1. TOP
  2. エンスタマガジン
  3. フリーランス
  4. ITコンサルタントは「やめとけ」、「激務」と言われる6つの背景とは

ITコンサルタントは「やめとけ」、「激務」と言われる6つの背景とは


はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。

エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。ITコンサルタントのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

目次

ITコンサルタントの業務内容

ITコンサルタントとは、ITの技術や専門知識を活かしクライアント企業の抱えるIT関連分野全般における課題を解決するコンサルタントです。

今回はITコンサルタントの基本業務から、業務の大変さ、仕事のやりがいまで詳しくご紹介します。

基本業務

まずは、ITコンサルタントの仕事内容についてご紹介します。

クライアントへのヒアリングおよび分析

ITコンサルタントは、まずクライアント企業の経営課題や依頼目的の把握のため、経営者やIT部門の責任者からヒアリングを行います。

ヒアリングの内容は事業範囲や経営戦略、IT分野の課題や導入済みのシステムの把握、業務フローなど多岐に渡ります。

それらを整理・分析することで、IT分野における企業の課題を洗い出します。

提案書の作成および提案

分析結果を踏まえて、IT技術を使用したシステムの導入など、企業の課題を解決するための提案書の作成を行います。クライアントに対し提案する際には、今の課題は何か、なぜこの方法なら課題を解決できるのかが求められます。

プロジェクト推進とマネジメント

提案した課題解決策を基にプロジェクトチームを統括し、人材の確保やチーム全体の進捗管理を行います。

分野別業務

ITコンサルタントは、担当する専門分野ごとに業務内容が異なります。

IT企画/戦略工程を担うコンサルタント

主にクライアント企業の経営戦略の実現に必要な、「 IT投資 」などのIT戦略の計画策定を支援します。IT技術の導入により、どのように社内業務を効率的に進めるか、売上高の向上に繋がるIT投資は何かを長期的な視野で計画を立案します。

また、クライアント企業のM&A戦略の一つとして「 ITデューデリジェンス 」と呼ばれる、投資先企業のIT資産の価値とリスク調査も行います。

PMOコンサルタント

PMOコンサルタントとは、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)で働くコンサルタントで、クライアント企業内の全てのプロジェクトを俯瞰的に管理し、組織全体のプロジェクトマネジメントの品質向上や能率を高めることが仕事です。

必要に応じてERP(統合基幹業務システム)の導入、SCM(サプライチェーンマネジメント)、CRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント)システムの導入支援などを行います。

デジタルコンサルタント

デジタルコンサルタントとは、DX(デジタルトランスフォーメーション)、ITやWeb、ビッグデータといった最先端のデジタル技術を活用し、新しいビジネス機会の創出やクライアント企業の経営課題を解決します。

スマートフォン、タブレット等のモバイル端末を活用したIoTビジネスの構築支援も行います。

ITインフラコンサルタント

クライアントの経営課題に対して、ITインフラの活用やシステム導入を通じた業務改善の提案を行います。

例えば、アウトソーシングを活用したクライアント企業のIT資産の可視化をし、ITインフラの最適な施策の立案と実行、品質・コスト効率性の高いインフラ環境の導入支援も行います。

セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントは、クライアント企業の現状のセキュリティ体制を分析・整理したうえで、目指すべきセキュリティ体制や、ロードマップを立案していきます。

最新のサイバーセキュリティを取り巻く環境を考慮しつつ、クライアントの経営戦略に最適なIT設備を把握し提供する必要があります。

ITコンサルタントは「やめとけ」、「激務」と言われている6つの背景とは

ITコンサルタントはよく激務と言われる仕事です。ここからはその理由を解説します。

クライアントワークに加え、日々の提案書作成や分析業務で激務になりがち

ITコンサルタントはクライアント企業から常に質の高いアウトプットを要求されます。企業の情報収集、分析、提案資料の作成、プレゼンの準備など、業務量は膨大です。

また、同時に複数のクライアントを抱えることも多く、プロジェクトを同時に担当する場合は納期に追われてしまうため、休日出勤や残業なども増えてしまいます。

日々の業務に加えて常に知識をアップデート必要がある

クライアントに対して、的確なサポートを行うためには多くの知識を得る必要があります。

例えば、クライアント企業の内部情報はもちろん、社会情勢、業界の動向、競合他社の情報、さらに提案するためのIT技術等の把握が必要です。

誤った知識を覚えたり、勉強を怠ってしまうと、見当違いのコンサルティングを行うことになり、クライアントからの信頼を失い次に繋がる仕事をすることができません。

同時に複数の案件を抱えるようになると、必要な知識も膨大になります。

クライアントとのコミュニケーション負荷が大きく、エンジニアの方が自分に向いていたと感じる

ITコンサルタントの仕事は顧客との対話がとても重要です。コミュニケーションが疎かになると、どんなに良い提案をしても顧客は満足してくれません。

また、エンジニアではクライアントが要望するシステムの設計・開発を行いますが、ITコンサルタントはエンジニアの上流工程が主であるため、システム開発はほとんど行いません。

