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VBAの副業で稼ぐにはどうすれば良い?初心者が稼ぐロードマップをご紹介

はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

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本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。VBAの案件の一例と、案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。

はじめに

VBAの副業で稼ぐには1

Excelのマクロや自動化に関わるプロジェクトは数多く、VBA(Visual Basic for Applications)のスキルは今もなお多くのビジネスシーンで重宝されています。Excelのマクロから複雑なデータベース管理システムまで、VBAは業務効率化に必要です。

しかしながら、「VBAのスキルを持っているけれど、どうやって副業で収入を得ればいいの?」と疑問に思っている方は多いものです。

本記事では、VBAスキルを収入源に変えるためのロードマップを初心者向けにご紹介します。これからVBAの副業で稼ぎたいと考えている方にとって、最適な案件獲得の方法や、収入を安定させるための戦略まで、具体的なアドバイスが知りたい方は、本記事を参考にしてみてください。

Excel VBAの副業は稼げる?

Excel VBAのスキルを副業に活かすことは、気軽に収入を増やせる手段の一つです。

多くの企業や個人事業主が日々の業務でExcelを使用しており、作業を効率化するためにVBAの自動化スクリプトが求められています。初心者でも、基本的なVBAスキルからスタートし、徐々に実務経験を積むことで、需要の高いプロジェクトに参加して高収入を得るチャンスが広がります。

ここでは、Excel VBAの特徴からはじめ、実際の案件や単価の傾向について紹介します。

そもそもVBAとは?マクロとの違い

Excel VBAは、Microsoft Excelのためのプログラミング言語です。

Excel VBAを使いこなせれば、繰り返し行う作業を自動化したり、複雑な計算を簡単に実行したり、オリジナルの関数やマクロを作成できます。Excel内のデータを操作するためのコードを書くことで、事務作業の効率を大幅に向上でき、時間の節約につながります。

VBAを使うためには、Excel内の「開発」タブから「Visual Basic」を開き、VBAエディタにコードを入力します。基本的なVBAのコードは、変数の宣言やループ、条件分岐など、他のプログラミング言語と同じような概念を使用します。

なお、VBAと似たものにマクロがありますが、マクロは一連の操作や手順を記録したものを一つのコマンドとして保存する機能を指します。

定期的に行う作業を自動化するためにマクロが使用されることが多く、Excel上でマクロレコーダーを使い、キーボードやマウス操作を記録できるのが特徴です。マクロの作成にはコーディングの知識が必要ないため、非プログラマーでも簡単に利用できます。しかし、マクロは比較的単純なタスクや、繰り返し行われるプロセスの自動化に適していますが、複雑な条件分岐やエラー処理など、高度な作業を必要とする場合には限界があります。

一方、VBAを使用すると、条件分岐やループ、カスタム関数の作成など、より複雑なスクリプトを記述できるため、ユーザーのニーズに応じた高度な自動化が可能です。なお、VBAはプログラミングの知識を要するため、技術的があるユーザー向けです。

VBAにしかできない作業の具体例

VBAでは可能な一方で、マクロでは実現できない具体例の一部を紹介します。

ループ処理

VBAでは、ForループやWhileループを使用して、特定の操作を繰り返し実行できます。

Forループは、プログラミングにおいて一定の条件が満たされる間、同じコードブロックを繰り返し実行するために使用される制御構造の一つで、予め決められた回数だけ処理を繰り返す場合に有効です。また、Whileループは、指定された条件が「true(正しい・真)」である限り、コードブロックを繰り返し実行するためのプログラミングの制御構造です。Forループと同様に処理を繰り返すものの、ループの実行回数が事前には定まっていない状況に特に適しています。なお、Whileループは条件が「false(異なる・偽)」になった時点で、ループは終了します。

例えば、「ワークシート内のすべてのセルをループして、特定の条件に一致する値を持つセルを探す」といった処理も可能です。マクロ記録では、このような繰り返し処理を実装できません。

