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システムエンジニアがプログラミング言語を習得する3つのメリットと言語選定方法とは

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システムエンジニアがプログラミング言語を習得することによる3つの大きなメリット

現代社会では様々な企業や組織が、在庫管理や給与情報の管理などにITを導入してデータ化しています。このような社会となった今、システムエンジニアの職業的な需要はますます高まっており、同時にシステムエンジニアという職業に向けられる技術面での期待も高まっています。一般的にシステムエンジニアと言っても全ての人がプログラミング言語を使用して業務を行うという訳ではありません。なので、システムエンジニアの中にもプログラミング言語を扱うことができないという人も少なくないです。しかし、そういった業界の中での専門的な背景は考慮される事がなくなり、ただ単にシステムエンジニアなんだからプログラミング言語を扱うことができると捉えられる事もあります。その他にもシステムエンジニアがプログラミング言語を習得することで得られるメリットは多いです。この記事ではそういったシステムエンジニアがプログラミング言語を学習することによって得られることのできるメリットについて話していこうと思います。

エンジニアとしての信頼度が増す

一言でシステムエンジニアと言っても、上流工程を取り扱う人からコーディングする人など様々な業務を行う人がいます。このように、職種名だけでは業務の内容を一概には把握できない職業がシステムエンジニアです。しかし、そのような職業ですがJavaやC言語、フロントエンドであればJavaScriptやPHPなどのプログラミング言語を学習しておいて損をすることはないと断言できます。コーディングやテスト、運用といった下流工程だけでなく上流工程に携わる人においても言語を理解することでシステム全体の概要理解を深めることが可能となることが多いです。プロジェクトにおいての理解が深まると課題に対してそれまでよりも適切なアプローチでの解決方法を図ったり、部下へのアドバイスを効率的に行ったりすることや上司へ成果のアピールにつながるなどのメリットがあります。このように、プロジェクトへ貢献することでシステムエンジニアとしてのレベルが上がり、周りからの信頼の獲得にもつなげることができます。

見積もり作業の精度が高くなる

システムエンジニアは、システムを完成させるのにどれくらいの時間と人材がかかるかといった、工数をできるだけ正確に見積もる能力が必要とされます。この見積もり作業の精度が低いと、納期までにプロジェクトを終えることができなかったり、プロジェクトの予算を大幅にオーバーしてしまうといったトラブルに繋がりかねません。自身が担当するシステムのプログラミング言語を学習していると、システムを構築するのにどれくらいのコード量となるのかという事を、ある程度ですが想像できるようになります。適切なコード量を想像できないシステムエンジニアが、プログラマーと作業の量に対する認識のズレによってトラブルに発展することが多いです。コードの量とはすなわち作業量に当たり、コード量を把握することで見積もり作業の精度を高めることが可能となります。

ソースコードレビューをすることができるため、品質を保つことができる

自身の担当するプロジェクトが用いるプログラミング言語を学習していると、当然ですがプログラムの内容を読むことができます。システムエンジニアはプログラマーの書いたコードをレビューする事も多いですが、プログラミング言語を学習していないとその業務を担うことができません。システムエンジニアがコードレビューを行うことでシステム全体の動きとプログラムの動きといった両方の観点からレビューを行うことができます。このレビュー方法がシステムの品質を保つことに繋がるのです。

プログラマーとのコミュニケーションが円滑になり、プロジェクト推進がスムーズになる

システムエンジニアはプロジェクトマネージャーまたは顧客と、コーディングを行うプログラマーとの間に立ってマネジメントを行いながら上流工程の業務を受け持つことが一般的です。プログラミング言語を学習していることによって、プログラマーとのコミュニケーションを円滑に行うことができます。オブジェクト構成に関する質問やスコープの変更を提案されたとしても、システム全体の動きや納期などから総合的に判断して適切な指示を与えることが可能となります。システムエンジニアがプロジェクト全体の動きを上手に管理する事によって、プロジェクト推進がスムーズになり上層部とプログラマーとのトラブルも減らすことができます。

