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自由業とは何?フリーランスやフリーターとの違いもご紹介


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はじめに

昨今では、新型コロナの影響で今までの働き方が一変した人も多いかと思います。

幸か不幸か、このような働き方の変化がプラスに働いて、会社員としてでなく「自由業」として働くことを決意する方も増えてきました。

本記事では、自由業とは何か、そのメリットとデメリット、さらにはフリーランスやフリーターとの違いについて解説します。

最後までお読みいただければ、自由業という働き方の全体像を理解し、自分自身に合ったキャリア選択の参考にすることができます。

スキマ時間で読み切れる内容になっているので、ぜひこの機会に自由業について深く知ってみましょう。

<この記事を読むとわかること>

  • 自由業の基本的な定義とその特徴
  • フリーランス、フリーターとの具体的な違い
  • 自由業を選ぶ際のメリットとデメリット
  • 自由業に適した代表的な職業20選と、自由度が低い職業の例

自由業とは

「自由業」とは、特定の雇用関係や勤務時間に縛られず、専門知識や才能を活かして独立して営む職業のことです。

分類としては、日本の「日本標準職業分類」に基づき、主に第三次産業のサービス業に属します。

自由業者は、企業や事業者との直接的な雇用関係がなく、収入や労働時間、勤務地に高い自由度を持っています。

多くはフリーランスとして個人で仕事を請け負い、インターネットの普及によってWeb関連の自由業も増加中です。

ただし、自由業であるかは自己申告ではなく、国の職業分類や税制上の規定に従う必要があり、これらに関する国税庁の情報も重要です。

つまり、自由業とは、個々の専門性や才能を活かしながら、場所や時間に制約されず自由に働く職業群を指し、現代社会において多様な働き方の一つとして位置づけられています。

代表的な自由業20選

では、具体的に自由業にはどのような職種があるのでしょうか。

以下に、代表的な自由業の職種について、20職種を厳選してご紹介します。

プログラマー

プログラマーというと、企業や組織に所属して会社員として働くのが一般的ですが、現在では自由業としてのプログラマーも人気です。

プログラマーは、コンピュータプログラムやソフトウェアを開発、編集、テストすることが主な仕事内容です。

顧客の要望やビジネスニーズに応じて、ウェブサイト、アプリケーション、システムソフトウェアなどの開発を行います。

プログラミング言語の知識はもちろん、問題解決能力や論理的思考力が求められる職業です。

自由業としてのプログラマーと一般的な会社員としてのプログラマーの大きな違いは、働き方にあります。

会社員として働くプログラマーは、企業が定める勤務時間や場所、プロジェクトに従う必要がありますが、自由業として働くプログラマーはそのような制約がありません。

フリーランスとして個々のクライアントから直接仕事を受注し、自分のスケジュールや好みの場所で仕事を進めることができます。

また、会社に属さずに働くため、収入の上限がない反面、仕事の安定性や福利厚生の面で異なるリスクも伴います。

デザイナー

デザイナーも自由業として人気の職種の一つです。

デザイナーには様々な専門分野があり、それぞれのデザイナーは独自のスキルセットと創造性を持っています。

主な種類にはグラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、インテリアデザイナー、ファッションデザイナーなどがあり、それぞれ異なるメディアや分野に焦点を当てています。

例えば、グラフィックデザイナーはビジュアルコミュニケーションの専門家で、ウェブデザイナーはデジタルインターフェースのデザインを担当します。

デザイナーとしての仕事は、クライアントの要望やプロジェクトの目的に基づいて、美的視点と技術的なスキルを使用してコンセプトを現実に変えることです。

例えば、アイデアの構築、スケッチの作成、デジタルツールを使用したデザインの実装などが代表例といえるでしょう。

他にも、ブランディング、広告、ウェブサイト開発、インテリア装飾、ファッションデザインなど、様々なプロジェクトに関わります。

ランサーズの調査によると、2015年時点でデザイナーのフリーランスの割合は23.7%です。

現在では、当時よりもフリーランスの数が増えていることもあり、さらに増加していることが予想されます。

webマーケター

webマーケターは、高度な専門性を必要とする職業です。

主に、インターネットを利用したマーケティング戦略を企画、実施し、企業や個人のブランドのオンラインプレゼンスを強化する役割を担います。

具体的には、ウェブサイトの分析、SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディア戦略、コンテンツマーケティング、オンライン広告などが主な仕事です。

