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【2023年最新】ネットワークエンジニアにオススメしたい9つの資格とは?|難易度や取得するメリットを紹介

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ネットワークエンジニアに資格が必要?

企業内のネットワーク設計や構築、運用・保守まで行うネットワークエンジニア。

ネットワークに関わる幅広い業務を担うとともにクライアントの重要なITインフラを支えるやりがいのあるポジションです。

ネットワークエンジニアとして活躍するには資格は必要なのでしょうか。

結論としては、資格は必ずしも必要ありません。資格とはあくまで知識を証明するためのものだからです。そのため資格よりも実務経験や実績が評価されます。

とは言え、資格を取得していることでメリットはあります。

クライアントや社内のメンバーに提案や説明を行う際などにも、より明確な根拠や事例を持ってアピールしたほうが、圧倒的に説得力があります。そのために持っておくと良い資格はあります。

またネットワークエンジニアは専門性の高い職種の1つで、ネットワーク機器やサーバーなどに関しての深い知識が要求されます。

そのため未経験の場合はまずはネットワークの保守・運用業務などを担当し、全体の理解度を深めながら担当範囲を少しずつ広げていくことが多いです。

その際に資格取得を軸に学習を進めていくことで、ネットワークエンジニアに必要とされる知識を網羅的かつ体系的に習得していくことができます。

また、実務経験を積んだあとに資格取得のための学習を行うことで知識の再確認や整理になり理解を深めることができるためおすすめです。

ネットワークエンジニアが資格を獲得する4つのメリット

スキルの証明になる

資格を取得していることで、自分のスキルを客観的に証明することができます。

もちろん資格だけではなく実務や開発経験を積んでいる方が重要ですが、

資格を持っていることでクライアントへより安心感や信頼感を与えることができます。

ネットワークエンジニアとしては、資格をいくつも持っているとクライアント企業へネットワークー機器やサーバーの専門家であるという印象を与えることができます。

資格手当が出る

企業でネットワークエンジニアとして働いていると、資格を取得することで手当が出る場合があります。手当ては一時金として合格時にもらえることもあれば、月額で毎月もらえるものもあります。資格手当を受けることができれば、直接的に年収を増やすことにも繋がります。そのため資格手当をモチベーションに資格の勉強に取り組むのもありでしょう。

転職の際に有利

資格を持っていると転職の際に有利になることもメリットです。実績やポートフォリオは重要ですが、それに加えて資格を持っていると大きなアピールとなります。資格があることで企業側からすると主観によらない客観的な判断ができるためです。

資格を一つの採用基準にすることで、企業の採用担当者の主観や経験による差異を最小限に抑えることができます。同じスキルの候補者がいた場合、資格保持者が有利になりやすいでしょう。

年収アップにつながる

上記の資格手当と似ていますが、資格を持っていることで年収アップにつながりやすいです。資格手当などの明確な理由もありますが、それ以上に資格を取得するということは自分のスキルが向上していることを意味するからです。

スキルが向上すれば仕事におけるパフォーマンスは向上し、結果的に収入の増加につながると言えます。

ネットワークエンジニアなら取得しておきたい資格一覧

ネットワークエンジニアにオススメの資格は具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは資格を7つ紹介します。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が主催するネットワークの専門家を目指す人のための試験です。

大規模なシステム設計・構築・運用・保守までを担うプロフェッショナルとしての知識や技術を証明できる国家資格です。

国家資格においては情報処理技術者試験制度としてIT関連資格がレベル1からレベル4にレベル区分がされています。

ネットワークスペシャリストはその中でも最高難易度であるレベル4に該当する難関資格です。

試験は午前I(50分)・午前II(40分)・午後I(90分)・午後II(120分)の4段階に分かれており、午前は多肢選択式、午後は記述式となります。

出題範囲も広大で、ネットワークシステムに関する要件定義・設計・構築とテスト・運用・保守・管理・評価などを中心にテクノロジー系からマネジメント系・ストラテジ系まで幅広い知識が求められます。

難関な試験であることから合格率も低めで平均合格率は約13%〜15%程度です。

ネットワークスペシャリスト試験に合格していると、ネットワークにおける専門家であることをアピールできるため転職・昇進などにおいても大きなアピールとなります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT業界で働く上で基本的な知識の習得を目的とした試験です。

プログラミングやアルゴリズム・データベースそしてハードウェアなどの知識からプロジェクトマネジメント・経営戦略・企業活動そして法務など幅広い内容が試験対象です。

試験範囲が広大なため、エンジニア未経験の場合は計画的に学習する必要があります。試験は午前と午後に分かれておりそれぞれ150分ずつです。合格基準はどちらも100点満点中それぞれ60点以上です。合格率は約25%前後です。

