【2023年版】Go言語の副業案件の種類と平均単価を徹底解説

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Go副業の現状

近年、JavaやRubyに取って代わる開発言語としてGo言語の需要が高まり、あわせて業務委託やパート・アルバイトなどの雇用形態による副業が増加しています。特に、日本では人材不足であるため、需要に供給が追いつかない状況です。

Googleにより2009年に開発され、その後日本において『メルカリ』『ドワンゴ』といったITベンチャーが採用を始めました。現在では大企業を問わず、多くの中小企業やフリーランスが使用しています。

特徴としては『軽量で高速な処理』『シンプル』『厳格なコーディングルール』が挙げられます。そのため、大規模なチーム作業でも支障をきたさず、外注しやすいからこそ副業案件もたくさん募集されています。

案件から見るGo言語のニーズ

ここからは、Go言語の案件や求人数から分かるGo言語のニーズについて解説します。

正社員のGo言語エンジニアの求人数からみるニーズ

2022年1月時点で求人ボックスに掲載されている、正社員のGo言語エンジニア求人数が約3,300件。indeedに掲載されている、正社員のGo言語エンジニア求人数は約7,200件でした。

JavaScriptやPHP、Pythonなど、現在広く用いられている言語の求人数よりも、Go言語の求人数は少ないです。しかし、Go言語の求人のうち約半数が1ヶ月以内に公開された求人でした。そのため、Go言語は現在注目を集めている最中であると言えるでしょう。今後、Go言語エンジニアの求人数やニーズは、今以上の勢いで増加すると考えられます。

フリーランスのGo言語エンジニアの求人数からみるニーズ

エンジニアスタイルが行った、Go言語エンジニアのフリーランス求人数の調査によると、2020年9月から2022年1月までの求人平均件数は253件です。

求人数が多い月では500件〜800件、求人数が少ない月では50件前後と、求人数の推移には大きな増減が見られました。しかし2021年8月から2022年1月の間は、100件以上の求人を維持しています。そのため、Go言語のフリーランスエンジニアの求人数やニーズは、徐々に増えていると言えるでしょう。

言語別に見るGo言語のニーズ

Go言語は新しく開発されたプログラミング言語ということもあり、他のプログラミング言語と比べて案件数は多くありません。2019年に日経 xTECHで行われた「プログラミング言語実態調査」の言語別平均年収を見ても、Go言語はトップ15にランクインしていません。

しかし、Go言語には大量の並列処理が得意で処理速度が速いという利点があります。そのため、クラウド開発やドローンに対応したソフトウェア開発など、将来的な発展が見込まれる技術のシステム開発に用いられています。他のプログラミング言語にはないGo言語の利点を考慮すると、Go言語のニーズは今後ますます高まるでしょう。

Go言語エンジニアの将来性

ここからは、Go言語エンジニアの将来性について解説します。

フリーランス求人数：4003件

Github上では利用率9位

Githubとは、世界中の人々がプログラムコードの保存や公開を行えるウェブサービスです。GithubにおけるGo言語の利用率は9位で、非常に利用率が高いとは言えません。しかし、GithubにおけるGo言語の利用率は増加し続けています。Github上で利用率トップ3を誇る、JavaScript、Python、Javaの利用率が現状維持や低下しているのを加味すると、Go言語は非常に高い将来性をもつ言語と言えるでしょう。

TIOBEでは、需要は微増。2022年は13位

また、TIOBE Softwareが発表している、プログラミング言語の人気ランキングTIOBE Indexの2022年1月版で、Go言語は14位から13位にランクアップしています。TIOBE Indexの結果から、Go言語は需要が増加している将来性の高い言語であることが分かります。

Goの副業における3つのメリット

Go言語開発の副業における3つのメリットは以下のとおりです。

• 今後Go言語の需要は増えていく
• echoなどのアプリケーションフレームワークの案件が豊富にある
• 今後需要が伸びるIOT領域で利用されている

それでは、順番に詳しく解説していきましょう。

①今後Go言語の需要は増えていく

今後の日本では、Go言語開発の需要は増えていくと予想されます。

日本では、すでに『メルカリ』『はてな』『Gunosy』といった大手企業がシステム開発用プログラミング言語として採用しています。さらに、その後は大手企業の影響を受けた、中小企業やフリーランスが起用しています。