複雑な条件分岐

VBAを使用すると、複雑な条件分岐や判断をプログラムに組み込めます。

例えば、「特定の条件下」でのみ「特定のセル範囲に対して」操作を実行する、といったロジックを簡単に実装できます。具体的には、売上データが含まれたワークシート内の各行をチェックした上で、特定の売上額の閾値を基に、データを「売上がよい」または「売上が悪い」のシートに振り分けるというプログラムをVBAで構築できます。

エラー処理

VBAでは、エラー処理を実装することで、スクリプトの実行中に発生する可能性のあるエラーを効果的に管理できます。また、エラーが発生した場合の具体的な対応もプログラムに組み込めます。

エラー処理は、予期せぬエラーが発生した際にプログラムが中断されることを防ぐだけでなく、エラーの原因を特定しやすくするためにも重要です。分かりやすいエラーメッセージを表示させることで、ユーザーが次に何をすべきか理解しやすくなります。また、エラーログを記録することで、デバッグプロセスをサポートできます。適切なエラー処理を実装することで、信頼性と使いやすさの両方を向上させられます。

Excel VBA副業の単価目安

エンジニアスタイルの案件を調査すると、Excel VBA副業の単価目安は60万円前後が多い傾向にあります。




また、気軽に副業をしたい方には、1週間30時間以内の作業案件やスポット案件もおすすめです。クラウドワークス内には、以下のようなVBA案件があります。

VBAの副業だけで大きく稼ぐのは難しい?

VBAのスキルを活用した副業で大きく稼ぐことは、他の言語よりは困難な傾向にあります。

主な要因は、VBAを使ったプロジェクトの多くは、Excelシートの自動化や小規模なデータ処理に関わるものであるからです。大きな収入を得るには多数のプロジェクトを同時にこなすか、より高度な技能を要する複雑なプロジェクトを獲得する必要があります。本業と両立するためにはどうしても時間的な制約によって稼ぎにくい可能性があります。

VBAスキルだけに依存するのではなく、PythonやRのような他のプログラミング言語や、データ分析・ウェブ開発のスキルを身につけることで、より広い範囲のプロジェクトにアクセスし、収入源の多様化が可能です。

週1日や土日だけ副業したい人におすすめ

VBAを活用した副業は「週に1日」や「本業が休みの日だけ」を活用して働きたいという人にとっておすすめです。

VBAを使ったプロジェクトは比較的短期間で完了するものが多く、例えば特定のExcelワークブックの自動化や、小規模なデータ処理ツールの開発など、週末だけの作業時間でもプロジェクトを完了できます。

本業が休みの日などに少しずつプロジェクトをこなしていくことで、時間とともに収入アップが可能です。

本業とのバランスを考慮し、副業での仕事が本業に影響を与えないようにしましょう。

Excel VBAを学ぶ方法

Excel VBAを学ぶには、一般的なプログラミング言語を学ぶように、まずは参考書やネット上の情報から知識を仕入れると低予算で始められます。学習時間を確保しにくい方などは、スクールを活用して効率的に学ぶこともおすすめです。

独学で書籍・動画から習得する

VBAの副業で稼ぐには2

Excel VBAを独学で学ぶ方法は、コストパフォーマンスの高さが魅力です。

市販されている書籍は、基本的な概念から応用技術まで幅広くカバーしているものが多いため、自分のペースで学習を進められます。

初心者向けの書籍では、VBAの基礎的な文法やマクロの記録、編集方法から始まり、より複雑なデータ操作やユーザーフォームの作成に至るまで、段階的にスキルアップを目指します。知識ゼロから学習したい方は、練習用ファイルが付属している「できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA」がおすすめです。

また、ネットにも無料・有料の学習動画があるため、参考書のみではわからなかった部分も実際の画面操作を見ながら具体的な操作方法やプログラムの流れなど、理解を深められます。

資格スクールに通う

資格スクールに通ってExcel VBAを学ぶ方法は、独学に比べてコストがかかるものの、短期間で全体的にカバーできるようなカリキュラムと、プロによる直接指導を受けられる点がメリットです。