イールドマーケティングの調査によると、フリーランスのwebマーケターはデジタルマーケティング職に多く見られ、年収は「300〜400万円」が最も多いとされています。

また、フリーランスになる前に会社員としての経験が10年以下の人が85%を占めており、1年未満の経験者も8%います。

今後もフリーランスとして働きたいと考える人は80%に上り、「自由で柔軟な働き方」がその主な理由です。

以上の情報から、自由業のwebマーケターは自由で柔軟な働き方を重視しており、多様な経験やバックグラウンドを持つ人々が多いことがわかります。

webライター

webライターは、近年自由業として非常に人気になっている職業です。ただし、webライターと一口に言っても、その種類は様々です。

例えば、記事ライター、コピーライター、SEOライター、ブログライター、セールスライターなど、多岐にわたる専門分野があります。

主に、ウェブコンテンツ、広告文、検索エンジン最適化を目的とした記事、ブログ記事、技術的な文書など、特定のニーズに応じた文章を書くことが仕事です。

最近では、ソーシャルメディアの普及に伴ってSNS用の文面を作成するライターなども人気です。

報酬の決まり方については、時給制、文字単価制、記事単価制の3種類があります。

時給制は安定した収入を得ることができますが、文量による収入の増加は期待できません。

文字単価制は書いた文字数によって収入が変わり、努力次第で収入を増やすことができます。

記事単価制では、1記事あたりの報酬が決まっており、文字数に関係なく高品質の記事を提供することが求められます。

基本的にパソコン一台あれば誰でも挑戦可能な職種であるため、自由業として選ぶ方が増えてきています。

ただし、より高度になっていくと専門ツールの理解やマーケティングの知識も問われるため、「誰でも稼げる!」という文言には注意が必要です。

アフィリエイター

アフィリエイターは、ブログが流行し始めた2000年代中盤〜後半にかけて人気になった職業です。

アフィリエイターとは、インターネット上で特定の商品やサービスを紹介し、それが販売につながった際に手数料や報酬を受け取る人のことを指します。

主に、ブログ、ウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォームなどを活用して行われます。

主な仕事内容は、魅力的なコンテンツを作成して、商品やサービスを紹介することです。

例えば、レビューや比較記事、ハウツーガイド、プロモーション記事などが代表例です。

アフィリエイターは、読者や視聴者に価値を提供し、その内容を通じて特定の商品やサービスへのリンクを設置します。

読者がそのリンクを通じて商品を購入すると、アフィリエイターは売上の一部を手数料として受け取ることが可能です。

また、収入を得る方法は主に二つあります。

一つはペイ・パー・クリック(PPC)方式で、リンクをクリックするたびに少額の報酬を得ます。

もう一つはペイ・パー・セール(PPS)方式で、リンク経由で実際に商品が購入された場合に報酬を得ます。

PPS方式はPPCよりも報酬が大きい傾向がありますが、商品が売れるまで収入が得られないというリスクも伴います。

ただし、収入は不安定であり多くのリソースを投資する必要がありますが、その分、自分の努力が直接的に収入につながる魅力的な職業と言えるでしょう。

イラストレーター

イラストレーターというと、「アニメ調」の2次元イラストを作成するのが主な仕事かと思われがちですが、現在では「3DCG」などの3次元イラストも人気です。

イラストレーターとしての仕事は多岐にわたり、キャラクターデザイン、広告用イラスト、絵本の挿絵、ファッションデザイン、エディトリアルイラスト(雑誌や新聞などの出版物用)などがあります。

