社内SEの転職方法|転職を成功させるコツをご紹介
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目次
はじめに
社内SE(社内システムエンジニア)は、企業内のITシステムの開発・運用・管理を担当する職種です。
社内SEの業務は多岐にわたり、システムの要件定義から設計・開発・テスト・導入・保守に至るまでの全工程に関わることもあります。また、社内ユーザーからの問い合わせ対応やITに関する相談に乗ることも彼らの重要な役割の一つです。
社内SEは技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や問題解決能力も求められる職種であり、企業のIT環境を支えるキーパーソンとして活躍しています。
技術面と社会面の両方の高いスキルが必要な社内SEであるからこそ、「よりスキルを磨ける職場で働きたい」「より良い給与や福利厚生の職場がよい」など、仕事の内容が自分のキャリア目標と合わないと感じた時や、ワークライフバランスを改善したい場合にも転職を考える方は多いものです。
社内SEの転職では、適切な準備や期間を設けることで、より希望に見合った企業が見つかります。また、転職だけではなく独立や副業によって、キャリアアップが可能です。
この記事では、社内SEとして転職市場において自分の価値を最大化し、希望するキャリアを実現するための具体的な方法とコツを紹介します。
他の社内SEはどのくらい稼いでいるの?
社内SEとして働いている方が転職を考えるとき、自分以外の社内SEや、他職種のエンジニアがどれくらい稼いでいるか、相場を知ることが重要です。
なお、会社員としての社内SEは全職種の平均よりも高い傾向にあります。しかし、フリーランスとして活動する社内SEはさらに高い収入を得る可能性があります。
ここでは、エンジニア全体の平均年収の相場を把握した上で、フリーランス・会社員それぞれの社内SEがどれくらい稼いでいるのかを紹介します。
エンジニア全体の平均年収
doda公式HPによると、日本におけるITエンジニアの平均年収は442万円です。
全職種の平均年収403万円よりも39万円高い数値であり、ITエンジニアの市場価値の高さを示しています。また、ITエンジニアの平均年収は年齢が上がるにつれて上昇傾向にあり、20代では367万円、30代で495万円、40代では621万円、そして50代以上で694万円となっています。
また、ITエンジニアの職種別で見ると、プロジェクトマネジャーやITコンサルタントなどの職種は平均年収が高く、専門性の高い技術を持つエンジニアほど年収が高くなる傾向にあります。
なお、社内SEがプロジェクトマネジャーやITコンサルタントになることは、大きな影響力を持つポジションに移行する一つのキャリアパスです。
プロジェクトマネジャーはプロジェクトの計画や実行を管理し、チームをリードします。ITコンサルタントは企業に対し、IT戦略の策定やシステム導入のアドバイスを行い、技術とビジネスのギャップを埋める職種です。
プロジェクトマネジャーやITコンサルタントの役割は、コミュニケーション能力や戦略的思考力を含む、技術以外のスキルも求められます。コミュニケーション能力を求められる社内SEの場合、キャリアパスとしてプロジェクトマネジャーやITコンサルタントを目指すことで、将来的な年収アップも可能です。
フリーランスの社内SEの場合
フリーランス社内SEに関するデータは少ないため、フリーランスSEのデータから年収の傾向をみていきましょう。
エンジニアスタイルに掲載された案件からフリーランスのシステムエンジニア(SE)の平均年収を分析すると、月額平均単価は71万円、最高単価は200万円、最低単価は15万円です。案件の数は、単価70万円〜80万円の範囲が最も多く、月単価70万円の案件を担当した場合、年収は約840万円です。
また、言語やフレームワークによる単価差もあり、例えばKotlinやHaskellなどの特定言語の案件は特に高い単価を示しています。データから、フリーランスSEとして活動する際には、特定のスキルや専門性が収入に大きく影響することが分かります。
なお、社内SEと一般のSEの主な違いは、勤務形態と業務内容にあります。社内SEは企業内のIT部門に所属し、その企業のシステム管理や運用、内部向けのシステム開発に従事します。一方、一般のSEはIT企業やソフトウェア開発会社に勤務し、クライアント企業のシステム開発や運用、技術サポートを行います。つまり、社内SEは自社のシステムに特化して働き、一般のSEは多様なクライアントのプロジェクトに携わる点が異なります。
社内SEに必要なスキルは、一般のSEと共通する技術的な能力に加え、組織内でのコミュニケーションや問題解決能力が特に重要です。社内SEは、社内のシステムや業務プロセスに深い理解を持ち、社内ユーザーの要望を技術的なソリューションに変換する役割を果たします。このため、ビジネス理解、プロジェクト管理能力、ユーザーとのコミュニケーションスキルなどが必要とされます。また、企業の方針や業務フローに合わせたシステムのカスタマイズや運用管理も社内SEの重要な役割です。
