【2023年最新】Scalaエンジニアの平均年収と年収をあげる3つの方法

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目次
Scalaというプログラミング言語について
プログラマーやエンジニアとして働きたい人の多くは、Scalaという言語の存在を聞いたことがあるでしょう。しかし、実際はどのような言語か知らない人も多いですよね。今回は、Scalaの特徴やメリット、将来性について紹介します。エンジニア業界でのニーズや年収アップのコツも解説するので、Scalaエンジニアを目指す人は是非参考にしてください。
特徴
Scalaは、オブジェクト指向・関数型言語の両方に対応したハイブリッド型言語です。Scalaは、スマートフォン用アプリやWebアプリケーションの開発、Webサイト作成に使用されます。また、上記でも触れたようにScalaを学ぶ際、オブジェクト指向・関数型言語の知識は必要不可欠です。下記ではオブジェクト指向や関数型言語について、詳しく解説するのでScalaエンジニアを目指したい人は、是非チェックしておきましょう。
オブジェクト指向
オブジェクト指向とは、システムを作っていくにあたってさまざまな要素を構成するときの考え方です。プログラミングを通してさまざまなWebサイトやアプリケーションを作成するにあたって、必要となっています。
エンジニアとしてWeb開発やアプリ作成をするうえで、必要な”モノ”同士を組み合わせていく考え方というイメージです。また、オブジェクトを直訳すると「対象」「物」となり、プログラミングでは情報の集まりと意味付けています。
関数型言語
関数型言語は、プログラミング言語の種類です。プログラミング中のコントロールや処理を、関数にある定義と適用させて言語を組み合わせていくものとなっています。通常のプログラミング言語のように英語や記号を組み合わせるのではなく、数字を組み合わせる関数というイメージです。オブジェクト指向とは全く異なった考え方となっており、対になった存在と言えます。
Scalaを選択するメリット
Scalaは、基本的にJavaの上位互換と言われており、ほとんどの開発に対応できることがメリットです。Scalaを学び、扱えるようになることでエンジニアとしての幅が一気に広がります。Webサービス開発やスマホアプリ開発、業務システム開発ができる万能型言語と言えるでしょう。下記で詳しく紹介するので、Scalaを深く学びたい人は参考にして下さい。
Webサービス開発
Webサービス開発とは、多くの人が普段から見ているWebサイトやサービスを開発することです。Webサービスは、ユーザーが自分のスマホやパソコンで操作した内容に基づき、サーバーが処理した情報をブラウザに表示させる仕組みとなっています。「優秀なエンジニアではないとWeb開発できない」と思われがちですが、仕組みや作り方、考え方を学ぶことで初心者でも開発可能です。
また、Webサービス開発はフロントエンド・バックエンド・フレームワーク・データベースと4つに分かれています。それぞれ必要な言語が異なるため、どんなWebサービスを開発したいかに合わせてチェックしましょう。
スマホアプリ開発
スマホアプリ開発は、その名の通りスマートフォン用のアプリを開発することです。覚える知識がかなり多いだけでなく、実務的な経験も必要不可欠となっています。そのため、Webサービス開発に比べて、難易度は非常に高いです。スマホアプリ開発には、Swift・Java・Kotlin・Pythonの4言語が必要となっています。Scalaを学ぶことで、レベルが高いとされるスマホアプリの開発が可能です。
業務システム開発
業務システム開発とは、その名前の通り業務に必要なシステムを開発するプログラミングとなっています。基本的に、Java・C言語・C++・C#・COBOL・Pythonと6つの言語が必要です。Scalaを学ぶことで、業務システム開発ができるようになります。また、不具合も多く発生するため、実務的な経験と対処方法が必要です。
Scalaエンジニアの年収事情
エンジニアを目指す際、どれくらいの年収があるかは非常に大切でしょう。ここでは、Scalaエンジニアの年収事情や、エンジニア業界全体の平均年収を紹介します。これからエンジニアを目指す人は、紹介する年収を比較してみて下さい。
エンジニア全体の平均年収
下記は、エンジニア全体の年収を多い順にまとめた表です。
上位から、割合が多い順となっています。
年収 |
500万円~600万円未満 |
600万円~700万円未満 |
400万円~500万円未満 |
700万円~800万円未満 |
300万円~400万円未満 |
800万円~900万円未満 |
900万円~1,000万円未満 |
200万円~300万円未満 |
1,000万円~1,100万円未満 |
1,100万円~1,200万円未満 |
100万円~200万円未満 |
1,500万円以上 |
100万円未満 |
1,400万円~1,500万円未満 |
1,300万円~1,400万円未満 |
1,200万円~1,300万円未満 |
エンジニア全体で最も多い年収は、500万円から600万円です。上位7つ目で、ようやく1,000万円台に突入します。エンジニア全体での平均年収は641万円となっており、その他職業と比較してもかなり高いと言えるでしょう。また、言語ごとでも平均年収が異なります。最も年収が高い言語はJavaScriptで、663万円です。