ITコンサルタントとエンジニアの仕事に大きなギャップを感じ、「エンジニアの方が向いているのでは?」と考えてしまう方もいます。

プロジェクトやシステムのトラブルでクライアントに迷惑をかけてしまうことがある・顧客の要望に応えられない

時間を使い構築したITシステムでも、仕様の問題でエラーが発生し正常に動かないことがあります。

クライアントの謝罪、時間や休日を問わない早急な復旧作業、社内への顛末報告、トラブル対応に追われる日々は、大きなストレスになります。

また、信頼関係を築いたクライアントにも迷惑をかけ、失望させてしまったことに悩むこともあります。

ITコンサルタントとして、仕事を続けるためには心身がタフであることも求められます。

地味な業務が多く向いていないと感じる

ITコンサルタントはエネルギッシュで華やかに働くイメージがありますが、実は地味な業務が多いです。

クライアントへのプレゼン資料の作成、資料作成のための情報収集、マニュアル作成、社内報告書の作成、資料作成には最新のテクノロジーではなく、ExcelやWordでコツコツ作成するケースも少なくないです。

このような資料作成が地味で嫌だと感じてしまう方は、ITコンサルタントの仕事は不向きでしょう。

時間をかけて苦労した提案が採用されないケースも多い

プロジェクトの受注は競争入札になることが多く、入札に負けた場合は調査時間や提案・分析資料の作成、案書作成など長い時間をかけた苦労が報われません。

受注が決まった場合もプロジェクトの規模が想定以上に膨らみ、当初期待した利益が全く取れないこともあります。

きつくてもITコンサルタントとして働くメリットとやりがい

先ほど、ご紹介したようにITコンサルタントは非常に激務で、苦労が多い仕事です。

ここからはITコンサルタントとして働くメリットとやりがいについてご紹介します。

市場価値が高く希少性も高い

昨今のIT化の推進により、多くの企業でIT技術を用いたDX(デジタルトランスメーション)を進めたいと考えています。

今後の企業の競争力の維持・向上のためにはDXは不可欠であり、大企業を中心に社内向けのITコンサルタントの求人需要は増加傾向にあります。

しかし、IT人材は慢性的に不足しており、特に高いスキルと資質が求められるITコンサルタントという職種は非常に貴重な存在です。

今後も市場価値は高まることが予想されるため、仕事に困ることはないでしょう。

技術とビジネス両方を理解し実務経験をこなすことができる

ITコンサルタントは、ITの情報技術を活用してクライアントの経営課題解決や、ビジネス目標の達成を支援するプロフェッショナルです。

業務内容は複雑で幅広く、クライアントの要望や変化する市場ニーズに対応するため高いスキルが求められます。

ただ、ITの情報技術とビジネススキルを組み合わせて経営改善や事業展開をサポートし、クライアントのビジネスを成功へと導く非常にやりがいのある仕事だといえます。

会社員としても年収が高く、フリーランス案件も多く独立がしやすい

正社員のITコンサルタントの平均年収は【 643万円 】と国税庁が調べた日本の平均年収【 461万円 】よりも大幅に高いです。大手企業勤務の場合では1千万以上の年収を稼ぐ人もいます。

参考:求人ボックス

ITコンサルタントの業務内容は激務といえますが、仕事内容に見合った給与を手にすることができるといえます。

また、DXに関する支援のニーズの高まりでフリーランスの仕事も多く、独立した場合も活躍の場が広がっています。

キャリアパスの幅が広い

ITコンサルタントのキャリアパスとしては、社内で昇進を目指す、転職をする、独立を検討するなど幅広い選択が可能です。

社内でキャリアパスとしては、ITコンサルタントとして在籍するコンサルティングファームで、アナリストレベルからマネージャー、パートナーレベルまでの昇進を目指します。

ITコンサルタントで身につけたスキルや知識、経験を活かせば転職も可能です。

転職先としても、IT業界の同業他社や、戦略コンサルタント、Sler、外資系コンサル、大手企業のIT部門、ベンチャー企業の役員や顧問など、幅広い転職先から選べます。

