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【2022年最新】ネットワークエンジニアがフリーランスとして独立する方法とは?

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はじめに

現在会社員として働くネットワークエンジニアの方の中には、将来フリーランスとして独立を考えている方もいるのではないでしょうか?
自由な働き方が叫ばれる現在では、企業に所属しないフリーランスは魅力的な存在です。
そこでこの記事では、将来フリーランスとして独立したいネットワークエンジニアの方・もしくはエンジニアに興味のある方に向けて独立の方法や今後の需要などについて解説いたします。

フリーランスのネットワークエンジニアの働き方・仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容は下記の通りです。

ネットワークの設計

クライアントの要望をヒアリングして、ネットワークに使用する回線や機器を選択し、運用スケジュールやコストなどが記載された設計書を作成する。

ネットワークの構築

設計書を元に実際に機器にケーブルを繋いだり、ルーターを設置したりする。回線速度や動作チェックも行いながら、ネットワーク構築を行っていく。

ネットワークの保守・運用

日々問題なくネットワークが稼働しているか確認や点検を行い、万が一トラブルが発生した際には迅速に原因を突き止めてネットワークの復旧にあたる。

フリーランスでも仕事内容は変化しない

ネットワークエンジニアが仮にフリーランスとして独立しても、雇用形態が会社員からフリーランスに変わるだけなので、仕事内容に変化はありません。また現状のネットワーク環境は、自社サーバー型ではなくクラウド型が主流になっているため、会社に出向く必要もなくなりました。
唯一ネットワークの構築だけはルーターなどの機器を設置するために現場へ向かう必要がありますが、他の業務はネット間だけで完結できるからです。
特に昨今はコロナ禍によるクラウド型の導入が加速し、それに伴いクラウドの設計・保守・運用の求人も多数出ています。
この点からフリーランスのネットワークエンジニアはリモートワークも行いやすい特徴があります。
ただしフリーランスは雇用契約ではなく請負契約なので、請け負う仕事に対しては全て自分自身で対処する必要があります。
働き方には融通が利く
会社員であれば毎日決まった場所、決められた時間、決められた業務にあたる必要があります。一方フリーランスは働く場所、時間、内容も全て自分で決めることができるので、会社員よりも自由な働き方ができます。ただし自由に決められる半面、収入は出来高に反映されるため安定性に欠けたり、福利厚生や保険料などは全て自費で行ったりしなければならないデメリットがあります。

ネットワークエンジニアの将来性と需要は?現状と今後の見通し

IT業界では技術の進化に人が追いつかない理由から、常に人手不足の状態です。
そのため多くの方がチャレンジできる分野ですが、近年では「AI」による自動化で、仕事が無くなる可能性も不安視されています。
そこでこの項目では需要や将来性があるのかについて、解説していきます。

求人数や年収は安定傾向

求人サイトindeedによるとネットワークエンジニアの求人数は約1万2,000件を越えており、転職サイトdodaでは年収約450万円となっています。

国税庁の調査では日本人の平均年収436万円とのことなので、収入面から見てもやや有利です。
他にも厚生労働省が2021年2月に発表した「職業別一般職業紹介状況」ではネットワークエンジニアを含む「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は1.24倍となっていました。
一方で一般的な職業における有効倍率は1.09倍なので比較すると需要も高い傾向です。これらのデータから見ると求人や年収は、安定傾向であることが分かります。

今後も底堅い需要が期待される

もはや現代の社会はネットワークと切っても切り離せない存在です。ネット通販も様々なwebサービスも全てネットワークから成り立っています。さらにネットワーク環境が構築されている限り、それを整備する人手も常に求められるため、ネットワークエンジニアの仕事は無くなることはありません。

クラウド化による変化の可能性

従来のネットワークエンジニアは自社で大規模なサーバーを構築・監視することが主な仕事でしたが、現在ではインターネットサーバーを利用した「クラウド型」が主流になっています。そのため今後は自社サーバー構築ではなく、クラウド型ネットワークに対応できるスキルを習得しておくことが重要です。

IoT/M2M/5Gなど専門領域は拡大

ネットワークエンジニアの専門領域はもはやネットワーク関係にとどまりません。
例えば家電製品とインターネットが直接接続できる「IOT」に、機械同士で情報のやり取りを行う「M2M」、そして次世代通信技術の「5G」など、多くの分野にネットワークエンジニアが求められています。他にも膨大な情報収集を行うビッグデータや自動運転技術、ドローンの遠隔操作、没入感を高めるVRにも需要があります。

