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PMOが年収1000万を目指すために取れる5つの手段と必要なスキルとは

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PMOの主な仕事内容

PMOの主な仕事内容について役割も含めて解説していきます。

PMOの役割とは

PMO(Project Management Office)は、プロジェクト管理の標準化、最適化、および効率化を目指す組織内の専門部門です。

PMOの主な役割は、プロジェクトの品質と成果を向上させるためのフレームワークやガイドラインを提供することです。

具体的には、プロジェクト管理のベストプラクティスやツール、テンプレートの導入、プロジェクトの進捗状況のモニタリング、リソースの最適な配分、リスク管理のサポートなどが含まれます。

例えば、大手IT企業が新しいソフトウェアの開発プロジェクトを開始する際、PMOはプロジェクトのライフサイクル全体にわたるガイドラインやフレームワークを提供し、プロジェクトが計画通りに進行するようサポートします。

PMOの仕事内容

PMOの仕事内容について紹介していきます。

プロジェクト管理のフレームワークの構築と維持

PMOは、組織内のすべてのプロジェクトで使用されるプロジェクト管理のフレームワークや手法を構築、維持します。これには、プロジェクトの進捗報告のフォーマット、リスク管理の手法、コミュニケーションのガイドラインなどが含まれます。

プロジェクトの監視と報告

PMOは、進行中のプロジェクトの進捗状況や品質を定期的に監視し、上層部や関連部門に報告します。これにより、問題が発生した場合に迅速に対応することができます。

リソース管理

PMOは、プロジェクトのリソース(人員、予算、時間など)を最適に配分する役割も担います。これにより、プロジェクトが効率的に進行することを確保します。

リスク管理のサポート

PMOは、プロジェクトのリスクを特定、評価、管理するためのサポートを提供します。これにより、予期しない問題や遅延を最小限に抑えることができます。

継続的な改善の推進

PMOは、終了したプロジェクトのレビューやフィードバックを収集し、その結果をもとにプロジェクト管理の手法やツールの改善を進めます。これにより、組織のプロジェクト管理の品質と効率が継続的に向上します。

PMOの年収事情とは?1000万を目指すことができる?

PMOの年収事情について紹介していきます。

フリーランスのPMO年収詳細

平均年収: 1,021万円

最高年収: 2,520万円

最低年収: 300万円

月額単価相場: 平均85.1万円、中央値80万円、最高210万円、最低25万円

時給単価相場: 平均3,773円、中央値3,750円、最高4,440円、最低3,200円

会社員エンジニアの年収

全体の平均年収: 469万円

20代: 平均373万円

30代: 平均509万円

40代: 平均605万円

50代以上: 平均701万円

会社員のPMO年収

平均年収: 約600万円

比較結果

フリーランスのPMOの年収は会社員のPMOの約1.7倍程度で、フリーランスのPMOは会社員のPMOよりも平均年収が高く、高年収が獲得しやすいと言えます。

PMOは1000万円を目指せる?

①【開発系PMO/週3〜】【業務委託(準委任)】某大手小売業界/会計ワークフロー導入支援

・概要:某大手小売業界/会計ワークフロー導入支援

・仕事内容:課題管理(期限切れのフォロー)、進捗管理(週次進捗などで遅れがあった場合は、なぜかを確認)、会議調整、セッションの準備(Jabraの用意、会議室が取れていない場合は会議室の確保)、朝会報告メモ作成、本部長報告ドラフト作成

・必要なスキル:

IT PMO経験(上記のタスクの実施経験)

受け身ではなく、能動的に動ける

コミュニケーション良好

・単価

160万円〜


②【PMO】ビジネスチャット製品サービスのMA運用保守PMO支援/情報通信業

・概要:ビジネスチャット製品の販売戦略、セールスにおいて、どのように販売実績を上げていくかを データから分析し、MAチームとしてSalesForce全般を担当

・仕事内容:チームのSalesforceシステムのヘルプデスク業務、開発会社との交渉

・必要なスキル:

SalesforceのPJ参画経験

Pardotの知見

MAの知見

システム開発PJのPMO、PL経験

ベンダーコントロールの経験

顧客折衝の経験

システム保守の経験

・単価

85万円〜


③【PL/PMO】求人Webサイト開発PMO支援(交代枠)

・概要:PL/PMOメンバの募集

・仕事内容:開発ベンダの管理チームのメンバーとして、開発プロジェクトマネジメント

・必要なスキル:

Webシステムの理解  実装レベルでの理解は必要なく、  一般的なWebシステム構成の理解 ・Webシステム開発のプロセス理解 ・ウォーターフォール開発のプロジェクト管理の経験

・単価

80万円〜


④【PMO】会計システム更改案件

・概要:会計システムの更改案件における、 基盤チームのPMO

・仕事内容:プロジェクトの推進、調整支援等

・必要なスキル:

仮想化を含むインフラ領域の知見/理解

AWS/Azure/GCPをはじめとするパブリッククラウドの設計構築経験3年以上

プロジェクトマネジメント等、上流レイヤーでの経験

・単価

80万円〜


⑤WEBシステム開発支援|ユーザー側PMOのエンジニア求人・案件

・概要:お客様システム部門担当として、事業側(サービス運営側)と開発ベンダーの間に入り、  要件、仕様、スケジュール等をコントロール

・仕事内容:ベンダ成果物(要件定義書、基本設計書)が業務要件を満たしているかレビュー・統制を実施、業務要件の変更が必要な場合の事業側メンバーとの調整、デザイン会社、事業部内と外部システム、開発ベンダとの調整、開発部隊からあがる成果物のレビュー、QAの管理、窓口から課題のとりまとめ、対応状況管理

・必要なスキル:

PM、PMOとしての参画実績

システム開発経験(要件定義など上流~リリース/運用まで)の一通りの経験

一般的なWebシステム開発経験

ユーザー側でのプロジェクト参画実績

ベンダーコントロール経験

・単価

105万円〜


PMOが年収1000万を目指すために取れる手段とは

PMOが年収1000万を目指すために取れる手段について解説していきます。

社内でポジションを上げる

PMOとしての経験とスキルを活かして、組織内での昇進を目指すことは、年収を増やす一つの方法です。高いポジションに就くことで、責任範囲が拡大し、それに伴って給与やボーナスも増加する可能性があります。

昇進を目指すためには、プロジェクトの成功を確実にするだけでなく、リーダーシップ能力やコミュニケーションスキルを磨くことが重要です。

また、組織のビジョンや目標に貢献する提案を行い、その実現に取り組むことで、上層部からの評価を高めることができます。

外資系IT企業へ転職する

外資系IT企業へ転職する: 外資系IT企業は、高い給与体系やボーナス制度を持つことが多いため、転職を通じて年収を大幅にアップすることが可能です。

特に、グローバルに展開する大手企業では、国際的なプロジェクトに関与する機会が増え、その経験を活かして高いポジションを目指すことができます。

しかし、外資系企業の働き方や文化に馴染むことが求められるため、英語能力の向上や異文化コミュニケーションのスキルを磨くことが重要です。

年収が高い業界へ転職する

年収が高い業界へ転職する: 金融、医薬、エネルギーなど、特定の業界では高い年収が期待できることが知られています。

PMOのスキルは業界を問わず適用可能であるため、これらの業界への転職を検討することで、年収を増やすことができます。

ただし、業界特有の知識やスキルが求められる場合があるため、転職前に必要な資格取得や研修を受けることが推奨されます。

フリーランスとして独立する

フリーランスとして独立する: PMOとしての経験とスキルを活かして、フリーランスとして独立することも一つの選択肢です。

独立することで、自分のスキルや経験を最大限に活かしたプロジェクトに関与することができ、高い報酬を得ることが可能です。

しかし、独立することで生じるリスクや不安定な収入、自己負担となる経費など、考慮すべき点も多いため、十分な準備と計画が必要です。

副業を始める

副業を始める: 現在の仕事を継続しつつ、副業を始めることで収入の柱を増やすことができます。

PMOのスキルを活かしたコンサルティングや、関連する分野の執筆、講師など、多岐にわたる副業の選択肢が考えられます。

しかし、副業を始める際には、現在の雇用契約で副業が許可されているか確認することや、主業とのバランスを取ることが重要です。

PMOが年収1000万を目指すために必要なスキルとは

PMOが年収1000万を目指すために必要なスキルについてそれぞれの項目ごとに解説していきます。

開発関連のスキル

まずは開発関連のスキルです。

PMOとして年収1000万を目指すためには、単なるプロジェクトの進捗管理やリスク管理だけでなく、開発プロセス自体の理解が不可欠です。

具体的には、ソフトウェアのライフサイクル、アジャイルやウォーターフォールなどの開発手法、テスト手法やCI/CDの流れなど、開発全般に関する知識が求められます。

例えば、アジャイル開発のスクラムマスターとしての経験や、DevOpsの導入支援などが挙げられます。これにより、開発チームとのコミュニケーションがスムーズになり、より効果的なプロジェクト管理が可能となります。

開発の上流工程に携わった経験

開発の上流工程、すなわち要件定義や設計フェーズに携わる経験は、PMOとしての価値を大きく高める要素です。

これにより、プロジェクトの初期段階からその方向性や目的を正確に把握し、適切なリソース配分やスケジュール管理を行うことができます。

例えば、大手企業の新サービス開発プロジェクトでの要件定義フェーズのリーダー経験などが考えられます。

インフラ設計・構築などの上流工程の経験とスキル

インフラ設計・構築などの上流工程の経験とスキル: 近年、クラウドサービスの普及に伴い、インフラの設計や構築もソフトウェア開発と密接に関連するようになってきました。

AWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスを活用したインフラ設計・構築のスキルは、PMOとしての市場価値を大きく上げる要素となります。

