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20代でフリーランスエンジニアになる人が急増中!その理由やメリット・デメリットを紹介

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目次

はじめに

IT業界で今、20代のフリーランスエンジニアが急増していることをご存じですか?

その背景には、IT業界の圧倒的なエンジニア不足や、働き方改革の進展、そしてフリーランスエージェントの増加など、さまざまな理由があります。

本記事では、20代でフリーランスエンジニアになる人が増えている理由から、そのメリット・デメリット、さらに実際に独立するための方法や必要なスキルまでを詳しく解説します

<この記事を読むメリット>

  • IT業界でフリーランスが求められる理由を理解できる
  • フリーランスとして働くメリットとデメリットが分かる
  • 20代でフリーランスになるための具体的な方法が学べる
  • 自分がフリーランスに向いているかどうか判断できる

「20代のうちからフリーランスとしてのキャリアをスタートしたい!」と考えている人は、ぜひ最後まで読み進めてください!

20代でフリーランスエンジニア、実は狙い目?

フリーランスエンジニアというと、

「経験豊富で高いスキルレベルじゃないとなれない」

「ごく一部の頭のいい人ができる働き方」

このようなイメージを持っている人も少なくないかもしれません。

しかし、実は20代でまだキャリアの少ない若者でも、フリーランスエンジニアになることは可能です。むしろ、IT業界の現状を考えると狙い目といえるかもしれません。

そこでここでは、20代でもフリーランスエンジニアになれる理由を詳しく解説していきます。

IT業界は圧倒的なエンジニア不足が続いている=仕事が決まりやすい

現在、日本は少子高齢化による深刻な人手不足により、ほとんどの業界で人手が足りていません。

特に、IT業界は2000年代初頭から長らく人手不足の状況が続いており、2030年にはピークを迎えるとも言われています。

経済産業省の調査によれば、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性が指摘されており、現状でも解決の兆しは見えていません。

つまり、現在の日本のIT業界は過度なまでの「売り手市場」、つまり需要に対して圧倒的に供給が追いついていない状況になっているのです。

これは非常に深刻な問題ではありますが、見方を変えればフリーランスでも仕事を獲得しやすい状況になっているともいえます。

特に、20代という若い世代にとっては、この環境は大きなチャンスです。

従来、エンジニアとして働くには経験やスキルが重視されていましたが、現在は即戦力を求める企業が増えており、若手の挑戦を歓迎するケースが増えています。

したがって、若手でもフリーランスとして活躍できる環境が整いつつあり、場合によっては正社員よりも高い給与を期待できるのです。

代わりに仕事を獲得してくれる「エージェント」の増加

もう一つの理由が、フリーランスエージェントの増加です。

フリーランスエージェントとは、フリーランスエンジニアやデザイナーなどが案件をスムーズに獲得できるよう、企業との間を仲介するサービスを提供する専門業者のことです

近年、このフリーランスエージェントの数が急速に増加しています。

その背景には、日本国内でIT人材の需要が増大していることに加え、フリーランスという働き方が一般的になりつつあることも一つの要因です。

これにより、若い世代、特に20代でも、フリーランスとしてのキャリアをスタートしやすい環境が整いつつあるのです。

さらに、未経験や若手向けの研修付き案件やスキルアップを支援するプログラムを提供するケースも増えており、実務経験が少ない20代でも、実績を積みながら報酬を得られるチャンスが広がっています。

また、エージェントを活用すれば、大手企業の高単価案件にも挑戦できます。

このように、フリーランスエージェントのサポート体制が整っていることは、20代の若手がフリーランスエンジニアとして活躍する大きな後押しとなっています。

企業側の受け入れ基準が、「転職」より低い

フリーランスエンジニアは、クライアント企業と業務委託契約を交わし、その報酬で生計を立てるのが一般的といえます。

業務委託契約の種類にはいくつかありますが、どの契約形態においても言えるのが、総じて「転職」で人材を受け入れるよりも契約のハードルが低いことです。

その理由は、フリーランスは雇用契約で働くわけではないからです。

雇用契約では、企業は労働法に基づく義務を果たす必要があり、社会保険料の負担や福利厚生の提供など、長期的なコストが発生します。

そのため、採用基準は非常に厳しく、経験やスキルが求められることが多いのが現状です。

一方で、業務委託契約の場合、企業はフリーランスを外部委託先として迎えられるため、雇用に伴うリスクが大幅に軽減されます。

また、業務委託契約では、特定のスキルを持っていれば即戦力として起用されることが多いため、長期的なポテンシャルよりも短期間での成果が重視されます。

このような理由から、フリーランスエンジニアを受け入れる際の基準は、転職に比べて比較的低く設定されているのです。

20代でフリーランスエンジニアになる方法とは

では、20代でフリーランスエンジニアになるにはどのような方法があるのでしょうか?