市場価値の高いネットワークエンジニアになるためのキャリアパス

この項目では市場価値の高いネットワークエンジニアになるためのキャリアパスを3つ紹介します。

高度案件に携われる会社に転職する

従来での基本的な仕事はサーバーのネットワーク設定やルーター設定でしたが、現在ではクラウド化が進んだことで、旧来の仕事は必要とされなくなってきています。
古いスキルのままでは市場価値を高めることができません。
そのためキャリアアップを目指すのであれば、クラウドやIoTなどの最新IT技術などの高度案件を扱う会社に転職するのも1つの手です。

副業で外に活躍の幅を広げる

2つ目の方法は、副業で活躍の幅を広げることです。副業のメリットは収入アップが見込めるだけではなく、会社では携われないような案件にも関われるのでスキルアップにもつながる点です。またいきなり独立するよりも副業から始めることで、安定収入を確保しつつ独立の準備ができるので、低リスクで行動できるというメリットもあります。

フリーランスとしてさまざまな案件に関わる

3つ目の方法は、フリーランスとしてさまざまな案件に関わることです。副業の項目でもお伝えしましたが、さまざまな案件を請け負うことは結果的に知識やスキルの習得につながります。それに知識やスキルを身に付けるほどエンジニアとしての価値も高まるので、実績を積めばさらに収入を上げることも可能です。

フリーランスのネットワークエンジニアとして活躍するために押さえておきたい6つの分野

ネットワーク業界は日々多くの新技術が登場しています。この項目ではフリーランスのネットワークエンジニアとして活躍するために押えておきたい6つの分野について解説します。

クラウド分野

現在はネットワーク経由で利用できるクラウド型が主流です。事実、クラウドを一部でも利用している企業は全体の6割を超え、他にもクラウド型サービス「SaaS」を導入している企業も6割を超えているというデータもあります。このことから、すでにクラウドは世の中に浸透していると言っても過言ではありません。そのため今後はネットワークエンジニアもクラウドに対応することが求められています。

先端IT分野

2つ目の分野がIoT、Unity、ビッグデータ、AIなどの先端IT分野です。これらの分野は技術の発展スピードに人手が追いつかないという課題を抱えています。つまり先端IT分野は将来、慢性的な人手不足に陥る懸念があるのです。そのためいち早く先端IT分野に取り組めば、企業にとって特に需要の高い人材になり得るでしょう。因みにクラウド分野も先端IT技術に含まれているので、クラウドに関するスキルを習得はそのまま先端IT分野に活かすことにもつながります。

セキュリティ分野

クラウドや先端IT技術同様に重要な分野が、セキュリティ分野です。
近年ではIT技術の発展に伴い、個人情報の管理や情報漏洩のリスク対策が強く叫ばれるようになっています。それに加えサイバー攻撃も高度に進化していることから、セキュリティに精通しているエンジニアは企業にとって非常に価値のある存在です。

無線分野

「5G」や「bluetooth」に代表されるように、無線分野の技術も日々進歩しています。従来では有線接続であった家電製品やマウス、ネットワークも今ではwifiや無線lanといったように無線接続が当たり前になりました。今後も多くの製品が無線化に移行することが予想されているため、無線分野に精通しておくことも良いでしょう。

PM/PL領域

エンジニアとしての価値を高めていくには、PM/PL領域にキャリアを進めていくことも有効です。
因みにPM(プロジェクトマネージャー)とは、プロジェクト全体を管理、統率する役職を指し、PL(プロジェクトリーダー)は、担当業務のリーダーを指します。なお初めのうちはこれらの役職の配下である「メンバー」から始まりますが、実績や経験を積み重ねていくうち、PM/PL候補者として選ばれるようになっていきます。なお、PM/PLはチームをまとめるという役職上、高いコミュニケーション能力も必須とされています。そのためネットワークスキルだけでなく、人間関係も大切にしなければなりません。

オンプレミスの保守運用

最後にオンプレミスの保守運用も、現状ではまだニーズがありますので活躍できる分野です。例えば古くなったサーバーを交換したり、システムを交換したりといった需要はまだありますので、基礎スキルさえ身に付けていればオファーがかかることがあります。またオンプレミス型からクラウド型に移行する際もスムーズに移行できる人材がいれば重宝されるでしょう。

フリーランスのネットワークエンジニアが単価をアップさせる3つの方法

フリーランスのデメリットは何より「収入が安定しない点」です。
そのため受注案件は高単価であることが望ましいですが、単価をアップさせるにはどのような方法があるのでしょうか?この項目では主な3つの方法について解説します。

