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フリーランスエンジニアがやってしまう経歴詐称は?経歴詐称をするリスクや発覚した場合の対処法を紹介

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はじめに

フリーランスエンジニアとして活躍するうえで、スキルや実績は大きな武器になります。

しかし、「より高単価の案件を獲得したい」「実績が少なくて不安」といった理由から、経歴を偽ってしまう人も少なくありません。

そこで本記事では、フリーランスエンジニアがやってしまいがちな経歴詐称の種類や、それがもたらすリスク、万が一発覚した場合の対処法について詳しく解説します

<この記事を読むメリット>

  • フリーランスエンジニアによくある経歴詐称の実態がわかる
  • 経歴詐称のリスクを理解できる
  • 経歴詐称が発覚した際の適切な対応方法を知れる
  • 初心者でも正直な経歴のまま案件を獲得するコツが学べる

「経歴詐称をしてしまったけどどうすればいい?」「スキルに自信がないけれど、どうやって案件を獲得すればいい?」そんな疑問を持つフリーランスエンジニアの方は、ぜひ最後までご覧ください。

フリーランスエンジニアでよくある経歴詐称は?

フリーランスエンジニアでよくある経歴詐称は?

フリーランスエンジニアが案件に応募するには、経歴の提示はほぼ必須条件です。

しかし実際のところ、クライアントが応募者の経歴が本当のものであるかを確かめる術はありません

厳密には、確かめる術自体はありますが、かなりの労力を割くことになるため、わざわざ確かめるクライアントは少ないのです。

そのため、応募する際に自分の経歴を過度に誇張して経歴詐称する人が後をたちません。

では、フリーランスエンジニアが経歴詐称する場合、どのようなことを偽るのでしょうか?

ここではまず、フリーランスエンジニアによくある経歴詐称の例をいくつかご紹介します。

経験年数の水増し

経歴詐称で最も多いのが、経験年数の水増しです。

フリーランスエンジニア案件では、ほとんどのケースで「実務経験〇〇年以上必須!」「経験があれば尚よし」というような応募条件が設定されています。

そのため、応募者が実際の経験年数を水増しして、より高単価の案件や安定したプロジェクトを獲得しようとするケースが後をたちません。

例えば、実際の開発経験が1年未満であるにもかかわらず、「経験3年以上」と記載するケースが典型的です。

また、大学の卒業研究や個人開発を「実務経験」としてカウントするなど、実際には業務に直結しない経験を誇張するパターンもよく見受けられます。

対応できるスキルや資格に関する嘘

次に多いのが、自分が対応できるスキルや保有している資格について偽るケースです。

例えば、実際には触れたことがないプログラミング言語やフレームワークを「使用経験あり」と記載するのが典型例です。

また、少し触った程度の技術を「実務レベルで対応可能」と誇張する人もいます。

クライアントが詳細なチェックをしない場合、このような虚偽申告をしても見抜かれることは少なく、実際にプロジェクトに入ってからスキル不足が露呈することになります。

資格に関しても同様で、未取得の資格を持っていると記載したり、「合格したけど証書が手元にない」と言い訳するケースも少なくありません。

特に、AWS認定資格やOracleの認定資格など、クラウドやデータベース関連の資格を詐称するケースが増えています。

他人の成果物を自分の実績にする

経歴詐称の中でも特に悪質なのが、他人の成果物を自分の実績として申告する行為です。

これは特に、フリーランスエンジニアがポートフォリオを提出する際に見られるケースで、他人のコードやプロジェクトを自分が開発したものと偽り、無理やりプロジェクトに参加しようとする行為です。

例えば、GitHub上のオープンソースプロジェクトを「自分が開発した」と主張したり、チーム開発のプロジェクトを「すべて自分が担当した」と誇張するケースが考えられます。

また、クラウドソーシングサイトやエージェントを通じて案件を受注する際、他のエンジニアが開発したシステムのスクリーンショットやコードを自分のものとして提出する人も増えています。

このような詐称が発覚した場合、クライアントの信頼を大きく損ねるだけでなく、業界内での信用を失い、今後の案件獲得が難しくなるので絶対にやめましょう。

フリーランスエンジニアが経歴詐称をしてしまう心理は?