初心者からでも安心して学べるよう、基礎から応用まで段階的にスキルを身につけられるプログラムが多く、また、実践的な演習やプロジェクトを通じて、学んだ知識を即座に活用できます。さらに、クラスメートや講師との交流から新たな視点を得たり、疑問点をクリアにしたりすることが可能です。

また、資格取得を目指すコースも多く、学習の成果を資格として証明できるのも魅力の一つです。VBAエキスパート資格では、基礎力を問われる「Excel VBA ベーシック」と、ベーシックレベルよりも高度なマクロを読解・記述する能力を問われる「Excel VBA スタンダード」などがあります。

主催元のオデッセイコミュニケーションズ公式HPによると、一般的なビジネスパーソンには業務レベルによってベーシック・スタンダードの両方をおすすめしており、さらにSEやプログラマーにはスタンダードの取得を推奨しています。

資格取得までを1セットとしているスクールは多く存在するため、客観的にスキルを証明したい方で効率的に勉強したい方は資格スクールがおすすめです。

学んだ後の実践が大切

Excel VBAの学習において、理論や実際の操作方法を学んだ後は、実践し続けることが重要です。実際に手を動かしてプロジェクトを進めることで、学んだ知識が深く定着し、実際の問題解決能力が身につきます。

学習の成果を実感するためにも、自分自身の日常業務を効率化するための小さなツールを作成することから始めましょう。例えば、定型的なレポート作成を自動化するマクロを作成する、データ入力の誤りをチェックするフォームを開発するなど、実用性の高いプロジェクトに取り組むことで、モチベーションの維持にもつながります。

さらに、実際にプロジェクトに挑戦することで、実践的なスキルを発展させられます。実業務で直面するような複雑な問題を解決する経験は、VBAの知識を深めるだけでなく、問題解決能力や論理的思考能力を鍛える上でも小さな案件に応募するのがおすすめです。

それぞれのレベルに必要なスキル

VBAを学ぶ過程では、初心者から上級者までさまざまなレベルが存在します。

各レベルにはそれぞれに求められるスキルセットがあり、高いレベルのスキルを習得することで、より複雑なプロジェクトに挑戦できます。

ここでは、VBAの学習者が目指すべき各レベルにおける必要スキルと、習得するための具体的なステップを解説します。VBA分野における自身の位置を確認し、次のレベルに進むために何が必要かを確認してみてください。

初級:データ作成・グラフ化

Excel VBAの初級レベルでは、データの作成から編集、グラフ化など、基本的なExcel操作を自動化することが目標です。

VBAに慣れるには、基礎的な文法やマクロの記録・編集、そして簡単なカスタム関数の作成に慣れることが重要です。例えば、毎日の売上データを自動で集計し、それを基に売上推移のグラフを自動生成するマクロを作成してみるのがおすすめです。売り上げデータのマクロ作成には、ループや条件分岐、ExcelオブジェクトモデルなどVBAの基本的な理解を試されます。

初級レベルのスキルでも習得・活用することで、日常の繰り返し作業を効率化してエラーの可能性を減らせるため、手動で作業していた頃よりも時間短縮が可能です。また、グラフ作成の自動化は、データ分析の視覚化がスピーディにできるため、限られた時間内での報告書作成やプレゼンテーション資料の準備ができるなど作業負担を減らせます。

中級:PDF・Excelからのデータ取り込み

中級レベルのExcel VBAスキルでは、外部ソースからデータ取り込んだ後、どのように扱えるかを求められます。

Excel VBAを使用すると、CSVやテキストファイル、PDF、XMLファイル、Accessデータベースなど、さまざまな種類の外部データソースからデータを取り込み可能です。

外部からデータを自動で取り込みし、整形した後で、必要な分析を行うマクロの開発が可能です。

中級レベルでは、ファイル操作や外部データへのアクセス、データの変換といった技術に加え、エラー処理の技術も必要とされます。VBAとADO・SQLを用いたデータベースの操作や、正規表現を使用した文字列操作のスキル習得も目指しましょう。