システムエンジニアが学習するプログラミング言語を選ぶ際の基準とは

開発言語の今後の需要

主にシステム開発は世の中に存在している様々なプログラミング言語を用いて行われます。世界には数百種のプログラミング言語がありますが、その中でも作成するシステムとの親和性やデータベースとの相性などの理由から人気が高いプログラミング言語が存在します。特にJavaやC言語は、オブジェクト指向プログラミングと呼ばれるデータをオブジェクトとして考えるといったシステム構成を構築するシステム開発と相性がとてもいいです。そのためオブジェクト指向を用いたシステムを開発する企業などはJavaやC言語を用いているところがとても多くなっています。WebサイトやWebアプリを中心に作成している企業ではHTMLはもちろん、JavaScriptやPHPなどといったフロントエンドに特化したプログラミング言語を使用する事がとても多いです。SI系企業なのかWeb系企業なのかといっただけでも使用するプログラミング言語が全く異なるので、まずは自身の企業がどのようなサービスを提供する会社なのかをしっかりと把握することが大切になってきます。大抵の人であれば自身の会社でどのようなサービスを取り扱っているかという事は熟知しているでしょう。しかしシステムエンジニアで業務をこなしている人物でも実際にプログラミングに用いられているのがどのようなプログラミング言語であるかという事を知らずに働いている人が少なくないのが現在の日本のIT業界の現状です。実際に自身の会社で使用されているプログラミング言語がどういったものであるか把握していないという人は、一度プログラマーの人に話を詳しく聞いてシステム開発の詳細を調べたほうが良いでしょう。

開発言語の今後の需要として、クラウド方面からの技術の需要が高まっている状況を加味する必要があります。システムエンジニアとしての人材的需要を高めるためにプログラミング言語を学習するのであれば、SQLを扱う言語やXML系のデータ言語を習得することがおすすめです。他にも、AI分野において圧倒的人気のあるPythonや開発者が日本人であるRubyなどのようなプログラミング言語も一定層からの需要が高くなっています。

現在需要の高まっているエンジニアを探す際におすすめなのがエンジニアスタイルというサイトです。このサイトはエンジニアの求人が多く、好条件の求人も多数見られます。今後のキャリアに役立つような募集案件もあるので、学習したプログラミング言語を生かしてこのサイトから転職してみる事も可能となっています。

フリーランスエンジニア向けIT求人・案件サイト【エンジニアスタイル】 (engineer-style.jp)

トレンドや使用率を参考にする

現在のITエンジニアが用いるプログラミング言語使用率を公開しているサイトでは、Pythonが1位となっています。その次にC言語、C++、そして4位にはJavaがランクインしており、いずれのプログラミング言語もオブジェクト指向に向いている言語となっています。1位にPythonがランクインしていることから、フロントエンドのPythonの需要が高まっていると分かり、Pythonを扱うことのできるエンジニアの需要も高まるでしょう。そして、JavaやC言語も多くの現場で需要が高いので、オブジェクト指向に向いているプログラミング言語をマスターしておく事もおすすめです。

参照:https://www.tiobe.com/tiobe-index/

案件数をみる

エンジニアスタイルの情報によると、システムエンジニアの案件数はこのようなグラフです。単価70万円代の案件が約6000件あります。単価80万円以上の案件は約4000件にのぼります。この数値は他の業界に比べて高水準です。平均単価は約70万で最高単価は700万円とかなり高額となっています。最低単価は15万円となっており、比較的簡単な案件も存在していることが分かります。このように、案件数や単価が他の業界に比べて高水準となっているのでIT業界は転職先の業界としてかなり優秀です。

システムエンジニアの案件数

汎用性がある言語なのか?習得した先にのメリットを確認する

プログラミング言語というのは古くから存在する言語と比較的新しい言語があります。JavaやC言語は、オブジェクト指向のプログラミング言語においてとても歴史のあるプログラミング言語です。Javaはオブジェクト指向を扱うプロジェクトを担当するのであれば、学習している場合必ずと行っていいほど役に立つ言語となっています。C言語に関しては、JavaはもちろんPHPやPythonなどの数多くの言語の元となっているプログラミング言語のため、プログラミング言語を基礎からしっかりと理解していきたいという人におすすめの言語です。

キャリアパスで考える

先程から述べているように、システムエンジニアと言っても様々な業務やプロジェクトがあります。この原因となっているのは、システムエンジニアという職種が特定の専門分野を扱う職業という意味ではなく、プロジェクトを進める際の立ち位置の呼び名だというものがあります。プロジェクト自体は企業が様々なサービスやシステム開発を行っていく上で立ち上げるものなので、扱うプロジェクトも多岐にわたります。そのせいでシステムエンジニアと言っても、企業によって扱うプログラミング言語や工程の範囲が様々になるということです。プログラミング言語を学ぼうと決意しても実際に何を学べばいいのか悩む人も少なくありません。プログラミング言語は数百もの種類が存在しており、すべてを網羅して学ぶことは不可能です。なので、自身の環境にあったプログラミング言語を見つけ出す必要があります。その一つの方法として、キャリアパスで考えることができるでしょう。自身のステップアップしていきたい方向に適したプログラミング言語を学習することで、キャリアアップにつなげることができます。