次に多い言語は、SQLで657万円となっています。平均年収600万円を超えている言語は、JavaScript・SQL・C/C++・R・VBA・Pythonの6つです。
フリーランスのScalaエンジニアの場合
次にScalaエンジニアの年収について紹介します。Scalaエンジニアは、他の言語と同様にフリーランスか会社員かによって年収が変動するため、それぞれ切り分けることが大切です。フリーランスScalaエンジニアの場合、案件の月額単価平均が75万円となっています。
フリーランスは、月によって収入が大きく変動する場合がありますが、フリーランスScalaエンジニアの平均年収は600円ほどです。フリーランスとして活動しているScalaエンジニアのなかには、年収1,300円を超えるような人材もいます。Scalaエンジニア自体が少ないなか、フリーランスとして活動する人材はさらに稀有なため、全体的にも年収が高いです。
会社員のScalaエンジニアの場合
Scalaエンジニアには、フリーランスだけでなく会社員として働く場合もあります。会社員Scalaエンジニアの場合、平均年収は450万円ほどです。フリーランスでScalaを扱うエンジニアの平均年収である600万円と比較すると、会社員Scalaエンジニアは安めとなっています。
Scalaエンジニアの数が少ないことで、会社員の場合は未経験から採用しているケースが多いです。そのため、年収300万円ほどからスタートする正社員求人も多く、年収が安くなる要因と言えます。正社員Scalaエンジニアはスキルや勤める企業によって年収が跳ね上がるケースも多いです。平均年収は400万円ほどですが、未経験者と実務経験者では金額に大きな差があります。
Scalaのニーズや将来性とは
現在、Scalaを扱えるエンジニア数は他の言語に比べて少ないことから、非常に重宝されている存在です。今後もWebサービスやスマートフォン用アプリの需要が増えていくことから、Scalaエンジニアのニーズは高まっていきます。Webサービス開発・スマホアプリ開発・業務システム開発ができることから、Scalaエンジニア自体も増えるでしょう。
正社員のScalaエンジニアの求人数からみるニーズ
正社員のScalaエンジニアは、現在もニーズが増え続けています。
下記は、大手求人サイトに掲載されている正社員Scalaエンジニアの案件です。
上記は、総合IT企業でAkkaとScalaを使用してプロダクト開発をおこなう求人となっています。ScalaとAkkaをメインとし、さまざまな技術・言語を使って業務にあたることが特徴です。年収は550万円から900万円と、正社員Scalaエンジニアの平均よりもかなり高く設定されています。Scalaの知識は必要ですが実務経験は問われないことから、かなり優れた条件の求人と言えるでしょう。
2022年2月時点、大手サイトの求人ボックスでは約1,700件のScalaエンジニア求人を取り扱っています。これからScalaエンジニアの需要が高まることから、上記のような求人が増えていくでしょう。
フリーランスのScalaエンジニアの求人数からみるニーズ
次にフリーランスのScalaを扱うエンジニアの求人から、これからのニーズについて解説します。下記は、大手案件サイトのエンジニアスタイルで、実際に掲載されている求人です。
こちらは、Scalaエンジニアとして求人検索エンジンのバックエンドをおこなう求人となっています。報酬は月あたり100万円となっており、非常に高単価です。またリモートで仕事ができクライアント先に出向く必要がないため、交通費も発生しません。
Scalaでの開発経験は必須ですが、Java・Kotlinの経験が豊富であれば、Scala経験は少なくても採用してもらえます。Scalaのニーズが高まっていることから、上記のような「圧倒的な経験」がなくとも月単価100万円を超える案件も今後増えていくでしょう。2022年2月時点、エンジニアスタイルでは約1,000件のフリーランスScala求人を取り扱っています。
言語別に見るScalaのニーズ
フリーランス・会社員の両方を含めたScalaエンジニアの平均年収は、450万円です。言語別に見ると、最も平均年収が高いのはJavaScriptの663万円となっており、200万円以上の差があります。現時点では、その他言語の方がScalaよりもニーズが高いです。しかし、Scalaはこれからもニーズが増えるため、単価も増えていくでしょう。
Scalaエンジニアとして年収アップさせる方法
次にScalaエンジニアが、年収をアップさせる方法を紹介します。Scalaエンジニアとして、今後収入を上げていきたい人は、下記の3つを重視しましょう。
- 需要のあるフレームワークの習得
- その他Scala以外の言語の習得
- 上流工程・マネジメントの経験
需要のあるフレームワークの習得
Scalaエンジニアが年収をアップするためには、まず需要のあるフレームワークを習得する必要があります。フレームワークとは開発をする際に使用する、ある程度の流れが決められたツールのことです。フレームワークを使用することで、1から開発するよりも効率良く作業を進められます。
Scalaにおけるフレームワークには、「システムに特化している」「スマホアプリに特化している」など、種類もさまざまです。特に需要があるフレームワークを習得することで、需要に比例して単価もアップします。単価が高い案件をこなしていくうちに、結果として年収がアップしていくため、時流に合ったフレームワークを習得しましょう。
