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バックエンドエンジニアの年収ってどれくらい?高収入である背景と言語別に年収相場を紹介

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バックエンドエンジニアの年収を左右する条件・決め手とは

バックエンドエンジニアの年収は、様々な要素によっても左右されます。以下では、バックエンドエンジニアの年収を左右する条件・決め手について、4つの見出しに分けて詳しく説明します。

企業業績

前述の通り、企業業績がバックエンドエンジニアの年収に影響を与えます。業績が良い場合、ボーナス額や昇給が増加する可能性が高まります。また、新しいプロジェクトの開始や、プロジェクトの継続性が高まることで、バックエンドエンジニアの年収にも影響が出ることがあります。

企業規模

バックエンドエンジニアの年収は、企業規模によっても大きく左右されます。以下では、企業規模によるバックエンドエンジニアの年収の違いについて、企業を大きく3つのカテゴリーに分けて説明します。

ベンチャー・中小企業

ベンチャー企業や中小企業に就職した場合、バックエンドエンジニアの年収は比較的低めになる傾向があります。これは、給与水準が比較的低く、福利厚生も充実していないことが影響しています。しかし、ベンチャー企業や中小企業では、バックエンドエンジニアがフルスタックエンジニアとして活躍することも多く、幅広いスキルを身につけることができます。

大手企業

大手企業に就職した場合、バックエンドエンジニアの年収は比較的高めになる傾向があります。これは、大手企業の給与水準が高く、福利厚生も充実していることが影響しています。また、大手企業では、多くの人材が集まるため、バックエンドエンジニアが自己啓発するための機会も豊富です。

外資系企業

外資系企業に就職した場合、バックエンドエンジニアの年収はさらに高めになる傾向があります。これは、外資系企業の給与水準が高く、福利厚生も充実していることが影響しています。また、外資系企業では、グローバルなビジネスに携わることができ、国際的なスキルを身につけることができます。

特定の技術における経験年数

特定の技術における経験年数も、バックエンドエンジニアの年収に影響を与えます。たとえば、特定のプログラミング言語やデータベースの経験が豊富な場合、年収が高くなる傾向があります。また、クラウドサービスやセキュリティに関する知識や経験も、年収に影響を与えることがあります。

持っているスキル・対応範囲

バックエンドエンジニアが持っているスキルや、対応範囲も年収に大きく影響します。たとえば、フロントエンド開発やインフラ構築など、広い範囲のスキルを持っている場合、年収が高くなる傾向があります。また、ビジネス的な視点を持っている場合も、年収に影響を与えることがあります。

バックエンドエンジニアの年収は高水準である背景とは

バックエンドエンジニアの年収は、現在高水準であると言われています。その背景には、以下の3つの要因が挙げられます。

前提:バックエンドエンジニアの人材は不足している

現在、IT技術の発展に伴い、企業がデジタル化を進める中で、バックエンドエンジニアの需要が高まっています。しかし、この需要に対してバックエンドエンジニアの人材が不足しているため、年収が高くなっています。

需要が高くどの業界からも求められている

バックエンドエンジニアは、IT業界だけでなく、金融業界や製造業界、流通業界など、あらゆる業界で求められています。特に、オンラインサービスが増える中で、システムの構築や保守に必要なバックエンドエンジニアの需要が高まっています。

難易度の高いスキルが求められる

バックエンドエンジニアには、高度なプログラミングスキルやデータベースの知識、ネットワーク技術など、難易度の高いスキルが求められます。また、開発プロジェクトのマネジメント能力やコミュニケーション能力も必要となります。これらの高度なスキルを持ったバックエンドエンジニアは、市場で高い評価を受け、年収も高くなります。

以上が、バックエンドエンジニアの年収が高水準である背景です。バックエンドエンジニアは今後も引き続き需要が高まると考えられているため、スキルアップに努め、市場価値を高めることが重要です。

