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【2023年最新】サーバーエンジニアが今後生き残るために持っておきたいスキルとは

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目次

サーバーエンジニアに求められる基本的なスキル

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計や構築、運用・保守を主に行うエンジニアですが、サーバーエンジニアにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

まずは、サーバーエンジニアに必要な基本的なスキルを紹介します。

OSに関する知識と経験

サーバーエンジニアには、サーバーOSに関する知識とサーバーOSを扱った経験が欠かせません。

構築や運用などを行う際に、サーバーOSを操作することになるので知識がないと仕事にならないですし、経験がないとクライアントの要望に沿えないという事態に陥ってしまいます。

主に使用するサーバーOSは、Windowsや無料オープンソースのLinuxです。したがって、これらのサーバーOSのインストール・設定・アップデート・トラブルシューティングなどの操作方法や知識を身につけておく必要があります。

サーバーエンジニアの土台として、サーバーOSの知識や経験は身につけておきましょう。

ネットワークに関する知識と経験

サーバーは、単独でサービスを提供することはできません。ネットワークを通じて他のコンピューターと繋がることで初めて使えるようになります。ですので、サーバーエンジニアにもネットワークに関する知識と経験が必要になります。

現在のネットワークシステムの主流であるTCP/IPや、DNS・DHCPなどのネットワークプロトコル、VPNなどのセキュリティ技術を構築した経験や知識があると、クライアントの要望に答えられたり最適な提案ができたりします。

ネットワークに関する知識と扱った経験は、サーバーエンジニアとして必須のスキルです。

ストレージに関する知識と経験

サーバーエンジニアには、ストレージに関する知識と経験も基本的なスキルとして求められます。ストレージは、ネットワークやOSと同じように、コンピューターに欠かせない機器であり、サーバーエンジニアが扱うことも多いです。

特に、SANやNASといったストレージデバイスの管理やデータ管理を便利にするRAID構成、ストレージのバックアップの知識や経験は身につけておきたいスキルです。

ストレージもコンピューターの核となるシステムであるため、スキルはぜひ身に付けておきましょう。

システム監視に関する知識と経験

サーバーエンジニアには、システム監視に関する知識と経験が求められます。サーバーやネットワークを保守し、パフォーマンス状態を監視することもサーバーエンジニアの仕事の一部だからです。

システム監視は監視ツールを使用しますが、長い歴史を誇っており、国内外でも導入企業が多いZabbixや、クラウドサーバーの監視も可能なDatadogなどがあります。

クライアントによって使用している監視ツールが異なるので、様々なツールに対応できるよう、基本的なスキルや経験を身に付けておく必要があります。

サーバーエンジニアに今後さらに求められているスキルとは?

サーバーエンジニアとして今後も生き残っていくためには、どのようなスキルが求められているのでしょうか。

今後も需要のあるサーバーエンジニアとして仕事をしていくのであれば、先ほど紹介した基本的なスキルの上に更なるスキルを積み重ねていく必要があります。

ここからは、今後さらに求められているスキルを紹介していきます。

そもそもサーバーエンジニアに求められているスキルに変化が起きている

近年のIT技術の進化に伴って、サーバーエンジニアに求められるスキルに変化が起きています。この変化に対応できないと、今後サーバーエンジニアとして需要のない人材になってしまいます。

現状としてクラウド環境の構築やCI/CD(継続的インテグレーション/デリバリー)のニーズが高まっています。その影響から、スクリプトやコーディングでインフラ構成を行うIaC(Infrastracture as Code)の考え方が広まってきています。

したがって サーバーエンジニアにもプログラミングのスキルやクラウドに関する知識と経験が求められています。これらのスキルを身に付けて、今後も活躍できるサーバーエンジニアになりましょう。

サーバーエンジニアに求められているスキル①:OS・ミドルウェアの知識と経験

今後のサーバーエンジニアに求められているスキルの一つ目は「OS・ミドルウェアの知識と経験」です。ミドルウェアは、OSとアプリケーションの橋渡し的な役割を果たしており、コンピューター上でメールやドキュメント作成などの作業をするのに欠かせません。

したがって、OSの知識だけではなくミドルウェアの知識をつけておく必要があります。Apacheやnginxなどのミドルウェアをクライアントのニーズに応じて使い分けられるように、操作や設定方法といった知識や、実際にインストールして運用するなどの経験を身に付けましょう。

今後もサーバーエンジニアとして生き残っていくためには、OSとソフトウェアの知識と経験を積み重ねていくことが大切です。

サーバーエンジニアに求められているスキル②:サーバーの設計・構築、保守運用

今後のサーバーエンジニアに求められているスキルの二つ目は「サーバーの設計・構築、保守運用」です。これらはサーバーエンジニアの主な仕事になりますので、今後は深い知識や高いレベルの経験が求められます。

設計・構築段階では使用環境や目的に合わせて、適切なサーバーを選び、台数を決める必要があります。そして、1つのサーバーに不具合が出ても対応できるように設計し、クライアントの要望に沿ったミドルウェアやOSを選択します。

