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Tableau認定資格の種類や難易度、学習方法をわかりやすく解説


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Tableauを扱う人が資格を獲得する4つのメリット

Tableauはデータ可視化ツールで、ビジネスデータをグラフやダッシュボードに変換して理解しやすくします。直感的な操作でデータを結合・整理でき、専門知識がなくても学習しやすいのがメリットです。

Tableauを扱えるとデータの傾向やパターンを素早く把握できるため、ビジネス上の意思決定が可能な他、就職や転職の際にも役立ちます。

この記事では、Tableauを扱える人のメリットや、スキルを証明できる資格などについて紹介します。

資格手当が出る

Tableauを扱える人は、一部の企業や組織で資格手当が出る場合があります。

たとえば、データ分析や可視化が重要な業務に就く場合、Tableau Desktop SpecialistなどのTableau公式の認定資格が資格手当の対象となる傾向にあります。

転職の際に有利

Tableauを扱える人は、転職の際に有利です。なぜなら、データの視覚化や分析能力は多くの業界で求められており、Tableauスキルはそのニーズに応えられるスキルであるからです。

例えば、「マーケティング分野でデータからトレンドを把握し戦略を立案する」「財務分析で収益データを視覚的に提示する」など、Tableauスキルがあるとさまざまな分野で即戦力として働けます。

年収アップにつながる

Tableauスキルを持つことは会社員やフリーランスとして働く際に年収アップにつながる場合があります。

データの視覚化や分析は企業にとって重要であるため、Tableauを使ってデータを効果的に活用できる人材は、高く評価されます。

例えば、売上データを分析して新たな市場戦略を提案することで企業の成長に貢献し、効率的な業務プロセスを構築できれば、その結果として昇給やボーナスが増える可能性があります。

なお、エンジニアスタイルでおすすめのTableau案件は「Tableauダッシュボードの利活用検討支援」で、年収1,200万円以上が可能です。

スキルの証明になり信用されやすい

Tableauスキルを持つ人はスキルの証明として信用されやすい傾向にあります。

たとえば、データ分析プロジェクトでTableauを使用して売上データを可視化し、その結果を社内プレゼンテーションで説明できれば、社内メンバーから必要な人材として評価されます。

なお、Tableau Desktop SpecialistなどのTableau公式の認定資格を取得することで、明確に専門知識と能力を証明できます。

Tableauを扱う人はとっておきたい認定資格の概要を紹介

Tableauスキルを証明するために役立つ資格は複数あります。目的やレベルに合わせて、最適な資格を取得しましょう。

Tableau認定資格の種類

Tableau認定資格は主に3種類あり、Tableau Desktop Specialist・Tableau Data Analyst・Tableau Server Associateです。

ここでは、それぞれの資格の概要と取得レベル、費用について紹介します。

Desktop Specialist

Tableau Desktop Specialistは、Tableauの基本的な操作とデータ可視化スキルを持つことを証明する、公式認定資格です。

初心者向けの資格で、3ヶ月以上のTableau使用経験がある方が受験対象です。データの結合やグラフ作成、フィルタ利用などの基本的なタスクを実行できるスキルが求められます。

Tableau Desktop Specialistを取得していると、Tableauの基本操作に精通していると一目で分かるため、就職・転職活動やデータ分析系のプロジェクト参加に有利です。

なお、Tableau Desktop Specialistの受験料は100ドルです。

Tableau Certified Data Analyst

Tableau Certified Data Analystは、高度なデータ分析スキルを持つことを示す公式認定資格です。試験ではデータの準備から高度な可視化、統計分析、予測モデリングのスキルについて出題されます。

Tableau Desktop Specialistの上級版であり、資格取得後は高いデータ分析能力を証明できます。データ分析の専門職としてのポジションを目指す際に役立つ資格です。

なお、Tableau Certified Data Analysの受験料は250ドルです。受験資格はないため、Tableau Desktop Specialistを経由せず受験できます。

