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LLM開発に力を入れている国内の17つの企業とは?


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目次

LLM(大規模言語モデル)とは何か

近年、AI技術の中でも特に注目されているのが「LLM」、すなわち大規模言語モデルです。このセクションでは、LLMの基本的な概念、その背景、そしてなぜそれが今、多くの関心を集めているのかを深く掘り下げて解説します。

そもそも言語モデルとは何か

言語モデルは、人間の言語を数学的にモデル化したもので、文章や単語の並びがどれだけ自然かを評価する技術です。例えば、「今日は晴れだが、」という文の後に「雨が降る」という続きが自然かどうかを評価するのが言語モデルの役割です。この技術は、機械翻訳や文章生成、音声認識などの多岐にわたるタスクで利用されています。

LLMの特徴とその進化

LLMは、従来の言語モデルとは一線を画す、非常に大量のテキストデータを学習する能力を持っています。この「大量」とは、インターネット上のウェブページ、書籍、論文、ニュース記事など、膨大な量のテキスト情報を指します。このような情報を学習することで、LLMは人間に近いレベルの言語理解能力を持つようになりました。また、LLMの学習には特殊なニューラルネットワークのアーキテクチャが使用されています。このアーキテクチャのおかげで、LLMは文脈を深く理解し、より複雑な質問に答えることや、人間のような文章を生成することが可能となりました。

LLMが注目されている理由

LLMが注目されている背景には、データの増加と計算力の進化があります。近年、デジタル化が進む中で、テキストデータの量は爆発的に増加しています。この大量のデータを効率的に学習するためには、高度な計算力が必要となります。そして、クラウドコンピューティングの普及やGPUの進化により、これらの大規模な学習が現実的に可能となりました。さらに、LLMはその高度な言語処理能力により、多岐にわたる分野での応用が期待されています。これらの理由から、多くの研究者や企業がLLMの開発や応用に注力しています。

LLMの歴史と進化

大規模言語モデル(LLM)は、近年のAI技術の中でも特に注目される存在となっています。その背景には、LLMの技術的な進化やその応用範囲の拡大があります。このセクションでは、LLMがどのようにして現在の形になったのか、その歴史的背景や技術的なブレークスルー、そして今後の展望について詳しく解説します。

LLMの起源や初期のモデルについて

言語モデルの歴史は、コンピュータが言語を理解し、生成するための初期の試みから始まります。初期の言語モデルは、統計的手法を中心に構築され、コーパス内の単語の出現頻度や隣接する単語の関連性を基にしていました。しかし、これらのモデルは限定的な文脈しか捉えられず、言語の複雑さを十分に表現することが難しかったという課題がありました。2010年代に入ると、ニューラルネットワークを基盤とした深層学習の技術が注目され、RNNやLSTMといったモデルが登場。これにより、より長い文脈の理解や、文の生成が可能となりました。

進化の過程での主要な技術的ブレークスルー

2018年、OpenAIが「GPT」を発表し、大規模なデータセットを用いた事前学習と微調整の手法が注目されるようになりました。これに続き、BERT、T5、GPT-3など、さらに大規模で高性能なモデルが次々と登場。特にGPT-3は、1750億のパラメータを持つ巨大なモデルとして、その性能と多様性で大きな話題となりました。これらのモデルは、広範な知識を持ち、質問応答、文章生成、翻訳など、多岐にわたるタスクを高い精度でこなすことができるようになりました。

今後の技術的展望

LLMの技術は、これからも進化を続けることが予想されます。モデルのサイズや計算能力の増加だけでなく、モデルの効率性、解釈可能性、公平性といった側面も重要となってきています。また、多言語や文化を跨いだモデルの開発、特定の分野やタスクに特化したモデルの研究も進められています。さらに、LLMの社会的、倫理的な側面に対する議論や研究も増えてきており、技術の発展とともに、その適切な利用方法やガイドラインの確立が求められています。

LLMの倫理的・社会的課題

技術の進化は、新しい可能性をもたらす一方で、様々な課題や問題点も浮き彫りにしています。特にLLMのような高度なAI技術は、その影響力の大きさから、倫理的、社会的な側面での議論が活発に行われています。このセクションでは、LLMがもたらす潜在的なリスクや課題、そしてそれに対する取り組みや規制の動向について深く掘り下げていきます。

バイアスや公平性の問題

大規模言語モデルは、インターネット上の膨大なテキストデータを学習するため、そのデータに含まれるバイアスや偏見を反映する可能性があります。例えば、特定の人種や性別、宗教に対する偏見がモデルの回答や生成する文章に影響を及ぼすことが懸念されています。これは、技術的な問題だけでなく、社会的な公平性や多様性を損なう重大な問題として捉えられています。モデルの訓練データの選定や、事前学習の方法の見直し、出力の監視と評価など、バイアスを低減するための取り組みが進められています。