また、デジタルイラスト、伝統的な手描きイラスト、混合メディアイラストなど、使用するメディアによっても様々な種類が存在します。

気になる年収面ですが、正社員のイラストレーターの平均年収は約362万円で、月給は30万円、初任給は21万円程度です。

一方、自由業のイラストレーターの収入は非常に変動が大きく、仕事の量や単価によって大きく異なります。

はじめの頃はあまり収入がない場合もありますが、スキルや経験が伴うと単価が上がり、年収も増加する可能性があります。

例えば、企業のロゴイメージの作成ともなると、1件で100万円を超えるような案件もあるようです。

自由業として働く場合は、自分自身でクライアントを見つけ、作品の価値を高める努力が必要です。

ライブ配信者(ライバー)

ライブ配信者(ライバー)は、リアルタイムで様々なコンテンツを配信する職業です。

ライブ配信の内容は多岐にわたり、雑談、料理、歌、ゲームプレイなど、視聴者の興味に応じて様々なジャンルの配信が行われます。

「YouTuber」と同一視されがちですが、配信の仕方や収入の稼ぎ方が少し違います。

YouTuberは編集済みの動画を投稿し、広告収入を主な収入源としますが、ライバーはリアルタイムのライブ配信を行い、投げ銭が主な収入源です。

そのため、ライバーは動画編集スキルが不要で、視聴者との直接的なコミュニケーションを重視する点が大きな魅力です。

また、「投げ銭」とは、一種のバーチャルアイテムの購入のようなものです。

受け取ったアイテムの金額からアプリ運営会社の手数料が引かれた後の一部がライバーの収入となります。

有名ライバーは企業案件を通じて高額な報酬を得ることもありますが、収入の不安定さはこの職業の特徴の一つです。

ライバー事務所に所属することも一つの選択肢で、公式ライバーとして認められる、ライブ配信のノウハウが身につく、ライバー同士のつながりが得られるなどのメリットがあります。

報酬体系は事務所によって異なりますが、時給制や成果報酬制が一般的です。

フードデリバリー

フードデリバリーは、新型コロナが流行して「巣篭もり需要」が高まった結果、注目されている自由業です。

主に「UberEats(ウーバーイーツ)」や「出前館」といったフードデリバリー企業と契約をし、注文された食事を顧客に届ける業務を行います。

報酬体系は、UberEatsを例にとると、時給換算ではなく成果報酬型です。つまり、配達を1回行うごとに決められた報酬が支払われるシステムです。

目安としては、1回の配達でだいたい300円から500円程度稼ぐことができますが、これにはインセンティブも含まれます。

初心者の場合は1時間に2〜3件の配達で時給約1000円ですが、慣れてくると1時間に3件以上をこなし、時給1500円以上を稼ぐことも可能です。

ベテランになると時給2000円以上を稼ぐ人もいます。

稼働する時間や日数、効率によってどれだけ稼げるかは異なりますが、多くの人が副業として月に5〜10万円程度を稼いでいます。

フードデリバリーを専業として行う人の中には、月に20〜40万円、もしくはそれ以上を稼いでいる人もいるようです。

ただし、地域によって稼ぎやすさに差があります。

都会の方がUberEatsのようなフードデリバリーサービスが浸透しており、加盟店や注文数が多いため、より効率よく稼ぐことが可能です。

YouTuber

YouTuberは、YouTubeプラットフォーム上でオリジナルコンテンツを制作し、配信する人々を指します。

様々なジャンルの動画を制作し、チャンネル登録者を増やしながら収益を上げる仕組みです。

最も稼ぐyoutuberは年収30億円にも達すると言われており、登録者が1万人を超えると、それだけで生計を立てることも可能な世界となっています。

まさに「YouTubeドリーム」といったところでしょう。

YouTube収益化のためには、「YouTubeパートナープログラム」への参加が必要です。

このプログラムでは、動画内広告(Google Adsense)、YouTubeチャンネルメンバーシップ、スーパーチャット、スーパーサンクスなどを通じて収益を得ることができます。