具体的には、高可用性や耐障害性を持つシステムアーキテクチャの設計経験や、大規模トラフィックを処理するシステムの構築経験などが挙げられます。

プログラミング言語の習得

PMOとして直接コーディングを行うことは少ないかもしれませんが、開発チームとのコミュニケーションを円滑にするため、

また、技術的な課題や要件を正確に理解するために、プログラミング言語の基本的な知識は必要です。

特に、PythonやJava、JavaScriptなどの主要な言語に関する知識や、GitHubを使用したバージョン管理の経験などは、PMOとしてのスキルセットを豊かにします。

ビジネスに関する技術スキル

PMOとして、プロジェクトの進捗やリスク管理だけでなく、ビジネスの成果を最大化するための技術的な知識も求められます。

例えば、データベースの設計、クラウドサービスの活用方法、APIの統合やシステムアーキテクチャの理解などが挙げられます。

これにより、技術チームとのコミュニケーションがスムーズになり、ビジネス要件と技術要件を適切にマッチさせることができます。

経営に関する経験・知識

年収1000万を目指すPMOは、単なるプロジェクトの進行役ではなく、経営層とのブリッジ役としての役割も果たす必要があります。

経営戦略の理解、KPIの設定やモニタリング、ROIの最大化方法など、経営に関する深い知識が求められます。

例えば、新規事業の立ち上げやM&Aの経験は、PMOとしての価値を大きく高める要素となります。

参画しているプロジェクトのドメイン知識

参画しているプロジェクトのドメイン知識: プロジェクトの成功は、そのドメインに関する深い知識に大きく依存します。

例えば、金融系のプロジェクトに参画する場合、金融商品の知識や規制、市場の動向などを理解していることが不可欠です。これにより、プロジェクトの方向性を正確に把握し、適切な判断を下すことができます。

ビジネスコミュニケーションスキル

PMOは、多様なステークホルダーとのコミュニケーションを円滑に行う必要があります。技術チーム、ビジネスチーム、経営層、外部のパートナーなど、異なる背景を持つ人々との効果的なコミュニケーション能力は、PMOとしての成功を大きく左右します。

大規模プロジェクトの牽引経験

大規模プロジェクトの経験は、PMOとしてのリーダーシップやプロジェクト管理能力を証明するものです。

多数のメンバー、複雑な要件、高い予算など、大規模プロジェクトは多くの課題を伴いますが、それを成功に導いた経験は、高い年収を目指す上での大きなアセットとなります。

メンバーマネジメント・チームビルディングの経験

メンバーマネジメント・チームビルディングの経験: プロジェクトの成功は、そのメンバーの能力やモチベーションに大きく依存します。

メンバーのスキルや性格を理解し、最大のパフォーマンスを引き出すためのマネジメントや、チームの一体感を高めるための活動は、PMOとしての重要な役割の一つです。

問題発見・課題解決能力

プロジェクトは常に予期しない問題や課題に直面します。それを迅速かつ適切に解決する能力は、PMOとしての価値を大きく高める要素となります。

具体的には、データ分析スキルや、外部のエキスパートとのネットワーク、新しい技術や手法の導入経験などが挙げられます。

PMOの将来性とは

PMOの将来性について解説していきます。

DX分野における需要が高い

デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業がデジタル技術を活用してビジネスプロセスや顧客体験を変革する動きを指します。このDXの波が高まる中、プロジェクトを円滑に進行させ、デジタル技術の導入や活用をリードする役割が求められるのがPMOです。

例えば、クラウド移行、AIの導入、IoTデバイスの活用など、多岐にわたるDXプロジェクトが進行中の企業は多く、これらのプロジェクトを成功に導くための専門的な知識や経験を持つPMOの需要は高まっています。

デジタル技術の進化は止まることなく、企業もその変化に対応するための取り組みを続ける必要があります。そのため、DXの動きは中長期的に続くと予想され、それに伴いPMOの役割もますます重要になるでしょう。

5Gの普及や量子コンピューティングの実用化など、新しい技術の登場により、新たなDXの波が起こる可能性があります。これらの変化に柔軟に対応し、プロジェクトをリードするPMOの役割は、今後も続くと考えられます。

IT分野の専門性とヒューマンスキルが高いPMOは市場価値が高い

PMOは、ITの専門知識だけでなく、チームのマネジメントやステークホルダーとのコミュニケーション、問題解決能力などのヒューマンスキルも求められる職種です。

特にDXプロジェクトでは、技術的な課題だけでなく、組織文化や人々のマインドセットの変革も必要とされるため、これらのスキルをバランスよく持つPMOは非常に価値が高いとされます。

例えば、新しい技術の導入に対する抵抗感を持つメンバーを説得したり、異なる部門間のコミュニケーションのギャップを埋める役割など、ヒューマンスキルが求められる場面は多いです。

このような能力を持つPMOは、企業にとっての価値が高く、市場価値も相応に高いと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はPMOが年収1000万を目指すために取れる5つの手段と必要なスキルについて紹介してきました。

PMOは仕事の幅が広い役職ですが、その仕事ができるようになれば高年収も期待できます。

PMOになるためには、今回紹介してきたような知識を勉強しつつ業界のことを知るのが知るのが一番です。

この記事をきっかけにさらに新しい知識を取り入れていきましょう。

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