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フリーランスエンジニアの案件獲得方法は?必要な経験年数、受注のコツ、案件を獲得・継続できる人の特徴を徹底解説!

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目次

はじめに

拡大を続けるIT市場では、さまざまなシーンでエンジニアが求められています。

クラウドソーシングやエージェントなどの仲介サービスが浸透したこともあり、エンジニアとして働く方のなかには、フリーランスとして活動したいという方も多いのではないでしょうか?

しかし、フリーランスは会社員と違って自ら仕事を獲得しなければならず、どのようにクライアントを探せばいいのか、安定的に仕事を続けられるのかなどの不安要素もあります。

そこで、本記事ではフリーランスエンジニアの案件獲得方法や受注のコツなどについて詳しく解説します。

フリーランスエンジニアとは?働き方や年収事情を紹介

フリーランスエンジニアとは企業や組織に属さず、個人で仕事を請け負う技術者のことです。

これからフリーランスとして活動したいと考えているエンジニアにとって、実際の仕事内容や収入は気になるところです。

こちらではフリーランスエンジニアの働き方や年収事情について説明します。

フリーランスエンジニアの働き方

フリーランスエンジニアの働き方には、大きく分けて在宅型と常駐型の2種類があります。

在宅型は主に、プログラムなどの成果物を納品することで報酬を得ます。

請負契約のため場所や時間に縛られず、自分の裁量で仕事を進めることが可能です。

フリーランスと聞いて一般的にイメージする働き方と言えます。

一方、常駐型はクライアント先に出勤して労働を提供する働き方です。

準委任契約が多く時間の拘束はありますが、収入は安定しています。

また、昨今では在宅リモートワークも増えているため、必ずしもクライアント先に常駐するわけではありません。

フリーランスエンジニアの種類

フリーランスエンジニアと一口に言っても、プログラマーやシステムエンジニアだけではなく、さまざまな職種があります。

  • Webエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • セールスエンジニア
  • インフラエンジニア
  • サーバエンジニア
  • データベースエンジニア
  • 運用監視
  • ヘルプデスク

上記のように職種は多岐に渡り、必要になるスキルや資格が異なります。

早い段階で活動する分野を明確にしておくと、独立後もスムーズに仕事を進められるでしょう。

フリーランスエンジニアの年収事情

フリーランスエンジニアとして活動した場合、どれくらいの年収を見込めるのでしょうか。

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」を見てみると、給与所得者の平均年収は433万円です。

フリーランスエンジニアのエージェント「PE-BANK」の調査によると、平均年収は792万円(2020年6月)で、年収は比較的高めと言えます。

年代別で見てみると、20代が700万円、30代が800万円、40代が860万円、50代で630万円となり、40代が一番高い結果となっています(PE-BANK 2018年調査)。

また30代以下の世代でも、1,000万円以上の年収を得ているエンジニアもおり、実力次第で高収入を得られるのもフリーランスの魅力のひとつです。

しかし、うまく稼働できないと収入が大幅に下がることもあります。そのような特性を理解したうえで、取り組むことが大切です。

フリーランスエンジニアの案件の特徴と動向

フリーランスエンジニアにはさまざまな種類がありますが、なかでもシステムエンジニアやWebエンジニアの案件が多く見られます。

相場を見てみると月の平均単価は60〜80万円です。

エンジニアとして同スキルであった場合、会社員として働くよりもフリーランスのほうが高収入になる傾向があります。

ただし、使用するプログラミング言語や案件によっても報酬は変わるため、必ずしもフリーランスの収入が高くなるわけではありません。

今後の動向を考察すると、AIなどの人工知能やIoT、ロボティクス関連の案件が増加する見込みです。

そのため、Web系や組込系の技術を持ったエンジニアの需要が高まっていくと予想できます。

フリーランスエンジニアとして長く活躍するためには、IT業界の動向を注視しながら技術力を高めていくことが重要です。

フリーランスの収入は案件の探し方で決まる

フリーランスと会社員の大きな違いは、仕事を探さなければならないことです。

自分で案件を探して契約を獲得しなければならず、獲得できなければ収入はありません。

しかし、仕事を選べない会社員とは異なり、フリーランスは自分で仕事を選べます。

不得手な分野で仕事をする必要はなく、得意な分野でスキルを活かすことが可能です。また、案件の単価が高くなるほど収入も大きくなります。

つまり、フリーランスの収入は案件の探し方に左右されるということです。

ITエンジニアはフリーランスになると案件探しに苦労する?