また、収益化のためには、18歳以上であること、YouTubeポリシーに違反していないこと、直近90日間にアップロードした動画が3本以上あることなどの条件を満たす必要があります。

他にも、登録者数や動画の再生時間によって収益化の段階が異なります。

個人タクシー

個人タクシーは、タクシー会社に所属せず、個人事業主として働くタクシードライバーのことです。

全国で走っているタクシーの約14.3%が個人タクシーで、街中を走るタクシーの約8台に1台が個人タクシーとなります。

個人タクシードライバーの収入面については、地域による差はあるものの、平均年収は約340万円とされています。

これは法人タクシードライバーの平均年収約360万円と比較しても、意外と大きな差はありません。

個人タクシーでは売り上げが全て収入になるため、会社に勤務するより稼げるイメージがありますが、実際の平均年収を見るとそうでもないことがわかります。

また、個人タクシーは顧客の確保が重要であり、リピーターを増やしたり、地域に密着したサービスを提供することが成功の鍵です。

自由業としての自由度が高い反面、安定した収入を確保するためには、マーケティングや顧客サービスにも力を入れる必要があります。

漫画家

アニメ・漫画大国で知られる日本では、漫画家は非常に夢のある職業です。

漫画家の主な仕事は、オリジナルのストーリーやアートワークを創り出し、単行本や雑誌などで公開することです。

年収については、主に出版された単行本の売り上げに左右されます。

単行本の印税は、売り上げ部数に応じて支払われ、一般的には本体価格の8〜12%程度です。

例えば、1冊500円のマンガが1万部売れた場合、印税は50万円になります。

また、週刊誌などで連載を持っている場合は、年間3〜4冊の単行本を発行することも一般的で、この場合は印税収入だけで約150万円程度です。

他にも、漫画家は雑誌に掲載されるたびに原稿料を受け取れます。

原稿料はページ数やキャリア、出版社によって異なりますが、1ページあたり1万円から3万円程度が相場です。

例えば、20ページの連載を描いた場合、20〜60万円の収入になります。週刊誌の場合は年間50号程度発行されるため、原稿料だけで年間1000万円から3000万円を稼ぐことも可能です。

翻訳家

翻訳家とは、テキストやオーディオ、ビデオなどのコンテンツを一つの言語から別の言語に翻訳する専門家です。

言語の知識はもちろん、文化的背景や特定分野の専門知識を活用して、原文の意味を正確かつ自然に他言語で表現します。

仕事は非常に多岐にわたり、文学作品の翻訳、ビジネス文書の翻訳、映画やテレビの字幕翻訳、技術文書や医学文書の翻訳など、多様な分野があります。

収入面は、翻訳の種類、経験、専門知識、仕事量などによって大きく異なります。

全体の平均年収は400万円から600万円程度ですが、未経験者や副業として翻訳を行っている場合は年収が100万円程度になることもあるようです。

一方で、翻訳を本業としているベテラン翻訳家は、高いスキルと豊富な経験を持ち、年収が数千万円を超えることもあります。

翻訳家として成功するためには、高度な言語能力だけでなく、対象となる分野に関する深い知識と研究が必要です。

また、フリーランスとして働く場合は、クライアントを獲得し続けるためのマーケティングスキルや、プロジェクト管理の能力も求められます。

写真家(フォトグラファー)

写真家(フォトグラファー)と聞くと、篠山紀信さんや蜷川実花さんなどの大御所をイメージしがちですが、インスタグラムなどのSNSの流行と共に徐々にポピュラーになりつつある職業です。

写真家の主な仕事は、美しい風景、人物、イベント、商品などの写真撮影を行い、その画像を雑誌、広告、アートギャラリー、ウェブサイトなどで公開することです。

撮影技術だけでなく、光や構図に対する深い理解、被写体の魅力を最大限に引き出すセンスが求められます。

写真家の収入は、正社員とフリーランスで異なります。

正社員フォトグラファーの平均年収は約300〜400万円です。

一方で、フリーランスフォトグラファーの平均年収は約435万円ですが、収入の幅は非常に広く、個人の技術、人気、クライアントとの関係、仕事量などによって大きく変動します。