基本情報技術者試験を取得するメリットはいくつかあります。この資格はIT企業でエンジニアとして働く上で基本的な知識を習得していることを証明できます。

ネットワークエンジニアを目指す上では、一番最初に取得しておくべき資格とも言えます。また他のIT資格の取得を目指している場合でも、まず最初に本資格に合格しておくことによりベースとなる基礎知識を習得することができます。

情報セキュリティスペシャリスト試験(情報処理安全確保支援士)

情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティの専門家としての確かな知識や技術を認定する国家資格です。企業において安全なネットワークシステムを構築するとともに、サイバーセキュリティに関して豊富な知識を有し適切な助言やコンサルティングができることが求められる役割が期待されます。

これまで情報セキュリティスペシャリスト試験という名称で行われてきましたが、平成29年4月より新たに士業として認定され情報処理安全確保支援士へと改名が行われました。

上のネットワークスペシャリストと同じく、情報処理技術者試験制度において最高難易度のレベル4に区分されるため難しい部類に入ります。

試験は午前I(50分)・午前II(40分)・午後I(90分)・午後II(120分)の4段階に分かれており、午前は多肢選択式、午後は記述式となります。

本資格を持っていると、企業において情報セキュリティにおける専門家として活躍することができます。

高度なシステム設計やサイバー攻撃対策を担うようなポジションを目指す際に有利です。

CompTIA(コンプティア)

CompTIAとはComputing Technology Industry Associationが運営するベンダーニュートラルなグローバルIT資格です。世界中で様々な地域に拠点があるため、日本のみならずグローバルに通用する資格です。

また、ベンダーニュートラルであり特定のベンダーに依存しないことから普遍的で幅広いスキルを身に付けていることを証明でき、様々な分野に応用できることが特徴です。

試験は、CompTIA IT Fundamentals・CompTIA A+・CompTIA Network+・CompTIA Security+と主なものだけでも内容によって種類が分かれています。

ネットワークエンジニアとしてのスキルを証明するのであれば、CompTIA Network+とCompTIA Security+の取得を目指すのが良いでしょう。

試験形式は、単一/複数選択と実際のシュミレーション環境でトラブルシューティングなどを行うパフォーマンスベーステストから成っています。

合格基準は、Network+は100〜900のスコア形式で720点以上、Security+は750点以上での合格となります。

合格率は非公開とされています。

CompTIAを取得するメリットは、最新の内容に対応していること・グローバルに通用する資格であること等が挙げられます。

そのためスキルアップを目指しながら、国内のみならず外資系企業などグローバルなキャリアステップにも役立てることができます。

シスコ技術者認定(CCNAなど)

シスコ技術者認定資格とは、アメリカに拠点を置く世界最大のネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが運営する認定試験です。

いくつかの種類に分かれていますが、最もメジャーなものが「CCNA」です。

正式名称は「Cisco Certified Network Associate」と呼ばれ、5段階のレベル区分のうち2番目であるアソシエイトに該当する資格で主にネットワークの基本的な知識を問う試験です。

ネットワークエンジニアであれば入門段階で取得しておきたい資格となります。

試験はコンピュータによるCBT形式で行われ120分間で行われます。

1000点満点のうち、約75%の正答率が合格とされています。

合格率も明確には公表されていませんが、約60%と言われています。

CCNAを取得しておくことで、ネットワークに関する知識を持っていることをアピールできることはもちろんCisco製のネットワーク機器に関する技術力を証明できます。

Cisco製品は世界でもトップシェアを誇るため、CCNAを持っていることで評価される場面も多いと言えます。

ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップを目指す場合、ぜひ取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。

LPIC(エルピック)(Linux Professional Institute Certification)

LPICとは、Linux Professional Institute Certificationの略称で「Linux技術者認定試験」とも言います。

OSの一つであるLinuxの操作技術や知識を認定する資格で、レベル1〜3と難易度に応じて3種類に分かれています。

レベル1ではLinuxの基本的な操作や技術を判定、レベル2ではより高度な技術やサーバーの環境構築・トラブルシューティングなどの応用技術を判定、レベル3では様々なOSが混在する環境からの設計・構築・保守やより高レベルのセキュリティそして仮想化技術のスキルなどが求められます。

各レベルとも2種類の試験にトータル5年以内に合格することで認定となります。

各試験ともにコンピュータによるCBT方式で行われ問題数は60問、時間は90分間です。

合格ラインは変動もあるものの、65〜75%程度とされています。

合格率は非公開となっています。

LPICを取得する大きなメリットとしては、資格取得までの学習の過程でLinuxのスキルが身につくことです。

オープンソースであるLinuxは自由度が高いもののきちんとしたスキルを身に付けているエンジニアの数はまだそれほど多くありません。

また多くのサーバーがOSとしてLinuxを採用しているため、ネットワークエンジニアとしては運用・保守などを行う際にLinuxの知識が役立つことがあります。

ネットワークエンジニアとしてのスキルの幅を広げるためにも取得しておきたい資格と言えます。

LinuC(リナック)