結論からいうと、以下の方法を実践すれば20代でもフリーランスエンジニアになれます。

  1. エンジニアに必要なスキルを身につける
  2. 自身のスキルを的確にアピールする為、高品質なポートフォリオを制作する
  3. クラウドソーシングサイトを活用し、実績をつける
  4. エンジニアの副業案件を獲得する
  5. 副業の実績をもとに案件を大きくする

それぞれについて、順を追って解説していきます。

エンジニアに必要なスキルを身につける

20代でフリーランスエンジニアになるためには、まずは最低限の必要スキルを身につけなければなりません。

とはいえ、必要なスキルというのはキャリアプランによってそれぞれ異なります

参考までに、フリーランスエンジニアの代表的なキャリアプランごとに、必要最低限のスキルを以下にまとめました。

キャリアプラン プログラミング言語 フレームワーク/ツール その他必要スキル
フロントエンドエンジニア HTML, CSS, JavaScript React, Vue.js, Angular UI/UXデザインの基礎、Git
バックエンドエンジニア Python, Ruby, PHP, Java, C# Django, Ruby on Rails, Laravel データベース管理、API開発
モバイルアプリエンジニア Swift, Kotlin Flutter, React Native モバイルUI/UXデザインの知識
クラウドエンジニア AWS, GCP, Azure サーバーレス構築、セキュリティ設定
データサイエンティスト Python, R Jupyter Notebook, Pandas データ分析、機械学習の基礎

このように、キャリアプランごとに習得すべきスキルも変化します。

したがって、フリーランスエンジニアになる前に、まずは自分のキャリアプランを具体的に描いてみましょう。

関連記事:フリーランスエンジニアのキャリアパスは?キャリアパスを考える際のポイントや例を紹介

初心者の場合はHTML/CSSやJavaScriptなどフロントエンド技術の習得がおすすめ

言語 役割 特徴
HTML ウェブページの構造を定義するマークアップ言語 ・見出し、段落、リンク、画像などの要素を定義
・静的コンテンツの骨組みを作成
CSS ウェブページのデザインやスタイルを設定 ・色、フォント、レイアウトを制御
・レスポンシブデザインが可能
JavaScript 動きやインタラクションを追加するプログラミング言語 ・ボタンのクリックやフォーム送信の動的動作を実現
・APIを利用したデータ取得が可能

完全にIT業界未経験の初心者の場合は、まずはHTML/CSSやJavaScriptなどのフロントエンド技術の習得がおすすめです。

その理由は、フロントエンド技術は比較的習得しやすく、かつ実践的で目に見えやすい成果を得やすいからです。

さらに、フロントエンド技術は需要が常に高く、初心者でも習得後に案件を獲得しやすいのも理由の一つです。

企業がウェブサイトを必要とするケースは多く、小規模な案件やテンプレートベースのウェブサイト作成であれば、実務経験が少なくても対応可能です。

また、学習を進めてReactやVue.jsなどのフレームワークを使いこなせるようになると、より高単価の案件に挑戦できるようになります。

このように、フロントエンド技術は初心者にとって学びやすく、実践的で、早期に案件を獲得できる分野であるため、IT業界未経験の人には特におすすめです。

自身のスキルを的確にアピールする為、高品質なポートフォリオを制作する

フリーランスエンジニアは、一般的な会社員のように、自動的に仕事が割り振られるわけではありません。そのため、クライアントに自分の力を効果的に伝える必要があります。

そこで役に立つのが「ポートフォリオ」です。

ポートフォリオとは、簡単にいえば自分の実績一覧です。厳密には違いますが、フリーランス版の職務経歴書のようなもの、と認識して差し支えありません。

とはいえ、20代の若手エンジニアの場合、まだ交渉材料にできるようなポートフォリオがないかもしれません。

こういった場合、自分で作成したプロジェクトをポートフォリオとして活用するのがおすすめです。

例えば、以下のようなプロジェクトが効果的です。

  • 簡単なブログサイトやランディングページを作成
  • JavaScriptを使ったインタラクティブなウェブアプリ(カレンダーや電卓など)
  • ReactやVue.jsを使った小規模なSPA(シングルページアプリケーション)
  • 個人的に興味のある分野のデータを使ったダッシュボードやグラフ作成

