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【2023年最新】Javaのフリーランス案件単価を上げる5つのコツ

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はじめに

プログラミングを学ぶならとりあえずJavaと昔から言われるほど、IT業界では定番のプログラミング言語であるJava。フリーランスとして独立を考えている方の中には、Javaエンジニアとして活動していこうと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、IT業界でもサーバーサイド言語の流行は数年ペースで変わっており、どれくらい需要があるか把握してから目指すことが大切。そこで本記事では、Javaはどれくらいの需要があるのか、フリーランスのJavaエンジニアとしてキャリアアップしていくにはどんなスキルが必要かなどについて解説します。

Javaでフリーランスする人は増えている

Python、PHP、Rubyなどサーバーサイド言語の選択肢はたくさんありますが、あえてJavaを選んでフリーランスで働く人は年々増えています。 先に挙げた3つの言語の他にも、Go言語など新しい言語も多く出てきている中で、どうしてあえて昔からあるJavaを選ぶ人が増えているのでしょうか。

Javaができれば仕事に困らない

Javaは他の言語と比べても案件が圧倒的に多いです。それに、将来的に需要は減っていくとしても0になる可能性は低いです。

ちなみに2021年3月現在で、フリーランス向け求人サイト、レバテックフリーランスの言語ごとの案件数は以下の通りです。

  • Java…3154件
  • PHP…1940件
  • Ruby…788件
  • Python…926件

このように、Javaは他の言語と比べても圧倒的な案件数の多さを誇ります。ちなみに全案件数が15328件なので、全案件のうち約2割がJava。5件に1件がJavaの案件と考えるとその案件数の多さがわかります。

後ほど解説しますが、Javaは様々な用途に使われている言語です。中でも日本の大規模な業務用システムはJavaで作られたものが圧倒的に多い傾向があります。特に官公庁や保険会社など、高いセキュリティ性が求められる業務用システムは基本的にJavaです。

このような大規模システムは開発に人手が必要。特に経験豊富なエンジニアは正社員として就職したり、Web系開発に流れたりしているので、確保に苦戦している状況です。そこで経験者を確保するために単価が高く設定されています。

また、政府はDXを推奨しており、「2025年の崖」と言って、レガシーシステムを新しいものに変えないと今後の運用が難しくなると語っていますが、大規模なシステムを一気に新しいものに切り替えるのは不可能です。それに、多くの企業がコストを考えるとシステムを新しいものに切り替えるのが厳しく、今後も今までのように修繕を繰り返してシステムを使い続けることが予測されます。そのため、当面の間Javaの需要が急激に減ることはないでしょう。

このように仕事に困らないうえに稼げる言語として、Javaを選ぶ人が増えているのです。

Javaのフリーランスで具体的にどれくらい稼げるの?

Javaはフリーランスの中でも稼げる言語と言われていますが、実際はどれくらい稼げるのでしょうか。

フリーランスのJavaエンジニアは正社員よりも稼げる!

レバテックフリーランスが自社で取り扱っている案件から算出したフリーランスのJavaエンジニアの平均年収は828万円。

ちなみに毎年厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査の令和元年のデータによると、企業の規模によりますが、プログラマーの平均年収は389万円〜547万円とのこと。これと比較すると、フリーランスのJavaエンジニアは周りのエンジニアよりも稼げることがわかります。

ただ、Javaエンジニアは案件の幅が広く、案件の種類やエンジニアとしての経験年数に応じて単価が大きく変動します。実際にレバテックフリーランスが公開しているフリーランスのJavaエンジニアの最高年収は1,100万円ですが、最低年収は300万円。このようにJavaは実力に応じて稼げる額が大きく変動するので、稼げる言語だからと甘んじず、着実にスキルを身に着けてキャリアアップを目指す必要がある言語です。

Javaのフリーランスに関する案件の相場・平均単価

それでは、Javaの案件はどんな案件が多く、どの案件を狙えば特に高単価が期待できるのでしょうか。Javaの案件の特徴を見ていきましょう。

どんな案件が多い?少ない?

