初心者がFlutterエンジニアになるためのロードマップとは
はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!
コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。
経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。Flutterの案件の一例と、案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。
目次
Flutter・Dart言語の初心者にオススメな学習方法とは
Flutter・Dart言語を習得するための、おすすめの学習方法をお教えします。
特に初心者の方必見です。
オンライン学習サイトで勉強する:Udemyなど
オンライン学習サイトでは、初心者向けのFlutterのコースやチュートリアルが数多く提供されています。
Udemyなどのプラットフォームで講師によるビデオレッスンを受講することで、基礎から応用まで体系的に学ぶことが可能です。
いくつか参考サイトをご紹介します。
Udemy
いつでも、どこでも学べるオンライン学習サイトです。
こちらでは213,000以上のコースから学びたいものを選べます。
Flutterで検索してみると、2,967件もヒットします。
環境構築やUI作成、Dartの基本文法などを学習可能です。
初心者のうちから上級者になってからも、長く活用できるサイトです。
Flutter Doc JP
日本語によるFlutterの情報の配信サイトです。
Flutterのチュートリアルや基本事項であるレイアウト、インタラクティブ、ナビゲーションなどを学べます。
プログラミングに関する情報の記事も多く更新されているので、Flutterのみならず業界の動向もチェック可能です。
udacity
2週間でFlutterの基礎を学べるオンライン講座です。
無料のコースなので、Udacityのアカウントを持っていればすぐに学習を始められます。
こちらでは高品質でインタラクティブなモバイルアプリ(iOS、Android)の作り方、効率的な開発やテスト、アプリの構造や設計手法、効率的なツールの使い方、効果的な開発手法などを学ぶことが可能です。
初心者は、ウィジェット、ステート&アニメーション、マテリアルデザインユーザーインタラクション、ジェスチャー、パッケージなどから学んでいきましょう。
プログラミングスクールで学習する
独学が難しい場合は、プログラミングスクールに通ってみるのもよいかもしれません。
専門の講師から直接指導を受けられることが最大の利点で、実践的なプロジェクトを通じて実際のアプリケーション開発に取り組むことができます。
これらのプログラミングスクールはいかがでしょうか?
コードクリサリス
『教材』や『研修』を販売するのではなく、お客様の課題やニーズの解決に至ったかどうかを追究しているスクールです。
Flutterのアーキテクチャやコンポーネントの理解を深めることから始め、その後、レイアウトの設計、ステート管理、データの取得と表示などの実践的なスキルを身に付けモバイルアプリケーションを開発できるように学んでいきます。
電話やメールで問い合わせができるので、気になる方はコンタクトを取ってみてください。
Le Wagon
世界各地で展開されているプログラムスクールで、フルスタックWeb開発を学ぶことが可能です。
その中には、Flutterを使ったモバイルアプリケーション開発にも焦点を当てたカリキュラムが含まれています。
実際のアプリケーションの開発を想定したプロジェクトで、ユーザーインターフェースの設計、パフォーマンスの最適化などを学んでいきます。
本で学習する・独学で進める
Flutterの関連書籍やオンラインドキュメントを利用して、独学で学習する方法もあります。
公式ドキュメントやチュートリアルを利用しながら実際にコードを書いて学ぶことが可能です。
ただし、分からないところを質問できる環境にはないので、独学がうまくいくかは本人次第になります。
なお、おすすめの本はこちらです。
マルチプラットフォーム対応 最新フレームワーク Flutter 3入門
Googleの開発したクロス開発フレームワークのインストールから、アプリ開発に必要な機能まで
ひと通り解説した入門書です。
ハンズオン形式で手を動かしながら学べます。
はじめてのFlutter
セットアップと基本的な使い方を解説し、次に簡単なチャットアプリをStep by Stepで実装しながら解説しています。
そのため、初心者でも一通りの開発プロセスをやさしく体験できる本です。
現場で使える Flutter開発入門
これからモバイルアプリ開発を始める方のために、Flutterによる開発体験を手を動かしながら学ぶことができる書籍です。
リファクタリングやCI/CDなど、チーム開発には欠かせない知識も詰め込み、すぐに現場で使える知識が身につきます。
Flutterを学習する方法は分かりましたが、なぜこちらを習得できるとよいのでしょうか?