社内SEとして経験を積んできた方であれば、フリーランスSEとして独立することも可能です。フリーランスSEは多様な業界やプロジェクトに対応する必要があるため、技術的な幅広い知識や適応力を身につけましょう。
会社員の社内SEの場合
求人ボックスの給料ナビによると、会社員として働く社内SEの平均年収は約497万円で、日本全体の平均年収と比較して高い傾向にあります。
また、先述しましたがdoda公式HPによると、日本におけるITエンジニアの平均年収は442万円であるため、社内SEの平均年収はITエンジニア全体の中でもやや高いことが分かります。
なお、社内SEの年収を月給に換算すると約41万円、初任給はおよそ21万円が相場です。派遣社員やアルバイト・パートでは、それぞれの平均時給は1,988円と1,298円です。
正社員の給与分布は457〜534万円が多く、全体の給与幅は303〜919万円と幅広い傾向にあります。地域による差もあり、関西地方が平均年収で最も高く、特に滋賀県が525万円となっています。社内SEの給与水準は勤務地や経験、スキルによって大きく変わることが見受けられます。
社内SEの将来性
社内SEの将来性は、短期的にはデジタルトランスフォーメーションの加速により、ITシステムの更新、データ管理、セキュリティ強化などが重視されます。また、リモートワークのサポートを含む新しい働き方への適応も求められます。
そして中長期的には、AIやビッグデータ、IoTなどの技術進化により、社内SEは企業のデジタル化戦略を推進し、ビジネスとITの架け橋としてより戦略的な役割を担うと予想されます。
ここでは、社内SEの将来性について、短期(1年〜3年)と中長期の両方の観点から考察します。
短期(1年~3年)
現代のビジネス環境では、デジタルトランスフォーメーションの加速により、社内SEの役割がより重要になっています。
特に、ITシステムの更新や改善、データ管理、セキュリティの強化などが重点的に求められています。
また、リモートワークの普及に伴い、社内SEはクラウドサービスの導入や遠隔勤務のサポートなど、新しい働き方を支える技術に適応する必要があります。企業はデジタル化を進め、効率性とセキュリティを保ちながら、柔軟な労働環境が実現しつつあります。
中長期
中長期的には、AIやビッグデータ、IoTなどの先進技術がさらに発展し、社内SEの役割はより戦略的になると予想されます。
企業のデジタル化戦略の策定や実行において、社内SEは技術とビジネスの橋渡し役として重要な位置を占めます。また、技術の進化に伴い継続的な学習とスキルアップが必要となり、社内SEの専門性はさらに重要になるでしょう。
中長期的に活躍できる社内SEになるためには、技術スキルの継続的な向上と最新技術への適応、ビジネスとITの架け橋となるコミュニケーション能力の強化、プロジェクト管理能力やリーダーシップの発展、そして組織内での影響力を高めるための戦略的思考と問題解決スキルの向上が必要スキルとして挙げられます。
さまざまなスキルをバランス良く身につけることで、変化するビジネス環境や技術革新の中でも価値を提供し続ける社内SEとして活躍できます。
社内SEの転職方法
社内SEの転職方法には、「直接企業に問い合わせる(直接応募)」の他「転職エージェントを利用する」「求人サイトを利用する」の三つがあります。
直接応募は企業への熱意を示せる他、転職エージェントは個別のキャリアアドバイスが受けられ、非公開求人へのアクセスが可能です。求人サイトは広範囲の情報にアクセスできるメリットがありますが、情報の質や量を自分でフィルタリングする必要があるというデメリットもあります。
方法を上手く組み合わせることで、社内SEの転職を成功に導けるため、それぞれのメリット・デメリットについて把握しておきましょう。
自分で企業に問い合わせる
個人が積極的に関心のある企業を見つけ出し、その企業の募集内容に魅力を感じて応募する行為は、直接応募と呼ばれます。直接応募は、応募者がその企業で働くことへの強い意志を持っていると企業側に強く印象づけられます。
企業からすれば、自分たちを特定してくれた応募者に対して、熱意を高く評価する傾向にあります。もし企業が転職サイトと自身のウェブサイトの両方で求人を出している場合、特に直接応募することは、応募者の熱意を示す効果的な手段となり得ます。
また、自分で企業を探すことで、転職サービスを介さずに働き口を探している企業にも出会えます。求人サイトや転職エージェントを利用していない企業は、求職者からの注目を集められない傾向にあり、応募者も少なめになることが予想されます。