フリーランスエンジニアがまずやらなければならないのは、案件の獲得です。

そこで必要になるのが営業です。自分で仕事を探し、自らをアピールして案件を獲得します。

しかし、これまで技術職として働いてきたITエンジニアの多くは、営業活動の経験がありません。

そのため、フリーランスエンジニアとしてまず苦労するのが、案件獲得の営業です。

一方的に営業しても、信用を得なければ仕事を受注するのは難しいでしょう。

慣れないうちは無理な営業を避けて、会社員時代の知人などに相談してみるのも方法です。顔や人となりが知れているので、仕事も進めやすいといった利点もあります。

フリーランスエンジニアとして実績を重ね、徐々に営業の幅を広げていくと良いでしょう。

案件獲得の前に、ITフリーランスエンジニアが知っておくべき知識

フリーランスエンジニアになると案件獲得に焦ってしまいがちです。

単価の高い案件ばかりを探し、技術が向上しない単発の仕事を続けていると、長期的に見て損をする可能性もあります。

案件獲得の前に、まずはフリーランスエンジニアのメリット・デメリットについて知っておきましょう。

フリーランスエンジニアのメリット

フリーランスエンジニアのメリットは、大きく分けて5つあります。

  1. 自分で仕事を選べる
  2. 場所や時間に縛られずに仕事ができる
  3. 人間関係による悩みが少ない
  4. 業務量と収入が直結している
  5. 副業を始めやすい

会社に属していると希望通りの職種で働けるとは限りませんが、フリーランスは自分の得意分野やスキルを活かしながら働くことができます。

場所や時間に縛られず、自分の裁量で仕事を進められるのもフリーランスの魅力です。時間の制約がないので、副業を始めやすい環境でもあります。

またクライアントとは案件単位でのやり取りになるので、人間関係によるストレスが少なく済みます。上下関係や付き合いが苦手な方には向いている働き方です。

フリーランスは業務量がそのまま収入に直結するため、自分次第で収入の増加を望めるのは大きなメリットと言えるでしょう。

フリーランスエンジニアのデメリット

フリーランスエンジニアにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

フリーランスは自己管理が大切です。メリットだけでなくデメリットも把握しておくことでリスクを回避し、過剰な心配や悩みなどを抱えないようにチェックしておきましょう。

  1. 収入が安定しない
  2. 確定申告する必要がある
  3. 税金や社会保険を負担しなければならない
  4. 社会的な信用が低くなる
  5. 自分で仕事を探し続ける必要がある

仕事を自分で探さなければならない以上、案件が獲得できなければ収入はありません。

また報酬の振り込みは案件終了から1ヵ月後など、期間が空くことが多いので注意が必要です。

フリーランスは会社員に比べて、社会的な信用が低くなる傾向があります。賃貸契約や銀行口座の開設などもできない可能性があるため、独立前に検討しておきましょう。

税金や保険料については自分で支払いをしますが、個人の場合は会社の負担がないため、保険料が高くなります。なお、フリーランスが加入できる健康保険組合などもあります。

フリーランスエンジニアは働き方に自由な面がある一方で、社会的な信用や保証が少ないといったデメリットがあることも把握しておくことが重要です。

フリーランスエンジニアとして優良案件を獲得・継続できる人の特徴

フリーランスは継続して仕事ができる優良案件を獲得できると、生活が安定しやすくなります。

こちらではフリーランスエンジニアとして優良案件を獲得するポイントや、継続できる人の特徴について説明します。

営業活動、交渉力、思考性

フリーランスエンジニアには技術力や経験が必要ですが、それらをアピールする営業活動も重要です。

また条件の良い案件を獲得するためには、交渉力も身につけておく必要があります。

なぜなら、交渉力がないと自分が不利な契約で仕事をすることになりかねないからです。

交渉力があればクライアントと円滑なコミュニケーションがとれるだけでなく、信頼関係の構築もできます。他にも開発現場でのチーム調整など、さまざまなシーンで有効なスキルです。