バックエンドエンジニアの平均年収とは。会社員とフリーランス両方で紹介

会社員の場合:バックエンドエンジニア全体の平均年収

会社員のバックエンドエンジニアの平均年収は430万円となります。(参照:バックエンドエンジニアの全体的な平均年収は?向上させるための4つの方法も解説)所属する企業や本人のスキルなどにも左右されるため、個人間での差は大きくありそうです。

言語別に見るフリーランスのバックエンドエンジニア全体の平均年収

次に、言語別にフリーランスのバックエンドエンジニアの平均年収を見ていきましょう。

Go言語

Go言語の単価

Go言語のフリーランスの平均単価は76万円でした。単純計算の12倍で年収を算出すると、平均年収は912万円になります。Go言語は既存言語をより簡単に効率的にすることを目的として作られた比較的新しい言語になります。その一方で需要は高く、扱える人材が不足している背景からこの後紹介する他の言語よりも単価が高い傾向があります。(参照:Go言語 – フリーランス求人・案件

C++

C++の単価

C++のフリーランスの平均単価は64万円でした。単純計算の12倍で年収を算出すると、平均年収は768万円になります。C++処理速度が速いため、大規模で複雑なシステム開発に使われることが多く、こういった案件は単価が高い傾向にあります。これらを踏まえると、C++を扱う以上、大規模案件を積極的に狙っていくことが収入アップに繋がってくるかもしれません。(参照:C++のフリーランス求人・案件(全5,889 件)

Python

pythonの単価

近年の大きなトレンドであるディープラーニングや機械学習に強いPythonのフリーランスの平均単価は69万円でした。単純計算の12倍で年収を算出すると、平均年収は708万円になります。AI関連の案件などが増えていくにつれてその需要や単価も上がっていくかもしれません。(参照:Pythonのフリーランス求人・案件(全14,381 件)

PHP

PHPの単価

PHPのフリーランスの平均単価は65万円でした。単純計算の12倍で年収を算出すると、平均年収は780万円になります。バックエンド開発案件においてはLaravelやCakePHPなどのフレームワークを活用する機会も多く、これらのフレームワークを扱えるようになることが単価アップに直結してくるかもしれません。(参照:PHPのフリーランス求人・案件(全27,243 件)

Java

Javaの単価

Javaのフリーランスの平均単価は65万円でした。単純計算の12倍で年収を算出すると、平均年収は780万円になります。Javaは汎用性が高く、保守性も高いことから様々な案件で活用されます。こういった背景から、業界全体を見てもJavaは案件数が多い傾向にあるので、身につけて損は無いと言えるでしょう。(参照:Javaのフリーランス求人・案件(全48,230 件)

フリーランスのバックエンドエンジニアの具体的な案件

続いて、フリーランスのバックエンドエンジニアの具体的な案件を実際の案件を例に見ていきましょう。

Go言語


こちらは製造業向けの大型プロダクトの開発案件になります。フルリモートなので場所にとらわれずに働けて、単価も80万円と高いです。


こちらは動画配信サービスのクラウド環境開発の案件になります。バックエンドエンジニアとして、クラウドサービスにまつわるスキルの市場価値の高さが伺える案件で、単価が85万円と高めなのが特徴的です。是非ともクラウド環境構築のスキルは持っておきたいですね。

C++


こちらはロボットソフトウェアの開発案件になります。こういったロボット関連が好きな人からしたらたまらない案件ですね。CorC++での開発経験が3年以上求められる案件です。単価は60万円になります。


こちらはJava・Go言語・C++を用いたAPI開発が中心のバックエンド全般における開発案件になります。求める開発経験が3年以上と高いスキルセットが求められますが、その分単価は高く、80万円となります。リファクタリング開発に携われるのも魅力の1つです。

Python


こちらはPythonを用いたレコメンデーションモデルの開発案件になります。機械学習に強いPythonならではの案件ですね。リモートOKで、トレンドのディープラーニングに携われるのがポイントです。


こちらはPythonを用いた不動産業界向けSaaSのサーバーサイド開発支援案件になります。全員フルリモートでのチーム開発案件になるので、技術スキルに加えて高いコミュニケーション能力が求められます。単価は80万円と高めです。

