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業務委託契約で違約金が無効になるケースは?違約金条項の注意点と契約後に問題が発生した場合の対応策

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はじめに

業務委託契約を締結する際に違約金条項を設けることはよくありますが、違約金が必ずしも有効となるわけではありません。

契約違反が発生した場合、実際に違約金を請求できるかどうかは契約書の内容や金額設定が適正であるかが重要です。

本記事では、業務委託契約における違約金が無効となるケースや、問題が発生した場合の適切な対応策について詳しく解説します。

<この記事を読むメリット>

  • 業務委託契約における違約金の適正な設定方法が理解できる
  • 契約トラブルを未然に防ぐためのポイントが学べる
  • クライアントとの問題発生時に適切な対処法を知ることができる

業務委託契約とは?

業務委託契約とは1

フリーランスの契約形態には業務委託契約、請負契約、準委任契約など様々なものがありますが、最も一般的な契約形態は業務委託契約だといえるでしょう。

しかし、意外に業務委託契約の詳しい内容や注意点について詳しい人は少数派です。

よく理解せずに契約すると違約金などの思わぬ落とし穴もあるので、必ず業務委託契約とはどんな契約なのか把握しておきましょう。

ここではまず、業務委託契約について簡単に解説します。

業務の成果物に対して報酬が支払われる契約

業務委託契約とは「業務を遂行し、その成果物を納品することで報酬が支払われる契約」です。

例えば、ウェブライターの場合はクライアントから「○○字の記事作成」という依頼を受け、その記事を納品することが業務委託契約における成果物になります。

成果物に対して報酬が支払われるため、仕事の進行過程そのものに報酬が発生するわけではありません。

納品するまでにどれだけ時間がかかったかは報酬に影響しないため、業務の効率化が報酬アップにつながることもあります。

また、契約内容によっては成果物がクライアントの要望を満たしていなかったり、納期を守れなかった場合、報酬が減額されたり最悪の場合は支払われないこともあります。

そのため、成果物の基準を事前に明確にすることが双方にとって重要です。

業務委託契約には労働法の保護が適用されない

業務委託契約では、フリーランスとして独立した立場で業務を遂行するため、会社員が受けられる「労働法」による保護が適用されません。

具体的には、以下のような点が会社員とは異なります。

残業手当や有給休暇がない

業務時間が決められていないため、仮に深夜まで作業をしたり休日に仕事をしても、それに対する手当は発生しません。

健康保険や年金の保障が自己負担

会社員の場合、会社が社会保険料の一部を負担しますが、フリーランスの場合はすべて自己負担です。国民健康保険や国民年金に自分で加入し、保険料を支払う必要があります。

解雇や雇用の安定がない

業務委託契約では、クライアントからの業務依頼が途絶えると収入がなくなるリスクがあります。契約期間が終われば、継続するかどうかはクライアント次第です。

ただし、フリーランス人口が急激に増えつつあることもあり、フリーランスの労働環境を改善するために、2024年11月1日から「フリーランス保護法」が施行されます。

エンジニアスタイルマガジンでは、フリーランス保護法についてさまざまなトピックをまとめているので、ぜひあわせてご確認ください。

契約内容の確認が重要

業務委託契約では、契約内容を確認することが非常に重要です。

特にフリーランス初心者の方は以下の点をしっかり確認することで、後々のトラブルを防ぐのに大いに役立ちます。

業務内容の詳細

何を、どのように納品するのかを明確にしておく必要があります。例えば、「記事作成」とだけ書かれている場合、具体的なテーマや字数、納品形式(WordやGoogleドキュメントなど)、修正回数などが曖昧だと後でトラブルになる可能性があります。

業務の範囲をしっかりと確認し、契約書に明記してもらうことが重要です。

報酬と支払い条件

報酬額とその支払い条件も確認しましょう。例えば、「納品後30日以内に支払う」といった支払い期日が明記されているか、「途中で契約解除された場合の報酬の取り扱い」についても確認が必要です。