プライバシーとデータセキュリティ

LLMは、ユーザーからの入力を元に情報を生成するため、プライバシーの保護が極めて重要です。特に、ユーザーの個人情報や機密情報がモデルに取り込まれるリスクは、データの漏洩や悪用の原因となり得ます。これに対応するため、データの匿名化や、モデルの出力をフィルタリングする技術、ユーザーのデータをサーバーに保存しない方針など、さまざまなセキュリティ対策が考えられています。

社会的影響と規制の動向

LLMの技術が広がるにつれ、その社会的影響も大きくなってきています。情報の生成や検索、コミュニケーションの方法など、多くの分野での変革が期待される一方、偽情報の拡散や、人間の判断を置き換えるリスクなどの問題も浮上しています。これに対応するため、各国での規制やガイドラインの策定が進められています。特に、ヨーロッパやアメリカでは、AI技術の利用に関する法的枠組みの検討が進行中であり、企業や研究者はこれらの動向を注視しています。

LLMでできること・実現可能なこと

近年のAI技術の進化は目覚ましく、特にLLMの能力の向上が注目されています。これによりLLMの能力は飛躍的に向上しさまざまな分野での応用がされてきています。以下では、LLMが実現可能なタスクやその応用例について詳しく解説します。

質問への回答

近年のLLMの進化により、ユーザーからの質問への回答生成の精度が飛躍的に向上しています。従来のチャットボットやFAQシステムは限られたスクリプトに基づいて回答を行っていましたが、LLMはユーザーの質問の文脈やニュアンスを深く理解することができます。この理解の深さは、LLMが学習する膨大な量のテキストデータに起因しています。さらに、LLMは過去の質問とその回答のパターンを学習することで、より適切な回答を即座に生成することができます。この結果、企業のカスタマーサポートは24時間365日、高品質なサービスを提供することが可能となり、顧客満足度の向上に大きく寄与しています。

情報の検索・抽出

情報の迅速な検索・抽出は、現代のビジネスや研究において非常に価値があります。LLMは、ユーザーの要求に応じて関連する情報を高速に検索し、必要な部分を抽出する能力を持っています。この能力は、LLMが学習する際のデータセットの多様性と広がりに起因しています。研究者が文献から特定の情報を探す際や、ビジネスパーソンが市場の動向を調査する際など、この能力は非常に役立っています。また、LLMは情報の信頼性や関連性も評価することができるため、より高品質な情報の提供が可能となっています。

マーケティングへの活用(フレームワーク)

マーケティングの世界では、消費者の声や市場の動向を正確に捉えることが成功の鍵となります。LLMは、SNSやレビューサイトなどのテキストデータを解析し、消費者の感情や意見を高精度で分析することができます。この分析により、製品の評価や市場の動向をリアルタイムで把握することが可能となり、迅速なマーケティング戦略の最適化や、消費者のニーズに合わせた製品開発が進められるようになりました。さらに、LLMはキャンペーンの効果分析や広告の最適化など、マーケティングのさまざまな領域での活用が期待されています。

文章の作成・要約・校正・リライト

文章の生成や編集は、LLMの高度な言語処理能力を最も直接的に示す応用例の一つです。LLMは、与えられたトピックやキーワードに基づいて高品質な記事を自動生成することができるだけでなく、既存の文章を要約したり、文法や表現を校正・リライトすることも可能です。特に、大量の情報を短い文章に要約する際や、特定のターゲット向けに文章のトーンやスタイルを変更する際に、LLMの能力は非常に役立っています。

多言語翻訳・機械翻訳

LLMの多言語処理能力は、国際的なコミュニケーションの障壁を低減する役割を果たしています。従来の機械翻訳システムと比較して、LLMは文脈を考慮したより自然な翻訳を提供します。この高度な翻訳能力により、国際ビジネスや学術研究など、多言語間のコミュニケーションが必要な場面での情報共有が円滑になっています。また、LLMは特定の業界や文化に特有の言い回しや表現も正確に翻訳することができるため、より高品質なコミュニケーションが実現されています。

プログラムのコードレビュー・バグチェック

プログラミングの領域でも、LLMの能力が注目されています。特に、コードの品質を確保するためのレビューやバグチェックにおいて、LLMはその高度な分析能力を発揮します。コードの文脈やロジックを深く理解し、潜在的なバグや最適化の提案を自動的に行うことができるため、開発者の作業効率の向上やソフトウェアの品質向上に大きく寄与しています。また、LLMはコードのスタイルガイドに基づいてコードのフォーマットを自動的に修正することも可能であり、開発チーム全体のコーディングスタンダードの統一にも寄与しています。

AWSが「LLM 開発支援プログラム」を実施。その支援内容とは?

