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システムエンジニアがうつ病に陥る原因とは。具体的な対応策を紹介

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そもそもうつ病とは?

うつ病の概要

うつ病とは、精神的または身体的ストレスが原因で、脳がうまく働かなくなる病気です。一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないなどの症状がほとんど毎日のように続きます。精神的な症状を自覚する前に、睡眠障害や食欲不振などの体の不調が現れることもあります。

うつ病は年齢や職業に関係なく誰でもかかる可能性があります。原因は今のところはっきりしていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています。人間関係のトラブルや体の病気、環境の変化(就職・引越・結婚)など様々な原因が重なって引き起こされることが多いです。

うつ病は適切な治療を受けてしっかりと休養すれば、数カ月で回復します。しかし、再発するケースが60%と非常に高い点では注意が必要です。一度うつ病を患った場合は、回復した後も心や身体の状態をよく観察しながら生活する必要があります。

日本におけるうつ病患者数は増加している

うつ病は、日本人の約6人に1人がかかるくらい身近な病気で、その患者数は以前より増えています。厚生労働省が行った「患者調査」によると、2017年のうつ病・躁うつ病の総患者数は127万6千人です。約20年前の1996年の総患者数が43万3千人だったのでそれと比較すると、約20年で84万3千人も増えたことになります。

総患者数127万6千人というと、かなりインパクトのある数字です。しかし、この数字はあくまで病院を受診した人数です。未受診者を含めるとこれよりも多くの人が、うつ病もしくはうつ病予備軍の状態だと言えます。データから考えても、うつ病はいつ自分や家族・同僚が患ってもおかしくない病気だと分かります。

うつ病の症状や兆候

うつ病の症状は、思考・気分・行動・身体反応の4つの領域に分けられ、それぞれが関連しあっています。領域ごとの具体的な症状は以下の通りです。

  1. 気分の症状・・・抑うつ気分、訳もなく悲しい、不安感が強い、イライラする
  2. 行動の症状・・・意欲の喪失、集中力の低下、焦燥感
  3. 思考の障害 ・・・些細なことが気になる、死にたい気持ちになる
  4. 身体の症状・・・頭痛、眠れないなどの睡眠障害、動悸、全身の倦怠感

うつ病になると、これらの思考、気分、行動が悪循環を続けて負のスパイラルに陥った状態になります。

うつ病の兆候としては以下の点が挙げられます。

  1. 食欲の低下
  2. なかなか眠れない
  3. 口数が減った
  4. 今まであまりなかった失敗が増えている
  5. 遅刻や欠勤が増えた

うつ病は見逃されやすい病気なので、家族や同僚など周りの人間がうつ病のサインに気づくことも大切です。

システムエンジニアがうつ病になる4つの理由

オーバーワークになりがちである

厚生労働省が発表している2018年の「賃金構造基本統計調査」によれば、東京都のSEの平均残業時間は16時間でした。この数字を見て「システムエンジニアって意外と残業が少ない」という印象を持った方もいるかもしれません。しかし、これはあくまで平均値で、長時間の残業を強いられているシステムエンジニアが大勢います。

システムエンジニアがオーバーワークになりがちな原因は、業界に以下のような3つの特性があるためです。

  • 納期は絶対厳守
  • 急な仕様変更がある
  • 下請け・孫請け構造

まず、開発の現場では納期遅れはNGなので、進捗が良くない場合は残業をして進捗の遅れを取り戻すことになります。営業の見積もりや上流工程の担当者の設計が甘いせいで、現場のエンジニアがタイトなスケジュールで開発をしなければならないケースも少なくありません。

次に、開発が始まってからクライアント側が急な機能追加や仕様変更を依頼してくるケースもあり、その対応に時間を取られることがあります。

最後に、システムエンジニアがオーバーワーク気味になる背景として、複雑な下請け構造があります。流れとしては、まず一次受けの会社がクライアントから開発案件を受注します。受注した一次請けの会社はその開発案件を自社の下請け(二次請け)の会社に発注します。そして、二次請けの会社がさらに下請けの会社(孫請け)に発注することがあります。その後、場合によっては、4次請け・5次請けの会社にまで案件が回ることもあり、当然、その構造が深くなるほど、単価が安くなります。その結果、ギリギリの人数で開発することになり、1人当たりの仕事量が増えて長時間労働になるという仕組みです。