メリットを確認してみましょう。
Flutterを習得するメリットとは
Flutterを習得するメリットは3つあります。
それぞれ詳しくみてみましょう。
スピーディーな開発を実現できる
Flutterはホットリロード機能を備えており、コードの変更をリアルタイムに反映させることができます。
ホットリロード機能とはアプリケーションのコードを変更したあと、変更内容を即座に反映して実行中のアプリをリロードすることを意味します。
これにより迅速な反復テストが可能になり、UIの変更を確認しながら素早くアプリを開発することができます。
デザインの調整やバグ修正などの作業が効率的に行えるため、開発スピードが大幅に向上します。
iOS / Android向けネイティブアプリの開発が両方実行できる
Flutterは、クロスプラットフォームのフレームワークです。
クロスプラットフォームとは、異なるオペレーティングシステムやプラットフォーム上で動作するソフトウェアやアプリケーションを指します。
つまり、1つのコードベースを使用して複数のプラットフォームで動作可能ということです。
従来のアプリケーション開発では、iOSやAndroidなどの異なるプラットフォームごとに独自のコードベースを作成する必要がありました。
しかしクロスプラットフォーム開発では、共通のコードベースを使用することで、複数のプラットフォームに対応したアプリケーションを効率的に開発することができます。
また、一貫したユーザーエクスペリエンスを提供することができるため、ユーザーの満足度を高めることも可能です。
Flutterを扱える人がまだまだ少数なため、希少性が高い
現在、Flutterを扱えるエンジニアはまだまだ少数です。
そのため、Flutterを習得することによって市場での競争力を高めることができます。
自身の人材価値を高めるために有効です。
求人市場では、Flutterのスキルを持つエンジニアに対する需要が増えており、希少性が高いため給与水準も魅力的の1つと言えるでしょう。
Flutterの習得は、スピーディーな開発、クロスプラットフォーム対応、希少性の高さなどのメリットがたくさんあるようです。
これらのメリットは、モバイルアプリケーション開発の現場で大いに役立つでしょう。
Flutterを習得したエンジニアになろうと決意できましたか?
決意できた方には、ロードマップをお示しします。
Flutter・Dart言語のエンジニアになるためのロードマップ
FlutterとDart言語をマスターして、一つ抜きん出たエンジニアになるためには、以下のロードマップに沿って学習と実践を進めてみましょう。
Flutterに触れて慣れてみる
よく分からなくても、まずは触ってみることをおすすめします。
習うより慣れろです。
公式のFlutterドキュメント(Install | Flutter)を参照して、自分のオペレーティングシステムに合わせたFlutterのセットアップと環境構築を行ってください。
公式ドキュメントのチュートリアルなどを利用してFlutterに触れ、基本的な機能やコンセプトを理解しましょう。
Flutterのウィジェットやレイアウトなどに慣れることが重要です。
Flutterの入門書で触れてみる
なんとなくアウトラインが掴めたところで、入門書でより体系的にFlutterを学びましょう。Flutterの特徴やアーキテクチャ、実践的な開発手法について学ぶことで、より高度なアプリケーション開発に取り組む準備を整えます。
先ほどお伝えしたおすすめ書籍もあわせてご確認ください。
アウトプットを出す:個人でアプリ開発をしてみる
ここまで学んだ知識を活かし、個人でアプリケーション開発に取り組んでみましょう。
実際に手を動かしてアイデアを形にすることで実践的な経験を積み、エラーの解決方法や実際の開発フローを学ぶことができます。
Flutterの公式ドキュメントには、基本的なサンプルアプリが用意されています。
これらのサンプルアプリを実際に作成し、動作を確認してみましょう。
ウィジェットの配置やスタイリング、イベントの処理などを試してみることで、基本的なFlutterの機能に慣れることができます。
バックエンドの素養を身につける
Flutterの開発においては、バックエンドの知識も重要です。
特に、APIの連携やデータベースの操作などを理解し、フルスタック開発の能力を身につけておきましょう。
なお、フルスタック開発とは、フロントエンド(クライアントサイド)とバックエンド(サーバーサイド)の両方の領域をカバーする開発のことを指します。
つまり、フルスタック開発者はクライアント側のユーザーインターフェースからサーバーサイドのデータ処理やバックエンドのデータベース設計まで、システムの各層で開発を行うことが可能です。
バックエンドの素養を身につけることで、より高度なアプリケーションの開発に取り組むことができます。
個人で開発したアプリをさらにアップデートする
ここまで来るまでに個人で開発したアプリがありましたね?