また、消費税や源泉徴収の扱いについても契約書に記載されているかチェックすることをおすすめします。

著作権や機密保持

業務委託契約では、成果物の著作権の扱いについても確認が必要です。特にクリエイティブな仕事の場合、納品後の著作権がクライアントに移る場合が多いので、どのように権利が扱われるかを契約書に明記しておきましょう。

これ以外にも、契約終了のルールなどを確認しておくことでトラブルを未然に防げます。

業務委託契約における違約金

業務委託契約では、契約内容に応じて違約金が発生することがあります。

違約金は契約の一方が契約条件を守らなかった場合に、相手方に対して支払われるペナルティのようなものです。

しかし、違約金が必ず発生するわけではなく、契約書にその旨が明記されている場合に限ります。

違約金条項とは

違約金条項とは、契約当事者の一方が契約内容を守らなかった場合(契約違反)に、その相手方に対して一定の金額を支払う義務を事前に定めておく条項です。

契約の段階で違約金の金額や条件が具体的に定められていることが一般的です。

例えば、フリーランスが納期に遅れたり、品質が契約で定められた基準に達していない成果物を納品した場合など、クライアントはその違反に対して違約金を請求できるようになります。

契約違反をした場合に一定の金額を支払う義務を定めたもの

違約金条項では、契約違反が発生した際に契約で事前に定めた金額が支払われることを義務化します。

通常、この金額は実際の損害額を証明する必要がないため、トラブル発生時の補償手続きが簡便になります。

ただし、違約金が極端に高額すぎる場合は無効とされる可能性もありますので、合理的で現実的な額を設定することが必要です。

例えば、フリーランスが業務委託契約に基づいてデザインや記事を作成する場合、納期遅れや品質不足に対して数千円から数万円の違約金を設定することがよくあります。

なお、違約金の金額は業務の重要性や取引規模に応じて変動します。

契約違反による損害賠償を簡易にするための手段

違約金条項は、損害賠償の手続きを簡便化するための手段です。

通常、契約違反が発生した際には損害額を立証し、その賠償を請求する必要がありますが、事前に違約金が定められていればその過程を省略し、定額の賠償金で解決できます。

これにより、当事者間のトラブルが長引かずに迅速に解決することが可能です。

また、違約金条項はトラブルの抑止効果も持っています。

契約違反があった場合に高額な違約金が発生することを予め理解していれば、双方とも契約内容を遵守しようとするインセンティブが働くため、契約違反のリスクが減少する効果が期待されます。

違約金の金額と条件

業務委託契約における違約金の金額は、契約違反が発生した場合に発生する損害を補填するために設定されますが、その金額は合理的でなければなりません。

違約金が過度に高額である場合は法律上無効とされることもあるため、設定には注意が必要です。

例えば、フリーランスが提供する業務に対して成果物が納期に間に合わなかった場合や、品質が契約条件を満たしていなかった場合に違約金が発生します。

ただし、成功報酬を大幅に上回るような違約金の設定は一般的には認められません。

違約金は実際に発生する損害の規模に見合ったものに設定されなければならず、損害が予測できない場合でも、あらかじめ契約書で定められた条件に基づいて違約金を設定することが一般的です。

違約金の金額や条件は契約書に明記することが多い

違約金の金額や発生条件は、業務委託契約書に明記されることがほとんどです。

契約書に明記されていない場合でも、契約違反があった際には民法に基づく損害賠償請求が可能ですが、あらかじめ違約金を設定しておくことで、違反が発生した場合の賠償をスムーズにできます。

