フリーランスが正社員として転職することは可能?企業が面接で見ているポイントや転職方法を紹介
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目次
そもそもフリーランスの人が正社員として転職は可能?
「フリーランスで正社員に戻りたい」
「フリーランスになりたいけど、万が一失敗した場合は正社員に戻れるのか気になる」
と考えている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、フリーランスの人が正社員に転職することは可能です。
しかしフリーランスの場合、転職の際に気を付けるポイントが正社員の転職と異なるため、思った以上に苦戦する人がいるのも事実です。
そこで今回は、以下のポイントについて解説します。
- フリーランスの人が正社員に転職する理由
- 企業がフリーランス採用で気を付けるポイント
- フリーランスで正社員に転職する際のコツ
フリーランスの人は、正社員に転職する前に現状をしっかりと把握した上で転職活動を行うことをおすすめします。
ぜひ最後までご覧いただき、正社員に転職する際の参考にしていただければと思います。
フリーランスの人が正社員として転職を考える理由の例
フリーランスの方が正社員に転職する際に考えなければならないのが「なぜ正社員になりたいのか」についてです。
実際に転職活動を行う際に、採用担当者も正社員になりたい理由について質問してくることが予想されます。
そこで、一般的にフリーランスの人がどのような理由で転職をするのかについて紹介します。
自身の状況と照らし合わせて、「なぜ正社員になりたいのか」について再度考えてみましょう。
① 収入が不安定
フリーランスは、複数のオファーやプロジェクトなどを掛け持ちすることによって正社員より稼げる場合も多いです。
一方で、正社員のような固定給も存在しないため、仕事を受注できなければ必然的に収入は0になります。
また、取引先によっては急に仕事を打ち切られる可能性もあるため、安定的に稼ぐことは難しいです。
収入の不安定さと将来への不安から、安定した収入を得るために正社員に戻るケースはよくみられます。
② 受けられる保障が少なく将来的に不安が残る
育児・保活・保険・年金など
正社員の場合、育児期間は育休を利用することで一定期間働かなくても一定額の給与がもらえたり、時短労働が可能であったりと育児を行いやすい環境にあります。
しかし、フリーランスでは育休制度もないため、働かない場合は当然収入は0です。加えて、厚生年金も無く社会保険料も全て自己負担になります。
フリーランスの方は、お金やライフスタイルなど全て自分で責任を負わなくてはならないため、計画性などが非常に重要です。
自分で全ての責任を負い、計画的に人生を歩んでいくことが難しいと感じる方は正社員の方が性に合っていると言えるでしょう。
③ 個人で働くよりもチームで何かを成し遂げたい
一つのプロダクトを作り上げたいなど
フリーランスの方はチームとして行動する場面よりも、個人で作業をするケースが多いです。
一部複数名で作業する事があっても、基本的に孤独な作業の方がメインだと思った方が良いでしょう。
「フリーランスは思った以上に孤独で辛い」といった声も良く耳にするように、一人でモチベーションを高めるのが難しく感じる人も多いと思います。
仕事仲間とともに一つのプロダクトを作り上げたいなど、チームで仕事をしたいと思う方は正社員の方が向いていると言えます。
④ 組織開発やマネジメント業務などの上流工程を遂行できるスキルが欲しいから
フリーランスの方でもマネジメント業務や上流工程の仕事を行なっている方も一定数いらっしゃいます。
しかしフリーランスの場合、あくまで小さなプロジェクトや会社内部の限られた範囲であるケースが多いため、複数社共同で大きなプロジェクトに参画することは少ないです。
そのため、複数の会社間でのマネジメントやプロジェクトを行いたいと言う思いから、正社員として働くことに魅力を感じる場合も考えられます。
企業側がフリーランスの正社員採用をする際に見ているポイント
では実際に転職活動を行う場合、採用担当者はフリーランスに対してどのような採用基準を設けているのでしょうか。
正社員からの転職とフリーランスからの転職では、採用担当者の採用基準も異なります。
そのため、フリーランス特有の採用基準をしっかりと理解しておく必要があります。
自社の組織風土に合うか
フリーランス=組織としての動きを取れていない時期があるということにもなるので、その点において協調性があるかないかは一つの判断軸
先ほど記述したように、フリーランスは一人で仕事をする場面が多いです。
採用する会社としては、フリーランス期間が長ければ長いほど「組織に属しても支障なく活躍できるかどうか」は気になる点です。
スキルや経験があったとしても会社に馴染めずに社内の職場環境を乱す可能性がある人を採用したいとは思いません。
「フリーランス=職場環境を乱す」と偏見を持っている方がそれほど多いとは思いません。