システムエンジニアに習得をオススメしたいプログラミング言語

数あるプログラミング言語の中から、特にシステムエンジニアがプロジェクトで扱うことになりやすい言語や今後のキャリアパスにとって役に立つようなプログラミング言語を紹介します。

Java

ブジェクト指向の学習や復習ができる

Javaは、オブジェクト指向プログラミングをする際に避けて通れない言語の一つです。Javaを学習しておけば、オブジェクト指向を用いたシステムに対して全くもって理解できない事はなくなるでしょう。システムエンジニアの扱うプロジェクトの多くに、オブジェクト指向の考え方が使用されています。システムエンジニアとして活躍しキャリアを積み重ねていくためにはオブジェクト指向の理解を深めていく必要があります。そのために、プログラミング言語を通して理解を深めておくのがおすすめです。

Androidアプリ開発方面への理解も深まる

スマホのandroidOS用アプリはJavaから派生したkotlinというプログラミング言語を用いて作成されることが一般的です。そしてKotlinはオブジェクト指向を用いて開発するので、じJavaと同様の概念を用います。Javaを学習することによってKotlinの学習もスムーズに進むでしょう。androidアプリ開発に対して理解を深めたりキャリアアップを目指している人は積極的に学習しておきたい言語の一つとなっています。

Python

世界で一番使われている言語。将来性的にも自分のキャリアの幅が広がる上、Pythonを理解しているシステムエンジニアの需要は今後しばらくは高い。

Pythonは世界で最も使用されているプログラミング言語です。使用されているシステムは幅広く、最も使用されていることから考えてもしばらくは需要の高いプログラミング言語だと判断できます。PythonはAI分野において頻繁に使用されている言語でもあるので、将来的にAI分野に携わりたいと考えている人にはおすすめの言語となっています。

C言語

PHPやPythonなど多くの言語の元となっているため、C言語を習得することで他の言語も理解しやすくなる

C言語は古くからあるコンパイラ言語の一つで、オブジェクト指向に向いている言語の代表でもあります。C言語はPHPやPythonなど、様々な言語の元となっている言語なので、まず最初に学ぶプログラミング言語にC言語を選ぶ人も多いです。多くの言語の基盤となっている言語なので、C言語を最初に学んでいると他の言語を学ぶ際にも役に立ったりスムーズに理解できたりといったメリットがあります。

プログラミング言語を習得した先にあるシステムエンジニアが描けるキャリアパスの例を紹介

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーはキャリアアップの観点から見ると、システムエンジニアを担当していた人が次にステップアップする際のメジャーな選択肢です。基本的にシステム開発というのはクライアントの要望を聞き出して課題解決を行うという業務から始まります。プロジェクトマネージャーはプロジェクトの進捗度やシステムの機能要件などでプロジェクト全体を管理して、顧客に納品するところまでを担当します。システムエンジニアよりもさらに大きな視点からプロジェクトをコントロールする職種です。

AI・機械学習エンジニア

AIエンジニアはAIに関して開発、学習、分析などを行っていき、それを自社や業界全体に活かす仕事です。AI分野の発展に貢献していく職種となっており、これからのAI時代を担っていく需要の高い職種となっています。

データサイエンティスト

データサイエンティストはデータベースを総合的に扱い、膨大なデータの分析を行う業種です。時にはAIを駆使するなどして自社の利益になるデータを発見したり業界に関する予測を行うデータ分析に特化した業種となっています。データ分析が企業の業績を左右することも多いので非常に重責を担う立場としても有名です。

バックエンドエンジニアのスペシャリスト

バックエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーション開発などでユーザが見ることのないシステムの裏側の部分を開発するエンジニアのことを指します。プログラミング言語を用いてコーディングをするエンジニアで優秀な人材は、バックエンドエンジニアを担当したがる人物が多い傾向にあります。バックエンドエンジニアはキャリアとしても非常に需要が高く人気の職種です。それとは裏腹に、とても高度で専門的な技術を要求される事が多いので未経験でいきなりバックエンドエンジニアを担当することは難しいでしょう。システムエンジニアのキャリアパスとして上がる候補の一つです。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、システムの要件定義からコーディングや運用までのすべてを手掛けるエンジニアのことです。これには高度な技術だけでなく、それまで培ってきた豊富な経験がなければこなすことができないでしょう。システムエンジニアとして多くの実績を積み上げてきた人材であればキャリアパスの候補に上がってくる職種かもしれません。

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まとめ

多種多様な業務に関われるシステムエンジニアですが、そこには専門的に特化した技術を習得しづらいデメリットも含まれます。自身の環境や望むキャリアパスに適したプログラミング言語を学ぶことでそのデメリットを克服して未来に対する明るい選択肢を増やすことが可能になるのです。

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