誤った情報が広まるとその影響は大きく、取り返しのつかない事態になることもあります。

このようなリスクを防ぐためには、強固なパスワードの設定や二要素認証の導入など、適切なセキュリティ対策を講じなければなりません。

マルウェアに感染する

ハッキングにより、WordPressサイトがマルウェアに感染することもあります。

マルウェアは、サイトの訪問者にウイルスを配布したり、スパムメールの送信元として利用される一種のウイルスです。

さらに、マルウェアはサイトのパフォーマンスを低下させ、検索エンジンからの評価を下げる原因にもなります。

これにより、サイトのアクセス数が減少し、ビジネスに悪影響を及ぼす可能性が高いです。

マルウェア感染を防ぐためには、定期的なサイトのスキャンとセキュリティプラグインの導入が重要です。

また、信頼できるソースからのみプラグインやテーマをダウンロードし、常に最新の状態に保つようにしておきましょう。

すぐにできるWordPressのセキュリティ対策

既にWordPressを使ってWebサイトを運営している人はたくさんいるでしょう。

そこで気になるのが、今すぐにできるセキュリティ対策。

ここでは、WordPressで今すぐにできる比較的簡単なセキュリティ対策をいくつかご紹介します。

非常に簡単なので、セキュリティ対策をどこからしていいかわからない人はぜひ参考にしてください。

WordPressを最新バージョンにする

WordPressのセキュリティ対策の基本は、常に最新バージョンに更新することです。

WordPressの開発元は定期的にセキュリティホールを修正したり、新しい機能を追加したりしています。

最新バージョンにすることで既知の脆弱性を防ぐことができ、ハッカーが攻撃を仕掛ける機会を減らすことが可能です。

更新は管理画面から簡単に行えますので、通知が来たらすぐに対応しましょう。

推測されにくいパスワードとユーザー名を使う

強力なセキュリティ対策として、推測されにくいパスワードとユーザー名を使用することが重要です。

一般的な名前や「admin」などのユーザー名は避け、パスワードは文字、数字、記号を組み合わせた長いものにしましょう。

また、定期的にパスワードを変更することもおすすめです。

これにより、ブルートフォース攻撃からサイトを守ることができます。

使用していないプラグインやテーマを削除する

不要なプラグインやテーマは、セキュリティリスクを増やす原因となります。

使用していないプラグインやテーマが残っていると、それらがアップデートされずに脆弱性が放置されることがあります。

管理画面から簡単に削除できますので、定期的にチェックして整理しましょう。

必要なものだけを残し、セキュリティを強化することが重要です。

重要なファイルに外部からアクセスされないようにする

WordPressの重要なファイルに外部からアクセスされないようにすることも大切です。

例えば、.htaccessファイルを編集して、wp-config.phpやその他の重要なファイルへのアクセスを制限することができます。

また、ディレクトリブラウジングを無効にして、サイトのファイル構造が見られないようにしましょう。

これにより、不正アクセスのリスクを減らすことができます。

プラグインでセキュリティ対策をする

WordPressには多くのセキュリティプラグインがあり、これらを活用することでセキュリティを強化できます。

「プラグイン」とは、簡単にいえば、WordPressに追加の機能を持たせるための小さなソフトウェアです。

セキュリティプラグインを使うことで、専門知識があまり無い初心者でも簡単にサイトの安全性を高めることができます。

セキュリティプラグインは設定が簡単で、初心者でもすぐに導入できます。

ほとんどのプラグインはインストール後に有効化するだけで基本的な保護機能が働きますし、詳細な設定も分かりやすいインターフェースで行えます。

このように、セキュリティプラグインを利用することで、専門知識がなくてもWordPressサイトをしっかりと守ることが可能です。

ぜひ、セキュリティプラグインを活用して安全なWebサイト運営を目指しましょう。

WordPressのセキュリティ対策におすすめのプラグイン

プラグインはメジャーでないものも含めると、数百種類以上の数があります。

そのため、どのプラグインをインストールすればいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこでここでは、WordPressのセキュリティ対策におすすめのプラグインを3つ厳選してご紹介します。

