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【2023年最新】ITアーキテクトの年収はどれくらい?想定できるキャリアパスや資格も紹介

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ITアーキテクトの役割や仕事内容

IT業界ではさまざまな職種があります。仕事内容、役割が分かれており、ITアーキテクトとは企業が抱える課題の解決を目的としたシステム設計を行い、企業のビジネス戦略に対して最適なシステム設計、提案を行うのが主な業務になります。アーキテクトとは設計者や建築者という英単語が使われていてITの業務でも設計、建築者として活躍しています。

ITアーキテクトの役割

ITアーキテクトは、企業の経営ビジネス戦略において、最適で実現可能なシステム構築の提案を行います。企業が抱える課題や環境などを把握し、システム開発方法の検討を行い、全体像を設計します。企業の抱える課題などをシステムで解決するために、既存のシステムを含め根本的な見直しを行い、企業側のニーズをシステムに反映し、業務のシステム化を推進することも役割の一つです。

IT業界では、システムエンジニアやプログラマーの上級職といえるような役割にあたり、幅広い知識やスキルを活用してシステム設計や構築を行います。システムや開発の規模が大きくなるにつれて、関わる人数が増えるほど責任が重大になりますがやりがいもある仕事です。

ITアーキテクトの仕事内容

ITアーキテクトの仕事内容は、企業側の要望や要求に対して最適なITシステムの全体像やその基礎の骨組みとなるアーキテクチャを設計する仕事です。クライアントの要望に沿ったシステム構築、構築作業の手順化、テンプレートの作成など、一人で作業をこなすだけではなくチーム全体を左右する重要な仕事であり、多くの知識や高い技術スキルが求められます。

システムや開発の規模が大きくなるにつれて、作業に関わる人数が増えるほど責任が重大になりますが、やりがいもある仕事です。ITアーキテクトには、ITコンサルタントやプロジェクトマネジメントなどのプロジェクトを推進する際に、幅広い分野のスキルが求められます。アーキテクチャの設計だけではなく、他の分野でも知識を生かして仕事をする必要があります。

システムエンジニアと何が違うのか

ITアーキテクトは企業側のビジネス面での要求、システム面での要求に対して実現することが必要です。また、ITコンサルタントが描いているモデルを実現させるためには、どのようなシステムにするかを考えた設計能力が必要とされる職種です。システム開発の際は各エンジニアに対し、設計するために必要なルール作りや、システムにおける基本設計を担当します。

システムエンジニアは基本設計をベースに担当領域ごとの個別最適化を行い、システム要求事項に対して実現することが求められます。ITアーキテクトはシステムの全体的な部分を担うのに対し、システムエンジニアは個々の領域のシステムを担います。どちらも深い知見とスキルが必要ですが、システム全体を担うITアーキテクトの方がよりスキルが必要になります。

ITアーキテクトの給与・年収

参照:ITアーキテクトの仕事の年収・給料

ITアーキテクトの平均年収は、約716万円で月給では約60万程度です。初任給については約22万円が平均になります。日本の平均年収よりも高い傾向で、ITアーキテクトはIT業界でもエンジニア職の中でも年収は高い職種になります。

キャリアアップやスキルアップによって年収の増加が見込まれるため、システムアーキテクト試験やプロジェクトマネージャーの資格所有によって年収・給与のアップが見込まれます。年収アップの転職の際も、ITアーキテクトはシステムの知識や技術があるためエンジニアとしても有利になります。

ITアーキテクトになるために必要なスキル

ITアーキテクトには最初に、ロジカルシンキングが必要になります。企業側の課題について解決するために論理的な考え方でないと相手側との考えのズレが生じてしまいます。こちら側と相手側での考えのズレでプロジェクトが頓挫してしまう可能性もあり、全体を把握しなければいけないITアーキテクトにとってロジカルシンキングは必要なスキルになります。

IT技術を理解している

ITアーキテクトにはITの幅広い分野で活動が求められるため、IT技術についてしっかりと理解していることが求められます。基礎を理解したうえでの仕事が前提になり、ITアーキテクトの技術によってシステムの仕上がりが左右されてしまいます。

ITスキル標準

ITアーキテクトには経済産業省が定めるITスキル標準があります。ITスキル標準でITアーキテクトは、ある程度のレベルが求められます。サーバーなどのハードウェア、ネットワーク、OS、ミドルウェア、データベース、セキュリティなどのインフラ環境を作り上げ、システムの基盤構成設計を行ったりするため、IT技術についての理解が求められます。

エンジニアとしての技術

ITアーキテクトになるために必要なスキルとしてエンジニアとしての知識が必要になります。企業側の要求や課題に対してシステム設計に落とし込むことができるか、システムの予算や納期は大丈夫かなど、エンジニアとしての知識がないと判断ができないことがあります。実現可能か正しい判断をする際にエンジニアの知識や技術が重要になります。