フリーランスエンジニアが経歴詐称をしてしまう心理は?

経歴詐称をして運よくプロジェクトに参画できたとしても、大抵の場合はスキル不足が露呈してすぐに外されることになります。

最悪の場合、損害賠償請求をされる恐れもあるので、経歴詐称はリターンに対してリスクが大きすぎる行為だといえるでしょう。

ではなぜ、フリーランスエンジニアはついつい経歴詐称をしてしまうのでしょうか?

ここからは、フリーランスエンジニアが経歴詐称をしてしまう心理状態を詳しく解説していきます。

高単価案件を獲得したい

フリーランスエンジニアは、クライアントから委託された業務をこなし、その報酬をもとに生計を立てるのが一般的です。

そのため、「案件単価 = 収入」という関係性が成立します。

しかし、高単価案件には実務経験が豊富なエンジニアが優先的に選ばれるため、経験年数やスキルを水増ししてでも案件を獲得したいという心理が働きます。

特に、生活費のプレッシャーや安定した生活を実現したいという欲求が強いと「多少の誇張なら許されるだろう」という自己正当化が生じ、その結果経歴を詐称してしまうのです。

競争の激化による焦りやプレッシャー

現在、フリーランス人口は急激に拡大しています。

総務省統計局が2023年7月21日に発表した資料によると、日本の本業フリーランスの人口は約209万人であり、有業者全体の約3.1%を占めているとのことです。

新型コロナ期の3年間には副業フリーランス人口も急増しており、それも含めるとさらに多くの人がフリーランスとして働いていることになります。

つまり、現在のフリーランス市場は徐々に競争が激化しつつあるのです。

当然のことではありますが、競争が激化すれば案件獲得の難易度も上がります

したがって、焦りやプレッシャーを感じたエンジニアが「他の候補者よりも魅力的に見せなければならない」と思い、実際の経験よりも優れた経歴を記載してしまうのです。

実績が少ないため案件を獲得できるか不安

フリーランスとして活動を始めたばかりのエンジニアにとって、最初の案件獲得は特に大きなハードルとなります。

実績が少ないと、クライアントの信頼を得るのが難しく、なかなか仕事を受注できません。

こうした状況が続くと、「実績がなければ永遠に案件を取れないのではないか?」という不安に苛まれ、経歴を詐称する誘惑に駆られます。

特に、クラウドソーシングサイトやエージェント経由での案件獲得が主流となる中で、実績が少ない人は自分を魅力的に見せるために、経歴詐称せざるを得ない状況に陥ってしまうのです。