一方、直接応募のデメリットとして、応募先の情報が限られているため実際の仕事内容の詳細が不明確なことが挙げられます。
また、転職市場の全体的な動向や他の求人情報と比較する機会が少なく、給与や待遇の交渉において不利になる可能性もあります。自分一人で応募プロセスを進めるため、書類のブラッシュアップや面接対策などのサポートが得られにくい点も考慮する必要があります。
社内SEをはじめ、エンジニアの転職はエージェントや求人サイトにも活発に掲載されているため、交渉や書類について不安な方は、サービスを利用した上での転職がおすすめです。
転職エージェントを利用する
専門の転職エージェントは、社内SEとしてのスキルセット(技術・知識・能力)に合った職を紹介してくれます。
また、キャリアアドバイス、履歴書の添削や面接対策など、転職プロセス全般をサポートしてもらえるため、転職活動がスムーズになります。
さらに、転職エージェントを利用することで、非公開求人へのアクセスも可能になります。非公開求人では企業がプライバシーを保持したい、特定のスキルセットを持つ候補者を限定的に募集したい、または競合他社に情報が漏れるのを防ぎたいなどの理由で、公開求人市場に出されないことがあります。
転職エージェントは、求職者の経験やスキルセットを評価し、最適な職種や企業とのマッチングをサポートしてくれます。結果として、求職者は自分の条件や希望により適した転職先を見つけやすくなり、納得のいく転職が可能です。
求人サイトを利用する
リクナビネクストやマイナビなど、オンラインの求人サイトを利用すると、さまざまな業界の求人情報にアクセスできるため、多くの選択肢から自分に合った仕事を探せます。
単純に「社内SE」で検索することで、希望する条件に合った求人情報を閲覧できます。また、求人サイトを利用することで、自分のペースで転職活動ができるのもメリットです。
一方、求人サイトで社内SEの転職先を探すデメリットには、大量の情報を自分でフィルタリングしなければならない点があります。また、求人情報の質が一定でないため、時には実際の職務内容が明確でない場合があります。
さらに求人サイトからは非公開求人にアクセスできないため、市場に出回っている情報に限定され、より良い機会を見逃す可能性もあります。
求人サイトを利用する際は、情報の精査をした上で他の転職支援手段との併用を検討することが重要です。
エンジニア転職するなら知っておきたいこと
社内SEとして転職する際は、自身のキャリア目標を明確にし、求める技術や職場環境に合わせて情報収集を行うことが重要です。
計画的に転職活動を進めるためには、3〜6ヶ月の準備期間を見積もり、自己分析や市場調査、応募準備を丁寧に行う必要があります。年齢によって求められるスキルセットが変わるため、若手は技術の習得、中堅以上は管理能力や戦略立案が重視されます。
幅広い情報源を活用し、段階的に転職活動を進めることで、理想のキャリアパスを実現できます。
転職活動の流れ
エンジニアとして転職活動を始めるにあたり、計画性を持って取り組む必要があります。
まず、自己のキャリア目標を明確化することからスタートします。自分が何を望み、どのような技術や環境で働きたいのかを具体的に定めることが重要です。
働きたい職場環境を具体的に描いた上で、業界のトレンドや必要とされるスキルセットに関する情報収集を行います。社内SEが働きたい職場環境を考える際、例えばリモートワークやフレックスタイム制度が整っているか、チームワークを重視する文化があるかなどの点が挙げられます。
また、最新の技術トレンドに敏感な企業であることや、継続的なスキルアップをサポートする研修制度の有無も重要です。クラウドサービスやデータ分析、AI技術など、需要が高まっているスキルを活かせる、または学べる環境を求めるのもよい方法です。
幅広い求人情報をチェックし、自分のスキルや経験が活かせる職場を見つけるため、転職サイトやエージェントの利用を検討しましょう。段階的なプロセスを踏むことで、目指すべき方向性が明確になり、効率的に転職活動を進められます。
さらに、知人の紹介や就活イベントも情報源として有効です。段階的なステップを踏むことで、エンジニアは自身のキャリアパスを見極め、納得の転職を実現できます。
転職までにかかる時間は3〜6ヶ月が目安
社内SEの転職活動には、一般的に3〜6ヶ月の期間が目安とされます。
3〜6ヶ月という期間は、自己分析や市場の調査、応募書類の準備、面接対策、そして複数の企業との面接プロセスを経て、最終的なオファーを受けるまでに必要な時間を反映しています。
特に社内SEの場合、技術面だけでなく、企業の文化や働き方にもマッチしているかを慎重に評価する必要があるため、じっくりと時間をかけて転職先を選ぶことが重要です。
また、既存のプロジェクトの引き継ぎや後任のトレーニングのためにも、余裕を持ったスケジュール計画が求められます。急いで転職を希望する方も多いですが、慎重に準備することで納得のいく転職を実現できます。