これらのプロジェクトをWordPressなどで作成したポートフォリオサイトにまとめ、コードはGitHubに公開すると、クライアントへの信頼感が高まります。

また、単に「何を作ったか」だけでなく、「どのような問題を解決するために作ったか」「使用した技術や工夫したポイント」を説明すると、より説得力のあるポートフォリオになります。

クラウドソーシングサイトを活用し、実績をつける

フリーランスエンジニアは、仕事を受注できなければ収入が発生しません。

そこで役に立つのが「クラウドソーシングサイト」です。

クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい企業や個人と、スキルを持ったフリーランスをマッチングするオンラインプラットフォームのことです

代表的なサービスには「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」などがあります。

これらのサイトを活用することで、初心者でも比較的小さな案件を見つけて実績を積めます。

特に未経験者にとって重要なのは、小さな案件でも受注して成果物を納品し、とにかく経験値を増やすことです。

例えば、以下のような案件が初心者向けとしておすすめです。

  • 簡単なウェブサイト作成(HTML/CSSベース)
  • WordPressを使用したブログ構築
  • JavaScriptを使った簡単なツールやスクリプト作成
  • デザインやUIが用意されたページのコーディング

初めは単価が低い案件が多いかもしれませんが、これらを丁寧にこなすことで信頼を獲得し、ポートフォリオに追加する実績も増やせます。

エンジニアの副業案件を獲得する

すでに企業に所属して働いている場合は、副業案件を獲得してエンジニアの仕事をこなすのも一つの手です。

現在では、2018年1月に施行された「モデル就業規則改訂」による働き方改革の一環で、副業を解禁する企業も増えつつあります。

この動きにより、正社員として働きながらフリーランスの案件をこなすことが現実的な選択肢となっています。

なお、エンジニアの副業案件を獲得する際は「エンジニアスタイル」をぜひご活用ください

エンジニアスタイルは、業界最大級の30万件以上の求人数を誇り、副業案件も豊富に掲載しています。

それぞれの職種ごとのトレンドについても随時更新しているので、自然に業界のトレンドも身についていきます。

登録は無料からできるので、これを契機にぜひ一度お試しください。

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副業の実績をもとに案件を大きくする

副業案件は、多くの場合で柔軟な働き方が実現できますが、プロジェクト内容もそこまで高度なものが少なく、単価自体もそこまで高いわけではありません。

したがって、フリーランスエンジニアとして活躍するためには、受注した副業案件の実績をもとに、より高単価な案件に挑戦していく必要があります。

ただし、高単価案件に挑戦するためには、専門性を確立しないといけません。

そのため、副業案件を受注する際は、なるべく一つの技術領域に沿った案件を受注しましょう。

例えば、将来的にAIエンジニアになりたい場合は、データ分析や機械学習に関連する案件を中心に受注し、PythonやTensorFlowなどのスキルを深めることが重要です。

同様に、フロントエンドエンジニアを目指すなら、ReactやVue.jsを使用する案件を優先して受注することで、特定のフレームワークや技術スタックに精通できます。

高単価案件を受注することに成功すれば、20代でもフリーランスエンジニアとして生計を立てることができるはずです。

ここまで紹介した方法を参考に、まずは行動に移してみましょう。

20代でフリーランスエンジニアとして独立するメリット

一般的に、20代といえば会社に勤めてこれからのキャリアの下準備をする期間です。

では、わざわざ20代でフリーランスエンジニアになるメリットはあるのでしょうか?

