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フリーランスプログラマーの実態とは?フリーランスプログラマーとして働くメリット・デメリット、なり方、年収まで徹底解説!

そもそもフリーランスプログラマーとは?

フリーランスプログラマーとは、「フリーランス」と「プログラマー」を組み合わせた言葉です。

会社や組織に属さずに(フリーランス)、コンピューターのプログラムをつくって、Web上のサービスやシステムを作成する(プログラマー)人を指します。

フリーランスの働き方について

フリーランスの働き方には「在宅型」と「常駐型」の2種類があります。

在宅型フリーランス

在宅型の一番の特徴は、自宅やカフェなど好きな場所で働くことができ、自由な働き方ができる点です。

ただし、在宅型の契約形態は請負契約が多く、成果物に対して報酬を支払われますので、納期内にしっかりと結果を出さなければ、報酬を受け取ることができません。

また単発案件が多く、継続して案件獲得をしていく必要があります。

常駐型フリーランス

常駐型は、契約を結んだ会社へ出社する必要があり、業務時間も決まっているため、スケジュールは正社員とほぼ同じです。

契約形態は準委任契約が多く、長期的なプロジェクトに参画するタイプの仕事がメインとなります。

契約した会社とのコミュニケーションが取りやすい反面、場所や時間にとらわれてしまうという特徴があります。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容は「フロントエンド」と「バックエンド」の2つに大別されます。

フロントエンド

フロントエンドとは、文字や装飾など、サイトの見た目・デザインに関する開発のことです。

フロントエンドの開発をするプログラマーは、ウェブデザイナーとも呼ばれます。

フロントエンドプログラマーが使用するプログラム言語はHTML、CSSがメインで、次に解説するバックエンドに比べると難易度は低いことが多いです。

バックエンド

バックエンドとは、予約サイトの予約システムや、ショッピングアプリ在庫管理などのシステムを扱う部分のことを指します。

使用するプログラム言語はPythonやPHPがメインで、フロントエンドよりも高難易度であることが多いですが、その分案件単価も高いのが特徴です。

一般的にプログラマーというと、バックエンドを開発する人を指すことの方が多いですね。

具体的には、以下のようなものがあります。

・Web系:ECサイトやSNSなどのプラットフォームを構築する仕事で、代表的なものでは、Amazon・楽天・Twitter・Instagramなどが挙げられます。

・組み込み系:家電製品や自動車のシステムなどを制御するためのプログラムを構築する仕事です。組み込み系のプログラムがないと、家電などの生活必需品をうまく機能させることができないので、我々の生活に欠かせない仕事と言えます。

・通信系:Wi-Fiや携帯電話などのネットワーク技術を扱う仕事です。今後5Gが普及していくことを想定すると、ますます需要が増えていく仕事であると考えられています。

上記の通り、一口にプログラマーといってもさまざまなので、自分に合ったものを見つけることが重要になります。

プログラマーの将来性は?

プログラマーの将来性は非常に高いと言えます。

なぜなら、今後IT市場は右肩上がりに成長していくと予想されており、プログラマーはIT業界には必須の人材だからです。

IT人材白書2018を参照した、IT人材の需要状況

IT人材白書とは情報処理推進機構(IPA)が年に一回報告しているIT人材動向に関するレポートのことです。

2018年のレポートによると、大幅にIT人材が不足していると答えたIT企業は2009年から2017年にかけて約5⇒30%に増加しており、プログラマーの需要が年々高まっていることが分かります。

経済産業省の「IT人材需給に関する調査」を参照した、IT人材の需要状況

経済産業省の調査においても、IT人材は2018年に22万人、2020年に30万人が不足すると試算されており、2030年には、なんと79万人不足すると予想されています。