年齢によって求められるスキルは変わる
年齢が上がるにつれて、社内SEに求められるスキルは変化します。
若手では、最新の技術やプログラミング言語の習得が重視される一方で、中堅・ベテラン層では、プロジェクト管理やチームリーダーとしてのコミュニケーション能力がより求められます。
また、経験を積むことで、戦略的な情報システム計画の立案や、経営層への提案能力も重要になります。エンジニアとしての深い技術知識に加え、ビジネスの視点を持ち合わせることが、年齢を重ねるごとに期待される能力です。
20代
20代の社内SEには、基礎的な技術スキルの習得と応用力の向上が求められます。
具体的には、プログラミング言語の習得やシステム開発の基本プロセス理解、そして最新技術への興味と学習意欲が重要です。
20代で既に転職を意識している方は、技術的な幅広さと深さを持つ土台を作ることがキャリア形成において不可欠となります。
30代
30代では、技術スキルに加え、プロジェクト管理やチームリーダーとしての役割を果たす能力が求められます。
経験を活かした問題解決能力、コミュニケーション能力の強化が必要になり、部門間の調整や管理業務も増えるため、ビジネスと技術の双方を理解するバランス感覚が求められます。
40代以降
40代以降の社内SEは、さらに経営に近い立場での役割が期待されます。IT戦略の立案や経営層への提案、リスク管理といった戦略的思考能力が求められます。
長年の経験を生かし、変化するビジネス環境に対応するための革新的なアイデアを提供することが重要です。また、後進の育成や知識の伝承にも関わるため、教育的なスキルも必要とされます。
エンジニアが転職を成功させるコツ
社内SEが転職を成功させるコツは、実績を定量的に示し、キャリアの方向性をはっきりさせ、社外とのコネクションを強化することです。具体的な成果やプロジェクトの影響を数字で表現し、自分の強みや貢献を明確に伝えましょう。
キャリア目標を定め、必要なスキルや業界動向をリサーチし、学習計画を立ててください。
また、業界イベントへの参加や以前の関係者との友好を通じて、新たな転職機会を探す方法もおすすめです。
実績を定量的に伝える
エンジニアとして転職を成功させる鍵の一つは、自身の実績を定量的に伝えることです。具体的な数字によって情報が伝えられるため、比較や分析がしやすい特徴があります。
エンジニアの場合は、プロジェクトでの具体的な成果や、技術的課題の解決によって達成した数値的改善(処理速度の向上やコスト削減の具体的数字など)を示すことが有効です。数値的改善を伝えることで、採用担当者はあなたの貢献度やスキルレベルを具体的に理解しやすくなります。
また、エンジニアとして自らが関与したプロジェクトの大きさやそのプロジェクトが及ぼした影響を具体的な数字で示すことが効果的です。
たとえば、プロジェクトによって生産性が何パーセント向上したか、コストがどれだけ削減されたか、あるいは開発したシステムがどれだけのユーザー数に利用されているかなどの情報が挙げられます。あなたの技術力やプロジェクト遂行能力を明確に伝えるため、転職の成功に直結します。
キャリアアップの方向性を固めておく
エンジニアとして社内SEへの転職を成功させるためには、自身のキャリアの方向性を明確にすることが重要です。キャリアの方向性の例として、技術的専門性を深める道を選ぶか、あるいはプロジェクト管理やITコンサルタントのようなビジネス側に近い役割を目指すかを決定することが挙げられます。
社内SEとして働く場合、組織内のさまざまな部門と連携してIT戦略を推進する能力や、新しい技術を取り入れてビジネスの価値を高める提案力が求められます。キャリアの方向性を決める際には、自分の技術的興味と市場の需要を照らし合わせることが重要です。
自己分析を行い、どの技術分野に興味を感じるか、将来性があり自分のスキルセットに合うする分野は何かを検討します。また、業界のトレンドや将来技術の動向を調査し、必要なスキルを身に付けるための学習計画を立てることが推奨されます。キャリアアドバイザーやメンターのアドバイスを求め、実際の仕事内容やキャリアパスについて深く理解するのもよい方法です。
社外とのコネクションを作る
社内SEが社外とのコネクションを築くことは、直接的なプロジェクト参加が少ないため難易度が高い傾向にあります。
しかし、業務上のパートナーとしてベンター(販売部門)や実際にサービスを利用する側の方と関わる中で、信頼と相互理解を深めることは可能です。少ない中でも信頼関係を築くことで、新たな転職機会やキャリアアップの可能性が広がります。
転職活動においては、以前共に働いた経験を持つ人々からの推薦や情報提供が非常に有力です。他にも業界関連のセミナーや勉強会、エンジニアに特化したイベントなどへの積極的な参加を通じて広い友好関係を築き、キャリアアップの機会を拡大しましょう。
今の時代は転職するより独立した方が安定する?
