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【2023年最新】UI・UXデザイナーが資格を取得するメリットとオススメな資格一覧

はじめまして、エンジニアスタイル編集部です!

コラムページでは、ITフリーランスに向けてお役立ち情報を発信します。Twitterではホットな案件を紹介してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!
本記事が、皆様の参考になれば幸いです。

経験がまだ少ない方にもわかりやすく説明するために、初歩的な内容も記載しております。記事も長いので、実務経験豊富な方は、ぜひ目次から関心のある項目を選択してください。UI・UXデザイナーの案件の一例と、案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。


UI・UXデザイナーに資格が必要?

UI・UXデザイナーになるためには資格は必要ありません。資格は、あくまでも知識を証明するためのものです。

クライアントやチームのメンバーにデザインの提案をする際、より明確な根拠や事例を持ってアピールしたほうが、圧倒的に説得力が増します。そのため、持っておくと良い資格は多くあります。

体系的に学ぶ機会にもなるので、実務経験をした後に勉強するのがオススメです。

UI・UXデザイナーが資格を獲得する5つのメリット

UI・UXデザイナーが資格を獲得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、5つのメリットを紹介していきます。

スキルの証明になる

UI・UXデザイナーとして、案件に携わって行く中で多くのスキルを身につけられると思います。こうした過程で身につけたスキルの「レベル」や「正確さ」を自分自身で判定するのは容易ではありません。このような場合、資格を獲得することは自身のスキルの客観的な証明になります。

また、資格を所持していることは、スキルを持っていることを対外的に証明できるため、クライアントや企業へのアピールにつながります。

資格手当が出る

企業によっては、資格を獲得すると資格手当が受け取れる制度を設けています。手当は合格時に一時金としてもらえる場合や毎月の給料に上乗せされる場合もあります。

UI・UXデザイナーにとって有用なHTML5プロフェッショナル認定試験などのような、難易度が何段階かにわかれているものは、当然難易度が高いほうが手当は高くなる傾向にあります。

そのため、スキルを習得することと合わせて資格手当を得ることもモチベーションにしていくと良いでしょう。

転職の際に有利

前述の通り、資格は対外的にスキルを証明できます。獲得した資格を経歴書に記載すれば、自身のスキルを十分アピールでき、転職の際に有利になるでしょう。

特にUI・UXデザイナーは定性的なスキルが多くなってしまうため、少しでも定量的にアピールできるものがあると、採用担当者も見極めやすいと考えられます。

年収アップにつながる

資格獲得は手当によって年収を増やすこともできます。また、これ以外にも資格獲得はさらなる年収アップにつながります。

資格を獲得できたということは、当然以前の自分よりもスキルが向上していることを意味します。スキルが向上すれば、仕事を効率よくこなすことができ、結果的に収入アップにつながります。

UI・UXデザイナーにとっては、実務での経験に加えて定量的なスキルの証明として資格を持っていることで、保持している資格を活用した仕事にまで自身の影響範囲を広げられる可能性が高いです。結果的に、社内での貢献度が高まり年収にも影響すると推測されます。

