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Webデザイナーの副業の案件にはどんな種類があるのか?

副業の現状

働き方改革の認知度が社会全体で高まり、新卒から定年まで一社の終身雇用で働くことは、もはや「一般的」ではない時代となりました。この傾向と国内外の情勢が相まって、より多くの人に副業を始めることを検討させるきっかけとなっています。今回は、副業の中でも需要が高くなっている「Webデザイナー」と、副業としての案件の実態や注意点についてご紹介していきます。

▶働き方改革と副業積極導入の関連性

2019年4月以降に順次施行が進んでいる「働き方改革関連法」により、少子高齢化による生産人口の減少対策そして労働生産性を向上させる目的で労働環境にさまざまな変化が起きています。

例えば、2020年4月に施行された働き方改革関連法により、残業規制が実施されました。みずほ総合研究所の2018年の調査(https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp180307.pdf) によると、この残業規制により削減される賃金は2.6%減、年額にして87万円賃金減少するとあります。国税庁発表の民間給与実態調査(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2018.htm#a-01)によると2018年度の日本人の平均年収は441万円であることを想定すると、年額87万円減で年収354万円となり、特に子育て世帯には家計に大きな影響が生じます。

働き方の自由度が上がったから副業を始めようということよりも、生計を支えるための手段として副業を検討する人が増えている現状が見えてきます。

▶コロナ禍における副業の傾向とは?

2020年世界の動きを大きく変容させているコロナ禍。感染拡大防止の観点から、業種によっては休業を余儀なくされる企業や、リモートワークを導入する企業も増えています。実際MMD研究所による「2020年コロナ禍におけるビジネスパーソンの生活実態と副業に関する調査(https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1883.html)」では、サラリーマンの7割近い人が「在宅時間が増えた」と回答しており、副業に関心をもつ人は53%と半数を超えています。

また7割の人が収入減など今後の生活に不安を感じているということで、自分のスキルを活かした副業や、場所を選ばずリモートでもできる副業への注目が高まっています。

WEBデザイナーの副業における3つのメリット

副業として注目を集めている職種の中でも、「副業に向いている」といわれているのがWEBデザイナーです。公的手続きにもオンライン化が進み、今後IT関連技術の需要はさらに高まると想定されています。ここでは、WEBデザイナーを副業とするメリットについて確認してみましょう。

▶スキルアップにつながる

WEBデザイナーは、クライアントの要望に応じて他にはないデザインを生み出すことが求められる仕事です。副業として、特定のクライアントではなく、数多く異なる案件をこなすことで、デザインやコーディングのスキルアップができます。

副業という自由度が、新しい方法に挑戦したり、新しい技術を習得したりすることにつながり、WEBデザイナーとしてのスキルセットを底上げすることができるのは大きなメリットです。

▶収入アップが見込める

スキルアップと連動することですが、WEBデザイナーとして案件をこなすことで、単価を上げることができるだけではなく、案件数そのものを増やすことができ、収入アップが見込めます。

一つの案件で高い評価を得ることで、他の案件を取りやすくなり、効率良く収入アップするサイクルを自身のスキル次第で構築することができます。

▶仕事のコネクションができる

副業でWEBデザイナーをすることで、いろいろなクライアントと直接交渉をして作業を進めていきます。細やかなやり取りを重ねることで生まれる信頼関係は、その先の案件につながるだけではなく、他のクライアントへの紹介など、人脈が広がるきっかけにもなります。

将来的に、フリーランスとして独立したり、起業を目指したりするとき、副業で築いたコネクションが重要な役割を果たしてくれるという意味でも、大きなメリットの一つといえます。

WEBデザイナーの副業に関する案件の種類

ここでは、WEBデザイナーを副業で請け負う場合の案件の種類について具体的な例を確認していきましょう。

▶WEBサイトデザイン案作成・コーディング

WEBデザイナー業務の主軸ともいえる作業です。クライアントの要望やイメージをもとに、デザインを作成して提案する案件や、HTMLやJavascriptといった言語を使用してコーディングをしてサイト作成を行う案件、デザインからコーディングまで全て担当する案件などがあります。

副業としては、デザインのみの案件が、拘束時間が短く、挑戦しやすいといえるでしょう。

▶Wordpressのカスタマイズ

最近では、アフィリエイトの人気が高まり、個人ブロガーも増加傾向にあります。そのようなブロガーのサイトの多くで使われているWordpressは、HTMLといった言語を使わずとも、比較的簡単にデザイン性の高いサイトを作成することができます。

Wordpress上でのカスタマイズ案件は、言語のスキルがなくてもWEBデザインができるということで、副業に向いています。

▶ロゴ・バナーデザイン

WEBデザイナーを副業にする上で、デザインに重きをおくこともできます。サイトにある広告バナーのデザインや、企業ロゴのデザインなどの案件も、デザインスキルを活かせます。

ロゴデザインは、コンペティション形式で募集されているものが多く、WEBデザイナーとしての実績作りにもなります。

WEBデザイナーの副業に関する案件の相場・平均単価

ここでは、副業でWEBデザイナー案件を受ける場合の相場や平均単価、案件数について確認していきましょう。

▶作業ボリュームと必要スキルによって単価差がある

相場の平均的な単価として、情報量が少なめのトップページのみのデザインで5万円前後のものが多く、下層ページの量や情報量によって10万円前後で設定されている案件が一般的です。コーディングまでできる場合は数万円単位で単価がアップし、採用率が高くなる傾向があります。

実績やポートフォリオのクオリティや、言語知識や経験値が高ければ、競争率の高い案件や時給3000円で継続案件といった条件の良い案件を受注できる確率も高くなります。

▶どんな案件が高い?低い?