結論からいうと、20代でフリーランスエンジニアになるメリットは以下の5つです。

  1. 自由な働き方ができる
  2. 高収入を得られる可能性がある
  3. スキルアップの機会が多い
  4. 裁量権が大きい
  5. 人間関係のストレスが少ない

それぞれのメリットについて、以下でわかりやすく解説していきます。

自由な働き方ができる

1つ目のメリットは、自由な働き方を実現できることです。

近年では、若者の早期退職が社会問題にもなっていますが、その理由の多くが働き方によるものです。

例えば、残業時間や通勤のストレス、柔軟性のないスケジュールが挙げられます。

しかし、フリーランスエンジニアとして独立すれば、こういった制約から解放され、自由度の高い働き方を実現できます

具体的には、以下のような働き方が可能です。

  • 自分のペースで働ける:勤務時間を自分で決められるため、自分のライフスタイルに合わせたスケジュールが組める
  • 働く場所を選ばない:リモートワークを前提とした案件も多いため、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、好きな場所で仕事ができる
  • 仕事量を調整できる:プライベートや学びの時間を確保したい場合は、案件数を減らして労働時間を調整可能

このように、フリーランスエンジニアとしての働き方は、20代の若い世代にとって、自分らしい生き方やキャリアを実現する助けとなるでしょう。

高収入を得られる可能性がある

2つ目のメリットが、会社員よりも高収入になる可能性が高いことです。

フリーランス協会が公表している「フリーランス白書2023」のアンケート調査によると、現役フリーランスのうち約45.9%が会社員時代よりも収入が増えたと回答しています。

それに対し、収入が減ったと回答したのは約41.2%なので、フリーランスになると収入が上がる可能性の方が大きいといえるでしょう。

特に、エンジニアなどのIT系職種は全体と比較して非常に高収入な傾向にあります。

これは、IT業界全体で人手不足が続いており、企業が即戦力となるエンジニアに高い報酬を支払うことを厭わないからです。

例えば、クラウドエンジニアやAIエンジニアのような専門性の高い職種では、1件あたりの案件報酬が100万円を超えることも珍しくありません

もちろん、収入を増やすには高いスキルや実績が求められますが、フリーランスとして成功すれば、会社員時代には考えられないような高収入を得られる可能性があるのは大きなメリットです。

スキルアップの機会が多い

3つ目のメリットは、一般的な会社員よりもスキルアップの機会が豊富である点です。これは特に、エンジニアにとって非常に大きなメリットといえます。

なぜなら、IT業界というのはトレンドの移り変わりが非常に早いからです。

例えば、2025年現在ではAI(人工知能)、特に生成AI(Generative AI)に関する技術分野が注目されていますが、2010年代にこの状況を予測していた人はほとんどいませんでした。

IT業界では大体5〜10年周期で大きな技術革新が起きるとも言われており、新しいスキルを身につけて時代の波に乗ることが成功のカギです。

しかし、フリーランスエンジニアは、案件を通じてさまざまな技術やプロジェクトに触れる機会が得られます。

例えば、クラウドサービスを扱う案件を通じてAWSやGCPの専門知識を習得したり、AI関連のプロジェクトに参加してPythonやTensorFlowを習熟することも可能です。

さらに、学びたい分野を選んで重点的に取り組むことができるのもフリーランスの魅力の一つと言えるでしょう。

裁量権が大きい

4つ目のメリットは、裁量権が非常に大きい点です。

一般的な20代の会社員は、多くの場合新人として扱われるため、裁量権を与えられることはほとんどありません。

しかし、フリーランスエンジニアの場合は、クライアントと業務委託契約を交わして仕事をするため、雇用契約のような指示命令権が発生しません

つまり、案件ごとに自分でスケジュールを調整し、タスクの進め方を自由に決められるのです。

また、裁量権が大きいということは、自分のアイデアや提案がプロジェクトに反映されやすいということでもあります。

このように、フリーランスエンジニアとしての働き方は、若いうちから責任を持って仕事を進める力を養い、将来的なキャリアアップにも大いに役立つでしょう。

人間関係のストレスが少ない

5つ目のメリットが、職場の人間関係に悩まされることがない点です。

厚生労働省が発表した「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、若者の退職理由の約26.4%が「職場の人間関係」であり、2位にランクインしています。