経歴詐称をしてしまうことのリスク

経歴詐称をしてしまうことのリスク

経歴詐称をすれば、案件自体は獲得できるかもしれません。

しかし、経歴詐称にはそれ相応のリスクが伴います

ここからは、フリーランスエンジニアが経歴詐称をすると、どのようなリスクが発生するのかを詳しく解説していきます。

クライアントからの信頼を失う

経歴詐称をすると、クライアントからの信頼が著しく失墜します。

フリーランスエンジニアは会社員のように、会社の信頼を背景に活動できません。そのため、クライアントと長い時間をかけて信頼関係を築いていかなければなりません。

しかし、一度失った信頼を取り戻すのは至難の業といえます。

プロジェクトから外される

クライアントからの信頼を失ってしまうと、当然ですがプロジェクトから外されることになります。

「契約書に経歴詐称の対応について記載がなければ大丈夫なはず」と思う方もいるかもしれません。

しかし、業務委託契約書にはほとんどのケースで「善管注意義務」という文言が記載されているはずです。

善管注意義務とは、業務を遂行するにあたって誠実で適切な注意を払う義務のことを指します

つまり、適切なスキルや知識を持たずに業務を遂行することは、善管注意義務に違反していると見なされる可能性があるのです。

また、プロジェクトから外されるだけでなく、契約違反として違約金や損害賠償請求をされるリスクも発生します。

その結果、未払い報酬の請求すら困難になるケースも少なくありません。

今後の案件獲得が難しくなる

一度経歴詐称が発覚すると、同じクライアントから再度案件を受注するのはほぼ不可能です。

さらに、フリーランス市場では口コミや評価が重要な要素となるため、悪い評判が広まれば他のクライアントからも敬遠されるリスクが高まります。

フリーランスエージェントを利用している場合は、経歴詐称が発覚するとブラックリスト入りする可能性もあるとも言われています。

そうなると、案件の紹介自体が停止され、結果的に仕事を失うことになるでしょう。

また、クラウドソーシングサイトでも、クライアントから低評価やネガティブなレビューがつくと、案件獲得が極めて困難になります。

フリーランスにとって信頼は何よりも重要な資産であり、それを失うことの影響は計り知れません。

このように、経歴詐称によって信頼を失うと、短期的にはプロジェクトの解雇、長期的には案件獲得の機会自体を失うという大きなリスクを抱えることになるのです。

案件獲得後にスキル不足が露呈する

経歴詐称をして運よく案件を獲得できたとしても、実務段階でスキル不足が露呈してしまいます。

フリーランスエンジニアに求められるのは、即戦力としてのパフォーマンスです。

クライアントは経験やスキルを前提に契約を結ぶため、実際の業務で想定される成果を出せない場合、プロジェクトに多大な悪影響を与えます。

スキルが足りずスムーズに仕事を進められない

経歴詐称をして運よく案件を獲得できたとしても、実務段階でスキル不足が露呈してしまうでしょう。

フリーランスエンジニア案件の多くは、納期が厳格に定められています。

しかし、スキル不足の状態ではスムーズに仕事を進められないため、納期に間に合いません

「勉強しながら進めていけば大丈夫だろう」と思う方もいるかもしれませんが、そこまで単純な話ではないのです。

例えば、最新のフレームワークであるReactを触ったこともないのに、React案件を受注してしまったケースを考えてみましょう。

Reactはコンポーネントベースの設計や状態管理ライブラリ(ReduxやRecoilなど)の理解が求められるため、基礎知識がないと開発を進めるのが困難になります。

さらに、クライアントは即戦力としてフリーランスエンジニアを採用しているため、納期はかなりタイトな場合が多いです。

結果として、納期遅延や品質の低下につながり、クライアントの信頼を大きく損ねることになるでしょう。

このように、スキル不足が露呈すると、フリーランスエンジニアとしてのキャリアに大きなダメージを受けることになります。

経歴詐称が発覚した場合はどうする?

経歴詐称が発覚した場合はどうする?

フリーランスエンジニアは、案件を獲得できなければ収入が発生しません。そのため、ついつい自分をよく見せるために経歴詐称をしてしまう人もいるでしょう。

では、仮に経歴詐称が発覚した場合、どのような対応をすればよいのでしょうか?

ここからは、フリーランスエンジニアの経歴詐称がクライアントにバレたときにするべきことについて解説していきます。

事実を正直に話す

経歴詐称がバレたとき、ウソを重ねることだけは絶対にやめましょう

ウソをついてクライアントをさらに怒らせてしまうと、より大きなトラブルに発展しかねません。

人間は自分にとって不利な事実が発覚すると、潜在意識的に「防衛機制」が働きやすいといわれています。

これは自分の立場を守ろうとする自然な反応ですが、このままウソを重ねると、クライアントからの信頼は一瞬にして崩れ落ちます

一方、勇気をもって事実を伝えることは「自己開示」と呼ばれ、心理学的にも相手の心象を改善する効果があるとされています。

最初は怒りや失望を買うかもしれませんが、誠実さを示すことでクライアントが冷静になり、対話の余地を与えてもらえる可能性が高まるのです。

誠実に謝罪する

経歴詐称がバレると、ついつい焦ってしどろもどろになりがちですが、こんな時こそ誠実な対応を心がけるべきです。

誠実に謝罪することは、トラブルを収束させるだけでなく、結果的に信頼を取り戻す大きなきっかけになるかもしれません。

例えば「できる営業マンはトラブルが発生すると、逆に相手からの信頼を獲得する」とよく言われますが、これは問題が起きたときほど、相手がこちらの本当の人間性や対応力を見極めるからです。

失敗や不手際を堂々と認めたうえで、誠意をもって向き合う姿勢を示せれば、相手は「この人は誤魔化さずにちゃんと対応できる人だ」というプラスの評価に転じやすくなります。