プロジェクト推進のためのリーダーシップ

ITアーキテクトはプロジェクトのためにリーダーシップを発揮する立場にあります。プロジェクトを全体的にまとめることもITアーキテクトの仕事になります。企業側との橋渡しとしての役割もあり、チームを引っ張るためにもリーダーシップが必要になります。

コミュニケーション力も必要

ITアーキテクトにはコミュニケーション能力も必要なスキルになります。企業側との提案や打ち合わせを行い、エンジニアに対して企業側やITアーキテクトの構想や課題を正確に伝える事が必要になります。システム開発や構築の際に開発チームのメンバーなど、多数の関係者と業務を遂行します。円滑に業務を遂行するためにはITアーキテクトの高いコミュニケーション能力が必要になります。

ITアーキテクトに必要な資格

ITアーキテクトになるために取らなければいけない必須な資格はありませんが、高度なスキルや知識を学ぶために必要になってくる資格があります。国家資格であるシステムアーキテクト試験、プロジェクトの管理をするプロジェクトマネージャー。どちらもITアーキテクトとしてスキルアップには欠かせない資格になります。

システムアーキテクト試験(SA)

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:システムアーキテクト試験

国家資格であるシステムアーキテクト試験は、スキルや知識を深く学ぶために必要になる資格の一つです。試験の難易度は高い方ですが、その分資格を取得していると企業から重宝される存在になります。

システムアーキテクトの資格を所有するとITアーキテクトとしての知識やスキルが身についていることの証明にもなり、転職にも有利な資格の一つです。システムアーキテクトの所有者は中小企業診断士や弁理士などの試験の一部科目免除を受けることができます。

プロジェクトマネージャー

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトのマネジメントではプロジェクトマネージャーの資格も有効です。プロジェクトマネージャーは、納期や品質の管理を行い、プロジェクト計画を立案し、要員や資源を確保してプロジェクトがスムーズに進むように全体のサポート、管理を行います。

ITアーキテクトになるメリット

ITアーキテクトになるメリットはたくさんあります。業界内でもやりがいがある職種で、企業側などから求められることや、責任はありますがそれに見合った市場価値や高い待遇や報酬などのメリットがあります。システムエンジニアやプログラマーの上級職ということもあり、IT業界では働き先には困らない程需要があります。

システムアーキテクトは市場価値が比較的高い

ITアーキテクトはさまざまな分野のシステム開発に携わっているため、知識やスキルを活用しやすい部分があります。複雑化しているIT技術に対して、企業側の課題やビジネス戦略などの需要が増えてきます。その時にITアーキテクトの需要も増えることにより市場の価値も上がってきます。

年収が比較的高い

平均年収ではIT業界でも高い職種であり、資格の取得やキャリアアップ、スキルアップができます。責任がある仕事でもそれに見合った給料が出るのがITアーキテクㇳの魅力の一つです。

ITアーキテクトの将来性は?

冒頭で記載した通り、ITアーキテクトは企業のITインフラストラクチャやシステムの設計、構築、運用、最適化をする上で重要なポジションです。そのほか、以下の理由により、ITアーキテクトの将来性は明るいと考えられます。

デジタルトランスフォーメーションの加速

多くの企業がデジタル化を推進している実情から、ITアーキテクトの役割・専門知識がますます重要になっており、需要は右肩上がりです。

IoTとエッジコンピューティングの拡大

IoTやエッジコンピューティングが広まることで、システムの設計やオペレーション設計をする必要性と機会が増加しています。

クラウドコンピューティングの普及

クラウドコンピューティングが一般化する中、ハイブリッドクラウドやマルチクラウド環境の設計・構築に重要な役割を果たしています。

サイバーセキュリティの重要性

サイバー攻撃が増加する中、ITアーキテクトは企業のセキュリティ対策を強化する上でも欠かせない存在となっています。

人工知能(AI)や機械学習の発展

昨今では、AIや機械学習技術が急速に発展しており、これらの技術を組み込んだシステムの設計や運用に携わる機会が増えています。

簡単に記載しましたが、上記のような背景からITアーキテクトは現在進行形で需要が高まっている職種であり、将来性が非常に明るいと言えます。

まとめ

  1. ITアーキテクトの役割はさまざまな分野や役割を担うので大変な印象がありますが、その分やりがいがありIT業界でも企業でも重宝される立場にあります。
  2. IT業界の中でも比較的平均年収が高く、キャリアアップやスキルアップに比例して年収が高くなりやすいです。
  3. これからのITの時代にITアーキテクトのニーズは高まっていく傾向にあり、エンジニアなどITに精通している人にぜひ目指していただきたい職業です。
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