アプリケーションエンジニアがきついのはなぜ？理由やきつい時の対処法を詳しく解説

はじめまして、エンジニアスタイル編集部です！

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします！
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。

エンジニアスタイルは、最高単価390万円、国内最大級のITフリーランス・副業案件検索サービスです。アプリケーションエンジニアのフリーランス・副業案件一覧をご覧いただけますのであわせてご確認ください。

はじめに

アプリケーションエンジニアは、現代のIT業界において重要な役割を果たしていますが、その仕事は決して楽ではありません。

本記事では、アプリケーションエンジニアの仕事内容や種類、そして「きつい」と感じる理由について詳しく解説します。

<この記事を読むメリット>

• アプリケーションエンジニアの仕事内容を理解できる
• エンジニアが「きつい」と感じる理由を知ることができる
• 効果的な対処法を学べる
• エンジニアの魅力とキャリアパスを理解できる
• 自分に合った働き方を見つけるヒントが得られる

アプリケーションエンジニアとして働くことに興味がある方、現在エンジニアとして働いているが悩みを抱えている方にとって、有益な情報が満載なのでぜひ最後までお付き合いください！

アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアとは、その名の通りデバイスやオンラインサービスに実装される「アプリ」を開発するエンジニアです。

ここではまず、アプリケーションエンジニアとはどういった職業なのか、さらに深掘りして見ていきましょう。

アプリケーションの開発などを行うエンジニア

アプリケーションエンジニアは、ソフトウェアやアプリケーションの設計・開発・運用・保守を担当する職業です。

主な業務は、クライアントの要件をもとに仕様を決定し、各種プログラミング言語を用いて実際の機能を実装することです。

開発後は動作テストを行い、バグを修正し、アプリケーションが正しく動作することを確認します。

リリース後も、保守や新機能追加のための運用作業が続きます。

アプリケーションエンジニアには、プログラミングスキル、デザインスキル、セキュリティ知識など、意外に多種多様なスキルが求められるので、関連資格取得もキャリアに有利です。

アプリケーションエンジニアの仕事は、ユーザーの満足度やビジネスの成長に直結するため、非常に重要な役割を担っています。

アプリケーションの種類

スマホアプリエンジニアが扱うアプリケーションは、何もスマホアプリだけではありません。

スマホアプリ以外にも「Webアプリケーション」や「業務系アプリケーション」を扱う必要があります。

スマホアプリ

スマホアプリは、その名の通りスマホやタブレットで使用されるアプリケーションです。

例えば、SNS（FacebookやTwitter）、ゲーム（Candy CrushやPokémon GO）、健康管理（FitbitやMyFitnessPal）、銀行取引（楽天銀行やみずほ銀行アプリ）などが代表例です。