リモートワーク中心で外に出ることが少ない

システムエンジニアは、開発環境(PC環境)さえ整っていれば場所を選ばずに仕事ができるため、リモートワークが積極的に導入されている職種です。リモートワークは、通勤や身支度の時間が短縮され、時間を有効に使えるメリットがある一方で、大きなデメリットもあります。それは外に出る機会が少なくなることです。週5日フルリモートで働く人であれば、数日間ずっと家から出ない状態が続くこともあります。なかには「家に引きこもって仕事をするのは全然苦痛じゃないよ!」という方もいるかもしれません。

しかし、太陽の光をほとんど浴びず、歩くことの少ない生活が続くと、どうしても気分転換が難しくなったり、身体の疲れが取れにくくなったりします。こうした生活が続くことで、システムエンジニアがうつ病を発症するリスクは高まります。

コロナもあり人とのコミュニケーションが少ない

コロナにより、友人や同僚との食事や飲み会に出かけることが難しくなりました。結婚式などの大人数の集まりやイベントも延期や中止になり、新たに人と出会う機会は減ってしまいました。特に一人暮らしの場合は、自粛生活中に人と話す頻度が格段に減ったという方も多いのではないでしょうか。システムエンジニアの場合は、普段からPC画面を相手に仕事をしており、対面で人と接する機会があまりありません。それに加え、今回のコロナで人とのコミュニケーションがより減ったことで、孤独を感じる人が増えています。一日中、誰とも言葉を交わさないことの心理的影響はみなさんが思っている以上に大きいようです。

キャリアプランが不明確で将来に大きな不安がある

システムエンジニアのキャリアプランは、驚くべきスピードで発展を続けるIT技術に大きく影響されます。つい10数年前まではスマートフォンがここまで普及するとは誰も想像できませんでした。それくらいどの分野・技術が伸びるのか、衰退するのかを予想するのは難しいです。そのため、IT業界で働くシステムエンジニアのキャリアも不明確となり、将来に不安を感じながら働いている人も多く存在します。そんななかで、マネジメントか、スペシャリストか、フリーランスかなど、今後キャリアの方向性を決められないまま日々の業務に追われているシステムエンジニアも多く、それがストレス要因のひとつになっています。

システムエンジニアがうつ病かな?と思ったら取るべきアクション

落ち込んでいる状況が2週間続いたら心療内科へいくこと

うつ病で病院を受診するかどうか判断の目安は2週間です。不安や憂鬱な気持ちが2週間続いたら、迷わず心療内科を受診することが大切です。うつ病は早期に治療を開始するほど、回復までの期間が短くなります。反対に治療を開始するのが遅くなるほど、回復にも時間がかかってしまいます。うつ病は何も対処しないまま自然に治ることはない病気です。「仕事が忙しくて病院に行く時間が取れない」「もう少し様子を見てからでいいや」などと先送りせずに、医師に相談してくださいね。忙しく時間が取れない場合でも、インターネットで予約ができたり、土日の診療を行っているクリニックもあるので、お住いのエリアで自分の条件に合う診療内科を探してみると良いです。

まずは治療に専念してゆっくり休もう

うつ病治療に最も効果があるのは何よりも休養です。仕事のことは一旦忘れて、心身が回復するまでゆっくり過ごして下さい。状況によっては、入院して治療に専念することで大きく症状が改善します。さらに、治療では抗うつ薬の服用も重要です。お薬は神経伝達物質の代謝の正常化に効果的で、うつ状態を回復させてくれます。うつ病の治療中は、調子に波があり、気分が良くなったり、悪くなったりを繰り返すこともあります。焦りは禁物ですので、仕事の復帰時期は自分で判断せず、医師に相談して決めて下さい。

仕事から離れることに不安を感じると思います。休職中に収入がなくなると生活費が心配です。扶養家族がいる場合は尚更、収入が減るのは不安なはずです。でも、日本には様々な保障制度があるので利用できるものは利用して不安を減らしましょう。具体的には、会社員の方は、休職中は傷病手当が支給されます。傷病手当とは、休職中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、休職中に十分な収入がない場合に受け取ることができます。さらに、自立支援医療制度という、医療費の自己負担の上限を決めて、上限以上の医療費がかかった場合は公費で負担される仕組みもあります。ただし、所得制限があります。うつ病の治療は長期に渡ることが多いので、こういった制度が利用できると助かるはずです。