実際、日本のIT技術は海外の影響を受ける傾向があります。開発元であるGoogleを始め、海外では下記の企業が利用してきました。

■Go言語を採用している海外企業

• Netflix
• American Express
• Salesforce
• IBM
• Target
• Twitch
• Twitter
• Uber
• Dropbox

以上の理由から、今後はますますGo言語の需要、ならびに副業案件が増加傾向にあるでしょう。開発元がGoogleであるため、長期的なアップデートや学習バックアップも期待されます。

②echoなどのアプリケーションフレームワークの案件が豊富にある

echoなどのアプリケーションフレームワークが非常に豊富であり、それにともなって案件数も多様です。求められるスキルの数だけ、案件数も増加しています。

たとえば、下記のようなものが存在します。

上記のように、フレームワークの数だけ必要なスキルを使いこなす必要があります。しかし、学習スキルが多いほど、習得したときに獲得できる案件も多いです。

企業側もシステムやアプリケーションによってベストな選択をできる、優秀な人材に依頼します。アプリケーションフレームワークの豊富さにより、それだけ案件の数量や内容を選べるでしょう。

③今後需要が伸びるIoT領域で利用されている

Go言語は、今後需要が伸びるIoT（Internet of Things：モノのインターネット）領域で利用されています。

豊富なフレームワークのなかに『Gobot』と呼ばれるIoTやドローン、ロボティクス開発向けの枠組みが用意されており、IoT業界において非常に有力な存在です。

Gobotを使えば、マイコン（Raspberry、Arduino、Microbitなど）やドローン、トイロボットまでありとあらゆる電子機器まで、約35種類のプラットフォームに対応できます。

身近な生活環境でも、5G通信や電子決済、ネットに繋がる家電の普及によりIot領域の発展はめざましい状況です。IoT領域の需要に合わせて、副業・リモートワークOKな案件も増加すると見込まれるでしょう。

Goの副業に関する案件の種類

Goの副業に関する案件の種類について、一部取り上げて紹介します。Go言語は「クロスプラットフォーム対応」の特徴をもつため、以下のような多種多様な分野で使われます。

• echoやRevelを利用したWebアプリケーション開発
• ドローンやロボットの開発案件
• 決済などのサービス

それでは、順番に詳しく解説していきましょう。

echoやRevelを利用したWebアプリケーション開発

もっとも多い案件の種類は、echoやRevelを利用したWebアプリケーション開発です。

特定のフレームワークを利用して、SNSサービスやクラウドサービス、決済システムを構築します。最近では、自社サイトやサーバーだけでなく、各社がリリースしているスマホアプリに手を加える仕事もあります。

Go言語はすでに著名なサービスやアプリで採用されている実績もあり、それにならった中小のIT企業が、Goプログラマーやエンジニアを募集しています。

ドローンやロボットの開発案件

Go言語はWeb向けの開発だけではなく、ドローンやロボットの制御システムの開発案件も存在します。

フレームワークの1つ『Gobot』は汎用性とパフォーマンスが高く、複数のデバイス間やネットワーク内のデバイスで相互通信可能な機能を有しています。そのため、ドローンやロボットの制御システムを手軽に実装できます。

ドローンは、都市開発や映像撮影など多用途で使われています。現代は、機械学習・人工知能の発展により、産業ロボットが人間に取って代わる時代です。今後ますます両者の開発案件は増加するでしょう。

決済などのサービス

Go言語はマイクロサービスの開発も得意としており、決済サービスなどの案件も度々上がっています。

マイクロサービスとは、「小規模なサービスを単体で製作し、それを一機能として集約した大規模なアプリケーションを開発する技法」または「その技法で作られた小規模なサービス自体」のことです。

決済などの重要な処理には同時刻に多数のアクセスが重なリやすいものの、Go言語によって作られたマイクロサービスなら素早く正確に処理できます。

Goの副業に関する案件の相場・平均単価

Go言語の副業に関する案件の相場・平均単価を紹介します。前章で挙げた案件の相場や単価について、一例ではあるものの案件選びの参考にしてください。

【リモート可】｜GCP・AWS｜動画配信サービスのクラウド環境構築

リモートワーク・副業による契約も可能な企業が多数です。上記案件は、リモートワークにもかかわらず、月額85万〜の報酬です。（週5日の場合）Webアプリケーション開発は、副業OKの案件が多数あります。

