サーバーサイドエンジニアの副業で気をつけるべきポイント

サーバーサイドエンジニアで副業する人は増えている

近年では働き方が大きく変わり、その変化に対応しようと多くの人が「副業」という新しい働き方に興味をもっています。中でもサーバーサイドエンジニアという副業はIT業界がさかんな現在、特に需要のある副業として注目されています。

副業を考えている人は年々増えている

総務省の副業・兼業に関する調査によると、副業希望者が年々増えていることがわかっています。特に2020年には新型コロナウイルスの感染拡大にともない、テレワークやオンライン会議など、自宅で仕事をする機会が増えました。経済状況が困難になる中で退職を余儀なくされた方も多く、ますます副業が当たり前の社会になってきています。

（参考元：https://ca-sr.com/report-sidejob/）

副業の中でもサーバーサイドエンジニアが良い理由

エンジニアが副業に向いている理由は在宅勤務であることやスキルの汎用性が高いことなど様々ありますが、中でも魅力的なのは収入の高さです。エンジニア案件紹介サイト「Findy Freelance」によると、フリーランスエンジニアの平均年収は711万円で、正社員の594万円よりも100万以上高いことがわかっています。エンジニアは高い専門性や技術を必要とする仕事なので、一度、実務経験を身につけてしまえば、今後仕事がなくて困ることはほとんどありません。

（参考元：https://www.lancers.jp/magazine/33708）

副業であったトラブル

副業は収入が増え、スキルアップもできるので一見、良いことばかりのように思いますが、中には副業をきっかけに大きなトラブルにつながることケースもあるので、いくつか紹介します。

会社が副業禁止でありながら、副業を始めてしまう

今では政府が出した「働き方改革実行計画」により、副業を解禁する企業は増えてきてはいますが、就活情報サイトで有名な「マイナビ」の調査によると、副業を認めている企業の割合は49.6%とまだ半分ほどであることがわかっています。基本的にIT企業の場合は、ほとんどが副業を解禁してはいますが、始める前に必ず自分の働いている会社が副業を許可しているのかを確認するようにしてください。もし隠れて副業を始めたとしても、確定申告の際に住民税などでバレてしまい、会社とのトラブルにつながるので、やめましょう。

（引用元：https://www.nikkei.com/article/）

本業がおろそかになる

副業で稼げるようになってくると、仕事量が増えていき両立するのがなかなか厳しくなってきます。条件を見ると、常駐を求められているケースも少なくありませんので、もしそのような案件を選んでしまえば本業に支障をきたし、トラブルにつながる可能性も出てきます。さらに、サーバーサイドエンジニアの案件は上流工程になると、高単価ではありますが、難しい業務が増えていきます。なので、本業や副業、もしくは両方が忙しいと感じたときには無理をせずにクライアントに相談したり、案件の受注を減らすなどの工夫をしましょう。

確定申告を忘れてしまう

副業を始めたばかりの人でうっかり忘れてしまいがちなのが、確定申告です。これは1年間の所得にかかる税金から納めるべき金額を報告することを指し、副業では年収が20万円を超えると確定申告をする必要があります。もし申告漏れがあった場合は法的なトラブルが起きたり、所得税にあわせて「無申告加算税」や「停滞税」という税金も払う必要が出てきます。さらに、確定申告とは収入を証明するものなので、せっかく副業で稼いだとしても、賃貸の契約や車のローンが組めないということもあり得るので、注意してください。

副業をやる上で気をつけるべきポイント

副業についての知識がほとんどない人にとっては、どのようなことに注意すれば良いのか気になると思いますので、ポイントをいくつかに分けて紹介していきます。

自分のスキルに見合った案件を探す

サーバーサイドエンジニアの案件は大きく上流工程と下流工程に分かれています。上の工程にいくほど作業量が多く難しいので、単価も高くなっていきます。しかし、上流工程の案件ではほとんどが2~3年以上の業務経験を必要としているので、未経験のままでは案件を受けることはできません。逆にかなりのスキルや経験のある人が下流工程ばかり受注しても、なかなか稼ぐことができないので、案件の詳細をよく読み、自分のスキルにマッチしているものを選ぶようにしてください。

自己管理をする

副業をする上で最も注意しておくべきことは健康面です。健康でなければ、良い仕事はできません。しかし、本業と副業を両方そつなくこなすことはやはり難しく、過重労働になり体調を崩す可能性は多いにあります。なので、自分には本業やプライベート以外の時間がどれくらいあるのかを理解し、過度に働いて健康を害することのないようにしてください。さらに、エンジニアだと家の中で長時間スクリーンを見続けることになるので、適度に運動などを取り入れ、リフレッシュすることが大事です。

副業のリスクを理解しておく

副業は本業とは違い、全ての責任を自分が追うことになります。会社員だと何かトラブルが起きたときに同僚や上司などが助けてくれますが、副業だと誰かに頼らずに自分で解決することになります。特に金銭的なトラブルだと、法的処置を取られる場合も多く「知らなかった」では済まされません。なので、支払いや税金など重要な手続きは副業を始める前にしっかり理解しておきましょう。

案件の種類

サーバーサイドエンジニアの案件は大きくOSやソフトウェアを組み合わせるオープン系、汎用コンピュータを用いる汎用系、WebアプリケーションやWebサイトを開発するWeb系に分けられ、特にWeb系の需要が近年高まっています。その中に作業計画を考える要件定義、それから外部の設計をする基本設計、内部の設計をする詳細設計の工程があり、最初の工程であるほど単価は高くなります。

案件の具体例

サーバーサイドエンジニアの案件は種類が多く、なかなか把握できないと思いますので、ここでいくつかの例を紹介します。

【Java】大手飲食店予約サービスのバックエンド開発・保守（リードエンジニア）

こちらはサービスの開発・保守のリードエンジニアとして、要件定義を行う業務になります。要件定義は上流工程に入りますので、条件にも経験が必須であると示されています。

• 月額単価　~720,000円/月
• 最寄り駅　東京駅
• 契約形態　フリーランス
• 職種　サーバーサイドエンジニア
• 工程　要件定義　基本設計　詳細設計　実装

【Rudy】ゲームファン向けコミュニティープラットフォームの新規能開発

こちらはサービスの新機能を開発する案件で、ほとんど機能がない状態から開発するといった内容です。この案件ではAWSを使うので、クラウドの知識が必要になります。

• 月額単価　~720,000円/月
• 最寄り駅　なし駅
• 契約形態　フリーランス
• 職種　サーバーサイドエンジニア
• 工程　基本設計　詳細設計　実装

【Java】ECサイト開発支援PJ

こちらは大手量販店のECサイトを開発する業務で、要件定義や基本設計の工程はありません。サーバーサイドよりもフロント側の作業が多い案件となっています。

• 月額単価　~660,000円/月
• 最寄駅　飯田橋駅
• 契約形態　フリーランス
• 職種　サーバーサイドエンジニア
• 工程　詳細設計　実装

まとめ

今回はサーバーサイドエンジニアの副業でのトラブルや気をつけるポイントを紹介しました。確かな情報をもとにリスクを最小限に抑えましょう。今回のまとめは以下の3点です。

1. スキルに見合った案件を探す
2. 自分のできる範囲で案件を受注する
3. 副業をする前に必要な手続きを確認しておく

SNSシェア

• X
• facebook
• hatebu
• LINE
• pocket

CATEGORY

副業

TAGS

サーバーエンジニア