しかし同等のスキルや経験がある人を比べる際、採用担当者としては正社員歴が長い人を無難に採用したいと思うのは仕方ありません。
自社の課題に対して即戦力として活躍できそうか
これはフリーランスに限った話ではありませんが、中途採用の場合「即戦力として活躍できるか」といった点は重要視される傾向があります。
特に、フリーランスの場合、特定の業務に絞って活動しているケースも多いため、自社の領域でそのスキルが活かせるかどうかを慎重に判断する必要があります。
会社の領域をしっかりと分析し、自分のスキルが会社においてメリットを発揮できる旨を伝えるようにしましょう。
すぐに辞めてフリーランスに戻るリスクはないか
企業が採用活動で最も気にするポイントの1つが「採用してすぐ辞めることがないか」という点です。
企業は1人雇うのに、人件費・エージェント費・採用サイト掲載費など多額の費用と時間が削られます。
そのため、企業は採用したからには短期間で辞めずに長期間働いてくれることを前提としているケースが多いです。
フリーランスに戻ることは転職よりも容易に行えるため、職場環境が合わなかった場合すぐに辞めるのではないかと警戒しています。
「フリーランスに戻ることはない」「この会社で働きたい」といった意志を強く主張していく事が重要です。
フリーランスから正社員としての転職を成功させるポイント
以下の内容をまとめて話せるようにする。そして、なぜ今正社員として転職をしたいのかを明確にする&話せるようにする。具体例を交えて紹介
フリーランスの働き方について疑問を抱く企業の方も一定数いらっしゃいます。
フリーランスの立場としては、自分の立場をしっかりと理解した上で企業の疑問や懸念点を払拭していく必要があります。
そこで、フリーランスの人が正社員としての転職を成功させるポイントを3点紹介します。
なぜフリーランスになったのか
正社員として働くのではなく、なぜフリーランスとして働こうと思ったのかについては面接で必ず聞かれる項目の1つです。
会社や家庭の事情などある場合は正直にそれを伝えることが重要です。
「親の病気の都合で近くにいる必要があり、フリーランスになった」
「前の会社でパワハラがあり、フリーランスとしての道を選んだ」
など、より具体的かつ誠実に答えるようにしましょう。
フリーランスとして働いた実績や成果
正社員の場合、会社名が肩書きとしてあるため、それを元にある程度能力が推測できる場合があります。
しかしフリーランスはそういった肩書きがないため、スキルや経験を証明することがより重要になります。
クライアント先や自身の作成したものなど、採用担当者が「この人は能力がある」と判断できる材料を事前に用意しておきましょう。
なぜフリーランスから正社員へ戻ろうと思ったのか
「なぜ正社員に戻ろうとするのか」についても面接で間違いなく聞かれる項目の1つです。
気を付けるポイントとしては、「安定収入が欲しかったから」のような自分のメリットを前面に述べるのはやめましょう。
採用する基準は、あなたにとって良い環境を与えることではなく、あくまで会社に属して利益を生み出してくれるかどうかです。
正直に正社員になりたい理由を述べることも重要ですが、会社にとってメリットを提示する意識を忘れないことが重要です。
フリーランスから正社員としての転職をする際に把握しておきたいこと
フリーランスから正社員になる場合、メリットだけではなくデメリットも存在しています。
そこで、フリーランスから正社員に転職する際にあらかじめ把握しておくべきことを紹介します。
正社員の特徴をしっかりと理解しておくことで、実際に転職してからの認識のズレが無くなりますのでぜひ押さえておきましょう。
年収は下がる可能性もある
正社員になることで、安定収入を得られるようになります。
しかし、フリーランスとして働いていた場合よりも年収が下がる場合も十分に考えられます。
正社員では残業時間の規制がある場合もあり、働きたくても働けない場合もあります。
加えて、正社員では使える経費も少ないです。
フリーランスの場合、家賃光熱費や通信費、携帯代など経費として計上できるため、実質的な可処分所得が多くなる傾向があります。
仮に年収が同じだったとしても、実質的に使える金額が減ってしまう可能性もあるため、注意しましょう。
フリーランスとして活動していたことに対して、企業側からの期待値が高い可能性がある
フリーランスとしてある程度の実績がある場合、企業の期待値が高くなってしまう可能性があります。
しかし、フリーランスの場合ある特定のスキルに絞っているため、企業に属して他の業務を兼任していくと、思ったほど結果が出ないケースも多いです。
そのため、会社の期待に答えるためには、今まで通りのスキルを発揮した上で、会社という組織における業務も並行して行なっていく必要があります。
フリーランスのようにやりたい仕事だけを選ぶことは難しいため、やりたくない仕事に対してもモチベーションを上げれるかどうかが重要です。
フリーランスほど自由な働き方を実現できる訳ではない
企業の一員であることを忘れずに。
