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【2023年最新】R言語を触れるエンジニアの平均年収と年収アップの方法を解説

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Rというプログラミング言語の特徴

まず始めに、Rというプログラミング言語の特徴として以下の5つが挙げられます。

  • ベクトル処理を実行できる
  • 簡単にグラフを作成することができる
  • 互換性が高い
  • パッケージが豊富
  • 幅広いシーンで利用可能

これらの特徴はR言語ならではの、非常に専門的な分野であるといえます。上記の内容は、次の章の「R言語でできること」で詳しく紹介していくのでそちらからご覧ください。

R言語でできること

この章では、『R言語』がどのような場面で使用されているのか解説していきます。

機械学習や統計解析で使える

R言語は、「機械学習・統計解析」で使用することが可能です。それぞれどのような場面で使用することができるのか、1つずつ確認していきましょう。

R言語の使用場面①機械学習

多くのエンジニアの方は、「機械学習=Python(パイソン)」というイメージを持っているのではないでしょうか。確かに日本国内の機械学習で、「Python」が使用されているのは事実です。

しかし機械学習の経験やレベルを積み上げていくと必要になる言語の1つに、『R言語』が含まれています。現在世界で最も使用されているプログラミング言語のランキングでは、『R言語が7位』という結果です。この結果からも、R言語の重要性が分かるのではないでしょうか?

R言語の使用場面②統計解析

R言語は、「データ解析後、グラフなどに出力する」という機能が優れています。その理由は、R言語が統計解析に特化しているからです。また統計解析に特化することで、「データ分析・データ可視化」のオプションも豊富ということに繋がります。

R言語が役立つ職業・利用シーン

まず始めにR言語が役立つ職業として、以下の3つが挙げられます。

  • データアナリスト
  • データサイエンティスト
  • 機械学習エンジニア

『データアナリスト』に必要なスキルは、「R言語を使用した統計データ処理」や「システム開発・データベース管理システム」などの管理運用システムです。『データサイエンティスト』は、「データ分析」や「データを集計し、可視化する力」などのスキルが求められます。

『機械学習エンジニア』は、R言語に用意されている様々なパッケージを利用することで機械学習に有効活用することが可能です。続いて「どんな企業でどのように使用されているのか」ということについて詳しく見ていきましょう。

こんな企業でも使われている

R言語を使用している企業にはどんなものがあるのか、具体的に確認していきましょう。

まず、世界的な企業を紹介すると「Google・Facebook」が挙げられます。日本での企業を紹介すると、「DeNA・ドリコム」などです。これらの企業は、R言語を使用したデータ分析を行っている企業とされています。データ分析というのは、これからの業務を「改善していくうえでの道標になる」ので企業にはとても必要な能力です。

R言語のメリット

R言語のメリットには、以下の7つが挙げられます。1つずつ確認していきましょう。

  • ベクトル処理
  • CRANネットワーク
  • データ互換性
  • 統計に適した解析環境
  • 視覚化に優れたグラフ機能
  • 教育現場から実務・研究現場でも利用可能
  • Kaggleでも利用され続けている

ベクトル処理

ベクトル処理とは、個々の数値(データ)を『ベクトル』として取り扱うことをいいます。

ベクトルといえば、数学の基礎で習った「X軸・Y軸」のように数字を縦から横に並べたものを連想するのではないでしょうか。R言語でのベクトル処理も、「数値とデータの関連性を見つける」というくくりでは同じといえます。またR言語のベクトル処理は、膨大な量のデータをある程度のかたまりとして処理することが可能です。よって、処理速度の飛躍的な向上が期待されています。

CRANネットワーク

CRANネットワークとは、「R言語の記録を保管するネットワーク」のことです。簡単に説明すると、R言語本体の他に各種パッケージをダウンロードすることができるサイトを指します。全国にミラーサイトが存在しており、日本では「統計数理研究所ミラー会津大学ミラー山形大学ミラー」が挙げられます。

データ互換性

R言語は、他の言語やツールとの連携が可能で非常に互換性が高いプログラミング言語です。例えば、「C++・Java・Python」などとの連携が挙げられます。また言語以外にも、多くのデータベースやシステム、BIツールなどとも連携することが可能です。

統計に適した解析環境

R言語は、統計のデータ解析に特化したプログラムです。そのため「C#・Java・Python」のように、どんなプログラムにも対応できるわけではありません。しかしデータ解析は幅広い仕事で必要とされる能力なので、重要度としては非常に高いといえるでしょう。

視覚化に優れたグラフ機能

R言語は、「ヒストグラム・棒グラフ・折れ線グラフ・散布図・樹形図・ヒートマップ」などのグラフを簡単に作成することができます。また作画アプリの『gunplot』を使用することで、専用アプリ感覚でプログラミング言語を扱うことが可能です。

教育現場から実務・研究現場でも利用可能

R言語には、『フリーソフトウェア』という特徴が挙げられます。このことから、教育現場や研究現場でも導入が容易だと認識することができるのではないでしょうか?またR言語はオープンソースということもあり、常に新しい開発が進んでいます。そのことから、これからもプロフェッショナルなツールとして、多くの場所で扱われるでしょう。

Kaggleでも利用され続けている

『Kaggle(カグル)』とは企業が出題した課題に対して、Kaggleに登録しているユーザーが、その課題を解決していくというプラットフォームです。これはどちらにもメリットがあり、ランキングで1位を獲得したユーザーは、課題を出題した企業に無償で利用権を与える代わりに、賞金をもらうことができます。そんな『Kaggle』は、「R言語」か「Python」での参加を求めています。このことからもR言語の需要の高さが伺えるのではないでしょうか。