具体的な違約金の金額や条件は、例えば「納期遅延が発生した場合、1日ごとに○○円の違約金を支払う」などと定められることが多いです。

また、契約書には契約解除や損害賠償の条件も含まれることがあり、これらも明確にしておくことでトラブル発生時にスムーズな解決が可能となります。

契約金額の一定割合や固定額とする場合が多い

違約金の金額設定には、契約金額の一定割合や固定額を採用するケースが多く見られます。

例えば、契約総額の5〜10%を違約金とする場合や、固定金額として数万円を設定する場合があります。

つまり、契約相手の負担が過度にならないようにバランスを取ることが重要です。

特にフリーランスや中小企業との契約においては、過度に高額な違約金を設定してしまうと契約相手にとって過剰な負担となり、場合によってはハラスメント認定される可能性もゼロではありません。

そのため、現実的で公正な金額設定が求められます。

業務委託契約の違約金が無効になることがある?

業務委託契約において、契約違反が発生した場合に備えて違約金条項が設定されることは珍しくありません。

しかし、違約金条項は常に有効とは限りません。法律の規定や契約内容が不適切であれば、無効と判断される場合があります。

違約金条項は基本的には当事者間の合意により成立する

違約金条項は、契約の当事者間で自由に取り決めることができます。

日本の契約法では、契約は基本的に当事者の自由意志に基づいて締結されるため、双方が合意すれば違約金の金額や条件を含めた内容を自由に定めることが可能です。

例えば、納期遅延や成果物の品質不良に対するペナルティとして、1日あたりの違約金を設定したり、契約総額の一定割合を違約金として設定することがよく見られます。

このように、違約金条項は双方が合意すれば契約に盛り込むことができるのです。

ただし、こうした合意には法律上の制約も存在します。

違約金条項はすべて有効とは限らない

契約当事者間で合意したとしても、違約金条項が無条件に有効となるわけではありません。

その内容が法律に反する場合や、不当に高額である場合、違約金条項が無効とされる可能性があります。

不当に高額な違約金が設定されている場合

違約金が無効となる代表的なケースは、不当に高額な違約金が設定されている場合です。

例えば、実際の損害額を大きく超える違約金が設定されている場合、公序良俗に反するとして無効と判断されることがあります(民法第90条)。

つまり、違約金の額は契約違反によって生じる損害を補填するものであるため、その額が合理的でなければなりません。

実際の損害額に対して極端に高い違約金を請求しようとすると、裁判所で無効とされる可能性があります。

特に「違約罰」と見なされるような罰則的な性質を持つ金額設定は無効とされるリスクが高いです。

契約書に具体的な金額や条件が明記されていない場合

もう一つ無効となるケースとして、契約書に違約金の具体的な金額や発生条件が明記されていない場合が挙げられます。

違約金を請求するためには、契約書に金額や発生条件が具体的に記載されていることが重要です。

曖昧な表現や条件が不明確な違約金条項では、契約当事者間で解釈に齟齬が生じ、トラブルの元となる可能性があります。

例えば、「納期遅延が発生した場合、適切な違約金を請求する」といった漠然とした記載ではなく、「1日遅延ごとに5,000円の違約金を請求する」といった具合に、具体的な金額と条件を明記しなければなりません。

したがって、業務委託契約の違約金条項は契約当事者間の合意に基づいて成立しますが、その内容が不当に高額であったり、具体的な条件が明確でない場合、無効とされるリスクがあります。

業務委託契約で違約金が無効になる可能性のある事例

ここまで、業務委託契約の違約金について解説してきました。

しかし、具体的なイメージがつかない方もいるかもしれません。

ここからは、業務委託契約で違約金が無効になる可能性のある事例について、いくつかみていきましょう。

納期遅延に対する過剰な違約金

納期遅延が発生した場合、違約金を設定することは一般的です。

しかし、その金額が実際の損害を大幅に上回る場合、違約金は無効となる可能性があります。

例えば、1日遅延するごとに1万円の損害が発生すると見込まれているにもかかわらず、10万円の違約金を設定するなど、過剰な額は公序良俗に反するとして無効とされる可能性が高いです。