さらに、システムやWebサービスなどを開発していくうえで必要になるのが思考力です。

開発現場では対処するべき課題が何度も上がります。問題を解決するためには、論理的な思考で物事を捉えることが重要です。

平均年齢

経済産業省の「IT人材を巡る現状について」によると、IT技術者の平均年齢は37~39歳となっています。

IT人材を巡る現状

出典:経済産業省https://www.meti.go.jp

またITプロパートナーズの調査によると、活躍しているフリーランスエンジニアの平均年齢は39.2歳です。

ITエンジニアとして活躍している年代は、30代後半が最も多くなっているのがわかります。

実務経験の年数、経験企業の数

フリーランスエンジニアとして活躍するためには、どれくらいの実務経験が必要になるのか見ていきましょう。

クライアントの条件には、実務経験3年以上という案件が多く見られます。3~5年以上の実務経験があると条件をクリアしやすく、案件獲得に優位です。

経験年数が1年程度だと単価が低く、案件も少ないため、フリーランスで活動するメリットをあまり感じられません。

3年以上は企業で働き、実務経験を積んだあとで独立した方が、スムーズに仕事を獲得できます。

さらに、ITプロパートナーズの調査によると、フリーランスエンジニアとして活躍している人は平均して3社の企業経験があります。

エンジニアは経験や技術が求められる職種のため、豊富な経験値があると信頼性も得られ、案件に通りやすい傾向が見られます。

稼働日数

フリーランスエンジニアの稼働日数は契約形態や案件によって変わります。

IT人材白書2019年によると「柔軟なワークスタイル(週3-4日勤務や自宅勤務)」が高くなっているのが読み取れます。

IT企業の取り組み

出典:https://www.ipa.go.jp

フリーランスエンジニア向けの求人では、一般的に週3〜5日の案件が多い印象です。

準委託契約でクライアント先に常駐して働いている場合は、暦通りに勤務することも多いでしょう。

扱うプログラミング言語

優良な案件を獲得するためには、プログラム言語を幅広く習得しているに越したことはありません。

「Java」や「C#」などの代表的なプログラミング言語は案件も豊富ですが、習得しているエンジニアも多くなり、競争率も上がります。

近年よく使われるようになった「Go」や「Kotlin」といった言語は、習得しているエンジニアの数も比較的少ないので、案件を獲得しやすくなるでしょう。

そのほか、AI開発などに使われる「Python」や、iOSアプリを開発できる「Swift」なども注目度が高くなっています。

人脈

案件の選択肢を増やすことは、フリーランスエンジニアにとって大切です。

人脈を広げることで、求人サイトには出ていない案件を獲得できる可能性があります。

しかし、仕事と関係のない人脈を広げても案件の獲得は見込めないため、仕事との関わりを意識した人脈作りが重要です。

案件の獲得以外にも、自分が知らない情報を得たり、顧客には言いづらい問題を相談できたりと、協力し合えることもポイントです。

フリーランスエンジニアとして案件獲得できない人の特徴

フリーランスエンジニアのなかには、案件が獲得できずに悩んでいる人もいるでしょう。

こちらでは案件が獲得できない人の特徴について説明します。

スキル不足

案件に応募する際は、求められる条件を満たす必要があります。そのため、実績やスキルが不足していると案件獲得はできません。

好条件の案件になればなるほど高いスキルが要求されるため、まずは実績を積むことが大切です。

求めているより低い単価の案件であっても、スキルアップと割り切って実績を重ねていきましょう。

またクライアントにアピールするときは、「〇〇言語を使った開発経験があります」「正規社員として3年以上の勤務経験があります」など、具体的に提示することがポイントです。

営業力不足

フリーランスとして活動して行く以上、営業力は必須です。

充分な実績やスキルがあっても、営業力が不足していると良い案件の獲得は難しいでしょう。

営業活動には実績やスキルをまとめたポートフォリオを作っておくと便利です。

言葉だけでは伝わりづらいこともあるため、ポートフォリオを使って自分の強みを明確に伝えましょう。

また案件を獲得したあとでも、単価の交渉や納期を調整する場面もあります。

しかし、クライアントが話を聞いてくれない、開発現場が忙しくて営業に時間をさけないなど、エンジニアによって状況はさまざまです。

フリーランスエンジニア専用のエージェントも数多くあるため、状況に応じて営業代行として活用することも検討してみましょう。

フリーランスエンジニアの将来性は?