AWSジャパンは、日本国内の企業や団体が進める大規模言語モデル(LLM)の開発をサポートするための「AWS LLM 開発支援プログラム」を開始しました。このプログラムでは、大規模言語モデルの開発を支援するための計算機リソースのガイダンス、技術的なメンタリング、事前学習用のAWSクレジット、ビジネス支援などのサポートを提供しています。

計算機リソース選定と確保のガイダンス

LLMの開発には膨大な計算機リソースが必要です。特に、大規模なデータセットを効率的に処理するための高性能なコンピューティング環境の構築は欠かせません。AWSは、この点において、参加企業に対して、最適なリソースの選定と確保のガイダンスを提供します。これにより、LLMの学習やテストを迅速かつ効率的に進めることができる環境を整えるサポートを受けることができます。

技術相談やハンズオン支援

LLMの開発には高度な技術知識を要求します。特に、最新の研究成果を取り入れたり、特定の応用に適したモデルの設計を行う際には、専門的な知識や経験が不可欠です。AWSの専門家チームは、これらの技術的な課題や疑問に対して、直接的な相談やハンズオンの形での支援を行います。このサポートにより、開発者は技術的なハードルを乗り越え、より高品質なLLMの開発を進めることができます。

LLM 事前学習用の AWS クレジット

LLMの学習には大量のデータと計算機リソースが必要となりますが、これには相応のコストがかかります。AWSは、このコストの負担を軽減するため、参加企業や研究者に対して、LLMの事前学習に必要なリソースの費用を一部支援するためのクレジットを提供します。具体的には、総額で600万USドル規模のクレジットが投資され、これにより開発者はコストを大幅に削減することができます。この支援は、特にスタートアップ企業にとって、大きなメリットとなります。

ビジネスプランおよびユースケースに関する支援

LLMの技術的な開発だけでなく、その商業的な応用やユースケースの検討も非常に重要です。LLMの技術がどのように実社会で活用されるか、どのようなビジネスチャンスが生まれるかを考えることは、技術の実用化に向けての重要なステップです。AWSは、参加企業のビジネスプランの策定や、LLMの具体的な応用例の検討に関する支援も行います。これにより、技術的な開発と並行して、LLMの商業的な成功を追求することができます。

AWSが「LLM 開発支援プログラム」で採択した多様なLLMモデルの開発を進める17つの企業とは

Amazon Web Services(AWS)が実施する「LLM 開発支援プログラム」は、LLMの開発を進める企業や研究者を積極的にサポートするためのものです。このプログラムには、多くの企業が応募しましたが、中でも特に注目すべき17の企業が採択されました。これらの企業は、LLMの研究開発において先進的な取り組みを行っており、その活動内容やビジョンは多岐にわたります。以下、それぞれの企業について簡単に紹介します。

株式会社松尾研究所

「株式会社松尾研究所」は、東京大学大学院工学系研究科松尾研究室とビジョンを共有し、大学・企業・スタートアップとの産学共創のエコシステムを実現することを目指しています。アカデミアで生み出された先端技術を産業界に繋げ、社会実装を通じて得られた知見をアカデミアに還元することで、次世代の人材や技術の育成を促進しています。深層学習領域の応用研究、産業界でのAI・DX人材の育成、企業のDX推進を支援するスタートアップの育成など、多岐にわたる活動を展開しており、その取り組みは多くの企業や研究機関から高い評価を受けています。

カラクリ株式会社

「カラクリ株式会社」は、テクノロジーの価値を全ての人が享受できる社会を目指して活動する企業です。そのミッションは「今までにないカラクリで世の中を豊かに」とし、AIアルゴリズムの研究開発やソリューション開発を中心に、深層学習をはじめとする機械学習アルゴリズムの基礎・応用研究を行っています。特に、CS業務のデジタル化推進SaaSとして「KARAKURI Digital CS Series」を展開し、chatbotやオペレーターチャットなどのサービスを提供しており、その技術力とサービスが多くの企業や組織から高い評価を受けています。

株式会社サイバーエージェント

「株式会社サイバーエージェント」は、新しい未来のテレビ「ABEMA」の運営をはじめ、国内トップシェアを誇るインターネット広告事業を展開する企業として広く知られています。そのビジョンは「21世紀を代表する会社を創る」であり、インターネット産業の変化に合わせて新規事業を生み出しながら、事業拡大を続けています。特に、最新のAI技術を活用したサービスや、メディア事業における革新的な取り組みが注目されており、その先進的な姿勢と実績により、多くのユーザーや企業から高い評価を受けています。