Javaの用途は以下の通りです。

  • オープン系システム開発
  • Androidアプリ開発
  • Web系システム開発

オープン系システム開発

これまで解説してきたとおりJavaの案件の中でもオープン系システム開発の案件は圧倒的に多いです。ちなみに業界最大手のレバテックフリーランスで取り扱っているJava案件3,157件のうち、1,644件がオープン系システム開発でした。

案件の例は以下の通り。


オープン系システム開発のポジションは、プロジェクトマネージャークラスからテスターまで様々。開発の規模も大企業から中小企業まで多岐にわたります。中には要件定義からテストまですべてのフェーズに携われる案件も。経験豊富なエンジニアはもちろん、経験の浅いエンジニアからしても、キャリアアップのための足がかりに良いでしょう。

Androidアプリ開発


オープン系システム開発と比べると案件数が少ないですが、スマホアプリ開発のできる人材は需要が高いので、単価や継続率が高いです。

ちなみに、Androidアプリ開発の場合はJavaだけでなく、OSやサーバー、DBなど幅広い知識が求められるのが基本となります。言語に関しても、C#やUnityなど、ゲーム・スマホアプリに使われる言語の知識が身についていると有利です。

ゲーム開発だけでなく、スマホ対応のショッピングシステムなどの案件も。中にはリモート可の案件もありました。Javaでリモートワークができるケースは限られているので、これもAndroid開発の人気が高い理由と考えられるでしょう。

Web系アプリ開発


Web系開発のJavaの案件数も167件と少なめです。やはりPHPやPythonにシェアが流れているのが現状です。そのため、こちらはJavaの案件数が年々減っています。

案件例は以下の通り。

Web開発案件は、JavaとPHP・Pythonのように、Java+αの言語の知識が求められる場面も少なくありません。Web系開発専門のエンジニアだとPHPやRubyが主流で、Javaを経験したことがない人も多いので、複数言語の知識・実務経験が求められる案件だと有利でしょう。

どんな案件が高い?低い

Javaの案件は他の言語より単価相場が高い案件も多く存在します。そこで、稼げるエンジニアを目指すために、Java案件の中でも稼げる・稼げない案件の特徴を見ていきましょう。

上流工程は高い傾向


程度。中でもプロジェクトマネージャーなど、システム開発の現場のマネジメントポジションを任される上流工程の単価が高い傾向にあります。

実際にレバテックフリーランスの単価80万円以上の案件651件のうち、499件がSE以上のポジションを任されるものでした。

案件の例は以下の通り。

この場合は開発よりも、取引先との折衝や要件定義がメインで、コードを書く場面は限られるでしょう。また、上流工程の経験が必須なので、企業での実務経験も3年〜5年ほど求められます。

まんべんなくこなせるエンジニアの需要も高い

Javaだけでなく、複数の言語やインフラ周りを取り扱う案件も単価が高い傾向があります。マネジメントではなく、プログラミングのエキスパートとしてキャリアを積んでいきたいなら、こちらのルートを選ぶと良いでしょう。実際にプログラマー案件でも単価80万円を超える案件は100件以上存在します。

エキスパートを目指す場合、インフラ周りもこなせるエンジニアと、複数の言語を取り扱えるエンジニアの2つのキャリアルートがあります。

インフラ周りもこなせるエンジニアを目指したいなら、

  • Linux
  • Apache(サーバー)
  • DB

の3つをこなせると良いでしょう。特に現在はAWSをはじめ、クラウドに切り替える企業も出てきています。特にクラウド技術は比較的新しいので、どの企業も技術者の確保に苦戦している状況。そのため、AWSやGoogle Cloud Platformを使えれば高単価が期待できます。

案件例は以下の通り。

【Java/Go/Kotlin/リモート可】OCRツール開発の求人・案件
  • 単価: ~95万円/月
  • 勤務地: 渋谷(東京都)
  • 言語: Django/Java/Kotlin/Go/HTML/CSS/JavaScript/GitHub/Ansible/Docker/DynamoDB/AWS
  • ポジション: システムエンジニア
  • 求めるスキル:SpringbootもしくはKotlinを用いた実務経験/Goの知見/APIの設計からテスト工程の実務経験/AWSを用いた開発実務経験
【Java/Kotlin/リモート可】介護系SaaS開発の求人・案件
  • 単価: ~95万円/月
  • 勤務地: 芝公園(東京都)
  • 言語: Java/Kotlin/AWS
  • ポジション: システムエンジニア/プログラマー
  • 求めるスキル:JavaまたはサーバーサイドKotlinを用いた開発経験1年以上/システム設計経験/エンジニア歴3年以上/クリーンアーキテクチャやドメイン駆動の知識