成功するフリーランス写真家は年収1,000万円を超えることも珍しくありません。

写真家として成功するためには、卓越した撮影技術、独創的なアイデア、効果的なマーケティング、そして強いクライアントネットワークが必要です。

自由度が高く、自分のスタイルを追求できる一方で、不安定な収入や競争の激しさなどの課題もあります。

しかし、写真を通じて自身を表現し、多くの人に感動を与えることができる、非常にやりがいのある職業であることは間違いありません。

投資家

投資家は、個人のスキルによる年収変動が非常に大きい職業です。

大人気番組「月曜から夜ふかし」で有名になった「桐谷さん」の職業、というとイメージしやすい方も多いかもしれません。

投資家は主に「個人投資家」「機関投資家」「外国人投資家」の3種類に分類されます。

自由業としては基本的に「個人投資家」が当てはまります。

2018年度の日本取引所グループによる調査によると、個人株主数は5,473万人で、5年連続で増加中です。

投資方法はさまざまで、テクニカルチャート分析による短期売買(デイトレード)、企業の事業内容や成長性に基づく中長期投資、趣味としての気軽な投資、将来のためのコツコツとした投資など、多くの投資方法が存在します。

個人投資家の収入面については、投資方法や市場の状況、投資家自身のスキルや経験によって大きく異なります。

特に、投資を本業としている場合、高いリスク管理能力と市場分析力が必要です。

しかし、NISA制度や確定拠出年金(イデコ)制度の利用拡大により、少額から投資を始める個人投資家も増えており、投資家としてのキャリアを築く門戸は広がっているといえるでしょう。

ECサイト運営者

昨今ではオンラインショッピングの機会が以前と比較して格段に増えました。

この流れに伴い、ECサイト運営者も自由業として人気です。

ECサイト運営者とは、インターネット上で商品やサービスを販売するオンラインストアを運営する人たちのことです。

商品の仕入れ、ウェブサイトの設計、マーケティング、顧客対応など、オンラインストアの運営に関する全般的な業務を行います。

ECサイト運営者の収入は、売上から経費を差し引いたものが利益です。一般的には、売上の2割程度が収入と言われています。

具体的には、売上10万円の場合、仕入れが6万円、諸経費が1万円として、月収は3万円程度になります。

このレベルでは副業レベルの収入ですが、月商50万円になると月収は15万円程度に、月商100万円では月収は30万円程度になり、本業としての生活が可能になります。

ただし、ECサイト運営は仕入れ費や広告費、諸経費などの経費がかかるため、売上の増加が直接手取り収入の増加につながるわけではありません。

また、物販事業を本業として行うためには、月商100万円以上の売上が必要となることもあり、運営者の努力次第で収入に大きな差が生じます。

ブロガー

ブロガーは、インターネットが普及し始めた2000年代初頭から急速に増えた職業です。

主な仕事内容は、個人のウェブサイトやブログプラットフォームを通じて、特定のトピックに関する記事を書き、公開することです。

記事の内容は、趣味、ライフスタイル、テクノロジー、旅行、ファッション、食べ物など、さまざまなジャンルにわたります。

特定非営利活動法人アフィリエイトマーケティング協会の調査によれば、一般人のブログの平均収入は月に5〜6万円程度ですが、一方で月収400万円以上を稼ぐブロガーもかなりの数いるようです。