UI・UXデザインの知識が身につく

​​資格獲得には当然学習が必要です。学習内容は、今後の業務で必ず役に立ちます。

後述の「UI・UXデザイナーにオススメしたい5つの資格」では、資格獲得の過程で多くの知識を身につけられると考えられます。

継続的に学習し着実にスキルアップしていきましょう。

UI・UXデザイナーにオススメしたいベース資格

UI・UXデザイナーとしてキャリアを深めていく際に、ベースとなり得る資格を説明していきます。

基本情報技術者試験

  • 概要

情報処理技術者試験の中では入門的な試験であり、多くのシステムエンジニアが最初に取得します。試験形式は以下の通りで、午前と午後に分かれています。

午前:多肢選択式(四肢択一)80問

午後:多肢選択式11問中5問選択解答

  • 取得する価値・メリット

業務で自分がUI・UXを設計する際、それらがどのような仕組みで動くのかを理解した上で設計できるようになります。

また、ミーティングなどでプログラマーと会話する際に、よりスムーズで具体的な話ができるようになります。

応用情報処理技術者試験

  • 概要

この資格は、「基本情報技術者試験」よりもワンランク上の資格であり、業務経験5〜6年ほどのシステムエンジニアやプログラマーの多くが受験しています。

基本情報技術者と同様に試験形式は午前と午後に分かれています。

午前:多肢選択式(四肢択一)80問

午後:記述式11問中5問選択解答

  • 取得する価値・メリット

基本情報技術者試験よりも難易度が高い分、より情報処理技術者としての評価が受けられます。

国家資格である「弁理士」、「技術士」などの高度な試験を一部免除で受験できます。

ITパスポート

  • 概要

ITに関する基礎的な知識があることを証明する資格です。

基礎的な知識の試験であるため、技術系に関わらず事務系や文系、理系など広い範囲の人達が対象となっています。

試験形式は四肢択一式100問で構成されています。

  • 取得する価値・メリット

ITの知識だけでなく、ビジネス用語や経営などの広い分野の知識を身につけられます。

IT系資格の第一歩なので、これからの資格獲得のきっかけにするのも良いかもしれません。

UI・UXデザイナーにオススメしたい5つの資格

ここからはUI・UXデザイナーにオススメの資格を5つほど説明していきます。

ウェブデザイン技能検定

  • 概要

ウェブデザイン技能検定は​​、Webデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われる試験です。

ウェブデザインに関する唯一の国家資格でもあるため、客観的なスキルの証明においては非常に有用な資格であると言えます。

  • 取得する価値・メリット

実技試験があるため、知識だけではないという証明として用いることができます。

また、先述の通り国家資格という点も、対外的なスキルの証明として価値が高いと言えます。

Webクリエイター能力認定試験

  • 概要

Webクリエイター能力認定試験は、Webクリエイターとして必要なWeデザインやWebページのコーディングスキルなどを認定する試験です。

年間の受験者数が多いことからも資格自体の知名度は高いと言えます。

  • 取得する価値・メリット

実技試験があるため、実践的なスキルがあることの証明として用いることができます。

資格取得の過程で得られる知識や経験自体に価値があるため、資格を取得できなくても有用なスキルを得られると考えられます。

HTML5プロフェッショナル認定試験

  • 概要

HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5、CSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する技術力と知識を認定する資格試験です。

レベルが二段階に分かれており、段階的に挑戦することができます。

  • 取得する価値・メリット

基礎的な内容からWebアプリケーションの開発までをカバーした資格であるため、取得することで非常に幅広い知識を得ることができます。

Google UX Designプロフェッショナル認定

  • 概要

Google UXデザイン プロフェッショナル認定とは、Googleが提供しているUI/UXデザイナー向けのオンライン講座です。

全編英語ではありますが、世界に向けて発信しているということもあり、易しい表現や聞き取りやすい発音ですので、ある程度英語が聞き取れれば十分に受講できると考えられます。

  • 取得する価値・メリット

Googleのスペシャリストが実施する講座のため、実践的で世界標準なデザインを学ぶことができます。

ウェブ解析士

  • 概要

ウェブ解析士は、Webトラッキングなどで得られたデータの解析技法やWebマーケティングについての基礎的な知識を測る試験です。

ウェブ解析士、上級、マスターと段階的にスキルアップをはかることができます。

  • 取得する価値・メリット

公式の講座が用意されているため、体系的にウェブ解析についてを学ぶことができます。

UI・UXデザイナーとして差別化できるスキル

ここからは、UI・UXデザイナーとして差別化ポイントとなるスキルについて説明をしていきます。

ユーザー調査の実施

ユーザー調査は、ユーザーの行動の実態を把握し、そこに至るまでの思考を理解するための調査です。

本来、このような調査は「ユーザーリサーチャー」という人達の仕事です。

UI・UXデザイナーがユーザーリサーチャーの仕事を兼任するのは、とても理想的な状態ですが、そのような人材は稀な存在です。

ユーザー調査もできるUI・UXデザイナーになれればデザインするにあたってどのような情報を収集すればよいかを自分で考え、その収集した情報を分析し的確にデザインに反映できます。

競合調査や比較調査の実施と分析

競合調査を実施すると「競合他社がどのようにして成果を出しているか」や「どうすれば競合他社と差別化できるか」などを明確にできます。

これらの分析結果をサイト設計に活かすことで、根拠に基づいた設計が可能となります。

自社のサイトと競合他社のサイトを比較して、競合の方が勝っていると判断した要素を積極的に自社サイトにも取り入れることで、より効率性を上げることができます。

質の高いビジュアルデザイン制作

システム開発やWEBサイトの制作においてデザインが伝える視覚情報は非常に重要な要素です。

WEBサイトにおけるビジュアルデザインは、言わば第一印象に直結しユーザーがそのWEBサイトを閲覧し続けるかどうかの判断材料にもなります。

視覚情報には、映像やイラスト、写真、文字などがありますが、これらを組み合わせて分かりやすく独創的に表現できれば、UI・UXデザイナーとして大きなアドバンテージとなります。