社内復帰または転職をする

仕事への復帰を許可されたら、社内復帰もしくは転職を検討してもいいでしょう。復職する場合は、当分残業が発生しないように会社に調整や配慮をしてもらえるといいです。

なかには「転職したいけど、次の仕事が見つからないかもしれないから不安で決意できない」という方もいるでしょう。しかし、職場のストレスが原因で発症した場合は、転職してより自分に合った環境に移る方が良い場合もあります。退職後は失業手当を受け取ることができますので、焦らずに仕事を探すことも可能です。ただし、自己都合退職の場合の失業手当の支給は待機期間があり、すぐに受け取ることはできないので注意してください。新しい仕事を探す際は、残業が少ない、休日はしっかり休めるなど身体の負担が少ない環境を選ぶのがおすすめです。比較的時間の融通が効くアルバイトや派遣社員を視野に入れてもいいです。

システムエンジニアがうつ病になるのを未然に防ぐために意識しておきたいこと

自分の性格、傾向を把握しておく

うつ病は誰でもなり得る病気です。未然に防ぐためには、自分の性格と傾向を把握しておくことが大切です。自分の性格がよく分かっていれば、あらかじめストレス対策ができるからです。例えば、真面目で仕事に打ち込みすぎてしまう人なら、作業中はタイマーを設定しておき、自動的に時間を区切るなどの工夫ができます。リフレッシュのための散歩の時間を1日のスケジュールに組み込むのもいいかもしれません。また、人に質問をするのが苦手だったり、問題を一人で抱え込んでしまう人は、自分ひとりで1時間考えて答えが出なかったら上司や先輩に相談しようなど、マイルールを決めておくといいです。このように自分の性格や傾向を知っておけば、ストレスや悩みを減らすことが可能です。

将来に不安があれば、副業から始めてスキルの幅を広げてみる

「今の会社の業務をこなしているだけだと、スキル不足で将来が不安だ」という場合は副業を始めてみるのがおすすめです。システムエンジニアは、ひとつの会社に長く在籍していると、業務で使用する以外の言語を使う機会がなく技術の幅を広げるのが難しいです。副業で新たなスキルセットの実務経験を積めば、将来転職するときにも経験業務として記載できて有利になります。

システムエンジニア含むITエンジニアは、副業を始めやすい職種です。なぜなら、PCさえあればどこに住んでいてもクラウドソーシングサイトなどweb上で、気軽に案件を探すことができるからです。単発の案件や、週1から可能な案件もあるので、条件のあったものを見つけて、スキルを広げましょう。

リモート中心でも定期的にメンバーと話す機会を意識的に設ける

リモート中心の職場でも定期的にメンバーと話す機会を作りましょう。「1週間に1回はビデオ会議で進捗を共有する」などルールを決めるのもおすすめです。リモートでランチ会や飲み会を開催するなどの機会を作ってもいいかもしれません。お互い顔を合わせて話をすることで、チャットやメールだけでは分からなかった相手のことを知る良いきっかけとなります。直接会話することで、仕事の相談など今後の業務のコミュニケーションが取りやすくなるなどのメリットも期待できます。

困ったら人に頼る

ストレスを抱えたり困ったときは、人に頼ることが大切です。しかし、そうはいっても性格上、人に頼るのが苦手だったり、どうしても自分ひとりで抱え込んでしまう方もいるでしょう。でも、人に頼ることは恥ずかしいことではありません。むしろメリットばかりです。信頼できる友人、同僚、家族誰でもいいので悩みを打ち明けてみると、自分では考えもしなかった解決策が見つかるかもしれません。同僚への相談を機にコミュニケーションが取れて、今後の業務がやりやすくなることもあります。もし周りに相談できる人がいない場合は、地方自治体が運営している相談窓口や、臨床心理士のカウンセリングを受けるなどの手段もあります。

システムエンジニアは、比較的働き方に柔軟を持てる職種のため、フリーランスとして働くのも一つの手段です。
システムエンジニアのフリーランス案件は多岐に渡るため、ぜひ一度案件を見つつ検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

システムエンジニアは、うつ病になりやすい職業です。その要因はオーバーワークで労働時間が長くなりがちであること、リモートワークやコロナの影響もあり、外出する機会や人とのコミュニケーションが減っていること、今後のキャリアに不安を感じている人が多いことが挙げられます。うつ病は早めに治療を開始することが重要です。普段から自分の体調や精神面をよく観察し、もしも2週間以上不調が続くようであれば心療内科を受診しましょう。うつ病を未然に防ぐために、自分の性格や傾向を把握したり職場のメンバーと話す機会を設けてストレス対策やコミュニケーションを意識することが大切です。

  1. システムエンジニアがうつ病になる要因は、人とのコミュニケーション不足や今後のキャリアが不明確さ
  2. 気持ちの落ち込み・不安などの症状が2週間続いたら心療内科へ
  3. うつ病を防ぐために、リモートでも職場のメンバーと話す機会を作る
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