主な収入源には、広告収入、アフィリエイトマーケティング、スポンサー記事、商品販売、コンサルティングなどがあります。

ただし、ブログで収入を得るためには、高い読者エンゲージメントと一定のトラフィックが必要です。

多くのブロガーが月に1,000円も稼げていない現実があり、ブログ収入を得るための道のりは厳しいものがあります。

成功するブロガーは、継続的なコンテンツの提供、SEO(検索エンジン最適化)、ソーシャルメディアでの活動、読者との関係構築などに努めます。

ライター

ライターとは、様々な媒体や目的のためにテキストコンテンツを作成する専門職です。

記事の執筆、リポート作成、コピーライティング、執筆指導、校正などが主な仕事内容です。

ライターは、情報を伝える技術としてのライティングスキルだけでなく、テーマに応じた深い知識や研究能力も必要とされます。

webライターもライターの一種ですが、主にオンラインメディアやウェブサイト向けのコンテンツを作成します。

ライターの平均年収は、マイナビエージェントによると382万円となっています。

年代によっても収入に差があり、20代で平均322万円、30代で平均394万円と、経験や能力によって収入が変動します。

コピーライターのように実力に応じて年収が変動する場合と、テクニカルライターのように技術的な知識が求められ、そのため年収が比較的高く設定されることも多いです。

ライターとして成功するためには、対象分野に対する深い理解、独自の視点、優れた表現力、さらにはマーケティングやSEOに関する知識も重要となります。

特にフリーランスのライターとして働く場合、自らクライアントを見つけ、継続的な仕事を確保するための営業力やネットワーキングスキルも重要です。

ミュージシャン

ミュージシャンとは、音楽を作成、演奏、録音することを職業とする人々です。

曲の作詞作曲、アレンジ、ライブパフォーマンス、スタジオ録音などを行い、個人やバンドの形態で活動することが一般的です。

ジャンルに縛られることなく、ポップ、ロック、ジャズ、クラシック、エレクトロニック、ヒップホップなど、多様な音楽スタイルを追求します。

ミュージシャンの主な収入源としては、ライブ公演やコンサートからのギャラ、CDやデジタル音楽の販売からの印税、音楽配信サービスからのストリーミング収入、楽曲のライセンス料(テレビ、映画、広告での使用)、楽譜の販売、教育関連(音楽教室の運営や個人レッスン)、グッズ販売などがあります。

また、近年ではYouTubeやソーシャルメディアを活用し、オンラインでの収益化も増加中です。

ミュージシャンの収入は、その活動の範囲、知名度、業界内での立ち位置、さらにはマーケティング戦略やファンベースの大きさによって大きく変動します。

独立したアーティストは、レコード会社やマネージメント会社との契約に依存せず、自身で活動のすべてをコントロールすることができますが、その分、経済的なリスクも自分で負う必要があります。

芸能人

芸能人とは、テレビ、映画、舞台、音楽などのエンターテイメント業界で活動するプロフェッショナルなアーティストやパフォーマーの総称です。

仕事は非常に多岐にわたり、俳優、歌手、ダンサー、コメディアン、テレビ司会者、モデルなど、多様な分野に及びます。

芸能人の主な収入源としては、テレビや映画出演のギャラ、ライブやコンサートのチケット売上、音楽や映像作品の印税、CM出演や広告契約からの収入、グッズ販売などです。

また、最近ではSNSの影響力を利用したインフルエンサーマーケティングや、オンラインプラットフォームでのコンテンツ制作による収入も増えています。

芸能人の収入は、彼らの知名度、人気度、才能、市場での需要に大きく左右されます。

特に、テレビや映画での主要な役割、人気テレビ番組でのレギュラー出演、ヒット曲のリリースなどが彼らの収入を大きく増加させる要因となります。

また、広告契約やスポンサーシップは、特に知名度が高い芸能人にとって重要な収入源です。

インフルエンサー

インフルエンサーとは、SNSやオンラインプラットフォームを通じて、自身の意見やライフスタイル、専門知識などを共有し、多くのフォロワーや視聴者に影響を与える人物です。

Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeなどのプラットフォームで活動し、スポーツ選手、芸能人、ファッションモデル、専門家、一般人など、さまざまな背景を持つ人々がいます。

インフルエンサーの主な収入源としては、ブランドとのコラボレーションやスポンサーシップ、広告掲載、アフィリエイトリンクを通じた商品のプロモーション、自身の商品やサービスの販売などです。