株式会社Preferred Networks

株式会社Preferred Networksは、深層学習を中心に、コンピュータビジョン、自然言語処理、音声認識、ロボティクス、コンパイラ、分散処理、専用ハードウェア、バイオインフォマティクス、ケモインフォマティクスなどの多岐にわたる分野で研究開発を行っています。同社のミッションは「現実世界を計算可能にする」ことで、これまでの課題解決を目指しています。また、複数の技術分野を組み合わせた挑戦的な研究も多数進行中であり、その技術力は国内外から高く評価されています。特に、深層学習の研究開発を支えるソフトウェアライブラリや、各種産業分野での技術応用が注目されています。

ストックマーク株式会社

株式会社ストックマークは、自然言語処理に特化したAIスタートアップとして知られています。彼らのビジョンは「言葉のAIで、人類はもっと進化できる」というもので、これに基づき、既存事業の自律化や新たな価値の創造をAIを活用してサポートしています。特に、テキストデータからの意思決定を重視し、これによって人類をよりスピーディーかつ創造的に進化させることを目指しています。また、彼らの提供するサービス「Anews」や「Astrategy」は、情報収集や意思決定の高度化を実現するツールとして多くの企業や組織に導入されています。LLMの開発においても、ストックマークはビジネスの現場での信頼性を持つモデルの構築を目指しており、その取り組みが注目されています。

Sparticle株式会社

Sparticle株式会社は、AI技術を駆使して、未来への道を切り拓くイノベーションリーダーとして位置づけられています。同社は、最先端のテクノロジーと創造力を結集し、社会を変革し、未来を形作ることを使命としています。特に、GPT技術を活用したサービス「GPTBase」や、リアルタイムでの高精度な文字起こしと翻訳を実現する「Felo 瞬訳」、そしてWeb検索をスムーズにサポートする「Glarity」など、多岐にわたるAIソリューションを提供しており、その製品はビジネスや産業の課題に対して新たな解決策を提供するものとして高く評価されています。

Turing株式会社

Turing株式会社は、『We Overtake Tesla』をミッションとし、完全自動運転の電気自動車(EV)を世界に提供することを目指すスタートアップ企業です。2030年までに完全自動運転EVを10,000台量産することを目標としており、その実現は地球環境の保護と人々の生活の向上に貢献するものとして位置づけられています。同社は、自動運転技術の進化とともに、次世代の自動車産業のリーダーとしての地位を築くことを目指しています。

株式会社リクルート

株式会社リクルートは、多岐にわたるサービスと情報を提供する大手総合情報サービス企業として広く知られています。同社は、新卒採用から中途採用、住まい、マリッジ&ファミリー、旅行、飲食、ビューティーなど、様々なライフステージやビジネスシーンにおけるニーズに応えるサービスを展開しています。その中でも、求人情報サイト「リクナビ」や結婚情報サービス「ゼクシィ」など、多くのブランドが国内外で高い認知を持ち、多くの人々の生活やキャリアをサポートしています。

株式会社リコー

株式会社リコーは、多岐にわたるビジネスソリューション、商品、サービスを提供するグローバル企業として広く知られています。デジタル技術と人の力を組み合わせて、企業の業務効率化やデジタル変革をサポートしています。特に、デジタルフルカラー複合機やクラウドとの連携を活かしたアプリケーション、さらには3Dプリンターやカメラなどの製品も取り扱っており、その技術力と幅広い製品ラインナップで、多くの企業や個人のビジネスを支えています。

rinna株式会社

rinna株式会社は、AIキャラクターを中心とした自由対話の技術を研究・開発する企業として知られています。同社が生み出すAIキャラクターは、人々の創造力を引き出し、新しいコミュニケーションの形を提案しています。特に「りんな」というAIキャラクターは、LINEに初登場して以降、その迅速なレスポンスとキュートな姿で多くのユーザーから支持を受けています。また、開発者向けAPIや法人向けサービスも提供し、ビジネスの現場でのAIキャラクターの活用を推進しています。

株式会社ロゼッタ

株式会社ロゼッタは、AI自動翻訳の開発と運営を手掛ける国内最大級のリーディングカンパニーとして知られています。同社のサービスは、テキスト、Officeファイル、PDF、音声、チャット、VRなど、多岐にわたるフォーマットに対応した高精度な自動翻訳を提供しており、企業の外国語業務の効率化やグローバル展開の加速をサポートしています。特に、外国語のドキュメントや音声の自動翻訳の精度と速度には定評があり、多くのビジネスシーンでの活用が期待されています。