PHP


こちらはポイント系アプリのサーバーサイド開発案件になります。普段のやりとりはGatherないで行うと記載があるので、リモートが中心ということでしょう。アジャイル開発の案件なので、スピード感のある開発が求められます。


こちらは予約システムの開発案件になります。要件定義〜リリースまでの工程に携わる案件で、10人以上のPL経験が求められるのに加えて開発経験5年以上とかなり高いスキルセットが要求されます。その分単価は高く、90万円となります。

Java


ガス会社のECサイトの開発案件になります。クライアント企業の規模が大きく、大規模開発の案件のため、求めるスキルに大規模案件の開発経験が求められます。トレンドの1つであるECに携わることができる案件で、単価は45万円となります。


アフィリエイト広告サイトの運用保守開発支援の案件になります。機能追加のための開発が多いようで、フロントエンドやOS、ネットワークなどの基礎知識も求められるので、かなり幅の広いスキルセットが求められるようです。

バックエンドエンジニアとして年収を上げるために必要なスキルとは

前提:練度の高いバックエンドエンジニアとしてのスキル

まずは大前提として、バックエンドエンジニアとしてのスキルが必須です。具体的には、データベースやサーバーの設計・構築・運用などの知識、プログラミング言語の習得、コードの品質管理やバグ修正などの開発プロセスに関する知識が必要です。これらのスキルを高め、練度の高いバックエンドエンジニアとしてのスキルを磨くことが重要です。

フロントエンドの知識・スキル

フロントエンドの知識・スキルも、バックエンドエンジニアとしての年収アップにつながる要素の1つです。フロントエンドエンジニアが作成したWebページやアプリケーションとの連携が必要となる場合があります。また、フロントエンドに関する知識があると、バックエンド側での開発もスムーズに進めることができるでしょう。

具体的には単一ページやアプリケーション開発に向いているReactや、カスタム性に優れ他の言語と組み合わせることでより高度な開発を行うことのできるVue.jsといったフレームワークを扱えるようになると良いでしょう。これらは特に人気が高く、案件の中で求めるスキルに上がることもしばしばあります。

さらに、近年では、SPA(Single Page Application)のようなフロントエンドの開発手法が広く普及しています。この場合、バックエンドエンジニアもJavaScriptやフロントエンドフレームワークに関する知識が必要となります。フロントエンドに関する知識を持っていることで、フルスタックエンジニアとしての評価も高まり、年収アップにつながるでしょう。

クラウドサービスの活用スキル

クラウドサービスの活用スキルは、最近ますます重要になっています。多くの企業が、自社のサービスをクラウド上で運用し、そのメリットを享受しています。そのため、バックエンドエンジニアとして、AWSやGCPなどのクラウドサービスの知識が求められることがあります。

例えば、クラウド上でのサーバーレスアーキテクチャの導入や、コンテナの活用など、クラウドサービスを上手に活用することで、運用コストの削減やスケーラビリティの向上などを実現することができます。そのため、クラウドサービスに関する知識を持つことは、バックエンドエンジニアとしての評価を高めることにつながるでしょう。

サーバー・ネットワークのスキル

バックエンドエンジニアにとって、サーバーとネットワークのスキルは非常に重要です。サーバーとネットワークを適切に構成することによって、システムの安定性やパフォーマンスを向上させることができます。さらに、セキュリティ上の問題を防ぐこともできます。

具体的には、以下のようなスキルが必要となります。

  • サーバーの構築や運用管理に関する知識
  • LinuxやWindows Serverなどのオペレーティングシステムの知識
  • DNSやSMTPなどのネットワークプロトコルの理解
  • AWSやGCPなどのクラウドサービスを利用するための知識やスキル