運用・保守業務では、サーバーの監視を行います。例えば、セキュリティチェックやバックアップなど必要に応じて点検を行います。他にも、セキュリティ対策やアプリケーションのバックアップを行います。

今後も活躍できるサーバーエンジニアになるには、適切な設計や構築、保守に関するチェックスキルで高いスキルと経験を身に付けましょう。

サーバーエンジニアに求められているスキル③:仮想化/クラウドの知識と経験

今後のサーバーエンジニアに求められているスキルの三つ目は「仮想化・クラウドの知識と経験」です。

近年では、サーバー環境をクラウド化したり仮想化したりする動きが加速しています。したがって、サーバーエンジニアは仮想空間やクラウド上でサーバーを構築するスキルが求められるようになります。

特に、VMwareやHyper-V、Xenなどの仮想化製品を用いての知識や構築経験やAmazon社のAWS、マイクロソフト社のAzureなどのクラウドに関する知識や経験が重要です。

仮想空間やクラウド上でのサーバー構築には、オンプレミスでの構築経験や知識、スキルがないと苦労する場合があります。まずはオンプレミスでのサーバー構築の手順を一通り身に付けてから、クラウドや仮想化分野での構築に挑戦すると良いでしょう。

サーバーエンジニアに求められているスキル④:セキュリティ技術の知識・スキル

今後のサーバーエンジニアに求められているスキルの四つめは「セキュリティ技術の知識・スキル」です。

近年、サイバー犯罪が巧妙化しており、サイバーテロを仕掛けて企業の機密情報を盗もうとしたり、ウイルスでコンピューターを止めて身代金を要求する事件が頻発しています。ですので、サーバー構築の段階で高いセキュリティ対策ができるサーバーエンジニアが求められています。

セキュリティ対策では、ファイアウォールなどのセキュリティソフトの導入や脆弱性診断などのテストを行います。したがって、セキュリティソフトに関する知識や導入方法、セキュリティテストの方法などのスキルが求められます。

今後もセキュリティ対策への需要は高い状態が続きますので、セキュリティ技術に関する知識や経験は是非とも身につけておきましょう。

サーバーエンジニアに求められているスキル⑤:スクリプト言語

今後のサーバーエンジニアに求められるスキルの五つ目は「スクリプト言語」の習得です。先述の通り、サーバーのクラウド化が進んでいます。その際に環境構築や設定をスクリプト言語でコード化することによって、作業の効率化やスケールアップにつながったり再現性や流用性を高めたりすることができます。

特に習得しておきたいスキルは、サーバーの自動化に使用できるPython、近年需要が高いPerl、OSコマンドの自動実行やサーバー管理に必要なbashなどの言語です。様々な言語を扱えるようになると更に価値のあるエンジニアになりますが、まずは一つ一つ習得していくのが良いでしょう。

スクリプト言語を習得して、作業の効率を上げることで一つ上のレベルのサーバーエンジニアに近づくことができます。

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サーバーエンジニアも身につけたおきたいヒューマンスキルとは

サーバーエンジニアに必要なのは、ITスキルだけではありません。クライアントや、共に働くエンジニアと関わりながら仕事を進めていきます。そのため、ヒューマンスキルも身に付けなくてはなりません。

ここからは、サーバーエンジニアも身に付けておきたいヒューマンスキルを紹介します。

ビジネスコミュニケーションスキル

サーバーエンジニアは、ビジネスコミュニケーションスキルを身に付けておくと有利に働きます。サーバーエンジニアは多くの場面でコミュニケーションを必要とするため、コミュニケーションスキルを保有しているということは、能力が高いサーバーエンジニアだということになります。

サーバーエンジニアは、クライアントからニーズを聞き出して要件定義を行い、設計へと繋げていきます。ですので、クライアントに求められているサービスを提供するためには、高いコミュニケーションスキルが必要です。

また、チームで働く場合にはメンバーとの連携面でコミュニケーションが必要です。情報共有や指示をする際に、正しく伝えたいことを伝えられる能力が必要です。

コミュニケーション能力は、関連書籍で学習したり、現場での経験を積んだりすることで身につけることができます。

マネジメント能力

マネジメント力はサーバーエンジニアに必要な能力です。サーバーエンジニアはチームの一員としてプロジェクトに取り組むこともあるため、プロジェクトの進捗管理など、マネジメント力を高めることで円滑に進めることができます。

また、マネジメント能力を高めることで、プロジェクトマネージャーなどの管理職へのキャリアパスの選択肢を増やすことができます。

マネジメント能力もコミュニケーション能力と同様に、関連書籍で学習したり経験を積みながら一歩づつ身に付けていくべきでしょう。

リーダーシップ

マネジメント能力と同様に、リーダーシップもサーバーエンジニアに求められるスキルです。サーバーの構築というプロジェクトに欠かせない分野のエンジニアがリーダーシップを発揮することで、プロジェクトの成功の可能性を高めます。

また、チームでプロジェクトを進める際にリーダーシップのある人材は貴重であり、テックリードやプロジェクトマネージャーへのキャリアパスに繋がります。

リーダーシップとはチーム全体に視野を広げて、チームの課題やその解決方法を提示したりメンバーのモチベーションの向上や維持に努める力のことです。

リーダーシップを培うのも、経験することが最も近道でしょう。もちろん、書籍などでノウハウを学ぶのも有意義です。

サーバーエンジニアの需要や将来性は?