設計・企画の案件を受注する

1つ目の方法は「設計・企画の案件を受注する」ことです。
というのもネットワークエンジニアの業務は主に「上流工程」と「下流工程」に分けられていて、上流工程は下流工程よりも高単価な特徴があります。そしてこの上流工程というのが設計・企画のことを指します。ただ設計・企画は通常よりも高度なネットワーク知識や、高いスキルが求められます。しかしその分経験を積むことでより高単価な案件に挑戦できるという好循環にもつながります。

元請けに近い案件を取り扱う

2つ目の方法は、「元請けに近い案件を取り扱う」ことです。
これはなぜかと言えば、IT業界はもともと顧客から受けた案件をさらに下請け、孫請けと段階的に他社へ回していく構造になっているからです。そして案件は下請けに流されていくほど、中間マージンが発生して単価が低くなってしまいます。だからこそ案件を取り扱う際は、できるだけ元請けに近いクライアントから受注し、中間マージンを押さえることが重要になります。

マネジメントできるようになる

3つ目の方法は、「マネジメントスキル」を磨くことです。
業界において市場価値が高いとされるPMやPLには、高いスキルだけではなく現場をまとめあげるマネジメントスキルも重要視されています。そのため高単価を目指すのであれば、最初からPM/PLなどの高い役職を目指してマネジメントスキルや、コミュニケーション能力を身に付けておくこともおすすめです。

フリーランスネットワークエンジニアの年収アップに役立つ6つの資格

ネットワークエンジニアには、取得しておくと年収アップに役立つものがいくつかあります。この項目では以下6つの資格について解説します。

CCNA

CCNAはシスコ社が実施している民間資格です。現在のネットワーク企業の多くはシスコ社の機器を使用しているため、取得しておけばすぐに実務へ活用することができます。資格難易度も比較的低いため、未経験からエンジニアを始める方には非常におすすめできます。

CCIE

CCICもシスコ社の認定資格で、その中でも最高峰レベルの資格です。ネットワークエンジニアにとっては非常に価値のある資格で、求人情報でもCCIEの資格取得者であれば年収500万円〜1,000万円といった高い報酬が提示されています。取得にはあらゆるネットワークの知識はもちろん、試験言語は英語のみなので、高い英語スキルも求められます。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、最高難度を誇る国家資格です。ちなみに難易度がどれほど高いかと言えば、2019年の合格率は14.4%しかありません。しかし取得することができれば、一流のネットワークエンジニアとして証明することができるでしょう。

Linux技術者認定資格

Linux技術者認定資格とは、日本企業の半数が導入しているサーバー「Linux」の実用資格試験です。
取得すればすぐに実務経験に活かせる他、転職時の評価にもつながります。なおLinux技術者認定資格は3段階のグレードに分かれており、グレード1は数か月で取得できるほど簡単ですが、グレード3の取得には1年以上の勉強時間が必要になります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIT業界では「エンジニアの登竜門」とも呼ばれる国家資格です。難易度は合格率約20%と難関資格であり、取得にはITの基礎知識からプログラミング、システムや経営まで、幅広い知識が求められます。

ITパスポート試験

ITパスポート試験は初めてエンジニアを目指す方におすすめの資格です。
これからIT知識を身に付けたい学生や社会人が対象なので誰でも受験できる上、国家資格なので信用度も高く、転職の際も有利です。もしネットワークに関する実績・資格が何もない方でしたら、まずはITパスポート試験を取得して基礎的なIT知識を習得し、今後の足掛かりにしていくのが良いでしょう。

まとめ

ネットワークエンジニアがフリーランスとして独立するには、「高度案件を取り扱う会社へ転職」、「副業をしてスキルを広げる」、「フリーランスとしてさまざまな案件を受ける」などの方法があります。
また技術発展に人材が追いついていないことから市場価値も高く、スキル次第で高単価な案件を受注できたり、場所や時間に囚われない自由な働き方ができたりといったメリットがあります。

ただそのためには、常に新しい技術、スキルを学んでいく姿勢が不可欠です。
IT技術は様々な分野で今後も高い需要が見込まれていますので、もし興味のある方は実績を積んだり、さまざまな資格を取得しておくと良いでしょう。

  1. ネットワークエンジニアが独立するには「好待遇の会社に転職」、「副業で知識やスキルを広げる」、「独立して様々な案件を受ける」などの方法がある
  2. 需要や将来性も高いが、続けていくためには常に最新情報をキャッチして、スキルを向上させていくことが不可欠
  3. 元請けに近い案件の受注や、資格を取得しておくことが単価アップの手段として有効
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