これらのアプリは、ユーザーが簡単にアクセスできるように設計されており、日常生活の様々なニーズに対応しています。

タッチスクリーンに最適化されているため、直感的に操作できるのが特徴です。

Webアプリケーション

Webアプリケーションは、インターネットブラウザを通じてアクセスできるアプリケーションです。

GmailやGoogleドキュメント、Facebook、オンラインショッピングサイト（Amazonや楽天市場）などが代表例です。

これらのアプリケーションは、インターネット接続さえあればどのデバイスからでも利用可能で、インストール不要なのが特徴といえます。

また、サーバー上で動作するため、ユーザーが常に最新のバージョンを使用できる利点があります。

業務系アプリケーション

業務系アプリケーションは、企業や組織が業務効率を上げるために使用するソフトウェアです。

例えば、顧客管理システム（CRM）、在庫管理システム、会計ソフト（弥生会計やFreee）、プロジェクト管理ツール（TrelloやAsana）などがあります。

これらのアプリケーションは、特定の業務プロセスをサポートするために設計されており、データの整理、分析、共有を効率的に行えるのが特徴です。

業務の効率化や正確なデータ管理を実現し、ビジネスの成長を支援します。

このように、アプリケーションエンジニアは多種多様なアプリを開発し、日常生活からビジネスシーンまで幅広いニーズに応えなければなりません。

高いスキルや知識があれば高収入を目指せる

スマホに代表されるモバイルデバイスが主流の現代において、アプリケーションエンジニアの需要は非常に高まっています。

そのため、高いスキルや知識があれば十分に高収入を目指せる職種の一つです。

参考までに、2024年7月度におけるスマホアプリエンジニアの月額平均単価は「約76万円」で、全職種のなかで「11位」にランクインしています。

このランキングより収入が上の職種には「ITコンサルタント」や「プロジェクトマネージャー（PM）」など、プロジェクトの中でも上流職に分類される職種が多いです。

そのため、プレイヤーとしてみるならばアプリケーションエンジニアはかなり高収入を目指せる職業といえるでしょう。

ただし、アプリケーションエンジニアは需要も高いですが、その分競争率も非常に高いです。

そのため、他のエンジニアとの明確な強みまたは差別化点が必須といえます。

アプリケーションエンジニアがきついと感じる理由

「アプリケーションエンジニアはきついからやめとけ」

ネットを検索するとこのような論調のメディアも少なくありません。

確かに、アプリケーションエンジニアは開発色が強いので、IT業界の中でも華やかなイメージで見られがちです。

しかし、実際にやることはその他のエンジニア職と同じように、意外と根気のいる作業がほとんどです。

ここでは、アプリケーションエンジニアがきついと感じる理由について、いくつかご紹介します。

人手不足のためタスクに追われて精神的負担を感じる

日本のIT業界は人手不足が深刻なので、その分一人ひとりのエンジニアが多くのタスクを抱えている状況です。

特にスマートフォンアプリの需要が急増している一方で、供給が追いついているとはいえません。

このような状況では、常に複数のプロジェクトやタスクに追われ、時間的な余裕がなくなることが多いです。

その結果、長時間の労働や厳しい納期に直面し、精神的なストレスを感じるエンジニアが少なくありません。

これはアプリケーションエンジニアに限った話ではありませんが、業界全体での人材確保と労働環境の改善が急務となっています。

バグや急な仕様変更で残業や休日出勤が発生する

アプリケーション開発において、バグの修正や急な仕様変更は避けられないものです。

特に、リリース前の最終テスト段階で重大なバグが発見されると、緊急対応が必要となり、残業や休日出勤が発生することも間々あります。

また、クライアントの要望で仕様が急遽変更されることもあり、スケジュールが逼迫することも多く、いわゆる「プロジェクトの炎上」が発生してしまうことも多いです。

そのため、企業やプロジェクトによっては長時間労働を強いられることも多く、肉体的・精神的な疲労が蓄積されていきます。

適切な労働時間管理とバグ発生を防ぐための品質管理がしっかりしていれば避けられることではありますが、完璧にできているプロジェクトは決して多くありません。

業務をこなすために最新技術を勉強し続ける必要がある

ITテクノロジーは日進月歩で急速に進化しています。

そのため、アプリケーションエンジニアは常に最新の技術やトレンドを学び続ける必要があります。

新しいプログラミング言語やフレームワーク、開発ツールが次々と登場するため、それらを習得するための自己学習や研修が欠かせません。

この継続的な学習は、業務時間外でも行う必要があることが多く、エンジニアにとっては大きな負担となってしまいます。

しかし、最新技術を習得することでキャリアの幅が広がるので、人によっては苦ではないことも多いです。

客先常駐の場合は勤務先が数ヶ月ごとに変わる

