フリーランス協会って？フリーランス協会の概要と入会するメリットについて徹底解説！

2023.03.22(公開: 2022.09.16)

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フリーランス協会とは？

フリーランス協会とは、フリーランスで活躍する人達にさまざまな支援をおこなっている団体です。

セミナーやイベントの開催、保険・福利厚生の提供など、フリーランスや副業をしている全ての人達に安心して仕事ができるよう、サポートしています。

フリーランス協会の団体概要は以下になります。

名称	一般社団法人プロフェッショナル＆パラレルキャリア・フリーランス協会
代表理事	平田麻莉
設立年月日	2017年1月26日
所在地	東京都中央区八重洲2-8-7 福岡ビル4F DIAGONAL RUN TOKYO内
事業内容	ベネフィットプランの提供フリーランス支援・啓発イベントの企画運営フリーランスに関する各種調査の実施・政策提言フリーランス活用アドバイス・コーディネート

個人事業主や副業ワーカーでも無料で会員登録をすることができます。

また一般会員(有料)に登録することで、無料会員にはない特典を受けることができます。

フリーランス協会に加盟することで、さまざまなサービスを受けることができるため、入会しておくと多くのメリットを得られます。

フリーランス協会がどんな活動をしているのか？

次章で解説していきますので、参考にしてください。

フリーランス協会の活動内容

フリーランス協会では、ライフイベントやキャリアステージに合わせて、自由な働き方の選択肢を増やせるように、集めた会費によって運営しています。

そのためフリーランス協会では、誰もが自分の名前で仕事ができるようにインフラ整備に力を入れています。

フリーランス協会が大切にしている理念は以下になります。

Professional	プロのクオリティにこだわる。協会の信頼は、フリーランス全体の信頼につながる。
PLAYFUL	前のめりに楽しむ。そこにワクワクはあるか？を大切に。
FAIR	特定の個人や組織の私益ではなく、公共の利益のために行動する。公正で中立な立場にこだわりを持つ。
FLAT	年齢、経歴、肩書きは関係ない。同じ志を持つ仲間と尊重し合い、高め合う。公正で中立な立場にこだわりを持つ。
CHALLENGING	守るより攻める。自分たちがプロトタイプであり続ける。
OPEN	当事者だからこそ。実現したい未来のために、自ら課題を見つけ、自走する。
OWNERSHIP	互いの状況や行間に思いやりと敬意を。全員複業、フルリモートでも、深い信頼と絆で結ばれた組織を体現。

具体的にフリーランス協会はどのような活動をしているのでしょうか？

以下ではフリーランス協会の活動内容を紹介します。

フリーランスに関する調査と研究

フリーランス協会は年に一回、フリーランスの実態調査を行い、「フリーランス白書」というものを発行しています。

フリーランス白書の内容は、収入や勤務時間、案件獲得経路などの定点調査に加え、年度ごとに独自のテーマについて調査が行われます。

フリーランスに関わる様々な情報発信

フリーランスに関わる多くの情報を発信しています。

情報の内容は、これからフリーランスを始める人や、すでにフリーランス活動をしている人の不安や疑問を解消できる内容となっています。

また、無料のメルマガ会員も募集しており、フリーランスやパラレルワークに関する情報を定期的に配信しています。

様々なイベントの開催

フリーランスをテーマにしたトークセミナーやエキスポなど様々なイベントを開催しています。

イベントを通じて、フリーランス同士の交流や、企業とフリーランスの交流の機会を作り、情報交換やスキルアップ、案件獲得のためのつながりができます。

イベントの情報は以下になります。

税理士相談会
フリーランス交流会
パートナーシップアワード
キャリアアップ

毎月数多くのイベントが開催されています。

そのため、無料のメルマガ会員になると、定期的にイベントの情報が送られてきますので、見逃すことがありません。

フリーランス協会に入会するメリット・会員特典とは

フリーランス協会に入会するメリットや特典は様々です。

ここでは、フリーランス協会に入会するメリットと会員特典について紹介します。

入会を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

フリーランスDB

フリーランスDBとは、無料でプロフィールの掲載と検索ができるサービスです。

検索においては、法人会員と個人会員の両方とも使えるため、企業から案件を獲得できるチャンスの拡大や、フリーランス同士での情報交換の場にもなります。

保険・福利厚生

フリーランス協会に入会することで、手厚い保険の補償を受けることができます。

補償内容については、以下を参考にしてください。

補償内容	一連の損害賠償請求あたりの支払限度額	損害賠償＋訴訟費用	自己負担額
業務遂行中の補償	1億円	無制限	初回0円
業務結果（PL責任）の補償	1億円	10億円	初回0円
受託財物の補償	1000万円	10億円	初回0円
業務過誤の補償（情報漏えい、納品物の瑕疵、著作権侵害、偶然な事故による納期遅延）	1000万円	10億円	初回0円