なお、ADO(ActiveX Data Objects)はMicrosoftが開発した、プログラムからデータベースや他のデータソースへの接続・操作を簡単にするためのモデルです。主に、Visual BasicやVBScriptといった開発環境から、データベースに対するクエリの実行、データの取得・更新などをするために使用されます。また、SQLは、リレーショナルデータベース管理システムでデータを管理するためによく使用されるプログラミング言語です。

例えば、Excel VBAを使用して、特定の条件に基づく顧客データをSQL Serverデータベースから抽出し、その結果をExcelスプレッドシートに表示するというプロセスは、ADOを介してSQLクエリを実行し、取得したデータをExcelに動的に表示することで実現できます。

つまり、VBA中級レベルの方は、ADOやSQLを組み合わせることでデータベースに格納されたデータを直接操作し、ビジネスプロセスの自動化や効率化ができることが目標です。技術の組み合わせによって、さまざまなビジネスニーズに対応でき、担当できる案件も増えます。

上級:システム開発・メンテナンス

上級レベルのExcel VBAスキルを持つということは、単に複雑なコードを書ける以上に、Excel VBAを用いてビジネスニーズに合わせた複雑なソリューションを設計・開発・維持できる能力が求められます。

まず、単純なマクロや関数を超え、高度なエラーハンドリング技術や、再利用可能なコードの作成、効率的なデータ構造の選択など、複雑なロジックやアルゴリズムを含むプログラムを開発できるのが上級レベルに求められるスキルです。また、プロジェクト規模の拡大や縮小に対応できる能力も求められます。

もちろん、データベースとExcel VBAを連携させ、大量のデータを効率的に処理し、分析するスキルも必要です。上級レベルでは、SQLクエリを用いたデータベースからのデータ抽出・更新・挿入をスムーズに実行できる他、複数のデータソースからのデータ統合できる技術も重要です。

さらに、エンドユーザーの操作性を向上させるために、カスタムフォームやダイアログボックスを作成して直感的に操作できるようにインターフェースを整える技術も求められます。

加えて、複雑なアプリケーションを安全かつ高速に動作させるためのセキュリティ対策・パフォーマンス最適化として、コードの効率化やメモリ管理、セキュリティ脆弱性への対策などが含まれます。

つまり、Excel VBAを用いてビジネスニーズに合わせた複雑なソリューションを設計・開発・維持し、ユーザーが使いやすいように整えられる能力が上級レベル求められます。

VBAの副業案件を獲得する方法

VBAの副業案件を獲得するには、クラウドソーシングサイトで気軽に案件を探す他、紹介やエンジニアスタイルのようなフリーランス案件の活用がおすすめです。

自身のレベルや稼働できる時間、得たい収入によってもどの方法を活用すべきか変わってくるため、あらかじめ把握した上で実際に案件を探していきましょう。

クラウドソーシングで求人を探す

クラウドワークスランサーズのようなクラウドソーシングサイトでは、主にスポットや短期間のExcel VBAに関する副業案件を獲得しやすい傾向にあります。

プロフィールを作成する際には、Excel VBAに関するスキルや経験、これまでに完成させたプロジェクトの具体例を明記しておきましょう。

例えば、「企業の販売データを分析し、自動化されたレポート生成ツールを開発した経験があります。週ごとの売上データから重要なKPIを抽出してダッシュボードに表示できます。」といった記述が有効です。また、VBAでのデータベース管理や自動化スクリプトの作成能力についても、プロフィールに含めると効果的です。

求人を探す際には、キーワード「Excel VBA」で検索し、自分のスキルセットに合った案件を見つけて応募します。なお、クラウドワークスランサーズではどちらも、カテゴリ検索で「システム開発」→「Web開発・システム設計」→「Excel VBA・マクロ開発」を選択して案件を探すのがおすすめです。

応募する際は、どのようにしてプロジェクトの要求を満たせるか、過去の成功事例を引き合いに出して説明することが重要です。

リファラルで獲得する

リファラル、つまり人脈を通じたVBAの副業案件の紹介は、既存のネットワークを活用することで新たなクライアントとの信頼関係を築きやすいという点でメリットが大きい方法です。リファラルでの案件獲得を成功させるには、まず自分のスキルとサービスを周囲に積極的にアピールすることが必要です。