SiteGuard WP Plugin

SiteGuard WP Pluginは、日本企業が提供する完全国産のセキュリティプラグインで、特に日本国内のユーザーに人気があります。

主な機能には、ログインページのURL変更、画像認証の追加、ログイン試行回数の制限、ログインアラート、そして管理ページへのアクセス制限などがあります。

これらの機能により、不正アクセスやブルートフォース攻撃からサイトを守ることが可能です。

純国産ということもあり、設定画面はすべて日本語で表示されるため、初心者でも簡単に導入して設定することができます。

「外国製のセキュリティプラグインは英語表記が多くてわかりづらい!」という方には特におすすめのセキュリティプラグインです。

All In One WP Security & Firewall

All In One WP Security & Firewallは、WordPressの総合的なセキュリティ対策プラグインです。

ユーザーアカウントの保護、データベースのセキュリティ強化、ファイルシステムの保護など、多岐にわたるセキュリティ機能を提供します。

具体的には、ログイン試行回数の制限、不正なIPアドレスのブロック、強力なパスワードの強制、ファイアウォール機能などが主な機能です。

セキュリティスコアを表示し、改善点を視覚的に示してくれるので、サイトのセキュリティ状況を一目で把握できるのも嬉しいところ。

また、初心者でも使いやすいインターフェースと詳細なチュートリアルがあるので、初めてのセキュリティ対策にも最適です。

無料で多機能なため、幅広いユーザーに利用されているセキュリティプラグインです。

Google Authenticator

Google Authenticatorは、WordPressサイトに二段階認証を導入するためのプラグインです。

通常のユーザー名とパスワードに加えて、スマホアプリによって生成されるワンタイムパスワード(OTP)を使用することで、セキュリティを大幅に強化します。

具体的には、ユーザーがログインする際に、Google Authenticatorアプリを使って表示される6桁のコードを入力する必要があります。

これにより、例えユーザー名やパスワードが漏洩した場合でも、不正アクセスを防ぐことが可能です。

導入も簡単で、設定も直感的で分かりやすいです。

特に、管理者アカウントの保護に有効であり、二段階認証を手軽に追加できるため、セキュリティ意識の高いサイト運営者にはかなりおすすめです。

セキュリティ強化と一緒にしておきたい対策

Webサイトが大きくなればなるほど、セキュリティ対策の重要性は増してきます。

しかし、中には「セキュリティ対策以外でもできることはやっておきたい!」という方も多いでしょう。

そこでここでは、WordPressのセキュリティ対策と一緒にやると効果的な対策を3つご紹介します。

定期的にバックアップを取る

定期的にバックアップを取ることは、WordPressサイトのセキュリティ強化において非常に重要です。

万が一、サイトがハッキングされたり、データが破損したりした場合でも、バックアップがあれば迅速に復旧できます。

これにより、データの喪失やサイトのダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。

なお、バックアップはサイトの全体だけでなく、データベース、テーマファイル、プラグインなども含めて行うのが理想的です。

また、バックアップスケジュールを自動化することで、手動でのバックアップ忘れを防ぐことも可能です。

適切なバックアッププラグインを使用し、定期的にバックアップを外部ストレージやクラウドに保存しておくようにしましょう。

WordPressに関するセキュリティ情報を収集する

WordPressに関する最新のセキュリティ情報を定期的に収集することは、サイトの安全性を保つために不可欠です。

新しい脆弱性や攻撃手法が常に発見されているため、これらの情報を早期に知ることで、迅速に対策を講じることができます。

公式のWordPressサイトやセキュリティブログ、専門フォーラム、SNSなどを活用して情報を常に集めておきましょう。

また、セキュリティプラグインの更新情報や開発者からの通知を定期的にチェックし、すぐにアップデートを適用することも重要です。

セキュリティ情報を収集することで、最新のトレンドやベストプラクティスを学び、より強固なセキュリティ対策を実施しましょう。

Google Search Consoleを活用する

Google Search Consoleは、サイトの検索パフォーマンスを監視するために非常に便利なツールですが、セキュリティ強化にも役立ちます。

Google Search Consoleを使用すると、Googleがサイトをクロールした際に発見したセキュリティ問題やペナルティの通知を受け取ることができます。

例えば、サイトがマルウェアに感染している場合や、不正なリンクが検出された場合にアラートが送られます。

これにより、早期に問題を特定し、迅速に対処することが可能です。

また、Google Search Consoleを使ってサイトのインデックスステータスを確認し、検索エンジンからのトラフィックに異常がないかを監視することで、潜在的なセキュリティリスクを早期に発見できます。

WordPress用のドメインを持っていれば無料ですぐに利用することができるので、こちらのリンクからドメインの登録をしてください。

フリーランスエンジニアの仕事探しはエンジニアスタイルがおすすめ

WordPressはサイト運営に必須のプラットフォームであり、既に多くの企業がWordPressでサイト運営を行っています。

そのため、WordPressを自在に扱えるようになると、フリーランスとして十分に活躍できます。

しかし、「フリーランスになっても自分1人で仕事を見つけられる気がしない…。」と考えてなかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いでしょう。

そんな時はぜひエンジニアスタイルをご利用ください!

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また、リモートでの作業やテレワーク可能な案件を絞って検索することもできるので、きっと希望に沿った案件が見つかるはずです。

契約前のサポートはもちろん契約後もアフターサポートが充実しているので初心者でも安心なのも嬉しいポイント。

登録は無料なので、この機会にぜひエンジニアスタイルのご利用を検討してみてください!

まとめ

本記事では、WordPressのセキュリティ対策の重要性と具体的な方法について解説しました。

WordPressのセキュリティ対策は、サイト運営者にとって避けて通れない重要な課題です。

WordPressは特に利用者が多いCMSなので、常に新しい攻撃の対象となりやすいです。

そのため、定期的なセキュリティ対策が求められます。

今後もサイバー攻撃の手法は複雑化していくことが予測されるので、常に最新情報を収集し、対策をアップデートしていくことが重要です。

「エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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