成果物の品質に対する曖昧な違約金の取り決め

成果物の品質に関する違約金が曖昧な場合も無効となる可能性があります。

例えば、「品質に問題があった場合には適切な違約金を支払う」とだけ契約書に記載されている場合、適切な基準が明確でないため、違約金の請求自体が無効とされることがあります。

品質基準が具体的に明記されていないと、違約金の請求時にトラブルが発生しやすいため、契約書には具体的な基準と条件を明記しましょう。

クライアントによる一方的な契約解除と違約金請求

クライアント側が一方的に業務委託契約を解除し、その上で違約金を請求するケースもありますが、これは不当であり無効となることが多いです。

契約解除には正当な理由が必要で、理由なく一方的に解除する場合には、逆にクライアントが損害賠償を請求されるリスクがあります。

したがって、契約解除に伴う違約金請求は、契約書にその条件が明記されていない限り無効となる可能性が高いことは把握しておきましょう。

契約内容の変更による追加業務と違約金の発生

業務委託契約の途中で契約内容が変更されて追加業務が発生した場合、元の契約に基づく違約金がそのまま適用されるのは不合理です。

このようなケースでは、変更後の契約に基づく条件を新たに設定しない限り、元の違約金条項が無効と判断される可能性があります。

契約内容の変更に伴い、追加業務に対する違約金条項を再度協議し、明確にすることが重要です。

報酬未払いに対する違約金設定の不備

業務委託契約において、フリーランス側が報酬を受け取れなかった場合、違約金を請求するためには、契約書に報酬未払い時の違約金条項がしっかりと記載されていることが求められます。

しかし、この条項が契約書に記載されていない場合や、不明確な条件で記載されている場合、報酬未払い時に違約金を請求することは難しくなります。

したがって、報酬未払いに備えて違約金条項を契約書に明確に記載しておくことが不可欠です。

業務委託契約における違約金条項の注意点

業務委託契約において、違約金条項は契約違反が発生した際のペナルティとして重要な役割を果たします。

違約金条項を適切に設定しておくことで契約当事者間のトラブルを防ぎ、万が一の際に迅速に問題解決を図ることが可能です。

しかし、契約書に記載する際にはいくつかの注意点があります。

違約金の設定が不適切であると、無効となるリスクがあるため、以下のポイントを十分に考慮して設定する必要があります。

具体的な金額と条件を明確にする

違約金条項を設定する際には、具体的な金額と条件を明確にすることが重要です。

契約違反が発生した場合に備えて違約金が発生する具体的な条件と、その金額を契約書にしっかりと記載しておく必要があります。

以下は業務委託契約書に記載する具体的な金額と条件の例です。

  1. 納期遅延:「1日遅延ごとに5,000円の違約金を請求」
  2. 品質不良:「品質基準未達の場合、契約金額の10%を違約金として請求」
  3. 中途解約:「一方的な契約解除時、契約金額の20%を違約金として支払う」
  4. 瑕疵対応:「修正対応を行わない場合、契約金額の5%を違約金として請求」
  5. 支払い遅延:「支払期日超過時、遅延額の0.5%を違約金として請求」
  6. 修正回数超過:「修正回数超過ごとに1万円を追加料金として請求」
  7. 機密保持違反:「機密保持違反時、契約金額の50%を違約金として請求」
  8. 作業中断:「作業中断時、契約金額の15%を違約金として支払う」

ただし、金額の設定に際しては実際の損害額を反映した現実的な金額に設定することが大切です。

曖昧な表現を避けて具体的な条件や金額を記載する

違約金条項を設定する際、曖昧な表現はトラブルの元となり、無効とされる可能性があります。

したがって、契約書に記載する際には曖昧な表現を避け、具体的な条件や金額を記載することが重要です。

例えば、「適切な違約金を支払う」「著しい損害を与えた場合」などの曖昧な表現では、当事者間で解釈が分かれる可能性があります。

これにより、違約金を請求する際にトラブルが発生し、裁判所で無効とされるリスクも高まります。

違約金が発生する条件については、以下のように具体的に記載しましょう。

  • 「納期が5日を超えて遅れた場合、1日ごとに5,000円の違約金を支払う」
  • 「成果物が契約で定めた品質基準を満たさない場合、違約金として契約総額の10%を支払う」

