インフラエンジニアの副業は本当に稼げるの?

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目次
インフラエンジニアとは
インフラエンジニアの語源となる「インフラ」とは「Infrastructure」の略称で日本語にすると「基盤や下部構造」になります。
従ってインフラエンジニアとは、「ITサービスの基盤を支えるエンジニア」のことを指します。
平たく言うと、我々が生活する上で最低限必要な電気、ガス、水道、鉄道等の公共サービスを設計、構築して円滑に稼働させる技術者です。
インフラエンジニアの副業は稼げるのか
刺激的な見出しで恐縮ですが、インフラエンジニアの副業は稼げます。
副業を躊躇しているインフラエンジニアの方がいるならば、声を大にして言わせて頂きます。
副業を始めない理由を考える時間があるならば、行動しましょう。
インフラエンジニアの副業における市場やニーズ
2019年、経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」では2030年に79万人のIT人材が不足すると報告されています。
この背景には、身の回りを見渡すとあらゆるモノがコンピュータと繋がっており、ITサービスの進化するスピードに対して対応できるITエンジニアが不足しているためです。
また、医療や物流、自動車等の多くの業界にIoTやAI等の実用化が進むことにより、ITエンジニアの需要が急増しています。
このような環境下、ITエンジニアの一翼を担うインフラエンジニアも不足しており、正規雇用に頼るだけで無く、副業としての求人を応募している企業も数多くあります。
また、労働環境の変化も副業増加の後押しをしています。
ネットワーク環境の進化により、PCとインターネットに繋がる環境さえあれば、わざわざ会社に出向か無くとも在宅勤務が可能になって来ました。
このため、空き時間を有効活用して副業を始めるインフラエンジニアが増えています。
次にインフラエンジニアの副業ニーズについて説明します。主なニーズは以下の3点です。
・年収を増やす
最もポピュラーで最も現実的な選択です。
副業を始めることは時間を切り売りすることですが、その代償として報酬を得ることになります。
例えば月5万円収入が増えると一般サラリーマンであれば、生活に余裕を感じると言われています。
・市場価値を高める
これはエンジニアとして自社の仕事だけ行っていると新規案件でも同じルーチンを繰り返しているケースがあります。
このため、思考や行動がワンパターンになっており、技術者としてのスキル向上が望めません。
これに対して副業を始めることで別会社のメンバーと触れ合うことで新しい仕事の方やノウハウを吸収することで自己の市場価値を高めることが出来ます。
・独立の準備をする
自社の中だけにいると「井の中の蛙大海を知らず」で自分の持つスキルがどの程度の価値を持つのかも分かりません。
しかしながら、副業を通じて多くのエンジニアと知り合うことが出来ます。
この中にはフリーランスのエンジニアも数多く含まれますので、彼らから仕事の取り方や知識の集め方を聞き取ることで将来的に独立する準備が出来ます。
インフラエンジニアの副業で知っておくべきスキル
インフラエンジニアを取り巻く環境は、自前でサーバー機器類や情報システムを用意していたオンプレミス環境からインターネット経由で様々なサービスを受けられるクラウド環境に移行しています。
今年、総務省が発表した「情報通信白書」の中にもある通り、クラウドサービスを利用している企業は、約64.7%にもなっています。
つまり、インフラエンジニアはオンプレミス環境の技術スキルが使えなくなる時代がすぐ目の前にあると言うことです。
従ってこれからのインフラエンジニアはクラウド環境にマッチした技術スキルを習得することで高収入な副業を得ることが出来ます。
具体的に必要なスキルは「パブリッククラウドサービス」です。
本サービスはサーバーやネットワーク回線等を一般ユーザーと共用するサービスを指します。主に以下の3つがあります。
・Amazon Web Service
本サービスはアマゾン社が提供するパブリッククラウドサービスです。
世界初のパブリックサービスで、全世界で広く利用されています。自社でITスキルを持つ企業はサービスをカスタマイズできるので利用価値は高いです。
・Microsoft Azure
本サービスはMicrosoft社が提供するパブリッククラウドサービスです。