現代では、社内SEを含むエンジニアが転職より独立を選ぶことが安定性をもたらすと見なされています。
2〜3年の実務経験があれば、自分の強みを活かし、複数のクライアントと関係を築きながら収益の最大化が可能です。
なお、独立はプロジェクト選択の自由や経済的な安定性を実現できる一方で、自己管理能力や事業計画策定などの新たなスキルが求められます。それでも独立に不安がある場合は、副業を通じてスキルアップや追加収入を得る方法もおすすめです。
実は実務経験が2.3年あれば十分独立できる
現代では、独立して働くことが転職よりも安定する選択肢と見なされることがあります。
独立すると自由にプロジェクトを選択できるため、自分の強みを活かして収益を最大化できます。また、複数のクライアントとの関係を築くことで、一つの雇用主に依存しない収入源を確保でき、経済的な安定性を得やすいのも転職にはない独立のメリットです。
特に、実務経験が2〜3年あれば、多くの分野で独立して成功することが十分可能です。2、3年の間、エンジニアとして得られる専門知識と実践経験は、自身のビジネスを立ち上げたり、フリーランスとして活動するための基盤となります。
しかし、独立には自己管理能力や事業計画の策定、市場分析など、従業員としては経験しないかもしれないスキルが必要です。独立前に必要なスキルを身につけるか、独立後に学ぶ必要があります。
努力は必要であるものの、独立には成長する機会が豊富にあり、自分の事業を成功に導く過程で得られる達成感は、他では味わえないものです。独立を目指すことは、自分自身の可能性を最大限に引き出すことができます。
次に、実務経験が2・3年ある方におすすめのフリーランス案件について紹介します。
【社内SE/リモート】アプリケーション運用/保守 案件ID:45
主な業務内容は社内SEとして、英語と日本語での問い合わせ応答やインシデントの原因分析、仕様整理、改修後の検証、ユーザーとベンダーの管理調整、関連ドキュメントの作成などを行います。
必須スキルはSE経験、日常会話以上の英語と日本語能力の他、ベンダー管理経験、C#/.NetCore、VBAのプログラミング経験です。
想定年収は900万円で、リモートワークが可能です。
【社内SE】【Vue.js】大手求人サイトの社内システム開発・保守
社内営業向けSFAシステムの機能追加をアジャイル開発で行う案件です。設計書はないため、自主的に課題を見つけ進める能力とチームをまとめるリーダー経験が必要です。
必須スキルには、フロントエンド開発経験、特にVue.jsやReact、TypeScriptの使用経験が含まれます。リモートワーク可能で、想定年収は年収840万円です。
【社内SE】プロスポーツクラブでのインフラエンジニア
大手通信メーカーの子会社においてITインフラの導入及び運用保守業務が中心の案件です。業務内容には、ベンダーや関連部署との連絡・調整、ネットワーク・サーバの構築・運用・保守が含まれますが、基本的な構築作業は協力ベンダーが担当します。インフラ企画構築や保守運用経験がある方におすすめの案件で、想定年収は1,080万円です。
仕事に拘束される時間が減りインプットする時間を増やせる
独立して働く社内SEが転職するよりも安定する理由の一つに、自分の時間をよりコントロールできる点が挙げられます。
doda公式HPによると社内SEの平均残業時間は約16時間で、年々減少傾向にあります。しかし、あくまで平均的なデータであるため、社内SEの数が足りていない企業やプロジェクトの繁忙期などでは、実際の残業時間はこの平均を大きく上回ることがあります。
特に、ITプロジェクトの納期が迫っていたり、システム障害が発生したりすると、緊急対応が必要になり、残業が増加する傾向にあります。
このように、会社員として働く社内SEは定められた勤務時間に従う一方で、独立後は自由に時間を管理できるのが、大きなメリットです。技術の自習や業界の最新動向についてのリサーチに費やす時間が増え、自己のスキルアップに繋がります。