例えば、過去に協力したことのあるクライアントや同僚、業界内の友人に、Excel VBA関連の仕事を探していることを伝えます。具体的には「VBAを使って在庫管理システムを最適化し、月次の在庫報告プロセスを50%短縮できた」といった成功体験を共有すると、紹介する側に取っても適切なクライアントを割り当てやすくなります。

クラウドソーシングとリファラルの両方を活用することで、多様なルートからVBAの副業案件を獲得し、フリーランスとしての効率的なキャリア構築が可能です。

エンジニアスタイルで獲得する

VBAの副業で稼ぐには3

エンジニアスタイルでは、国内の優良フリーランスエージェントから厳選された20万件以上の案件から選んで応募できるため、安心してプロジェクトに取り組み可能です。

面談から稼働中のサポートや、案件終了後のアフターケア、福利厚生に至るまで、国内トップレベルのサポートとサービスを受けられます。また、応募プロセスは1クリックで完了し、案件のお気に入り機能を使って効率的にフリーランス案件を探せます。

さらに、AIによる分析で個々の条件に合った案件情報をメールマガジンで受け取れるため、機会を逃す心配がありません。加えて、エンジニアスタイルではフリーランスエンジニア向けのイベントやオフ会を定期的に開催しており、参加は無料であるため、同業者との交流や新しい仕事のチャンスを見つけられます。

つまり、エンジニアスタイルは、フリーランスエンジニアがより良いキャリアを築くための強力なパートナーとなります。

エンジニアスタイルでVBA案件を検索する

Excel VBAの副業で高収入を稼ぐコツ

Excel VBAの案件は存在するものの、初心者向けや単発の案件で単価が低い傾向にあります。VBAの高単価案件を獲得するには、付加価値となり得るプログラミングスキルの習得や、自身が稼働できる時間をより多く確保するなど工夫が必要です。

ここでは、VBAを使用して高収入を稼ぐコツについて、詳しく紹介します。

VBA以外の言語を習得する

Excel VBAのスキルを持つフリーランサーとして高収入を目指すためには、VBAだけでなく他のプログラミング言語の習得も重要です。

例えば、PythonやSQLはデータ分析やデータベース管理に広く使用されているため、より多様なプロジェクトに応募できるようになります。プログラミングを学習するには、参考書やネット上での情報のみでも無料コーディングの基礎から応用まで身につけられるため、ぜひ習得しておきましょう。

PythonとVBA

Pythonは構文の読みやすさと使い勝手の良いライブラリによって、データサイエンスや機械学習をはじめ、ウェブ開発や作業の自動化など、幅広い用途で使用される人気のプログラミング言語です。

Pythonで複雑なデータ分析を行った後、VBAを使用してその結果をExcelに取り込み、フォーマットやレポートを自動生成するというワークフローを構築できます。この組み合わせにより、データの分析からレポートの作成までのプロセスを効率化できます。また、Pythonのスクリプトを使ってデータを収集・処理した後、VBAを介してデータをExcelにインポートし、さらなる分析が可能です。Pythonで生成したデータを基にVBAでExcelマクロを動かし、直接操作することなく複雑なタスクを自動実行という方法も実現できます。

SQLとVBA

SQL(Structured Query Language)は、データベースから情報を取得し、データベースに情報を追加・更新・削除するために使用されるプログラミング言語です。

VBAを使用すると、ExcelやAccessなどのMicrosoft Officeアプリケーション内から直接SQLクエリを実行できるため、データベースからデータを取得したり、データを更新・挿入・削除するなどの操作を効率的に行えます。

SQLによるデータベース操作の精密さと、VBAによるOfficeアプリケーションの操作性の高さが組み合わさることで、売上予測や市場トレンドなどデータを基にした使いやすいアプリケーション開発が可能です。