フリーランスは正社員に比べて自由度が高く、自分でスケジュール管理を行えればある程度好きな時間に働ける特徴があります。
しかし正社員の場合、そこまでの自由が得られることはありません。
フレックスタイム制などを導入している場合、少なからず自由があるかもしれませんが、フリーランスほどの自由度があるとは考えない方が良いです。
フリーランスの人が、正社員に戻ると決めた場合、自由度は無くなることを覚悟しておいた方が良いでしょう。
フリーランスの正社員求人の探し方
最後に、フリーランスの人が実際に正社員に転職する場合、どのような経路で行なっていくべきなのかについて紹介します。
自分に合った転職方法を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
取引先で正社員になる
フリーランスの人が正社員に転職する際によくあるのが、取引先の人に「正社員になりませんか」と誘われるケースです。
取引している会社に誘われる場合、転職活動をする必要もありません。
加えて、実際に働くことになった場合も職場環境に溶け込みやすいです。
現在フリーランスの方で、今後正社員になる可能性がある人に関しては、取引先の人とのコミュニケーションや仕事に対する姿勢を評価してもらうことを心がけましょう。
そうすることによって、今後人員不足などで正社員が必要になった場合に声がかかる可能性もあるかもしれません。
転職エージェント・転職サイトを利用する
転職エージェントや転職サイトで一般的な転職活動と同様に行う方法もあります。
転職エージェントでは希望条件をキャリアアドバイザーに伝えておくと、エージェントからおすすめの企業を紹介してもらえる制度です。
フリーランスの方は面接や履歴書・職務経歴書の書き方など不安な方も多いと思いますが、転職エージェントでは全面的にサポートを受けられます。
転職エージェントの代表例としては、レバテックキャリアやリクルートエージェントなどが挙げられます。
専門職に特化したところや幅広く求人を保有しているところなど、エージェントによって特徴が異なるため、自身のスキルに合わせてエージェントを探してみましょう。
転職サイトは、求人を出している企業にこちらからアプローチする方法です。この他の転職方法の中で最も求人数も多く職種も豊富なため、多くの企業から吟味したい方におすすめです。
転職サイトの代表例としては、ビズリーチなどが挙げられます。
転職エージェントと同様に求める年収や保有しているスキルによってマッチする転職サイトは異なります。
自分のスキルや求める条件に適した転職サイトを用いるようにしましょう。
SNSで転職活動をする
SNSの急速な利用者拡大に伴い、SNSにおいて採用活動を行なっている企業も多数存在します。
SNSで採用活動を行なっている企業は、SNS自体に力を入れている傾向が挙げられます。
SNSの投稿内容で、会社の雰囲気を把握できる場合もあるため、入社後のギャップも少なくなるでしょう。
Twitter・Instagram・Facebookなど様々な媒体で採用活動が行われていますが、利用者が最も多く、拡散力のあるTwitterでの採用が盛んな傾向があります。
フリーランスでSNSで影響力がある場合、SNSの発信内容やフォロワー数によっては有利に面接を進めていける可能性もあります。
SNSで転職活動を行う場合、自身の投稿内容で特定の誰かを攻撃したり、不信感を抱かれるような投稿をしていたりする場合は削除しておくようにしましょう。
前勤めていた会社へ戻る
昨今、「出戻り転職」を採用している企業も徐々に増えてきています。
以前勤めていた会社を円満に退社できている場合、出戻り転職も選択肢として考えられます。
出戻り採用は採用コストなどがかからない上に、以前働いていた経験からミスマッチが起きにくいなどの企業側のメリットがあります。
具体的には、ニトリや楽天、パナソニックなども出戻り転職を歓迎しており、導入企業は年々増えつつあります。
しかし、出戻り転職の場合、実際に働いている人との距離感を図るのが難しくなったり、再度転職する際に転職しにくくなったりとデメリットも存在します。
それらを踏まえて、以前の職場環境に恵まれていた方は「出戻り転職」もおすすめします。
まとめ
今回は、フリーランスの方が正社員に転職できるのかについて紹介しました。結論として、フリーランスの方が正社員に転職することは可能です。
企業としてフリーランスを雇う懸念点は、組織に馴染めるかどうか、すぐに辞めないかが大きいです。
企業の懸念点をしっかりと理解した上でそれを払拭する意識が非常に重要です。フリーランスとしての懸念点を払拭できれば、転職の成功は見えてきます。
会社にとってフリーランスの自分を採用するメリットをしっかりと提示し、より自分の求めた会社で働けるように頑張りましょう。
- フリーランスから正社員への転職はできる
- 正社員になり、年収が下がる場合もある
- 正社員に転職するには、フリーランスに対する懸念点を払拭する必要がある
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