賠償責任保険は1回目の使用は0円ですが、2回目以降は5万円となっています。

一般会員になることで、誰でも補償が受けられます。

フリーランスで活動していると、会社で勤めていれば受けることのできる保険や健康診断、融資などの福利厚生を受けることができません。

しかし、ベネフィットプランではフリーランス活動をしている人を対象に、以下のような福利厚生を提供しています。

また、大手企業も導入している福利厚生サービス「WELBOX」が第二親等まで利用可能です。

WELBOXのサービスを以下で紹介します。

サービス	サービスの内容
健康サポート	健康診断や人間ドックが特別価格で利用可能
子育て両立支援	「子育てナビ」の閲覧や保育施設、ベビーシッター優待など各種サポートが利用可能
スキルアップ支援	PCスキルや資格試験対策など、スキルアップ役立つ各種スクールやeラーニングが優待価格で利用可能
リラクゼーション優待	マッサージやスパ、温泉などを優待価格で利用可能

上記サービスの他にも、様々なサービスを利用することができます。

フリーランス公式サイトより、WELBOXのデモ画面を見ることができますので、以下のリンクより試してみてください。

会計・銀行

フリーランスで活動する上で必要な会計や、税務関係の仕事をサポートしてくれる、会計ソフトや税務顧問サービスなどを優待価格で利用できるため、会計業務の効率化につながります。

また、フリーランスは正社員と違い、銀行口座が開設しづらかったり、場合によっては開設できないこともあります。

しかし、フリーランス協会会員になれば、ジャパン・ネット銀行の口座を開設することができます。

専用URLを経由した人は、手数料の割引制度などがあります。

法務相談

クライアントなどとのトラブルが起きた際に利用できる法律情報サイト「Legalus（リーガラス）」の弁護士Q&Aが無料で利用できます。

クライアントからの無理な要求や、報酬未払いなどのトラブルの際に役立ちます。

ただし、一般会員登録より60日以内は利用できないので、知っておくと良いでしょう。

また、加入の手続きなく以下の補償を受けることができます。

弁護士費用、その他着手金などが全て無料
オペレーター常駐の弁護士に無料相談ができる
業務委託契約締結前に弁護士に確認できる

一般会員登録をするだけで、弁護士の手厚いサポートを受けることができるため、安心して業務を遂行できます。

コワーキングスペース

全国に設置されている提携のコワーキングスペースを優待価格で利用できます。

フリーランス協会から発行される会員IDと氏名を提示することが条件です。

提携コワーキングスペースは全国各地にあるため、仕事場所を探している人にとってはありがたいサービスです。

在宅ワークの場合に集中できない方や気分を変えて仕事をしたい方にはオススメです。

提携コワーキングスペースの一覧は以下のリンクよりアクセスしてください。

協会ロゴの利用

フリーランス協会に入会すると、協会ロゴが使用できます。

フリーランスで活動していると個人の知名度がないため、案件の獲得や信頼性の構築に苦戦します。

しかし、フリーランス協会の会員になることで、協会ロゴを名刺やWebサイトに利用することができるため、企業やクライアントへのアピール力の増大や、信頼性の獲得に繋げることができます。

入会するだけでフリーランス協会の知名度を利用できるため、大きなメリットの1つと言えます。

フリーランス協会に入会する前に確認しておきたい注意点

フリーランス協会に入会する前に確認しておきたい2つのポイントについて紹介していきます。

ポイントを押さえておくことで、事前に入会する場合に注意しておくべきことがわかります。

以下に1つずつ詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

有料プランには入会審査がある

アカウント作成は無料ですが、有料会員の登録には入会審査があります。

しかし、入会審査といっても、なりすまし防止のための本人確認審査なので、入会条件を満たし、正しい本人確認書類を提示すれば、審査に落ちることは無いので安心してください。

年会費の計上を忘れずに行う

フリーランス協会の年会費は必要経費として申告可能です。

領収証は公式ホームページからダウンロードできますので、確定申告の際に忘れずに経費として計上しましょう。

また、ベネフィットプランの中には、経費として計上できるプランもありますので、フリーランス協会の以下のリストを参考にしてください。

ベネフィットプランリスト

フリーランス協会への入会方法

フリーランス協会に入会したい場合に、どのような条件や手続きが必要なのか？

また用意しておくべき必要な書類はあるのか？

以下で詳しく解説していきますので、入会を検討されている方は参考にしてください。

入会条件

フリーランス協会への入会条件には一部制限がありますので、以下の図を参考にしてください。

法人契約	契約不可ただし、雇用者数5名以下のマクロ法人は可(被保険者は個人のみ)
個人事業主	契約可能
副業	契約可能
未開業の個人	契約可能

被保険者は個人のみになりますので、個人名義での契約は可能ですが法人名義での契約は不可となっています。

また、入会会員制度には3つの種類があります。

無料会員	入会条件はなく、すぐに登録可能
一般会員(有料)	年会費1万円で審査あり
法人会員	ワーカーへ仕事の依頼をしたい法人

一般会員の場合、指定の身分証とクレジットカード若しくは銀行口座の登録が必要で、登録住所は個人のみになります。

審査が完了した後に年会費を支払い、正式に一般会員登録が完了となります。