このことからも、プログラマーにとって、IT業界において売り手市場と言えます。

フリーランスプログラマーの実態

つぎにフリーランスプログラマーの実態について、解説します。

フリーランスプログラマーは、将来性が高く、自由な働き方ができるため、近年人気の職業ですが、しっかりと現実を見た上で、自分に合っているか確認することが大切です。

年収相場

IT人材白書の2016年レポートによると、年代に関わらず年収300〜500万円の人が全体の6割を占めていることが分かります。

またどの年代でも2割程度は、年収700万円以上の人がいるため、実力があれば30代以下でも、高収入を狙えると言えます。

在宅よりも常駐型が多い

Webデザインなどのフロントエンド案件は、在宅の仕事も多いですが、よりニーズの多いシステム開発などのバックエンド案件は、常駐型が多い傾向にあります。

なぜなら、システム開発は、長期的な案件であることが多く、フリーランスプログラマーとの、より密なコミュニケーションを望む会社が多いからです。

またセキュリティの面でも、自宅やカフェなどでの作業は、リスクが高いため、契約した会社へ常駐し、仕事をすることを要求されやすいと言えます。

30代前半を対象とした案件が多い

フリーランスプログラマーは40代、50代になると案件が少なくなる傾向にあります。

その理由は、最新技術への知識不足や、体力・気力の低下などを懸念され、プロジェクト案件に年齢制限があることが多いためです。

40代以降も案件を獲得していくには、高いプログラミングスキルや営業力が重要になってきます。

フリーランスプログラマーとして働くメリットとデメリット

フリーランスプログラマーとして働く4つのメリット

時間や場所が自由な傾向にある

特に在宅型は時間や場所などに縛られないため、自由な働き方ができます。

毎朝満員電車での通勤の必要もありませんし、成果物をきちんと納品すれば、夜更かしも自由です。

パソコン一つあれば、海外にいても仕事ができるのは大きなメリットと言えます。

参画したい案件を自分で選べる

会社では基本的に上司の指示命令下で仕事を行うため、どんなに嫌な仕事でも、原則断ることはできません。

しかし、フリーランスプログラマーに上司はいないので、好きな案件だけ受注することができるのも、大きなメリットの一つです。

人間関係の悩みが減る

会社に勤めている場合、異動がない限り基本同じ上司・同僚と仕事をすることになりますし、異動したとしても人間関係が良いかどうかは運による部分が大きいです。

フリーランスプログラマーの場合は、相性が悪い人とは、仕事をする必要がありません。

人間関係を自分で構築しやすいので、会社員に比べて、フリーランスプログラマーは、人間関係の悩みが少ない傾向にあります。

収入が上がる

フリーランスプログラマーは、自分で契約内容の交渉ができるため、実力さえあれば収入は青天井です。

少しずつ変わってきているとはいえ、日本企業は年功序列で、年収は年齢に比例する部分がまだまだ多いですり

フリーランスプログラマーは、スキルに自信がある人にとっては、適した働き方と言えますね。

フリーランスプログラマーとして働くデメリット・リスク

福利厚生や保証がない

会社では、家賃や交通費などの福利厚生が整っていることが多いですが、フリーランスプログラマーの場合は、全て自己負担です。

基本的には労災の適用もなく、仕事で怪我をしたとしても、基本的には実費で治療する必要があります。

税金や保険を自分で支払う必要がある

会社員の場合は、会社が年末調整をしてくれるため、確定申告の必要はありませんが、フリーランスプログラマーは毎年確定申告をして、税金や社会保険を納める必要があります。

確定申告はかなり手間のかかる作業なので、大きなデメリットと言えます。

自ら営業して仕事獲得する必要がある

会社のように業務が細分化されてないので、フリーランスプログラマーはプログラミングだけしておけば良いというわけではありません。

じっとしていても案件は舞い込んでこないので、自ら案件を獲得していく営業力がなければ、フリーランスプログラマーとして生計を立てるのは難しいです。

教育環境がなくなる

日本の会社は長期的な雇用を前提としている場合が多いため、研修などの教育の機会がたくさんありますが、フリーランスプログラマーは、基本的に成果物を求められているため、教育環境はなくなります。

必要なスキルは自分の力で身に付けていくことが求められるので、要注意です。

年収1000万以上も可能?稼げるフリーランスプログラマーになる3つのコツ

AI開発を担うことができるスキルを身に付ける

近年AIは、自動運転などで注目されており、その需要は年々高まっています。

キメラ総研によると2025年には、2019年度対比で、AI市場規模は2倍になると予想されており、非常に高いニーズがあります。

AI技術には、Pythonを使うことが多いため、AIプログラマーを目指す場合は、Pythonの習得をオススメします。

またAI技術にかかせないディープラーニングはG検定、E資格と呼ばれる資格の勉強を通して学ぶことができるため、興味がある人は、トライしてみてはいかがでしょうか。

IoT開発を担うことができるスキルを身に付ける

IoTはInternet of Things の略で、モノとインターネットを繋げる技術のことです。

例えば、アレクサのように、インターネットを介して、離れた場所から家の鍵を閉めたり、エアコンなどの家電を操作したりする技術のことです。

IDC JAPANの調査では、IoT市場規模が2020年に6.3兆円であったのが、2025年には:10.2兆円になると予想されており、IoTプログラマーの需要は右肩上がりとなることが想定されます。

IoT開発には、組み込み系と呼ばれるプログラミング言語のスキルが必要で、代表敵なものとしては、Python、Java、C言語、R言語などがあります。

また、プログラミングだけでなく、ネットワークやハードの知識など必要な知識は多岐にわたるため、比較的難易度が高いです。

セキュリティ関連のスキルを身に付ける

近年はサイバー攻撃による個人情報や資金の流出が問題となっています。

2021年の警察庁の報告によると、過去5年間でサイバー攻撃の件数は3倍程度に増加していることが分かっています。

このような背景から、セキュリティ対策の需要が高まっているため、セキュリティ対策に強いプログラマーは重宝されます。

まとめ

この記事では以下の内容について解説しました。

  1. フリーランスプログラマーの将来性は高い
  2. フリーランスプログラマーは自由に働ける反面、自己責任の範囲が広がる
  3. フリーランスプログラマーで年収を上げるためのスキルについて

IT業界は右肩上がりで、今後も成長が続くと見込まれているため、プログラマーの需要は高くなっていくと予想されています。

その中でもフリーランスプログラマーは、会社員に比べ自由な働き方ができ、近年増加傾向にあります。

フリーランスプログラマーは、自己責任の範疇が増えるというリスクはあるものの、実力やスキルがある人にとっては、最適な働き方といえます。

今の会社生活にうんざりしており、自由な働き方に憧れている人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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