結果として幅広いスキルと深い専門知識を身につけられるため、市場価値が高くなり、キャリアの安定性を向上できます。
年収が大幅にアップする
会社員として働く社内SEの平均年収は、求人ボックスの給料ナビによると約497万円です。一方、エンジニアスタイルによると、平均的な月単価(70〜80万円)の案件をこなした場合、年収は約840万〜960万円です。
収入面で見ると、フリーランスとして活動することでより高い年収を目指せる可能性があります。フリーランスはプロジェクトごとに単価が設定されるため、複数の案件を効率的にこなせれば、会社員として働くよりも高収入を得ることが可能です。
このような収入の違いは、フリーランスとしてのキャリアパスを検討する際の大きな魅力の一つです。
それでも独立するのが怖い人は副業で年収アップ!
独立への不安やリスクが気になる社内SEにとって、副業はキャリアと収入の両方を豊かにする有効な手段です。副業を利用して、最新の技術やトレンドを学び、実践的な経験を積むことで、自身のスキルセットを拡大し、業界内での競争力を高められます。
さらに、追加の収入源を確保することで、経済的な安定性も向上し、将来的に独立を選択する際の土台を築けます。
社内SEが副業するメリット
社内SEが副業することには、技術的スキルの向上の他、新たな技術トレンドへの参加や、追加収入の獲得といったさまざまなメリットがあります。
会社員の社内SEとして働くデメリットには、技術的なスキルが特定のシステムや業務に限定されることやキャリアアップの機会が限られること、新しい技術に触れる機会がSEに比べて少ないことなどが挙げられます。
副業は、日々の業務では触れる機会のない新しい技術やツールを学び、実践する絶好のチャンスを提供してくれます。また、さまざまなプロジェクトに参加することで、異なる業界やビジネスモデルを理解でき、将来のキャリアアップや転職活動の材料になり得ます。
会社員の社内SEが忙しい中で副業をするコツは、時間管理が重要です。まず、本業と副業のバランスを考えた上で、リスクを最小限に抑えるプロジェクトを選択することが重要です。副業での業務は、スキルアップやキャリア開発に直結するものを選び、短期間で成果を出せるプロジェクトが理想的です。
また、時間管理ツールを活用して、仕事とプライベート、副業の時間を明確に区切り、効率よく作業を進めましょう。さらに、リモートワークが可能な副業を選ぶことで、通勤時間の削減や柔軟な働き方が可能です。
社内SEの副業案件には、次の通りリモート可能な案件もあるため、自身の希望に合ったものを見つけてください。
【開発系PM/リモートOK】クライアント業務アウトソース化プロジェクト 案件ID:15216
アウトソース化作業の支援や資料作成、プロジェクト推進が主な作業内容です。求められるスキルには、社内SEの経験やクライアントPCLCMサービス運用保守、プロジェクト推進、ドキュメント作成、IT運用サービス設計などが挙げられます。前向きで努力を惜しまない姿勢と、突発的な依頼への柔軟な対応が特に重視されます。
リモート可能で、想定年収は約900万円です。週2.3勤務であるため、副業にもおすすめの案件です。
まとめ
今回の記事では、社内SEが転職・フリーランスとして働くための方法について紹介してきました。
社内SEの転職には適切な準備と戦略が必須です。技術スキルとコミュニケーション能力を磨き、企業のIT環境に貢献するキーパーソンとしての価値を高めましょう。
また、フリーランスとしての収入機会も考慮しつつ、自分に合ったキャリアパスを選択することが重要です。社内SEからフリーランスSEへの転職も一つの選択肢ですが、独立前には必要なスキルの習得が必要になります。社外とのコネクションを築き、自分の市場価値を理解することで、転職成功の可能性を高めましょう。
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