可能なら作業範囲の変更をお願いする

経歴詐称が発覚すると、ほとんどのケースで契約解除を迫られることになると思いますが、もし可能なら作業範囲の変更をお願いしてみましょう。

クライアントとしても、空いた穴を埋めるにはそれ相応のコストが発生します。

そのため、もしある程度のスキルが備わっているのなら、別の作業を任せられることもあるかもしれません。

ただし、ここで重要なのは、「あくまでクライアントにとってメリットのある提案をする」という視点です。

単に「契約解除を避けたい」という自己都合の申し出では、相手に納得してもらうのは難しくなります。

では、具体的にどのように作業範囲の変更を交渉すればよいのでしょうか?

自分ができるタスクを明確する

経歴詐称が発覚した時点で、「何ができて、何ができないのか」を明確に整理し、クライアントに提示することが重要です。

心理学の観点からも、人は「未知のリスク」に対して強い不安を抱きます。

そのため、クライアントに「このエンジニアは一体何ができるのか」という不安を抱かせてしまうと、全面的な契約解除に踏み切られる可能性が高いです。

クライアントに「完全に契約解除するより、一部の業務を任せる方が合理的」と判断させることに成功すれば、契約解除は回避できるかもしれません。

できない業務は他のエンジニアに任せる

仮に、自分が本来の業務を継続できない場合でも、「プロジェクト全体に対してどのように貢献できるか」を考えることが大切です。

特に、クライアント側が代替エンジニアを探す時間がない場合、別のエンジニアを紹介することで、自分の信頼を多少なりとも回復できる可能性があります。

例えば、以下のような方法が効果的です。

  • 知り合いのエンジニアを紹介する
  • チームでの作業に切り替えてもらう
  • 自分ができる範囲でサポート役に回る

こうした提案ができれば、クライアントも「完全に切り捨てるよりも、部分的にでも活用したほうがよい」と考えてくれるかもしれません。

報酬の見直しを提案することも考える

経歴詐称がバレた時は、報酬見直しの提案も視野に入れておきましょう。

報酬見直しを提案することで、クライアントの不満を和らげ、契約継続につなげられる可能性が高まります。

提案方法については、以下を参考にしてみてください。

  • 時間単価・固定報酬の引き下げを提案する
  • 成果報酬型・マイルストーン報酬を導入する
  • 作業量を減らして報酬を適正化する

ただし、報酬を大幅に下げすぎてしまうと、フリーランスエンジニア側にメリットが全く無くなってしまいます。

モチベーションが上がらないと、再度トラブルに発展してしまう可能性もあるので、あくまでも適正価格の範囲を逸脱しすぎないようにしましょう。

初心者でも経歴詐称に頼らずに案件を獲得するには?

初心者でも経歴詐称に頼らずに案件を獲得するには?

ここまで解説してきたように、経歴詐称は大きなリスクを伴う行為です。

しかし、初心者フリーランスエンジニアは、そもそも見栄えの良い実績を持っていません。

では、初心者は一体どのようにして案件を獲得していけば良いのでしょうか?

ここからは、初心者でも経歴詐称に頼らずに案件を獲得する方法について解説していきます。

小規模な案件から始める

初心者の場合、いきなり高度で大規模な案件に挑戦するのではなく、小規模案件から始めていくのがおすすめです。

大規模案件や複雑なプロジェクトは初心者には難しい

フリーランスエンジニア向けの案件には、企業の基幹システム開発やフルスタック開発を伴うプロジェクト、数ヶ月にわたる長期案件など、難易度の高いものが数多く存在します。