また、SNSプラットフォームからの直接的な収益化、例えばYouTubeでの広告収入やInstagramのスポンサードポストも重要な収入源となっています。

インフルエンサーの収入は、そのフォロワー数や影響力の大きさによって大きく変動します。

例えば、副業としてインスタグラマーを行っている人の平均年収は約40万円から600万円以上と幅広く、フォロワー数が3万人未満のマイクロインフルエンサーは平均41.5万円、12万人を超えるパワーインフルエンサーは平均637.1万円となっています。

つまり、フォロワー数が増えるほど収入も増加する職業です。

インフルエンサーとして成功するためには、魅力的なコンテンツを定期的に投稿し、フォロワーとのエンゲージメントを高めることが重要です。

また、個性的で信頼できるパーソナルブランドを構築し、効果的なビジネス戦略を立てることが、収入増加の鍵となります。

自由業だが自由度が低い職業もある

自由業とは言いますが、中には自由度の低い職業もいくつかあります。

例えば、フリーランスのコンサルタントなどでは、クライアントのニーズによって仕事を調整する必要があるため、意外に場所や時間に縛られることも多いです。

自由業としてのプログラマーでも、案件やプロジェクトによってはクライアントの社内で業務を行うこともあります。

特にIT関係の自由業では、セキュリティの関係上定められた場所で業務を行うことも多いです。

この場合、場所の自由度はなくクライアントのレギュレーションに従う必要があるため、自由度は下がってしまいます。

そのため、「働き方」として「自由」を求めるのなら事前に契約内容や、目指すべき職種を定めておくことが重要だといえるでしょう。

自由業・フリーランス・フリーターの違いは?

自由業は、非常に幅広い意味合いを持つため、フリーランスやフリーターと混同してしまう方も多いです。

ここでは、「自由業」・「フリーランス」・「フリーター」の違いを明確にします。

自由業

先述したように、自由業とは特定の雇用関係や勤務時間に縛られず、専門知識や才能を活かして独立して営む職業のことです。

「自営業」も非常に似た意味合いを持つ言葉であるため、混同されがちですがいくつか違いがあります。

自営業は、自ら事業を営むことを指す言葉です。自由業も自ら事業を営むことが多いので、意味が重なる部分があります。

しかし、自由業と自営業は法律で明確に定義されているわけではありません。

一般的に、自らが経営者となり、働く時間が固定されている場合は自営業と呼ばれることが多いです。

対照的に、働く時間が不定期である場合は自由業とされる傾向があります。

フリーランス

同様に、フリーランスも自由業と非常によく似た意味を持つ言葉です。

フリーランスは、案件ごとに業務委託契約を結ぶ働き方を指します。

フリーランスと自由業は同義語として使われることもありますが、フリーランスには「自由業と同じ意味で使われる場合」と「業務委託契約に基づく働き方を指す場合」の2つの意味があることを理解しておきましょう。

フリーター

厚生労働省によると、フリーターとは、主に15歳から34歳の若年層で、学生や主婦(夫)を除き、雇用形態がアルバイトやパートである人、またはアルバイト・パートの仕事を探している人を指します。

