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グラフィックデザイナーの副業は30代でも可能なのか?

グラフィックデザイナーで副業する人は増えている

今や正社員の10人に1人が副業中

副業解禁により日々副業に関するニュースが増えているように、副業の実態・意識調査リポートによると、今や正社員の10.9%が現在進行形で副業をしているとのこと。そして今後副業をしたいと答えた正社員は41.0%にも上ります。副業の種類や始めた理由などは多種多様ですが、グラフィックデザイナーといったクリエイティブ職を副業に選ぶ人の傾向として、自己実現の追求やキャリアアップなどが他の業種より高いことがわかっています。働き方の多様化で、今後さらにグラフィックデザイナーで副業を始める人が増えると言えるでしょう(※日経クロステック調べ:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/022200240/)

サラリーマンの平均年収は年々減少

サラリーマンの平均年収は2017年から毎年減少しており、年代別で見ると唯一20代の男性が増額との調査結果が出ています。30代以上はどの年代も減少で、50代以上となると年間23万円のダウンという結果が出ていて、この数字を見ると将来が不安になるのは言うまでもありません。(※J-CAST調べ:https://www.j-cast.com/kaisha/2020/01/29378226.html)

コロナの影響により副業を始める人がさらに増加

正社員の10人に1人が副業をしているという調査結果はコロナが拡大する前の数値のため、今後は収入を増やす目的で副業を始める人が増えることは容易に想像がつきます。特にグラフィックデザイナーのようなオンラインで完結する職種はさらに伸びるでしょう。

グラフィックデザイナーで副業できるのは若い人だけではない

即戦力を求める案件が増えている

グラフィックデザイナーのようなクリエイティブな職種は若い人が多いイメージがあるかもしれませんが、デザイナーはアーティストではないため、センス以上にまとめる力や訴求力などのある程度熟練したスキルが必要になるので、年齢よりも経験が重要視される傾向があります。そのためグラフィックデザイナーの副業は「要実績」という条件付きの案件が非常に多いのも特徴で、なかには「グラフィックデザイナー歴5年以上」や「依頼案件と同じようなポートフォリオを必ず提出」といった条件を出されることも。デザインソフトが使えるからという理由だけでは募集しにくいのが現状で、正直それだけではデザイナーとしては使い物になりません。またスキルだけでなく、印刷用のデータ処理やパンフレットなどの冊子デザインなら製本の知識といった「専門知識」が必要な場面もあります。クライアントとしてはお金を払って依頼する以上は、即戦力を求めるのは当たり前の流れですね。

これまでの経験やスキルを活かせる30代のマッチングが増えている

そのため副業のグラフィックデザイナーは、豊富なスキルや経験を持つ30代が重宝され、クライアントとのマッチングが増えています。新入社員や20代の駆け出しグラフィックデザイナーだと、センスはあっても経験値が少ないため提案力が弱いのも事実。30代となってくると担当案件が増え経験値も上がってきているので、依頼するクライアント側は言うまでもなく経験豊富なグラフィックデザイナーと仕事をしたいですよね。クライアントは即戦力を求めており、また30代のグラフィックデザイナーはさらなる自己実現を追求したりキャリアアップがしたくてモチベーションの高い人が多く、需要と供給がキレイに成り立っていることが分かります。特に今はオンラインのマッチングサービスが主流になってきています。クライアントとしては、実績や経験年数、ポートフォリオで採用するグラフィックデザイナーの実力を判断するので、豊富な経験を持つ30代以上は若い人よりもマッチング率が高くなるのは必然と言えます。