これらのスキルを持っているバックエンドエンジニアは、システムの構築や運用、セキュリティ対策などの仕事に活躍できるだけでなく、市場価値が高くなる可能性があります。

また、サーバーとネットワークのスキルは、フロントエンドエンジニアやデザイナーなど、他の技術分野の人々とのコミュニケーションにも役立ちます。システム全体の構成を理解し、スムーズにコミュニケーションを取ることができるため、プロジェクト全体の効率を高めることができます。

需要の高い先端的な技術の習得

バックエンドエンジニアの世界は日進月歩で進化しています。新しい技術が次々と登場するため、常に最新の技術動向にアンテナを張っている必要があります。そのため、先端的な技術に対する理解度や習得能力が高いことは、年収アップにつながるでしょう。

具体的には、以下のようなものが挙げられます。

  • AIやビッグデータ

AIやその機械学習を支えるビッグデータに対する需要も年々増してきています。最近ではチャットボットなどに活用され、自動運転やダイナミックプライシングへの活用などが今後期待されています。

  • ブロックチェーン

分散型台帳技術の一種であり、複数のノード(コンピューター)がネットワークを介して同じデータを共有・管理する仕組みを指します。情報は改ざんが困難で、透明性が高く信頼性があることからビットコインなどの金融分野や不動産登記や契約書の管理などで活用することが期待されています。

  • IoT

インターネットに接続されたデバイスや機器が相互に通信し、情報を共有する技術のことで、産業分野、農業分野、医療分野などで利用され、より効率的な管理や運営が可能になります。

  • クラウド

近年多くの企業が自社のデータやサーバーをオンプレ環境からクラウド環境へと移行しています。これによってデータ処理の高速化やより大規模な開発が可能となります。最近では、AWSやAzureといったクラウド環境における開発がスタンダードになりつつあります。

最後に、先端的な技術を習得するためには、自己学習の姿勢が重要です。オンラインの学習リソースを利用したり、コミュニティ活動に参加することで、新しい知識やスキルを習得することができます。自分でアクションを起こし、積極的に学び続けることが、バックエンドエンジニアとしての年収アップにつながるでしょう。

バックエンドエンジニアが年収を上げるために取れる方法とは

企業内もしくは転職で役職・ポジションを上げる

バックエンドエンジニアとしての経験を積んだ後、マネジメントなどの上位ポジションを狙っていくことも収入を増やすのに有効な戦略です。開発スキルに加え、リーダー職などの経験があることで、収入も市場価値も上がっていきます。また、バックエンドエンジニアの場合携わる開発環境の規模も収入に関わってきますので、転職してより大きな案件に関わることができる会社を狙うのも有効でしょう。

フリーランスとして独立をする

バックエンドエンジニアはフリーランスとして独立することで大きく収入を上げることが狙えます。先の例では会社員の場合は平均年収が430万円ほどに対して、言語に関わらず単価は平均60万円(=720万円)以上となっています。独立することで、携わる案件数を増やしスキルを積極的に身につけることも可能です。ただし、収入が安定しない場合があるため、事前にしっかりと計画を立てる必要があります。また、クライアントから信頼を得るためには、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やマーケティング能力も必要となる場合があります。

会社員をやりつつ副業案件を持つ

会社員は続けることで雇用の安定に守られるというメリットもあります。それに加えて業務時間以外の時間を副業に当てることでさらなる収入アップも狙えます。本業でバックエンドのスキルを磨きながら、副業ではトレンドに関する案件やフロンドエンドのスキルを磨くことで市場価値を上げることも可能かもしれません。

まとめ

今回はバックエンドエンジニアについて紹介しました。需要の高さに裏付けられて、現在のバックエンドエンジニアは高年収のようです。その需要は今後も伸びるようで、ますます上がるかもしれません。

注意点としては、バックエンドエンジニアとしての市場価値を維持していくには、継続的な学習を通じて最新技術やトレンドのスキルを押さえておく必要もあるようです。

IT化の流れの中でその裏方を支えるバックエンドエンジニア。市場価値の高さや高年収などの魅力もあるので、ぜひキャリアプランの中で検討してみてはいかがでしょうか。

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