ユーザビリティテストの実施

ユーザビリティテストは、実際にWEBサイトやアプリケーションをユーザーに利用してもらい、その時の言動の観察から「ユーザー心理」と「WEBサイトやアプリケーションの課題」を見つけるテストです。

このテストの経験は、WEBサイトやアプリケーションのデザインを設計する際、独断の設計ではなく、ユーザーにとって本当に使いやすい「ユーザー目線」の設計ができるようになるでしょう。

操作可能なワイヤーフレームとプロトタイプの作成

WEBサイトやアプリケーションなどの開発で考えたデザインをプログラマに実装してもらう際、デザインの仕様を正確に伝える必要があります。しかし、動きのあるものや複雑なデザインの場合、正確に伝えるのは難しいものです。

こうしたときに、UI・UXデザイナーが操作可能なワイヤーフレームやプロトタイプが作成できると、正確かつスムーズに仕様を伝えられます。

これには、基本的なプログラミングのスキルが求められますが、この作業ができるUI・UXデザイナーは重宝されるため、スキルの習得をオススメします。

ユーザーフィードバックの分析

これまでに説明してきた調査や分析、テストを実施してもリリースしたWEBサイトやアプリケーションは、万人に対して完璧に使いやすいものになっているとは限りません。

リリース後、多くのユーザーに利用してもらうと不具合や問題点が明確になります。これらのユーザーの思いを「ユーザーフィードバック」として受け取り、改善を図ります。

ユーザーフィードバックの分析は、よりユーザーに寄り添ったデザインを学べるため経験することをオススメします。

デザインをロジカルに説明できる強力なコミュニケーションスキル

前述の通り、デザインの仕様をプログラマなどチームのメンバーに正確に伝えるのは難しいものです。

デザインの仕様が正確に伝わらないと意図しないデザインとなり、修正となれば工程に遅れが出る場合もあります。

このような無駄を避けるためには、ロジカルに分かりやすく説明できるコミュニケーションスキルが求められます。

日頃からロジカルに説明する習慣づけ、コミュニケーションスキルを向上させましょう。

UI・UXデザイナーのキャリアパス

続いては、UI・UXデザイナーのキャリアパスについてを説明していきます。

事業会社のCDO

CDOは、「Chief Digital Officer」の略称で日本語では「最高デジタル責任者」と訳されます。

このポジションは、より経営目線で働きたい場合に目指すと良いでしょう。

CDOは、会社組織におけるデジタル部門を統括し、DX推進を経営側の視点でリードします。ITの知識も当然求められるので、UI・UXデザイナーとして身につけたスキルは必ず役に立つでしょう。


事業責任者

事業責任者は、事業会社から1つの部門の業務全ての責任を負う役職です。

任された事業を運営するということは、成果や問題への対処など全てに責任を持つことであり、「会社内の小さな会社の社長」とも言えます。

このポジションにつく人で、技術者としての経験を持っている人は稀です。UI・UXデザイナーとして経験は、経営者目線だけでなく技術者目線でも物事がとらえられ、戦略立案に役立つでしょう。

プロダクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発においてプロジェクト全体を統括するポジションです。

開発業務よりも、プロジェクト全体を統括して成功に導きたい人にオススメです。

UI・UXデザイナーとしての経験は、下流工程などの現場で起こりうるトラブルの予測に役立ちます。


フリーランス

フリーランスは、企業に所属しないため働き方の自由度が高いのが特徴です。

自由度が高い分、案件も自分で獲得する必要があり、収入などは全て自分次第です。十分なスキルがあれば、企業に属するよりも大きな収入を得ることが可能です。

最初からフリーランスとして働くのではなく、企業で経験を積んだ後にフリーランスとして独立するのもオススメです。

まとめ

本記事では、UI・UXデザイナーにとっての資格の必要性について紹介してきました。

最後に、本記事のポイントである「UI・UXデザイナーが資格を獲得するメリット」についてまとめておきます。

  1. スキルの証明になる
  2. 資格手当が出る
  3. 転職の際に有利
  4. 年収アップにつながる
  5. UI・UXデザインの知識が身につく

UI・UXデザイナーは、デザイナーとしての能力はもちろん必要ですが、情報処理全般の知識で他のデザイナーよりも一歩有利になれます。スキルの向上を目指して、本記事で紹介したような資格を取得することをオススメします。

本記事が、UI・UXデザイナーとして資格獲得を検討している方の参考になれば幸いです。

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