しかし、これらの案件は一般的に実務経験が豊富なエンジニアや、実績があるフリーランス向けに募集されていることがほとんどです。

また、高単価の案件ほど実務経験が豊富なエンジニアが応募するため、初心者が採用される可能性は低くなります。

特に企業案件では、過去の実績や開発経験が重視されることが多いため、初心者には不向きと言わざるを得ません。

自分のスキルで確実に納品できる案件を選ぶ

初心者のフリーランスエンジニアが最も避けるべきなのは、「スキル不足による納品トラブル」です。

納期を守れなかったり、品質の低い成果物を納品してしまうと、クライアントからの評価が下がり、継続案件につながりません。

そのため、自分のスキルで確実に納品できる案件を選ぶことが大切です。

例えば、以下のような案件は初心者でも比較的手の出しやすい案件なのでおすすめです。

  • LP(ランディングページ)のコーディング:HTML/CSSやJavaScriptの基礎ができれば対応できる
  • WordPressの簡単なカスタマイズ:既存のテーマを修正する作業や、プラグインの設定などは、基本的なPHPの知識があれば対応可能
  • バグ修正・改修案件:すでに動いているシステムの軽微な修正を行う案件なら、ゼロから開発するよりも難易度が低い
  • データ入力や簡単なスクレイピング:Pythonの基礎があれば、スクレイピングやデータ整理の案件もこなせる

ただし、上記のような案件にも「経験3年以上」や「実績があることが必須」などの条件が定められていることもあります。

そのため、「未経験者OK」や「初心者歓迎」といった案件を中心に探しましょう。

低単価でも仕事を受けて実績を作る

初心者のフリーランスエンジニアが案件を獲得するためには、まずは低単価の仕事でも積極的に受け、実績を作ることが大切です。

実績を積むことで次の案件獲得が有利になる

多くのクライアントは「過去の実績」を重視してエンジニアを選定するため、実績が豊富なエンジニアほど高単価案件を獲得しやすいのは事実です。

もちろん、低単価の仕事を続けることが最終目標ではありません。

しかし、最初に実績を作ってしまえば、その後の案件獲得が圧倒的にスムーズになります。

案件が簡単に獲得できるようになれば、コストパフォーマンスが段違いに高くなるので、必然的に収入もアップしていくでしょう。

ただし、少しでも実績ができたら、すぐにポートフォリオに反映することを忘れないようにしましょう。

ポートフォリオはPowerPointやPDFファイルにまとめても構いませんが、できればポートフォリオサイトを自分で作って掲載するのがおすすめです。

WordPress(ワードプレス)などのCMSソフトを利用すれば、初心者でも簡単にWebサイトを作れます。

これだけである程度のフロントエンドスキルの証明になりますし、プロフェッショナル感も演出できます。

最初は大変かもしれませんが、一度作ってしまえば、後は随時追加していくだけで大丈夫なので、時間に余裕ができたらトライしてみましょう。

フリーランスエンジニアは信頼が大切

ここまで、フリーランスエンジニアの経歴詐称について詳しく解説してきました。

フリーランスエンジニアにとって、実績や経歴は確かに重要な要素です。

しかし、フリーランスエンジニアにとって何よりも大切なのは信頼だといえるでしょう。

フリーランスはあくまでも外部の人間なので、できることなら自社社員に業務を任せたいというのがクライアントの本音です。

外部の人間に業務を委託すると、指揮命令権を行使できませんし、最悪の場合は情報漏洩につながる恐れもあります。

だからこそ、クライアントはスキルや実績と同じくらい信頼を重視するのです。

最近では、多くの方がフリーランスエージェントやクラウドソーシングサービスを利用して案件を獲得しています。

しかし、こういったサービスには必ずといっていいほど信頼性を証明する機能、例えば「クライアントからの口コミ」や「案件納品率」といった機能が搭載されています。

経歴詐称がバレて一度でも信頼を落としてしまえば、取り戻すのにはかなりの時間がかかります。

したがって、経歴詐称はリスクが大きすぎる行為だといえるので、コツコツと正攻法で信頼を築いていきましょう。

まとめ

本記事では、フリーランスエンジニアがやってしまいがちな経歴詐称の種類や、それがもたらすリスク、発覚した場合の対処法について解説しました。

経歴詐称は、一時的に案件を獲得できるかもしれませんが、発覚すればクライアントからの信頼を失い、今後のキャリアに大きな影響を及ぼします。

特にフリーランスは「信頼」が何よりも重要な資産です。

一度失った信用を取り戻すのは容易ではなく、長期的な視点で考えれば、経歴詐称はリスクの方がはるかに大きいと言えます。

本記事が、フリーランスエンジニアとしてのキャリアを築く一助となれば幸いです。信頼を武器に、長く活躍できるフリーランスを目指しましょう。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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