さらにSQLデータベースは、セキュリティとデータの整合性を保つための機能を備えています。VBAからSQLを利用することで、これらの機能を活かしつつ、アプリケーション内でデータを安全に扱えるため、データの誤操作や不正アクセスから保護しつつ、安全なアプリケーション開発が可能です。

実務経験を積む

高収入を得るためには、実務経験を積むことが不可欠です。

具体的なプロジェクトでの成功事例は、発注側にとってあなたのスキルや信頼性の裏付けとなります。

初期の段階で多くの実績を積むには、報酬が低めのプロジェクトでも積極的に受けることで、ポートフォリオを充実させられる他、実践的なスキルを積み重ねられます。また、実務経験を通じて、プロジェクト管理のノウハウやクライアントとのコミュニケーションスキル、納期など、技術以外の重要なスキルも身につきます。

また、特定の業界やニッチな分野で専門知識を深めることも重要です。VBAは、データ処理や自動化が必要なあらゆる業界で役立つツールであるものの、特定の分野に特化することで、収入アップを目指せます。

例えば在庫管理や物流の分野では、在庫レベルの最適化や配送スケジュールの調整、コスト削減などが重要な課題です。VBAを利用して在庫データの分析ツールやダッシュボードを作成し、在庫管理の自動化や効率化を図れます。

また、ヘルスケア業界では、患者データの管理や治療結果の分析、医療費用の追跡などが重要です。VBAを利用して必要な情報を効率的に管理し、分析するツールを開発することで、医療機関の運営効率化や治療品質の向上に貢献できます。

つまり、小さな案件から実務経験を重ねつつも、自分の興味や経験、市場の需要を考慮しながら、特化すべき分野を選定することが重要です。

フリーランスを目指す

VBAの案件は、スポットや短期間の案件は他のプログラミング言語よりも低単価の傾向にあります。VBAに特化して高収入を目指すためには、副業から実績を積み、将来的にはフリーランスとして大規模なプロジェクトや長期案件に携わることをおすすめします。

なお、フリーランスとして高収入を得るためには、適切なフリーランスプラットフォームやネットワークを活用して、潜在的なクライアントを見つけることが大切です。

魅力的なプロフィールを作成し、自分のスキルや過去のプロジェクトを効果的にアピールすることで、良質な案件を獲得しやすくなります。

また、価格設定にも注意が必要です。市場価格を調査し、自分のスキルや提供するサービスの価値を適切に反映させた価格設定を心がけましょう。

高品質なサービスを提供し続けることで、リピート顧客の獲得や、口コミで新しいクライアントを引き寄せることも可能です。また、時間管理や契約書の作成など、フリーランスとしてのキャリアを支えるための基本的なビジネススキルを学ぶことも重要です。

まとめ

今回の記事では、VBAの副業で稼ぐ方法や、具体的な案件、初心者の方がVBAを使用して稼ぐための方法について紹介してきました。

VBAを用いた副業で収入を得るためには、まず基礎からしっかりと学び、実践を通じてスキルを磨くことが重要です。初心者からスタートしても、小さな案件から実績を積むことによって、VBAのスキルを収入源に変えることは十分可能です。

基本的なVBAの知識を身につけた後は、小さなプロジェクトから始めて徐々に実績を積み重ね、ポートフォリオを構築していくことが重要です。フリーランスとしての信頼を築くためには、品質の高い成果物を期限内に納品することが不可欠です。また、クラウドソーシングサイトやエンジニアスタイルなどの案件紹介サイトの積極的な活動や、人脈を活用することも大切です。さらに、特定の業界や分野に特化することで、自身のスキルをより価値あるものに変えられます。

VBAの副業で成功するためには、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やプロジェクト管理能力も磨くことが求められます。クライアントのニーズを正確に把握し、期待を超えるサービスを提供することが、長期的な関係構築につながります。

最後に、常に学び続ける姿勢を持つことが、VBAの副業で成功するために重要です。新しい技術や業界のトレンドに敏感であることは、自身のサービスを常にアップデートし、市場での競争力を保てます。VBAを軸に、他のプログラミング言語やデータベース管理の知識を広げることで、収入アップを目指しましょう。

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副業
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VBA
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