【リードエンジニア／GoもしくはPython】SaaSプロダクトの開発リード

リードエンジニアレベルの能力が求められますが、SaaS領域のサービス開発に携わることができるため、今後の案件の幅も広がる案件となっております。

建築施工現場のプロジェクト管理ツール

業界に特化しているSaaS企業では、常にエンジニアが求められています。
この案件は建築業界において、現場向けのプロジェクト管理ツールを展開している企業ですが、報酬も100万円〜と高単価です。（週5の場合）

どうすれば単価を高くできるのか

Goの副業案件で単価を高くする方法はいくつか存在します。ここでは、どうすれば単価を高くできるのかについて解説いたします。

結論からお伝えすると、単価を上げるためには以下の方法がおすすめです。

• 多くの経験を積む
• フレームワークスキルを身につけること
• 上流工程に行く

順番に詳しく解説していきましょう。

多くの経験を積む

技術者として多くの経験を積むことで、優秀な人材と評価され単価がアップします。

採用する企業も副業とはいえ、手放したくないので報酬をはずんでくれるでしょう。

もちろん熟した数も大事ですが、経験として大掛かりな業務システムの開発があれば、技術だけでなくコミュニケーションスキルや統率力も認められます。

Go言語にこだわらず、多くの言語でたくさんの案件を経験しましょう。

フレームワークスキルを身につけること

豊富なフレームワークスキルを身につけることで、人材としての評価を上げる方法です。

的確にフレームワークを活用できれば、開発を効率よく進行できる技術者として認められます。高速な処理を求めるなら軽量なものを選択するなど、適材適所で扱えるようになりましょう。

また、単純に扱えるだけでなく、内部の実装内容まで踏み込めればさらに評価が上乗せされます。内部処理を知れば、突発的なバグやシステムの不調に対応できるからです。

上流工程に行く

上流工程に行けば、それだけで高単価を狙えるでしょう。

単純にコーディングするだけでなく、マネジメントやプロジェクト全体の管理能力が問われます。Go言語に限った話ではなく、どのプログラミング言語でも一緒です。

いくつか案件に慣れてきたら、積極的に上流工程を担当させてもらえる仕事を選ぶべきでしょう。

Go言語の副業案件を受ける際の注意点

副業として挑戦するときの最大の注意点は「責任の取れる開発規模を選ぶこと」です。

Go言語は、大規模なアプリケーションにも採用される言語です。副業OKの案件ならば一人ではなく複数人で作業工程を進めるでしょう。

副業だからといって納期を守らなかったり、コミュニケーションをないがしろにしていればチームに迷惑をかける恐れもあります。まずは、自身のスキルアップを兼ねて、小さい案件から選択しましょう。

Go言語は人材不足であり、報酬は副業でも高めです。ただし、報酬額で仕事を決めるのではなく、自分の力量にあった案件を選ぶよう気を付けましょう。

Go言語の副業案件の探し方

• つながりの中から相談をしてもらい、副業化する
• 求人媒体やエージェントの活用

つながりの中から相談をしてもらい、副業化する

昨今では、日々の仕事や勉強会などのイベントで知り合った方からの繋がりで、副業案件を獲得するパターンが多いです。もしくは、TwitterをはじめとしたSNSで自分から発信することで、案件を獲得する事例も多くみられます。

求人媒体やエージェントの活用

本業の傍らで、案件内容とは関係の無い営業活動や請求作業などに時間を割けないという方は、求人媒体やエージェント活用をすることもオススメです。

Go言語でフリーランスエンジニアを目指す上で必要なスキルや案件相場も紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか、本記事ではGoの副業の現状について執筆させて頂きました。

1. Go言語は日本企業で人材不足になるほど需要があり、副業案件も多い
2. 今後のIoT領域の拡大や人工知能分野の発展にともない、豊富なフレームワークの学習が必要である
3. 報酬額が高めな副業・リモートワーク案件も多々あるが、自分の力量にあった仕事を選ぶことが大切

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