また、フレキシブルな働き方を目指す場合は、フリーランスITコンサルタントや独立して起業する選択肢もあります。

ITコンサルタントは、高いIT技術と経営の課題解決能力を有していると評価されます。

自分の目指したいキャリアを選べることができるのが、IITコンサルタントの強みといえます。

上流工程に携わることができる

ITコンサルタントは、システムエンジニアが担当する上流工程よりさらに上にあたる、IT導入の推進や戦略立案など「最上流工程」を担当します。

クライアント企業が抱える課題に対して、経営方針や業務改善の検討時点から打ち合わせに参加することも少なくありません。

常に成長できる環境に身をおくことができる

ITコンサルタントの仕事に決まったルーティンワークは存在しません。

日常的に経済、社会、経営、IT技術の進歩に関する勉強を続ける必要があります。

日常的に情報のアンテナを建て、時代の流れに敏感であることや未来を見据えた高い業務知識が求められます。

また、クライアント企業の経営状態や会社の方針、業界の動向や将来性、事業内容を把握する必要があります。

企業の経営層を説得する事や、会社の経営を左右する判断が強いられる場面など、プレッシャーやストレスを感じる環境でもありますが、クライアントと一緒に課題を解決できたときの達成感は大きなやりがいになります。

ITコンサルタントとしての日々の業務全てがスキルを高め、成長できる環境であるといえます。

ITコンサルタントに向いている人の特徴

練度の高い論理的思考能力を持っている

ITコンサルタントは、プログラミングや開発といった基本的なIT知識に加え、日常的に最新のIT技術や経済、社会などの情報を吸収することが重要です。

また、「ロジカルシンキング」と呼ばれる論理的思考力も必要不可欠とされています。

ITコンサルタントは、顧客の悩みを正しく整理するとともに、明確な解決策を提案し、分かりやすく顧客に説明をする必要があります。

クライアント企業から得た情報を分析し、経営課題を体系的に整理し、論理的に解決策を提案できる人材が求められます。

IT全般の知識を持ち合わせている・キャッチアップできる

ITコンサルタントとして、コンサルティングの対象となるIT技術に関しては、IT全般的な知識が必要です。

ITスキルと言っても範囲は非常に広く、またクライアントごとに課題も異なるため、最低限の知識に加え、案件ごとに専門性を深めることも求められます。

また、ITコンサルタントはIT技術の活用により企業の課題を解決するのが仕事ですが、そのIT技術は日々進化をしています。常に最新情報をキャッチすることで、最適なIT技術の提案が可能になります。

スキルアップ・キャリアアップの優先度が高い人

ITコンサルタントの仕事は非常にハードです。ただ、クライアントの仕事を通じて得られる経験や学びは多く、厳しい環境に身を置くことで早く成長ができます。

勉強意欲や成長意欲が高い方にはITコンサルタントは最適な環境だといえます。

また、キャリアパスの幅も広いため、身につけ技術や知識を活かして「早く昇進したい」「高い給与が出る会社に転職したい」などキャリアアップの意欲が高い方にも向いています。

激務を避けたいITコンサルタントにはフリーランスがオススメ?オススメエージェントを紹介

それではここからはエンジニアの案件に強いエージェントをご紹介していきます。

エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。

ITプロパートナーズ

最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。

エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。

また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。

Midworks

Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。

目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。

テックビズフリーランス

独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。

税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。

また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。

フリーランスポート(Freelance Port)

案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。

フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。

フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。

TechStock

2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。

17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。

また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。

報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。

まとめ

今回はITコンスタントについてご紹介しました。

ITコンサルタントとは、ITの技術や専門知識を活かしクライアント企業の抱えるIT関連分野全般における課題を解決するコンサルタントです。

ITコンサルタントの業務内容は激務といえます。

クライアント企業からは質の高いアウトプットを要求されるため、企業の情報収集、分析、提案資料の作成、プレゼンの準備など、業務量は膨大をこなす必要があります。

それに加え、日々の業務に加えて最新の知識をアップデートする必要があり、日常的に勉強を続ける必要があるためです。

ただ、仕事を通じて得ることができる経験や知識は多く、自分自身の大きなスキルアップになります。また、ITコンサルタントの市場価値は高く、将来性もあるため幅広いキャリアパスを選ぶことができ、仕事内容に見合った給与も手にすることができます。

ITコンサルタントは成長意欲が高い方、明確なキャリアステップの目標がある方に向いており、やりがいを持てる仕事だといえます。

SNSシェア
新規会員登録エージェントとの初面談1社につきAmazonギフト券3,000円分全員にプレゼント!

あわせて読みたい関連記事


エンジニアスタイルでITコンサルタントの案件を見る

おすすめ&新着求人・案件


各種SNSで情報を
発信中フリーランスで働くエンジニアに役立つ情報を発信しています。
フリーランス求人・案件の選び方や注意点、単価を上げるコツなどをエンジニアスタイルの編集部が発信しています。
フォロー・友達に追加していただき最新の情報をGETしてください。