フリーランスエンジニアとして活動していくうえで、IT業界の将来性を知ることは重要です。

IT業界の将来性

出典:経済産業省https://www.meti.go.j

経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査 2019年3月」を見てみると、2030年には16〜79万人の人材が不足すると予測されています。

最も多く見積もって79万人、中位で45万人、低位でも16万人の人材不足とあり、IT市場は今後も拡大を続けていくと予想できます。

IT市場が拡大していけばエンジニアの需要も高まります。

今後はAIなどの人工知能を利用したシステム開発が進むと言われ、人間に代わってAIが仕事を担うようになると懸念されています。

しかし、エンジニアはそのAI技術を使って開発や構築するため、仕事を奪われる心配が少ない職種です。

またエンジニアは体力が必要になる職種ではないので、40代、50代と年齢を重ねても続けていけます。特にフリーランスは定年がないため、長く活躍していくことが可能です。

上記の理由から、フリーランスエンジニアの将来性は非常に高いと言えるでしょう。

フリーランスエンジニアの主な職種と相場

こちらではフリーランスエンジニアの主な職種と相場について、それぞれ説明します。

相場については、エンジニアスタイルの単価平均を参考に算出しています。

システムエンジニア(SE)

顧客の要望をもとにシステムの設計や動作確認などをする仕事です。プログラマーとやり取りしながら開発を進めていきます。

月の平均単価69万円。

開発エンジニア(PG)

SEが作成した仕様書や設計書をもとにプログラミングする仕事です。

技術力や案件の難易度によって、年収に幅が出やすい職種でもあります。

月の平均単価69万円。

プロジェクトマネージャー(PM)

プロジェクトの責任者としてクライアントの要望をヒアリングし、企画や予算、工数の割り出し、人材確保などを統括的に行います。

月の平均単価76万円。

プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)

PMが統括していた個々のプロジェクトを横断的に統制し、実行していく組織です。

月の平均単価76万円。

プロジェクトリーダー(PL)