グラフィックデザイナーの副業の案件例

メジャーな案件・多い案件の傾向

グラフィックデザイナーの案件としてメジャーなものはロゴデザインをはじめ、名刺やショップカードのデザイン、そしてチラシデザインといった紙媒体が多いです。基本的には単発での依頼が多いですが、なかにはロゴデザインをきっかけに継続依頼をもらえることも。特にロゴデザインとカードデザインは企業であれ、個人であれスタートアップには必ず必要となるビジネスツールのため、抱き合わせでのデザイン依頼が多い傾向にあります。ロゴデザインは、そこに込める企業の理念や使用するカラーなどに全ての思いが詰め込まれるもので、いわばその企業や個人のシンボルと言える重要なもの。その大切な思いをクライアントと一丸となって作成することで自分自身もチームの一員となることができれば、継続して案件がもらえるようになり、さらに様々な案件を担当することでディレクションのスキルアップも可能です。こうしてグラフィックデザイナーとしてまた1つ新しいステージへ進むことができます。

高単価な案件の例

全体的に、企業からのグラフィックデザイン案件は個人からの案件より単価が高い傾向にあります。ただし経験5年以上やポートフォリオでの審査など厳しい条件を提示されることもあるので、実績やポートフォリオが出せないグラフィックデザイナーは最初から高単価の案件を狙わずに、簡単な案件から受けていきましょう。企業からの案件の中で、最近、高単価になっているのがSNS運営用のバナーデザインで、特にオリジナル性を出すためにイラストや漫画が描けるグラフィックデザイナーが求められています。今はテレビコマーシャルや雑誌広告より、ツイッターやインスタグラムといったSNS広告に力を入れている企業が多いのですが、イラストや漫画が描けるグラフィックデザイナーは決して多くないので、案件数が増加傾向にありながらも供給が間に合っていないため単価が高騰している傾向にあります。経験豊富なプロのグラフィックデザイナーで絵が描けない人は結構いるので、そのスキルを伸ばしたい人が副業としてこのような高単価の案件を受けられるようになるのは一石二鳥ですよね。

20代(若い人)向けの案件には注意

上流工程の仕事は少ない

グラフィックデザイナーの案件の中には、学生限定や20代限定といった募集案件があります。このような案件は正直、低単価で粗悪な単純作業を延々とさせられることが多いので、引き受ける際は注意して受けましょう。膨大な作業量ですがいたって簡単な作業のため、低単価設定のことが多いのが特徴です。長い時間拘束されるにも関わらず、グラフィックデザイナーで副業する目的の多くの理由である、自己実現の追求やキャリアアップはまず見込めません。また昨今のオンラインマッチングサービスの利用で、学生可や20代限定といった若い人を限定し詐欺まがいのことをさせる悪質なクライアントもいるので、案件の条件を良く理解し、不明な点があれば必ず質問して意見のすれ違いをなくしてトラブルは未然に防ぐことが大切です。

自分のスキルや経験を活かせる案件を探す

経験が豊富なプロのグラフィックデザイナーが副業するなら、自分の積み上げてきたスキルや経験を活かせる案件を選びましょう。案件には、有名企業や最近では行政からの依頼もあったりと、今までのグラフィックデザイナーとしてはチャンスのなかったデザイン案件に挑戦することができます。間違いなく自分自身にとって素晴らしい経験となり採用されれば自分で勝ち取った立派なポートフォリオにもなります。グラフィックデザイナーの副業ならではの切り口でコンペにも積極的に参加してみましょう。

エンジニアスタイルでグラフィックデザイナーのオススメ案件を探す

https://engineer-style.jp/jobs/graphic-designer

まとめ

現役でグラフィックデザイナーとして活動している人が次の新しいステージへ進めるのに副業は良いチャンスです。非正規雇用や労働時間の短縮などの働き方が多様化するなかで自分を高めるためにグラフィックデザイナーの副業をする人は、今後さらに増えてくるのは間違いありません。特に30代40代と年齢を重ねるごとに増えてきた経験やスキルは、若手グラフィックデザイナーにはない実績で即戦力になります。企業勤めだけでは経験することのできなかったデザイン案件を副業で挑戦してみませんか。

  1. 副業で自己実現の追求やキャリアアップを目指す
  2. 30代以降の即戦力が求められている
  3. 今まで経験できなかった案件に挑戦する
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