このように、違約金の金額と発生条件を具体的に明示することで、トラブル発生時に迅速かつ円滑に解決を図れます。

契約後に問題が発生した場合の対応策

業務委託契約では、契約締結後に予期しなかった問題が発生することがあります。

特に、納期の遅延や品質の不備、契約解除に関するトラブルが典型的です。

違約金条項はこうした問題に備える手段として有効ですが、実際にトラブルが起きた場合、どのように対応するべきなのでしょうか?

ここでは最後に、契約後に問題が発生してしまった場合の対応策についてご紹介します。

クライアントと交渉する

問題が発生した際、最初に取るべき対応策はクライアントとの交渉です。

多くの契約トラブルは、冷静に話し合うことで解決できます。

納期の遅延や品質に関する不備がある場合、双方が柔軟な対応を取ることが望ましいです。

例えば、納期が少し遅れても双方が理解を示す場合、追加の作業期間を設けたり、報酬の一部を減額することで合意に達することが可能です。

クライアントもすぐに法的措置を取ることを望んでいるわけではなく、業務を円滑に進めるためにも交渉が重要です。

交渉で解決しなかった場合は法的措置を検討

交渉が決裂し、双方が合意に至らない場合には、法的措置を検討することになります。

ただし、業務委託契約に基づく違約金条項は、契約書に明記されている内容に従って請求できるものの、法的に妥当でなければなりません。

弁護士に相談する

違約金の支払いに関するトラブルが法的に発展する前に、弁護士に相談することが最も確実な解決手段です。

弁護士は契約の内容や問題の状況を適切に判断し、法的にどのような対処が可能かをアドバイスしてくれます。

特に、違約金の金額や条件が法律に反していないかどうかを確認するためにも、早い段階で専門家の意見を聞くことが重要です。

また、弁護士に相談することで問題が深刻化する前に合意や調停を提案されることも多く、裁判を回避できる可能性も高まります。

加えて、クライアントとの交渉を再度試みる際にも、弁護士を通じて行うことで信頼性や交渉力が増します。

特に、はじめて法的トラブルに遭遇した場合は、自己防衛のためにも弁護士に相談することを強くおすすめします。

裁判によって違約金条項が無効と認められる可能性

なお、最終的に裁判に発展する場合もありますが、この際に注意すべきなのは違約金条項が裁判所で無効と認められる可能性があるという点です。

特に、違約金が過剰に高額である場合や契約内容が曖昧な場合、裁判所が違約金の適用を無効と判断することもあります。

例えば、大阪高等裁判所の「ノムラクリーニング事件」(平成10年6月17日)では、著しく高額な違約金が「公序良俗に反する」として一部無効とされました。

こういった判例からもわかるように、違約金が現実的な損害額を超えすぎている場合や、契約内容が不合理であれば、裁判所は違約金条項を無効とする可能性がある点には注意が必要です。

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業務委託契約とは2

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まとめ

本記事では、業務委託契約における違約金が無効になるケースや、違約金条項の設定時に注意すべきポイント、さらに契約後に問題が発生した際の対応策について詳しく解説しました。

業務委託契約の違約金は、双方にとって契約の遵守を促し、トラブル発生時の重要な救済策となりますが、設定が不適切であるとその効力を失ってしまう可能性があります。

したがって、違約金の金額設定や条項の記載には慎重な検討が必要です。

契約締結時には、法的なトラブルを未然に防ぐためにも違約金条項の内容をよく確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けましょう。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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