また、単にアルバイトやパートとして働いている人だけでなく、求職中の人も含まれる言葉として使用されています。

フリーターとアルバイトは両方ともアルバイトという雇用形態に属しますが、フリーターは学校を卒業した既卒者を指します。

また、主婦(夫)の場合、パートタイム労働者としての活動は「フリーター」とは区別され、一般的には「パート」と呼ばれます。

自由業のメリット

自由業を目指す方は年々増えてきていますが、どのような点が魅力的なのでしょうか。

ここでは、自由業のメリットについていくつかご紹介します。

収入の上限がなくなる

自由業において最も魅力的な点の一つは、その収入の可能性に上限がないことです。

伝統的な雇用関係では、給料や賃金は職位、勤続年数、または企業の給与体系によってある程度決まっています。

しかし、自由業では、収入は自分の努力、スキル、そして提供するサービスの価値に直接連動します。

この点が、自由業を選択する大きな動機の一つとなっています。

また、自由業は、パッシブインカム(受動的所得)を生み出す機会もあります。

例えば、オンラインコース、電子書籍、ライセンシング契約などを通じて、一度作成した製品やコンテンツから継続的な収入を得ることが可能です。

これにより、時間に対して直接的な報酬を得るだけでなく、長期的な収入源を確保することができます。

自由度が高い

自由業のもう一つの大きなメリットは、業務の実行における高い自由度です。

例えば、自由業では自分自身が仕事の進め方を決定することができます。

取り組むプロジェクトの種類や範囲、仕事の進行方法、クライアントとのコミュニケーションスタイルなどを自身である程度選択できるのです。

また、自由業はオフィスに縛られずに働くことができます。

家庭、カフェ、共同作業スペース、あるいは旅行先で作業を行うことができるのも人気の要因の一つといえるでしょう。

このように、従来の雇用形態では見られないこの柔軟性が、多くの専門家やクリエイターにとって自由業を魅力的な選択肢にしています。

自由業のデメリット

自由業には魅力的なメリットがいくつもありますが、デメリットがないわけではありません。

「自由な働き方をしたい!」という一心で、何も準備をせずに自由業を志すと思わぬ落とし穴に陥る可能性もあります。

以下に紹介する自由業のデメリットについては事前に把握しておきましょう。

自己管理が大変

自由業の大きなデメリットの一つが、自己管理の難しさです。

雇用されている従業員と異なり、自由業者は自分自身の時間管理、業務の優先順位付け、財務管理、さらには自身の健康と福利厚生の管理まで、すべてを自分で行う必要があります。

また、雇用されている場合、多くの福利厚生が会社から提供されますが、健康保険や退職後の金銭面の計画などの福利厚生を自分自身で管理する必要があります。

また、自分自身の健康を管理することも重要であり、特に仕事と生活のバランスを取ることが難しい場合、ストレスや疲労が蓄積しやすいです。

自身のスキルセット次第で収入が大幅に変動する

自由業のもう一つの大きなデメリットは、収入が自身のスキルセットや市場状況に大きく依存することです。

自由業では、定期的な給与や保証された収入はありません。

そのため、自分の能力、市場の需要、そして自分が提供するサービスや製品の質が直接収入に影響を及ぼします。

高度な専門知識や独特の才能を持つ人は、市場で高く評価され、それに見合った報酬を得ることができます。

しかし、市場の需要が変化したり、新しい技術やトレンドが出現したりすると、それまでのスキルが陳腐化し、収入が減少する可能性があります。

そのため、自由業者として成功するためには、自分自身を効果的に市場にアピールする能力も重要です。

能力を正しくアピールし、一際目立つ存在になることが、市場での競争力を高め、結果として収入を安定させるための鍵となります。

まとめ

本記事では、現代における自由業の概念と、それがもたらすメリットとデメリットについて深く掘り下げました。

自由業は、個人の才能とスキルを最大限に活かし、自分のペースで仕事を進めることができる働き方です。

しかし、その一方で、自己管理の難しさや収入の不安定性といったデメリットも存在します。

このような特性を理解することは、これからの働き方を考える上で非常に重要です。

今後、社会や働き方の多様化が進む中で、自由業はさらに多くの人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

テクノロジーの進化やリモートワークの普及により、自由業の可能性は拡がりつつあります。

しかし、成功するためには自己管理能力や市場の動向を理解する必要がある点は肝に銘じておきましょう。

本記事を通して、自由業に興味を持つ読者が、自分に合った働き方を見つけるための参考にしていただければ幸いです。

自由業の世界は刺激的ですが、その道を歩むには慎重な計画と準備が必要です。

読者の皆様が自分自身に最適なキャリアパスを見つけ、充実した職業生活を送れることを願っています。

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