客先常駐型のエンジニアリング業務（いわゆるSES）では、勤務先が数ヶ月ごとに変わることが多いです。

そのため、新しい環境やチームに適応するためのストレスを感じることがあります。

また、担当プロジェクトが変われば通勤時間や生活環境の変化も伴うため、生活リズムの維持が難しくなることも多いです。

客先常駐型のエンジニアリング業務は、2000〜2010年代と比較すればかなり数は減りましたが、依然としてSESに頼らざるを得ないIT企業は少なくありません。

特に中小企業に多い事業形態なので、IT業界に転職する際は転職先の企業がSESビジネスを展開しているかどうかは必ず確認しておきましょう。

なお、SES企業の簡単な見分け方として、会社のHPに「人材派遣業に関する資格」が記載されていると、その企業はSESビジネスを展開している可能性が高いです。

チーム内のコミュニケーションや人間関係を構築するのが苦手

アプリケーションエンジニアの仕事では、チーム内でのコミュニケーションが不可欠です。

しかし、技術者の中にはコミュニケーションや人間関係の構築が苦手な人も多くいます。

プロジェクトを円滑に進めるためには、他のメンバーと情報共有や意見交換を行い、協力し合わなければなりません。

コミュニケーションが不足すると、誤解やミスが生じやすくなり、プロジェクトの進行に支障をきたしてしまいます。

そのため、コミュニケーション能力を向上させるための努力も必要です。

会社によって給与に差がある

アプリケーションエンジニアに限らず、IT業界のエンジニアは所属する会社によってかなり給与格差が存在します。

これは、前項でも少し言及しましたが、日本のIT企業がSES、つまり客先常駐型のエンジニアリングサービスに依存しているからです。

下請けになるほど給与が低くなる傾向

客先常駐型のエンジニアリングサービスを導入しているプロジェクトでは、一つのプロジェクト内に別々の会社所属のエンジニアが常駐します。

こういったプロジェクトでは追加人員が必要な場合、プロジェクト担当者は取引先企業Aに「追加の人員を補充してくれ！」と頼みます。

ですが、そんな都合のいい人材はA企業にはいない可能性が高いです。

すると、A企業は別のB企業に「いい人材がいれば、ウチの下請けでプロジェクトに参画してくれないか？」と依頼します。

仮にB企業にもいい人材がいなかったとしましょう。

するとB企業は別のC企業に「ウチの所属としてプロジェクトに参画してくれないか？」と依頼します。

客先常駐型のエンジニアリングサービスでは、このように芋づる方式で一つのプロジェクトに多くの企業が関わることになります。

当たり前のことですが、プロジェクトには元々予算が決められています。

つまり、下請け企業になればなるほど取り分は減っていくわけです。

このような日本独自のIT業界構造のことを「多重請負構造」と言いますが、日本のIT業界はこういった構造をとっているプロジェクトも少なくありません。

したがって、下請企業に所属するエンジニアは収入が減ってしまうのです。

使用している言語が会社によって違う

アプリケーションエンジニアは、開発するプロジェクトや会社の方針によって異なるプログラミング言語を使用する必要があります。

例えば、ある会社ではJavaを主に使っている一方で、別の会社ではPythonやJavaScriptを使っていることもあります。

そのため、転職やプロジェクト変更のたびに、新しい言語を学び直す必要が生じることが多いです。

特に、言語の文法や構文、ライブラリの使い方が異なるため、迅速に習得するためには柔軟性と学習意欲が求められます。

このような多言語対応の必要性が、エンジニアにとって負担となることも少なくありません。

しかし、複数の言語に精通することで、様々なプロジェクトに対応できるスキルを持つこともできるので、キャリアの幅を広げるという意味合いでは、そこまで悪いこととはいえないかもしれません。

アプリケーションエンジニアの魅力は？

ここまで、アプリケーションエンジニアの少しネガティブな面について紹介してきました。

しかし、もちろんアプリケーションエンジニアにも良い点はたくさんあります。

ここからは、アプリケーションエンジニアの魅力について解説していきます。

新しいものを作り上げる達成感や喜びを感じられる

アプリケーションエンジニアの大きな魅力の一つは、新しいアプリケーションや機能をゼロから作り上げる達成感や喜びを感じられることです。

自分のアイデアや技術を駆使して形のないものを具体的な製品に仕上げるプロセスは、非常にやりがいがあります。

また、完成したアプリケーションが多くのユーザーに利用され、その便利さや楽しさを提供できたときの満足感は格別です。

日々の仕事に対するモチベーションも高まり、自分の成長を実感できるでしょう。

ユーザーの反応がわかりやすい

アプリケーションエンジニアの仕事は、ユーザーの反応が直接わかりやすい点も魅力の一つです。

例えば、スマホアプリやWebアプリはユーザーからのフィードバックやレビューを通じて、どのように使われているか、どれだけ満足しているかをリアルタイムで知ることができます。