単価順でみると、「ロゴ・バナーデザイン<コーディングなしデザイン<コーディング・サイト実装」という順となり、ロゴデザインで2000円程度のものから、標準的なコーディングで10万円程度まで、かなりの差があります。

また高い実績を求める案件の方が単価も高く設定されていることから、低い単価ながらも実績作りになる案件選びをすることで、将来的に受注単価アップを目指すことができるでしょう。

▶どんな案件が多い?少ない?

大手クラウドソーシングサービス「ランサーズ」「クラウドワークス」を参考にすると、単価が低いロゴ・バナーデザイン案件が数としては最も多く、次にコーディングなしのウェブサイトデザイン案件が多く出ています。

Wordpressカスタマイズの案件数は増加傾向にあり、デザインから実装までのホームページ制作を依頼する案件は、競争率は高めとはいえ50件前後の案件が常に募集されている状況です。

フリーランス需要が高い職種としても上位に入るWEBデザイナーは、手掛ける工程数が複数あることから、他のIT系職種と比較しても案件数は多めで、今後も安定した需要があると見込まれています。

どうすれば単価を高くできるのか

WEBデザイナーとして受注する案件単価を高くするためには、「知識」と「経験」が重要なポイントになります。ここでは、それぞれについて具体的に確認していきましょう。

▶プログラミング言語や制作ソフトの専門知識と使用スキル

HTMLやCSS、JavaScriptといった基本となる言語の知識があり、実践的に使いこなすスキルを持っていることで、単価を上げていくことができます。

またPhotoshopやIllustratorといった制作ソフトを使用するスキルは、WEBデザイナーとしてのスキルセットのアピールにもなり、単価交渉で有利に働く可能性があります。

▶ディレクションの経験

より単価を上げていくには、サイト制作という一つのプロジェクト全体を統括する「ディレクション」の経験があることで、WEBディレクターとして案件を受けることができ、単価を高めることにつながる可能性があります。

ディレクションは、WEBデザイナーとしての作業工程よりも、より全体的で作業ボリュームや時間拘束は長期的になります。副業としては、ある程度の負荷が想定されるので、今後目指すワークスタイルを踏まえて挑戦することをおすすめします。

WEBデザイナーの副業の注意点

ここでは、副業でWEBデザイナーとして円滑に活動する上で注意すべき点について確認しましょう。

▶金額面の条件は最初に話す

初めて副業で案件を受注するとなると、作業内容の確認を最初にしがちですが、作業内容とセットで対価となる金額について明確にコミュニケーションをとることが重要です。

作業工程に見合う金額なのか、支払いタイミングは妥当かなど、金額面の条件を最初に明確にすることで、未然にトラブルを回避することができます。

▶本業と副業に責任の差がないことを自覚する

ロゴデザインといったコンペティション形式であれば、単発案件という感覚があるかもしれませんが、一つ一つが自分自身のWEBデザイナーとしての実績を積み上げているというプロ意識を持つことが大切です。

請求・申告などの処理をはじめ、個人で働く責任を理解した上で、本業と同じ姿勢で取り組むことが基本だと認識しましょう。

▶地雷案件ではないかチェックする

副業で仕事をする際に、特に注意したいのが地雷案件と呼ばれる案件の存在です。貴重なスキルと時間を費やしたのに、単価に見合わない作業量を請け負うことになったり、作業の過程で問題が起きてしまったりするようでは、物理的にも精神的にも負担になってしまいます。

まずは「これは地雷案件ではないか?」という視点で案件をチェックするようにしましょう。地雷案件の可能性がある特徴には次のようなものがあります。

  • 極端に単価が高い、もしくは安い
  • 納期が異様に短い
  • レスポンスが遅い、質問に明確な回答がない

細かくコミュニケーションをとり、効率良く作業が進める環境を率先して作る意識が副業には欠かせません。

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まとめ

ここまで、需要が高まっているWEBデザイナーを副業でするために必要な情報をご紹介してきました。最後に本記事のまとめを確認して、復習に役立ててください。

  1. WEBデザイナーを副業にすることで、スキル・収入アップというメリットがある
  2. WEBデザイナーのスキルと経験は、完全リモートでできる案件に活かしやすく、副業に適している
  3. WEBデザイナーは、IT関連の中でも案件数が多く、スキルによって高単価も見込める
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