その他Scala以外の言語の習得
Scala以外の言語を習得することも、年収をアップするには非常に大切です。フリーランスの場合、クライアントは1つのプロジェクトを完結させるために複数のエンジニアに仕事を依頼します。そのため、クライアント側からすると2人分の人件費が必要です。Scala以外の言語も扱えるようにしておくことで、1度に2人分の仕事を受けられます。
クライアントからしても、1人のエンジニアに2人分の予算をかけられるため、やり取りの手間を減らせることがメリットです。さらに複数の言語を習得しておくことで、Scala以外の案件を依頼されることもあり、年収アップに繋がります。
上流工程・マネジメントの経験
上流工程・マネジメントの経験をすることも、年収アップには必要な条件です。プロジェクトは上流工程になるほど、変えが効かない重要なポジションになって行きます。上流工程を任されるということは、スキルや経験値が高いということでもあるため、クライアント側も高単価で依頼しやすいです。
また、マネジメント経験があることで、プロジェクトをまとめるディレクター的役割を任されることもあります。マネジメント経験を活かした業務を任されることで、単価も高くなり年収アップが可能です。
Scalaの高単価案件を豊富に持っているエージェントを紹介
エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。
ITプロパートナーズ
最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。
エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。
また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。
Midworks
Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。
目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。
テックビズフリーランス
独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。
税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。
また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。
フリーランスポート(Freelance Port)
案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。
フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。
フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。
TechStock
2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。
17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。
また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。
報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。
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まとめ
Scalaは、オブジェクト指向・関数型言語のどちらにも対応したハイブリッド型の言語となっています。Scalaを使用することで、スマートフォン用アプリ・Webサービスの開発、Webサイトの作成が可能です。
現在はまだまだマイナーな言語ですが、利便性の高さやインターネットの需要が増えていくことから、ニーズも伸びていくでしょう。Scalaは年収に関しても、まだまだ低い数値となっています。しかし、今後の需要増加に合わせて年収もアップしていくでしょう。
今回紹介した内容を参考に、Scala言語の習得を目指してみてはいかがですか。
- Scalaはオブジェクト指向・関数型言語の両方に対応したハイブリッド型言語
- スマホアプリやWebサービスの開発、Webサイト作成ができる
- 今後、ニーズが増えて年収も上がっていくと言える
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この記事を書いた人

広告代理店でPR動画の制作に10年携わる。クリエイターとして独立後、プロジェクションマッピングの企画、まちおこしプロジェクトに参画中。 並行してフリーランスのWEBライターとして活動中。
この記事を監修した人

大学在学中、FinTech領域、恋愛系マッチングサービス運営会社でインターンを実施。その後、人材会社でのインターンを経て、 インターン先の人材会社にマーケティング、メディア事業の採用枠として新卒入社し、オウンドメディアの立ち上げ業務に携わる。独立後、 フリーランスとしてマーケティング、SEO、メディア運営業務を行っている。