ポジティブな反応や高評価を得ることで、自分の仕事が社会や人々の生活に貢献している実感が得られるのはアプリケーションエンジニアならではといえるでしょう。

また、ユーザーの意見を反映させて改善を重ねることで、より良い製品を作り続ける楽しさも味わえます。

他の職種と比べて給与が高い

図：2020〜2024年のスマホアプリエンジニアの月額平均単価

アプリケーションエンジニアは、他の職種と比べて比較的高い給与が期待できる職業です。

特に、IT業界全体が成長を続けているため、需要が高く、それに伴い報酬も上昇傾向にあります。

また、IT業界全体で人手不足が続いており、特にアプリケーションエンジニアは不足しています。

そのため、上記のグラフを見てもらえばわかるように、近年では若干の変動はあれども右肩上がりで平均給与が増加しつつあります。

スキルがあれば在宅勤務が可能

アプリケーションエンジニアは、適切なスキルがあれば在宅勤務が可能な職業でもあります。

インターネット環境が整っていれば、自宅での作業ができるため、通勤時間を削減し、柔軟な働き方が実現できます。

これにより、ワークライフバランスを取りやすくなり、家族との時間や自己研鑽の時間を増やすことが可能です。

リモートワークの環境下でも、オンラインツールを駆使してチームと連携を取りながら効率的に業務を進めることができる職業の一つです。

アプリケーションエンジニアがきついときの対処法

前項でも少し紹介しましたが、アプリケーションエンジニアはきつい場面に直面する場合も多いです。

では、こういった場合にはどういった対処法があるのでしょうか？

フリーランスとして独立する

アプリケーションエンジニアがきついと感じた場合、フリーランスとして独立するというのも一つの選択肢です。

フリーランスになると、自分でプロジェクトを選びながら働く時間や場所を自由に決めることができます。

これにより、働き方の柔軟性が増して自分のペースで仕事を進めることができるため、ストレスが軽減されることが多いです。

ただし、安定した収入を得るためには自己管理能力や営業力が必要な点はお忘れなく。

また、税務や契約などの面でも自分で対応する必要があります。

フリーランスにまつわる税金については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてお読みください。

• 【フリーランスエンジニアにかかる個人事業税はいくら？計算方法や申告方法を詳しく解説！】
• 【2023年最新】フリーランスが支払う税金の種類と節税に効果的な控除の種類とは

会社に問題がある場合は転職する

もし現在の会社の環境や方針に問題があり、仕事がきついと感じる場合は転職を検討するのも一つの対処法です。

現在のIT業界はエンジニアの需要が高い「売り手市場」なので、より良い労働環境や待遇を求めて転職することが一般的です。

転職エージェントや求人サイトを活用することで、自分に合った企業を見つける手助けが得られます。

転職によって新しい環境で再スタートを切ることで、ストレスの少ない働き方を実現できる可能性が高いです。

なお、おすすめの転職エージェントに関してはこちらの記事で総計17種類紹介しています。

他職種のエンジニアになる

アプリケーションエンジニアの仕事がきついと感じる場合、他の職種のエンジニアに転向するのも一つの方法です。

例えば、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、データエンジニアなど、IT分野には様々な専門職があります。

それぞれの職種には異なる役割や働き方があり、自分に合った分野を見つけることで、仕事に対するストレスを軽減できるかもしれません。

アプリケーションエンジニアのスキルは応用性も高いので、基礎的なスキルが身についていればキャリアチェンジは比較的簡単です。

フリーランスエンジニアの仕事探しはエンジニアスタイルがおすすめ

アプリケーションエンジニアは、案件数がかなり豊富なのでフリーランスとして活動するのに適した職種の一つです。

しかし、「フリーランスになっても自分1人で仕事を見つけられる気がしない…。」と考えてなかなか最初の一歩が踏み出せない方も多いでしょう。

そんな時はぜひエンジニアスタイルをご利用ください！

エンジニアスタイルは、数あるフリーランスサイトの中でも業界最大級の30万件以上の求人掲載数を誇ります。

また、リモートでの作業やテレワーク可能な案件を絞って検索することもできるので、きっと希望に沿った案件が見つかるはずです。

契約前のサポートはもちろん契約後もアフターサポートが充実しているので初心者でも安心なのも嬉しいポイント。

登録は無料なので、この機会にぜひエンジニアスタイルのご利用を検討してみてください！

まとめ

本記事では、アプリケーションエンジニアの仕事内容や種類、彼らが「きつい」と感じる理由、そしてその対処法について詳しく解説しました。

アプリケーションエンジニアは、スマホアプリやWebアプリ、業務系アプリの開発を行い、高い専門性と需要により高給与が期待される職業ですが、その反面、タスクの多さやバグ対応、最新技術の習得、勤務先の変動など多くの課題に直面します。

こうした問題に対処する方法として、フリーランスとして独立することや転職、他の職種に転向することも選択肢の一つです。

今後、IT業界の発展に伴い、アプリケーションエンジニアの需要はますます高まるでしょう。

技術の進歩に伴い、新しい挑戦や学びの機会が広がる一方で、働き方や環境の改善も期待されます。

本記事の情報が、アプリケーションエンジニアとしてのキャリアをより良いものにするための一助となれば幸いです。

「エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました！

SNSシェア

• X
• facebook
• hatebu
• LINE
• pocket

CATEGORY

転職

TAGS

スマホアプリエンジニア