株式会社Poetics

株式会社Poeticsは、人の声から感情を解析するAI技術を持つ企業として知られています。声の音響物理的な特徴を基に、喜怒哀楽や気分の浮き沈みを判定する「Poetics」は、50カ国以上、1,500以上の顧客に提供されています。特にコールセンターでは、顧客満足度の向上やオペレーターの離職率低減のためのツールとして利用されています。また、商談解析AI「JamRoll」を提供し、オンライン会議の録画・解析・整理を行うサービスも展開しています。

株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワードは、お金に関するさまざまな課題を解決するためのデジタルソリューションを提供する企業として知られています。特に、家計や資産などの個人のお金に関する現状や課題をリアルタイムに可視化し、解決を目指す「マネーフォワード ME」というPFM(Personal Financial Management)サービスが注目されています。また、会社の経営に直結する現状や課題をリアルタイムに可視化し、解決を目指すバックオフィス向けのSaaSとして「マネーフォワード クラウド」も提供しています。これらのサービスを通じて、マネーフォワードは個人から企業まで、お金に関する課題をデジタル技術で解決することを追求しています

株式会社ユビタス

株式会社ユビタスは、クラウドゲームの先端技術を持つ企業として知られています。特に、GPU仮想化技術とクラウドストリーミング・プラットフォームを駆使し、上質なユーザー体験を提供しています。ユビタスは、クラウドインフラストラクチャの展開からクラウドゲームコンテンツの提供まで、一貫したソリューションを提供しています。その技術力は、ゲームコンテンツプロバイダーにとって、ソースコードを変更することなく多様なプラットフォームでのリリースを可能にします。また、通信事業者や大手ゲーム会社に対しても、600以上のゲームをデータベース化し、AAAゲームのクラウド化やカスタマイズしたクラウドゲームプラットフォームの提供を行っています。さらに、AR/VR関連事業やオンラインイベントの主催者に対しても、高品質なメディアコンテンツのスムーズなストリーミングやリアルタイム性を持ったオンラインストリーミングイベントのサポートを提供しています。

株式会社Lightblue

株式会社Lightblueは、東京大学発のスタートアップとして、人にフォーカスした画像解析技術「Human Sensing」を手掛ける企業です。この技術は、リアル空間にアルゴリズムを導入し、デジタルの恩恵を一般の人々にもたらすことを目的としています。具体的には、複数のアルゴリズムの組み合わせや時系列解析などの高度な技術を駆使して、人間並みの判断能力を再現することを目指しています。これにより、リアルの現場でのデータ活用の幅を大きく広げることができます。また、Lightblueは、超高速・リアルタイム解析を実現する技術も持っており、コンマ1秒の遅延も許されないリアルの現場の安全管理に貢献しています。さらに、ハードウェアに関する知識も豊富で、現場に応じた最適なハードウェアの仕様やシステム構成を提案することができます。このような技術力を背景に、AI・ソフトウェア開発の高い技術力とハードウェアシステムの理解を組み合わせた超軽量化技術を持ち、システムの計算資源量を大幅に圧縮することで、コストパフォーマンスの向上を実現しています。

株式会社わたしは

株式会社わたしはは、人工知能を活用して新しいコミュニケーションの形を作り出す企業として知られています。特に、大喜利AIをはじめとするエンターテインメント領域でのサービスが注目されています。Twitterでの「大喜利β」サービスでは、ユーザーが投稿するお題や写真に対して、同社のAIが大喜利の回答を返すというユニークな取り組みを展開しています。また、LINE版の大喜利人工知能や、ボケカンペというサービスも提供しており、これらのサービスを通じて、ユーザーとの新しい形のコミュニケーションを実現しています。さらに、英語学習サービスや音楽ジェネレーター、都市伝説AIなど、多岐にわたるサービスを展開しており、AI技術の幅広い応用を追求しています。

まとめ

近年、大規模言語モデル(LLM)の技術が急速に進化し、多岐にわたる産業での応用が拡大しています。LLMは、質問応答、情報検索、文章作成、多言語翻訳など、多様なタスクに対応可能であり、その可能性は無限大です。特に、AWSが提供する「LLM 開発支援プログラム」は、日本の企業や団体がLLMの開発を加速させるための重要な取り組みとなっています。また、国内の17の企業がこのプログラムに採択され、それぞれが独自の技術やビジョンを持ってLLMの開発に取り組んでいます。これらの動きは、日本の技術産業の競争力を高め、新しいビジネスチャンスを生み出す可能性を秘めています。

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LLM
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