プロジェクトの進行を管理するチームの責任者です。案件によってはプロジェクトマネージャーを補佐し、現場の責任を持つ監督者となることもあります。

月の平均単価75万円。

テスター

作成物が正常に稼働するか、試験や検査を行います。現場によって求められる仕事の内容やスキルが異なるのが特徴です。

また、システムエンジニア業務と兼業することもあります。

月の平均単価61万円。

主なフリーランスエンジニアの使用言語

続いて、フリーランスエンジニアの主な使用言語について説明します。

使用する言語によって案件の内容や単価も変わるため、以下を参考に相場を把握しておきましょう。

Java

Javaは業務システムや大規模なWEBシステムに採用されていることが多い言語です。

JVM(Java仮想マシン)で動いており、OSに関係なく動作が可能です。

月の平均単価66万円。

PHP

PHPは簡易的に記述ができるため、エンジニア初心者でも使いやすい言語です。

またWEBサイトで有名なWordPressがPHPで作られていることもあり、人気があります。

月の平均単価66万円。

JavaScript

JavaScriptはWEBサイトやスマホアプリなど幅広く使用されている言語です。

汎用性が高いので、さまざまな業界や分野で案件があります。

月の平均単価67万円。

Ruby

Rubyは構文の自由度が高く、記述量が少ない言語です。

人気の理由には、フレームワーク「Ruby on Rails(RoR)」の存在もあります。

月の平均単価71万円。

Python

PythonはAIなどの機械学習、IoT、ブロックチェーンなどの新しい開発技術で使われ、今後市場が拡大していくと予想されています。

データ解析や数式処理に優れており、C言語との連携がしやすいのが特徴です。

月の平均単価71万円。

フリーランスエンジニアが案件を獲得する基本の方法

こちらではフリーランスエンジニアが案件を獲得するための、基本的な方法について説明します。

それぞれの特徴を把握して、自分に合った方法で案件を獲得していきましょう。

クラウドソーシングを利用する

案件を探す一般的な方法が、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングを利用することです。

さまざまな種類の仕事が募集されているため、実績が少ないフリーランスになりたての人でも仕事を受注しやすい特徴があります。

年齢や経歴に関係なく無料で利用できますが、全体的に単価が低めに設定されているのと、報酬からシステム手数料が引かれます。

「高単価の案件がいい」という方や「大きなプロジェクトに携わりたい」という方には、クラウドソーシングの利用は向いていません。

フリーランスエンジニアとしてスキルに自信がなく、まず実績を作りたい、仕事の流れをつかみたいといった場合に、クラウドソーシングの利用はおすすめです。

エージェントや求人サイトで案件を探す

エンジニアスタイルなどの、フリーランスエンジニア向けの求人サイトやエージェントを利用する方法です。

求人サイトは案件が豊富で、未経験可や学歴不問など条件の幅も広く、仕事を探しやすいのが特徴です。

逆に人気の高い案件は条件も高く、応募者も増えるため、クライアントにアピールできる実績やスキルがないと獲得するのが難しくなります。

エージェントは自分の代わりに案件を獲得してくれるので、営業が苦手な人にもおすすめです。

営業を任せられるため、スキルアップに集中できたり、事務手続きをやらずに済んだりといったメリットもあります。

しかし、仕事の選択をエージェントに任せるので、仕事の幅が広がりづらい、担当者によってはフォローやサポートが少ないという点もあります。

案件を探す際に実績やスキルに不安がある場合は、エージェントの利用を検討してみましょう。

運営サイトやSNSで案件を獲得する

TwitterやFacebookなどのSNSを利用して案件を獲得する方法です。

IT関連のコミュニティなどに発信し、他のエンジニアと交流を持つことで、案件を受注するチャンスが広がります。

案件獲得のチャンスを得るためには、多くの人に見てもらうことが重要です。

そのためには、ホームページやWordPressのサイトなどを運営し、見ている人に自分の作成物や実績がわかるようにしておくと集客がしやすくなります。

ただし、集客できるようになるまでには、フォロワーを増やす努力や交流会へ参加するなど、時間と労力が必要です。

知人からの紹介

知り合いからクライアントや仕事を紹介してもらうのも、ひとつの方法です。

特にフリーランスを始めてすぐのころは、営業力が不足していることが多く、会社員時代の知人や顧客を通じて案件を紹介してもらえると収入面で安心できます。

クライアントにとっても、まったく知らないエンジニアに発注するより信用できるといった利点もあります。

しかし、そもそも関係性を築いていなければ紹介してもらえないでしょう。良好な関係性を保っているからこそ、仕事を紹介してもらえるとも言えます。

フリーランスで活動することを検討している方は、周囲への振る舞いを意識しておきましょう。

また、知人であるがゆえに単価交渉や意見が言いにくいといった場合もあるので、事前に単価相場を把握しておくことが重要です。

フリーランスエンジニアが高単価の案件を得るには?