それをさらに改善し、新たな機能やユーザーエクスペリエンスの向上に取り組んでみましょう。
ユーザーフィードバックやテストを通じてアプリを洗練させることで、実践的なアプリケーション開発スキルを磨くことができます。
また、リリースやデプロイの経験を積むことで、実際のプロジェクトの運用に関する知識も得ることができます。
仕事を獲得する
Flutterのエンジニアとしてのキャリアを築くためには、実務経験を積むことが重要です。以下の方法で仕事の機会を見つけましょう。
フリーランスエージェントや副業エージェントの利用
フリーランスエージェントや副業エージェントのプラットフォームを活用して、Flutterのプロジェクトや仕事の依頼を探しましょう。
自分のスキルや経験をアピールすることで、プロジェクトに参加するチャンスを得ることができます。
3つほどエージェントをご紹介します。
エンジニアスタイル
エンジニアスタイルは、優良案件のみを取り扱っているため、安心して仕事を探すことができます。
こちらではフリーランス向けのイベントなどに無料で参加できるため、知識のアップデートやフリーランス仲間との交流も可能です。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは登録者数No.1のエージェントです。
業界最大級の案件数なので、あなたに合った仕事がきっと見つかります。
単価交渉や税務関係などのサポートも充実してきます。
Findy Freelance
こちらは以下がおすすめのフリーランスエージェントです。
- ユーザーサクセスの手厚いサポート
- 自分に合った働き方の選択
- スタートアップ企業などのモダンな環境で開発可能
登録から稼働までは最短で3日です。
すぐに業務に取り掛かれるので、まずは登録してみましょう。
SNSで完全に個人で案件を探す
今の時代はSNSでも仕事を獲得できます。
SNSのコミュニティを活用して、自身のポートフォリオやスキルを発信しましょう。
そうすることで、その投稿をみた人から直接プロジェクトの依頼を受けることができるかもしれません。
見つけてもらうためだけではなく、自身のプロフィールやポートフォリオを整えて、興味を持った企業やクライアントにアプローチすることも有効です。
例えばTwitterだと、以下のようなハッシュタグで検索してみてください。
#SE募集 #Flutter
駆け出しエンジニアとして社員になる
Flutterのスキルをアピールして、駆け出しエンジニアとして企業の採用活動に応募してみましょう。
自身のポートフォリオやプロジェクト経験を活かして、Flutterを使ったアプリケーション開発に貢献できるポジションを見つけることが可能です。
フリーランスで仕事を探すのに比べて仕事の自由度は減りますが、安定した収入を得ることができます。
以上のロードマップでぜひFlutterを習得して欲しいですが、中でも特におすすめしたい人がいます。
その特徴を見てみましょう。
Flutterの習得をオススメできる人の特徴
Flutterはフロントエンドの技術であるため、開発経験がない場合でも、バックエンドのスキルを先に磨くことは可能です。
バックエンドの開発経験を積むことで、プログラミングの基礎やアプリケーションの仕組みについて理解を深めることができます。
Flutterの習得をおすすめできるのは、以下の要素を持つ人です。
JavaScriptやJavaの知見がある・活用している人
FlutterはDart言語を使用しますが、JavaScriptやJavaなど他の言語の知識を持っている人にとって、学習のハードルは低いです。
これらの言語に慣れている人は、プログラミングの基本的な概念やパターンについて既に理解している場合が多く、Flutterの学習もテンポよく進めることができます。
すでにアプリケーションエンジニアとして働いている人
既にアプリケーションエンジニアとしての経験を持っている人は、Flutterを追加のスキルとして取り入れることで、キャリアの幅を広げることができます。
既存の知識や経験を活かして、Flutterを使ったモバイルアプリケーション開発に挑戦することで自身の成長に繋がり、市場価値を高めることができます。
バックエンドに加え、フロントエンドスキルを身につけたい人
バックエンド開発の経験を持つ人であっても、フロントエンドのスキルを磨きたいという人にとって、Flutterは魅力的な選択肢です。
Flutterはクロスプラットフォーム開発を実現するため、一つのコードベースでiOSとAndroidの両方に対応できます。
バックエンドエンジニアとしての知識に加え、フロントエンドスキルも身につけることで、幅広いアプリケーション開発に対応することができます。
以上の特徴を持つ人々はFlutterの習得において優位な位置に立つことができますが、それ以外の人でもFlutterを学ぶ価値があります。
重要なのは、学習意欲と努力し続ける力です。
まとめ
- Flutterはオンラインサイトやプログラミングスクール、書籍で学ぶことができる
- Flutterを学ぶメリットはたくさんある
- ロードマップに沿って学習を進める
あなたもFlutterを習得して、エンジニアとしてステップアップしていきましょう。
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