Server Associate

Tableau Server Associateは、Tableau Serverを運用・管理するスキルを証明する公式認定資格です。試験ではTableau Serverの基本操作を理解し、導入・運用経験が求められます。具体的にはサーバーのセットアップやユーザー管理、データ共有、スケジュールの更新などです。

資格取得後はTableau Serverの管理スキルがあると認められ、データチームでの運用業務や管理者の役割を果たす際に有利です。

なお、Tableau Server Associateの受験料は250ドルで、Tableau Serverの使用経験4〜6ヶ月の方が受験目安です。

Tableauを扱う人にオススメしたいその他の汎用的な資格

Tableauそのものの使用スキルの証明には、先述した通り3種類の認定資格の取得がおすすめです。そしてTableauを扱える方には次に紹介する汎用資格についても取得しておくと、業務を行う上で役立ちます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、コンピュータや情報技術の基礎知識を評価する試験です。出題内容はネットワークやデータベース、セキュリティなど多岐にわたります。

一方、Tableauはデータ分析・可視化ツールであり、ビジネスデータを視覚的に理解し、洞察を得るための強力な手段です。情報技術者試験の知識を基に、Tableauを活用してデータの分析能力を高めることができ、ビジネスの洞察を深められます。

なお、基本情報技術者試験の受験料は7,500円(税込)です。初心者向けの試験であり、2023年よりCBT方式での受験が可能です。

さらに高度なスキルを証明したい場合は、後述する応用情報処理技術者試験の取得もおすすめです。

応用情報処理技術者試験

応用情報処理技術者試験は、高度な情報技術スキルを測る試験です。試験範囲はシステム開発やネットワーク構築、データベース設計などが対象です。

Tableauを扱う人に応用情報処理技術者試験の取得をおすすめする理由は、Tableauがデータ分析と可視化に特化しており、応用情報処理技術者のスキルはデータ処理やビジネスシステムの開発に役立つからです。両者の組み合わせで、高度なITスキルとデータ活用能力を磨けます。

なお、応用情報処理技術者試験の受験料は7,500円です。

ITパスポート

ITパスポート試験は、基本的な情報技術知識を評価する試験です。対象となる範囲はコンピュータやネットワーク、セキュリティなどの基礎知識です。

Tableauを扱う人がITパスポートを取得する理由は、基本的なIT知識に加えてコンピュータ環境やセキュリティの基本を理解することで、Tableauのデータ処理や可視化をより効果的に行えるからです。両者の組み合わせで、より総合的なITスキルを身につけられます。

なお、ITパスポート試験の受験料は7,500円(税込)でCBT方式での受験も可能です。

Tableau認定資格を獲得するための学習方法とは

「Tableauを使えるけれども、認定資格を効率的に合格するための勉強法を知りたい」という方のために、ここでは具体的な勉強方法について紹介します。

Tableauの公式サイトで勉強する

Tableauの公式サイトを利用するのは非常に有効な学習方法です。

公式サイトでは豊富な学習リソースが提供されているため、認定試験に必要なスキルを体系的に学べます。具体的には公式トレーニングビデオやテクニカルドキュメント、練習問題などが充実しており、これによりTableauの基本から応用までカバーできます。

そして公式情報は正確で信頼性が高く、認定資格の試験範囲に合わせて整備されています。したがって、公式サイトを活用することで、効果的な学習と試験合格の準備ができます。

実際にTableauを活用して実戦で覚える

実際にTableauを活用して実戦で学ぶことは非常に有効です。実務経験を通じて、データの結合から可視化、分析、ダッシュボード作成まで幅広いスキルが身に付きます。

実践によって問題解決能力が向上し、複雑なデータシナリオに適切に対応する能力が養われます。実戦での学習は理論だけでなく、実際の業務にも役立つ知識を得るため、Tableau認定試験に備える上で大きなメリットです。