特にIT業界というのは人間関係のトラブルが非常に発生しやすい環境であり、現場の管理者もなるべくトラブルを起こさないような人材を優先して採用する傾向にあります。

しかし、フリーランスエンジニアの場合、仕事の相手は基本的にクライアントのみです。

プロジェクトごとの契約で働くため、特定のチームや組織に長期間所属する必要がなく、煩雑な人間関係に巻き込まれるリスクを大幅に減らせます。

また、クライアントとの関係も基本的に業務上のやり取りが中心となるため、個人的な感情が絡むトラブルが起こりにくいのも大きなメリットです。

20代でフリーランスエンジニアとして独立するデメリット

20代でフリーランスエンジニアになることには、もちろんデメリットも存在します。

20代でフリーランスエンジニアとして独立するデメリットは以下の4点です。

  1. 収入が不安定になる
  2. 福利厚生は受けられない
  3. 孤独感を感じやすい
  4. 税金面などの事務処理が面倒

それぞれのデメリットについて、以下で詳しくみていきましょう。

収入が不安定になる

1つ目のデメリットは、収入が不安定になることです。

フリーランスエンジニアは、会社員のように毎月決まった給料をもらえるわけではありません

案件ごとに報酬が発生するため、案件が途切れると収入がゼロになるリスクがあります。特に、仕事の獲得が安定しない初期段階では、収入が大きく上下することも少なくありません。

加えて、病気やケガで働けなくなった場合も、収入源が途絶えるリスクの一つです。そのため、計画的な貯蓄や収支管理が欠かせません。

福利厚生は受けられない

2つ目のデメリットは、福利厚生が受けられないことです。

フリーランスの場合、会社員のような健康保険や厚生年金、雇用保険などの福利厚生がありません

そのため、退職金や有給休暇といった恩恵を受けられず、自分で国民健康保険や国民年金に加入する必要があります。

これにより、会社員時代に比べて毎月の支出が増える可能性があります。

このように、今まで会社が負担してくれていた部分を自分で支払う必要があるため、特に健康保険料や年金負担が重く感じられます。

孤独感を感じやすい

3つ目のデメリットは、孤独感を感じやすいことです。

フリーランスエンジニアは、チームやオフィスに所属しないため、日常的なコミュニケーションが少なくなる傾向があります。

特にリモートワーク主体の案件では、クライアントや他のフリーランスとのやり取りも最低限に限られる場合があり、孤独を感じやすい環境です。

「自分は一人でも大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、実際にその環境に身を置いてみるとかなり精神的にキツいです。

そもそも人間というのは本来、コミュニティの中で活動する生き物なので、こういった孤独感というのは思っているよりもストレスになります。

コワーキングスペースを活用したり、勉強会やイベントに参加して他のエンジニアと交流することも可能ですが、それでも一般的な会社員よりはコミュニケーションが少なくなってしまうのは大きなデメリットといえるでしょう。

税金面などの事務処理が面倒

4つ目のデメリットは、税金面などの事務処理が面倒なことです。

フリーランスになると、確定申告や税金の支払いをすべて自分でしなければなりません

会社員時代には天引きされていた所得税や住民税を計算して納付しなければならず、経費の管理や領収書の整理なども必要です。

特に、青色申告のように節税効果がある申告方法を選ぶ場合は、会計ソフトを使用して記帳作業をこまめにしておかなければなりません。

税理士に依頼すればある程度の負担を緩和できますが、その分コストも発生するため、慎重な判断が重要です。

20代でフリーランスエンジニアになれる人の特徴

ここまで解説してきたように、20代でフリーランスエンジニアになるのは決して簡単なことではありません。

では、具体的にどのような人なら20代でもフリーランスエンジニアになれるのでしょうか?