Pythonとの違い

Pythonには、『汎用言語』という特徴があります。それは、様々なプログラミングを行うことが可能という意味です。しかしR言語は『統計解析』に特化している言語なので、Webアプリを作ったりすることはできません。よって「PythonとR言語を使い分ける」ということが大事といえるでしょう。

R言語を扱えるエンジニアの年収事情

R言語を使いこなすことができるエンジニアの年収は、650万円という結果が出ています。

そこでこの章では、以下の3つの平均年収についてまとめていきます。

  • エンジニア全体の平均年収
  • R言語を扱えるフリーランスの場合
  • 会社員の場合

エンジニア全体の平均年収

R言語を扱うエンジニアの平均年収が650万円に対し、エンジニア全体の平均年収は542万円でした。その理由として、エンジニアは職種によってかなり年収差があるということが挙げられます。言語を学ぶうえで、「どの言語に将来性があるか」というのを考えるのも重要です。

R言語を扱えるフリーランスの場合

R言語を扱えるフリーランスの平均月額単価は、76万円という値です。そのことから計算すると、R言語を扱えるフリーランスの平均年収は912万円ということが分かります。R言語を扱うのであれば、将来はフリーランスを目指すというのも1つの手ですね。

会社員の場合

国税庁の調査によると、令和元年の会社員の平均年収は436万円という結果でした。これは男性と女性の平均なので、それぞれに分けると「男性540万円」、「女性296万円」という結果になります。

R言語のニーズや将来性とは

この章では、R言語のニーズや将来性について以下の3つのことを紹介していきます。

  • 正社員のR言語を扱えるエンジニアの求人数からみるニーズ
  • フリーランスのR言語を扱えるエンジニアの求人数からみるニーズ
  • 言語別に見るR言語のニーズ

正社員のR言語を扱えるエンジニアの求人数からみるニーズ

この章では、R言語を扱える正社員を募集している会社がどれだけあるのか確認していきましょう。そこで、「求人ボックス」と「Indeed」の2つを参考に紹介していきます。まず「求人ボックスの求人数は4,853件」で、「Indeedの求人数は2,972件」という結果でした。このことからも、R言語のニーズの多さと将来性が分かるのではないでしょうか。

フリーランスのR言語を扱えるエンジニアの求人数からみるニーズ

2022年2月6日現在の、R言語を扱えるフリーランスエンジニアの求人数は85件でした。しかしフリーランスということもあり、平均単価も76万円と高いです。求人数を見る限りニーズが高いとは言えませんが、将来性は十分にあるといえます。

言語別に見るR言語のニーズ

R言語のニーズを言語別に見ると、どのような結果になるのか見ていきましょう。

  1. JavaScript
  2. SQL
  3. C/C++
  4. R
  5. VBA
  6. Python

R言語のニーズは、C/C++と同率で3番という結果でした。このことからも、R言語のニーズが分かるのではないでしょうか。

R言語を扱えるエンジニアとして年収アップさせる方法

この章では、R言語を扱えるエンジニアが年収をアップさせる方法について以下の4つのことを紹介します。

  • 需要のあるフレームワークの習得
  • Pythonを習得する
  • データ分析/解析や機械学習、AI(人工知能)などの特化したスキルがある
  • 上流工程・マネジメントの経験

需要のあるフレームワークの習得

フレームワークを簡単に説明すると、「Webアプリケーションやシステム開発するために必要な機能があらかじめ用意されている枠組み」のことを指します。フレームワークを習得することで、大幅な作業の効率化に繋がることから、需要のあるフレームワークの習得は必須といえるでしょう。

Pythonを習得する

Pythonは簡単に習得できる言語にもかかわらず、「汎用性が高く・需要が高い」です。また、上記で紹介したフレームワークが豊富に用意されています。Pythonを習得することで、データ分析だけではなく「Webアプリケーションの開発・作業の効率化」など、幅広い分野で活躍できることから年収アップに繋がるといえます。

データ分析/解析や機械学習、AI(人工知能)などの特化したスキルがある

R言語で年収をアップさせるには、「データ分析/解析や機械学習・AI(人工知能)」などの特化したスキルが必要です。これらのスキルを習得することにより、『データアナリスト・データサイエンティスト・機械学習エンジニア』として活躍できます。これらの職業に就職することにより、年収アップに繋がるでしょう。

上流工程・マネジメントの経験

IT業界の上流工程に求められるスキルとして、「幅広い業務知識・マネジメント能力・技術力・コミュニケーション能力」が挙げられます。これらのスキルを習得したエンジニアは、IT業界のシステム開発を引っ張っていける人材といっても過言ではないでしょう。つまり上流工程やマネジメントの経験がある場合、年収アップに繋がるといえます。

R言語・データサイエンティストでフリーランスを考えている人が把握しておきたいこと

副業から始めてみる

いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。

そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。

具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。

案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく

自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。

その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。

具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。

フリーランスになるメリットやリスクは知っておく

フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。

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まとめ

この記事では、R言語の「特徴・年収・年収アップの方法」についてまとめていきました。

どのくらいR言語が必要とされていて、どのくらいの将来性があるのかということが分かったのではないでしょうか。そこでこの章では、改めてR言語の魅力についていくつか紹介していきたいと思います。

  1. データ解析に特化したプログラム
  2. コードが簡単で『Kaggle(カグル)』などでも実践練習が可能である
  3. ニーズが多く将来性がある

R言語はデータ解析に特化したプログラムなので、独自性があります。その他のプログラムではできない「専門的な分野」といえるでしょう。またコードが簡単で、実践練習も可能なことから手を出しやすいプログラムだということが分かります。あなたも将来のことを考えるのであれば、ニーズが多く将来性のある『R言語』を勉強してみてはいかがでしょうか?

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