フリーランスエンジニアとして生活していくうえで、高単価の案件を獲得することは大切です。

こちらでは高単価な案件を獲得するための方法について紹介します。

スキルアップで高単価案件を狙う

高単価になるほど要求されるスキルも高くなるため、受注するためには高いスキルを身につけることが重要です。

スキルと言うとプログラム言語やシステム開発技術と考えがちですが、高単価案件を目指すのであればプロジェクトマネージャー(PM)なども視野に入れておきましょう。

PMやPMGとして活躍するには上流工程のスキルセットや交渉力、コミュニケーションスキルが要求されます。

上記のようなスキルは、書籍などで学習していてもなかなか身につきません。身につけるためには開発現場などで意識的に学び、取り入れていくことが近道です。

AI、ビッグデータ、クラウドなどの技術力の高いスキルを身につける

IT業界は常に発展し、あらゆる技術は更新され続けています。

そのため、フリーランスエンジニアは現状のスキルに満足せず、新しい技術を学習してアップデートし続ける姿勢が大切です。

今後の予測では、AIなど人工知能の開発が増加する見込みのため、Pythonなどの言語を扱えるエンジニアの需要が高まるでしょう。

また企業が保有するデータ量は増加し続けているため、ビッグデータやクラウドなどの膨大なデータを扱うエンジニアのニーズも高まってきています。

フリーランスエンジニアは今後の動向をチェックしながら、求められるスキルを身につけることで、長く活躍できるでしょう。

要件定義、プロジェクトマネージメントなどの上流工程のスキルを身につける

上流工程とは顧客の要望や希望をヒアリングし、プロジェクトの実行に必要なシステム開発や設計を作る役割です。

プロジェクトの初期段階から関わる仕事で、下流工程のシステムエンジニアやプログラマーと比べて単価は高くなります。

要件定義から設計書を作成したり、スケジュールを管理したりするため、以下のようなスキルを身につける必要があります。

  1. ニーズを抽出するヒアリングスキル
  2. 進行を管理するマネジメントスキル
  3. ドキュメントを作成するスキル
  4. 設計書を作成するスキル

英語力

高単価な案件のなかには外資系企業も多く存在するため、英語力があると案件の幅が広がります。

また、新しいITの技術は英語でリリースされることがほとんどです。アップデートやシステムトラブルの際も、英語で記述された技術書などを使って対処することが少なくありません。

そのため、英語のスキルがあるエンジニアはビジネスシーンにおいて重宝される存在です。

日本だけでなく、海外とのプロジェクトを展開するときも英語力が大いに役に立ちます。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルはフリーランスエンジニアに限らず、あらゆる職種やビジネスシーンにおいて活用できるスキルです。

エンジニアはチームで仕事をすることも多く、業務を進めるうえで意思疎通が取れていないと、仕事が円滑に進まないこともあります。

業務を効率的に進めるためにもコミュニケーションスキルが高い方がいいのですが、ひとりで身につく類のスキルではないため、自分で意識的に学ぶことが大切です。

フリーランスになったITエンジニアが案件を探すのにおすすめのサイト

ITエンジニアがフリーランスとして活動していくためには、継続的に案件を獲得していく必要があります。

しかし、案件がなかなか見つからない、条件が合わず案件に通らないなどの場合は、以下に紹介する求人サイトを利用することがおすすめです。

エンジニアスタイル

エンジニアスタイルは、フリーランスのエンジニア・デザイナー向けの求人サイトです。

10万件以上という国内最大級の案件掲載数を誇っており、他のフリーランスエージェントの案件をまとめて検索できるのが特徴です。

また働き方やスキルなど、細かい条件で検索することが可能なので、手間が掛からず効率的に仕事を探せます。

公式サイト:https://engineer-style.jp

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスのITエンジニアやクリエイター向けの案件を紹介しているエージェントです。

契約社数が累計5,000社以上、提案可能な案件が常時4,000件あり、幅広い職種と案件を紹介しています。

また人材担当、企業担当の他にフォロー専門の担当がいるのが特徴です。案件参画中のフォロー体制が充実しています。

公式サイト:https://freelance.levtech.jp

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズはITエンジニアやWebデザイナーなどの、IT人材に特化したエージェントです。

週2~3日稼働する案件を数多く扱っており、フリーランスとして自由な働き方がしたいという方に向いています。

また多くの案件が高単価な直エンドなので、少ない稼働日数でもまとまった収入を確保することが可能です。

公式サイト:https://itpropartners.com

Midworks

MidworksはフリーランスのITエンジニア向けのエージェントです。

常時3000件以上の案件数を取り扱い、単価の還元率が高く契約もクリアなので安心。

また、給与保障制度や健康診断優待などの正社員並みの手厚い保証が特徴で、フリーランスと正社員の中間のような働き方が可能です。

正社員から独立したばかりのITエンジニアの方も、安心して登録できます。

公式サイト:https://mid-works.com

まとめ

フリーランスエンジニアは自分で仕事を選べ、場所や時間に縛られない自由度の高い働き方ができます。

しかし、案件を獲得できなければ収入に直結するといった厳しい面もあります。

継続的に案件を獲得するためには、自分の実績やスキルを明確にして、自ら営業する行動力が重要です。

初めは慣れないことも多いですが、経験を重ねていくことで徐々にコツがつかめてきます。

IT業界では深刻な人材不足が予測されており、フリーランスエンジニアが活躍できるシーンやチャンスは増えていくでしょう。

今後の動向や情報を注視しながら、ITエンジニアとして長く活躍していけるように技術を磨いていくことが大切です。

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