特長として同社が提供するアプリであるoffice365との親和性が高いです。
主なユーザーはオフィスユースとして同社のソフトと連携することでメリットが拡がります。
・Google Cloud
本サービスはGoogle社が提供するパブリッククラウドサービスです。
特長として同社が提供するAi関連サービスと機械学習ツールを利用することが出来ます。本サービスの世界シェアは大きくないものの情報コンテンツの分析サービスを必要とする企業に有効です。
インフラエンジニアの副業の単価相場
次に誰もが気になる副業の単価相場を解説します。
分かり易くするため、「高単価な案件」と「募集数の多い案件」の2つの観点から記載します。
高単価な案件
高単価な案件は就業期間が長くなる傾向があります。
しかしながら一度受けると継続的に仕事が続くのでコンスタントに稼ぐことが出来ます。
・AWSを使った物流システムの開発と構築(相場12〜16万円)
- 仕事環境:フルリモート
- 就業時間:10h/週
- 時給:3000〜4000円
・AWSを使った地図アプリの改修と機能追加(相場15万円)
- 仕事環境:フルリモート
- 就業時間:15h/週
- 時給:2500円
募集数の多い案件
募集数の多い案件はスキルがあまり高く無くとも務まるため、エンジニア案件としては時給があまり高くありません。
しかしながら案件そのものが多いため、すぐに副業を探すことが出来ます。
・プログラミングスクール講師(相場約6万円)
- 仕事環境:フルリモート
- 就業時間:2回/週
- 時給:1800円
・WordPressを用いた企業ホームページの改修(相場約3.2万円)
- 仕事環境:フルリモート
- 就業時間:20時間
- 時給:1600円
インフラエンジニアの知識・スキルを習得する方法
インフラエンジニアとしての知識やスキルを習得する方法として以下の2つを紹介します。
・資格試験を取得する
「シスコ技術者認定CCNA」と「LinuC(リナック)レベル1」の取得がおすすめです。
「シスコ技術者認定CCNA」は、世界最大手のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズ社が運営するネットワーク技術の認定試験です。
本認定試験は5つに分類されており、CCNAは上から4番目のレベルですがこれさえ取得しておけば問題ありません。
次に紹介するのが、「LinuC(リナック)レベル1」です。
本資格は3年前に始まったLinux技術者認定試験です。
本認定試験は3つに分類されており、レベル1は上から3番目のレベルですが実務レベルであればレベル1で大丈夫です。
・オンラインスクールで学ぶ
最近はインフラエンジニアの知識を体系的に学べるオンラインスクールが便利です。
受講時間も柔軟に選択できるので空いた時間で学べます。
講師陣には現役のエンジニアもいるので不明点を親切に教えて頂けます。
難点は授業料金が2か月程度で10万円〜15万円と高価です。
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https://engineer-style.jp/jobs/infra-enginner
まとめ
この記事ではインフラエンジニアの仕事内容から必要なスキルや副業の相場までを説明しました。
最後に特徴を以下にまとめますので、参考にしてみてください。
- インフラエンジニアの副業は総じて高価です
- インフラエンジニアの副業には、パブリッククラウドサービスのスキルがあると高額の案件を受注出来ます
- インフラエンジニアの副業で募集数の多い案件は、プログラミング講師とWordPressを用いた企業ホームページの改修です
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この記事を書いた人

広告代理店でPR動画の制作に10年携わる。クリエイターとして独立後、プロジェクションマッピングの企画、まちおこしプロジェクトに参画中。 並行してフリーランスのWEBライターとして活動中。
この記事を監修した人

大学在学中、FinTech領域、恋愛系マッチングサービス運営会社でインターンを実施。その後、人材会社でのインターンを経て、 インターン先の人材会社にマーケティング、メディア事業の採用枠として新卒入社し、オウンドメディアの立ち上げ業務に携わる。独立後、 フリーランスとしてマーケティング、SEO、メディア運営業務を行っている。