LinuCはLPICよりも新しい試験で、2018年3月にLPI-Japanが開始したLinuxの試験です。

正式には「Linux技術者認定試験 LinuC」と呼ばれており、LPICに比べてより日本市場向けにそしてクラウド時代に対応した試験となっており注目を集めています。

基本的な試験概要はLPICと同じです。

LinuCもレベル1〜3と難易度に応じて3種類に分かれています。

レベル1ではLinuxの基本的な操作や技術を判定、レベル2ではより高度な技術やサーバーの環境構築・トラブルシューティングなどの応用技術を判定、レベル3では様々なOSが混在する環境からの設計・構築・保守やより高レベルのセキュリティそして仮想化技術のスキルなどが求められます。

レベル1・2については2種類の試験にトータル5年以内に合格することで認定となります。レベル3ではこのような有効期限はありません。

各試験ともにコンピュータによるCBT方式で行われ問題数は60問、時間は90分間です。

合格ラインは変動もあるものの、65〜75%程度とされています。

LinuCを取得するメリットは、基本的にLPICを取得した場合と同じと言えます。

どちらを受けるほうが良いかは一概には言えませんが、日本市場をメインに考えている場合は日本向けに開発された試験であるLinuCの取得を目指すほうが良いと言えるでしょう。

その他に役立つ資格

上記以外にも、ネットワークエンジニアに役立つ資格はあります。

ここではさらに2つの資格をご紹介します。

PMOスペシャリスト認定資格(PMO-S(TM))

PMOスペシャリスト認定資格とは一般社団法人 日本PMO協会が運営する資格です。

PMOとは「Project Management Office」の略で、プロジェクトマネジメントのための

支援を行う部門や組織のことを指します。

PM(プロジェクトマネージャー)がプロジェクトの管理を行うのに対し、PMOではプロジェクトのマネジメントを管理することが主な違いです。

プロジェクトに対し客観的な立場でスピーディーな意思決定を行うPMOという概念は海外を筆頭に徐々に日本でも浸透してきています。

試験は★1と★2の2レベルに分かれており、★1が90分、★2が120分の試験時間です。

★1は50問の択一式形式で行われ合格基準は正答率80%で、★2は記述式による方式で合格基準は正答率70%となります。合格率は★2のみ56%と発表されています。

本資格を取得しておくことで、ネットワークエンジニアとしてプロジェクトマネジメントへの深い知識を証明することができます。将来的にPMOとして様々なプロジェクト案件に関わっていきたい場合、ぜひ取得しておきたい資格です。

応用情報技術者試験

応用情報処理技術者試験は、基本情報技術者試験の上位資格にあたる試験です。基本情報を取得した方が挑戦したり、IT業界で上を目指していきたいならぜひ取得しておきたい資格です。

基本情報よりさらに幅広くそして深い知識が要求されます。

試験時間は、基本情報と同じく午前と午後に別れそれぞれ150分ずつ、計300分です、

合格基準はどちらも100点満点中それぞれ60点以上です。合格率は約20%前後です。

基本情報と異なり、「記述問題」も増えるためより正確な知識が求められます。

応用情報処理技術者試験を取得するメリットはいくつかあります。

IT業務について深い知識を有していることの証明となるため、就職・転職に有利なことはもちろん社内や社外メンバーに対して発言する際にもより説得力が増します。

実務経験を5年程度積んでから受験する方が最も多く、受験者の平均年齢は20台後半前後です。IT技術への深い理解を証明できる本資格は、IT業界で上を目指すならぜひ取得しておきたい資格です。

ネットワークエンジニアとしては必ずしも直接関わる資格ではないものの、エンジニアとしての知識の幅広さを示すことができるため、取得しておけると周囲へのアピールに繋がります。

ネットワークエンジニアとしてフリーランスを考えている人が把握しておきたいこと

副業から始めてみる

いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。

そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。

具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。

案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく

自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。

その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。

具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。

フリーランスになるメリットやリスクは知っておく

フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。

ネットワークエンジニアのフリーランス・副業関連の記事はこちらもオススメです!

まとめ

今回はネットワークエンジニアが資格を取得するメリットとオススメの資格について紹介しました。ネットワークエンジニアとしては実務経験があることが最重要ですが、資格を持っていることで社内メンバーやクライアントからも信頼度が増し自分の意見が通りやすくなるなどのメリットがあります。エンジニアとして自分の目指したい方向性をイメージしながら、目指したい資格を探してみるのが良いでしょう。

  1. ネットワークエンジニアに資格は必須ではない。
  2. 資格取得をすることで、スキルの証明・年収アップ・転職での優位性などが手に入る。
  3. ネットワークエンジニアとして自分のなりたい姿をイメージしながら目指す資格を決めるのがオススメ。

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