オンラインサイトで学習する:Udemy

オンラインサイトでTableauを学ぶのもおすすめです。特にUdemyでは動画レッスンや実践課題が充実しており、自分のペースで学べます。

実践的なスキルを効果的に身につけられるため、データ可視化や分析の基本から応用まで無理なく学び、Tableau認定資格の取得にも役立ちます。ただし、公式情報と組み合わせて学習することがおすすめで、試験範囲やスキルに合わせた効果的なカリキュラム選びが重要です。

書籍で学習を進める

Tableau関連の書籍では、専門的な知識や手法を詳細に解説してあるため、自分のペースで知識を得られます。

なお、初心者から経験者まで広く対応するおすすめ本は「Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック第2版:データ加工からダッシュボード作成まで」です。

ダッシュボードやチャートの作成から、データ共有の方法まで1冊で対応できるため、業務中にも活躍します。

一方、書籍は基本操作から応用スキルまで提供しますが、実践的なスキルを得るためには公式HPや実際のプロジェクトと組み合わせて最新情報への注意が必要です。確実な理解を得るために、複数の学習方法を組み合わせることがおすすめです。

Tableauを扱う人として差別化できるスキル

ここまで、Tableauを扱える証明になるスキルや、業務上で役立つスキルなどについて紹介してきました。ここでは、Tableauエンジニアとして資格以外に役立つ業務経験を紹介します。

マーケティング戦略などの上流工程の経験

Tableauエンジニアとしての差別化には、マーケティング戦略の上流工程経験があると有効です。

上流工程を理解していると、データをビジネスニーズに適切に結びつけられるため、効果的な分析につながります。また、要件の把握や顧客の視点を考慮することで、データを意味ある形に変換し、戦略的なアウトプットを生み出す力が養われます。この経験は、エンジニアとしての技術スキルとビジネス洞察を融合させ、価値あるソリューション提供の要素となります。

メンバーマネジメントの経験

Tableauエンジニアとしてのメンバーマネジメントの経験は、大規模なデータプロジェクトの成功に欠かせません。チームを指導し、データ分析からダッシュボードの構築までを効率的に進行させるスキルは、プロジェクトを円滑に進めるのに役立ちます。

CRMを活用したマーケティング経験

TableauエンジニアがCRMを活用したマーケティング経験を持っていると、CRMデータを分析し、顧客行動や傾向を洞察するのに役立ちます。さらに効果的なダッシュボードやレポートを作成でき、マーケティングの際に顧客に関する深い洞察を得られます。

ビジネスのニーズに適合するデータ分析と可視化スキルを高めることで、顧客に寄り添った効果的な戦略を立てられます。

データ基盤構築・活用のスキルと経験

Tableauは可視化ツールとしては有用ですが、適切なデータ基盤がなければ有効な洞察を得られません。そこでデータベースの設計、ETLプロセス、データクリーニングなどのスキルがあると、データの質を確保して効果的な分析と可視化を実現できます。

つまり、Tableauエンジニアにデータ基盤構築・活用経験があると、データの取得からプレゼンテーションまでのプロセスをスムーズに行えます。

英語力

Tableauエンジニアにとって英語力は重要です。

Tableauの公式ドキュメントやコミュニティは一部翻訳されているものの、ほとんどが英語で提供されているため、英語力があると正確な情報が得られます。

また、英語を使ったコミュニケーション能力があれば、外部リソースの活用や、海外チームとの円滑なコラボレーションが可能になるため、プロジェクトの効率と品質向上につながります。

まとめ

今回はTableau認定資格の種類や難易度、学習方法について紹介してきました。

Tableauを扱えるようになれば、データを誰でも分かりやすいよう可視化でき、ビジネスの意思決定に貢献できます。

Tableauエンジニアとして就職するにはスキルの証明として、Tableau Desktop Specialist・Tableau Data Analyst・Tableau Server Associateなどの認定資格の取得がおすすめです。

なお、データの可視化には、それをどのように活かせるか先を見越して作成するスキルも併せて必要です。そのためにはIT全般の知識を証明できる資格も併せて勉強・取得しておきましょう。

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