サーバーエンジニアの将来性については、「クラウドスキル」を身につけているか否かで大きく変わります。
詳しくは以下の記事を併せてご覧ください。

サーバーエンジニアの平均年収

会社員のサーバーエンジニアの場合

参照:職種別平均年収ランキング サーバーエンジニア|求人・転職エージェント

参照元の調査によると、会社員のサーバーエンジニアの平均年収は465万円となりました。国税庁から発表されている日本のサラリーマンの平均年収は432万なので、平均よりやや高い結果です。

また20代と30代で平均年収が90万近く変わっているのも興味深い結果となっています。

フリーランスのサーバーエンジニアの場合

参照:サーバーエンジニアのフリーランス求人・案件(全25,608 件)

フリーランスのサーバーエンジニアの月額平均単価は69万円で、年収に換算すると828万円となります。会社員のサーバーエンジニアの年収と比べて約2倍の差が付く結果となりました。

もちろん単価が10万円〜200万円と大きなばらつきがあるため、一概にいえることではありません。

ただ、自分の努力が直接年収につながるので、やりがいを感じる方も多いのではないでしょうか。

サーバーエンジニアとしてのスキルを証明できる、持っておきたい資格とは

資格を取得したり試験に合格したりすることで、自身のスキルを可視化することができます。可視化することで、どのようなスキルを保持しているかの証明にもなり、転職やフリーランスでの案件受注の確率を高めることができます。

ここからは、サーバーエンジニアとしてのスキルを証明するために取得しておきたい資格を紹介します。

Linux技術者認定試験

Linux技術者認定試験、「LinuC」は、頻繁に使用されるサーバーOS「Linux」に関するスキルや知識を問われる試験です。この試験はレベル1〜3が用意されており、順番に取得する必要があります。

レベル1ではLinuxサーバー(物理、仮想)の構築、運用に関する知識が求められます。レベルが上がるにつれて出題範囲も広がっていき、難易度も高くなっていくシステムです。

サーバーエンジニアであれば、Linuxに関する深い知識を持っていなければなりません。サーバーエンジニアとしての信用を得るためにも取得しておきたい資格です。

Linux技術者認定試験

Cisco Certified Network Associate

Cisco Certified Network Associate(CCNA)は、ネットワーク機器メーカーの世界最大手「Cisco」社が実施する、エンジニアの知識や技能を測定するための試験の一つです。

Cisco社の技術者認定試験には6つのグレードがあり、CCNAは下から2番目のグレード「アソシエイト」に属する試験です。下から2番目のグレードですが、最も有名な試験であり多くの人が受験する資格になっています。

Cisco社の機器の扱いが問われたりネットワークに関する知識の基礎などが問われたりします。簡単な試験ではないのでしっかりと準備して臨みましょう。

Cisco社の機器を導入している企業は多いため、この資格を保有していることでスキルの照明ができますし、クライアントに安心感を与えることができます。

Cisco Certified Network Associate(CCNA)

Cisco Certified Network Professional

Cisco Certified Network Professional(CCNP)も、上記のCCNAと同じくCisco技術者認定試験の一つです。

難易度を示すグレードは、CCNAより一段階上のグレードである「プロフェッショナル」になります。CCNAに合格している人が、さらにスキルアップを目指して挑戦する試験だということになります。

CCNPは、セキュリティやデータセンターなど7種類のジャンルがあるので、自らの得意分野で挑戦すると良いでしょう。

CCNPを取得していると、上級エンジニアという認識がされます。かなり難易度は高いですが、この先のステップアップのことを考えると是非とも取得しておきたい資格です。

Cisco Certified Network Professional(CCNP)

まとめ

本記事ではサンバーエンジニアに関して、求められる基本的なスキルや今後求められるスキル、身に付けたいヒューマンスキルを解説し、スキルを証明するために取得したい資格も紹介しました。

サーバーエンジニアが扱うOSやネットワークなどのシステムの知識や技術は基礎として身に付けておかなければなりません。

その基礎がある上で、今後更に求められる仮想化技術やクラウド、スクリプト言語などのスキルを身に付けていくことが重要です。

また、技術に関するスキルだけでなく、コミュニケーション力やマネジメント能力などのヒューマンスキルも、サーバーエンジニアの仕事の幅を広げるためには必要です。経験を重ねながら身に付けていきましょう。

仮想化やクラウド技術から分かるように、サーバーエンジニアに対してのニーズが変わってきています。今後も生き残っていくために、新しい技術の知識を身に付けたり資格を取得したりと常に向上心を持つようにしましょう。

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