20代でフリーランスエンジニアになれる人の特徴は以下の4点です。

  1. 正社員の待遇に不満を持っている人
  2. 会社に縛られずに自由に働きたい人
  3. 正社員を続けて管理職のポジションにつくのではなくエンジニアの仕事をしたい人
  4. 自己成長を重視する人

それぞれについて、以下で詳しく解説します。

正社員の待遇に不満を持っている人

正社員としての待遇に不満を感じている人は、フリーランスエンジニアの方が向いています。

例えば、以下のような待遇に不満を持つ場合が該当します。

  1. 給与が低い:スキルや成果が評価されず、給料が固定されている。
  2. 昇進や昇給が遅い:努力しても短期間で評価されにくい。
  3. 働き方が窮屈:勤務時間や働き方の自由が少ない。
  4. 評価基準が不透明:どれだけ頑張っても正当な評価を得られない。

こうした正社員の待遇に対する不満を感じている人にとって、フリーランスエンジニアという選択肢は、自分のスキルや努力に応じた公正な報酬と自由な働き方を手に入れる大きなチャンスといえます。

ただし、フリーランスには収入の不安定さや自己管理の必要性などの課題もあるため、それを理解した上で準備を進めることが重要です。

会社に縛られずに自由に働きたい人

会社に縛られたくないと感じている人も、フリーランスエンジニアが向いているといえるでしょう。

一般的な会社勤めのエンジニアは、基本的に決められた勤務時間や勤務地で働く必要があり、プロジェクトの内容やチーム構成も自分で決められません

さらに、会社のルールや文化に従う必要があり、働き方に自由度が少ないと感じることも少なくありません。

一方、フリーランスエンジニアは、働く時間や場所を自由に選べるのが大きな魅力です。

自宅やカフェ、コワーキングスペースで働くこともできるので、リモートワーク案件が多い現在では、海外に滞在しながら働く「ノマドワーク」も可能です。

また、プロジェクトごとに契約を結ぶため、不要な会議やチーム内の調整に時間を取られることも少なくなります。

このように、会社に縛られずに自分らしい働き方を求めている人にとって、フリーランスエンジニアは理想的な選択肢といえるでしょう。

正社員を続けて管理職のポジションにつくのではなくエンジニアの仕事をしたい人

管理職のキャリアに魅力を感じていない人も、フリーランスエンジニアが向いているといえます。

昨今では、「若者の管理職離れ」が進行しており、特に20代の若者の約70%は管理職になりたくないと回答している調査もあるほどです。

また、AI(人工知能)の進化により、従来のホワイトカラーの仕事も奪われることが指摘されているため、今後もこの傾向は続くことが予想されます。

しかし、フリーランスエンジニアであれば、管理職のようにチームをまとめたり、他者の業務を管理したりする必要はありません

技術を磨き、クライアントに成果を提供することに専念できるため、純粋にエンジニアとしての仕事に集中できます。

つまり、自分が得意とする分野や興味のある技術を選んで取り組むことができるため、スキルの向上やキャリアの充実感を得やすい働き方です。

このように、管理職にならずにエンジニアとしてのスキルを深め、自由に働きたいと考える人にとって、フリーランスエンジニアは理想的なキャリアの一つと言えるでしょう。

自己成長を重視する人

向上心が高く、キャリアの醸成よりも自己成長を優先したい人も、フリーランスエンジニアが向いているといえるでしょう。

エンジニアという職種は特に、最新のスキルの習得が重要視される職業です。

したがって、スキルを継続的にアップデートし続けることが、エンジニアとしての市場価値を保つ鍵となります。

フリーランスエンジニアの場合、自分のスキルを磨く時間を確保しやすい点が大きなメリットです。

例えば、興味のある技術に関連するプロジェクトを選んで取り組むことで、実践的な知識を得られます。

さらに、フリーランスは自分の努力が直接報酬や評価に反映されるため、自己成長への意欲が高い人にとって非常に魅力的な働き方です。

正社員のように、組織内のキャリアパスに縛られることなく、自分自身のスキルを磨き続けることで、より高単価の案件や専門性の高いプロジェクトに挑戦できるようになります。

したがって、フリーランスエンジニアとしての働き方は、こうした成長志向の強い人にとって理想的なキャリアパスと言えるでしょう。

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まとめ

本記事では、20代でフリーランスエンジニアになる理由、メリット・デメリット、独立するための具体的な方法や必要なスキルについて詳しく解説しました。

20代という若さでフリーランスエンジニアとして独立することは、技術や専門性を深める大きなチャンスであり、今後のキャリアを切り拓くための有効な選択肢です。

特に、IT業界は今後も急速な技術革新が続くと予想されており、学び続ける姿勢と柔軟な対応力が求められます。

そのため、スキルを磨き続ける意欲さえあれば、さらに大きな可能性が広がるでしょう。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスエンジニアにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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