案件を見る限り、クラウドを使ったシステム設計ができると、単価90万円以上も期待できるでしょう。

また、複数の言語を使いこなせるJavaエンジニアを目指す場合、よくJavaと組み合わせて使われる言語を選ぶのがおすすめです。

案件を見てみると、

  • C++
  • C#
  • PHP
  • Python
  • Kotlin

辺りが多い傾向があります。特にC++は使えるエンジニアが限られる分単価も高くなりやすいでしょう。また、PHPやPythonは今勢いのある言語であり、単体でも仕事を獲得しやすいので、こちらも学ぶ価値は大きいです。

下流工程は単価が安くなりがち

やはり、テストフェーズの業務や既存システムの改修業務などの下流工程は、経験が浅いエンジニアでもできる仕事なので単価が安くなりがちです。フリーランスだと上限金額しか提示されないのが基本なので、単価が安い案件がどれだけ存在するか把握することはできませんが、求められるスキルが低い案件はその分単価も安くなってしまいます。

しかも下流工程だと若い人ばかりで、経験の長いエンジニアはチームで浮いてしまいやすいという問題もあります。いつまでもこれらの仕事をやっていると、若い人に仕事を取られてしまうので、上流工程を担当できるように経験を積んでいきましょう。

Javaのフリーランスで単価を上げるために必要なこと

それでは、フリーランスのJavaエンジニアとして稼げるようになるためには、何をすればよいのでしょうか。転職前にやっておきたいことや、フリーランスとして独立した後にどんな学習をしていけば良いか解説していきます。

独立するなら上流工程を経験してからの方が案件の幅が広がる

Javaは上流工程の経験があり、マネジメントができるかどうかで単価が大きく変わります。SIerに入社したばかりだと、フリーランスやWeb系業界に対するコンプレックスを持っている人も少なくありませんが、できれば3年〜5年は耐えて、上流工程を経験してから独立しましょう。

SIerで働く強みは、大規模開発の現場を経験しやすいという点です。下流工程でも、大規模開発の経験があるというだけで、評価されやすい傾向にあります。経験が浅いまま独立してしまうと、スキルアップできる案件の獲得が難しくなってしまうので、できるだけ上流工程を経験してから、そうでなくても大規模開発の現場を経験してから独立しましょう。

スキルの習得・向上: 最新のJava技術、フレームワークを習得する

最新のJava技術、フレームワーク、ツールを学ぶことも重要になります。
これにより、市場から求められるスキルセットを継続的に持つことができ、市場価値が上がります。さらに、最新技術の習得はプロジェクトの効率や品質を向上させることにもつながるでしょう。

実績の積み重ね: プロジェクトで成功した経験や実績をアピールする

プロジェクトで成功した経験や実績をきちんとアピールすることも重要です。
シンプルに実績が豊富であれば、クライアントはあなたの能力を信頼しやすくなり、単価も上がりやすくなります。過去のプロジェクトでの成功例や解決した課題を具体的に示すことで、自分の価値を出していきましょう。

コミュニケーション能力の向上: クライアントとの円滑なコミュニケーションを心がける

クライアントとの円滑なコミュニケーションを心がけることが大切です。技術力だけでなく、コミュニケーション能力も重要な要素であり、円滑なコミュニケーションができるエンジニアは評価が高くなります。
プロジェクトの進捗報告や要件の確認、課題や問題点の共有など、積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係を築き、単価を上げることができるでしょう。

経験が浅いなら資格取得も視野に入れよう

実務経験が少ない状態でキャリアアップを目指したいなら、資格取得がおすすめです。IT業界において資格はあくまでどれくらい知識があるかをアピールするためのものなので、実務経験があるに越したことはありませんが、それでも資格が評価されて仕事に繋がる場合もあります。

それでは、Javaでのキャリアアップが期待できる資格を見ていきましょう。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験はITパスポートや基本情報技術者試験で知られるIPAが運営しています。ちなみにIPAの資格はITパスポートが入門、基本情報技術者試験が基本レベル。そして、基本情報技術者試験の知識をさらに深めたものが幅広く問われるのが応用情報技術者、各分野の知識が狭く深く問われるのがシステムアーキテクト試験や次に紹介するプロジェクトマネージャー試験です。

システムアーキテクト試験では、組み込み系システムや業務用システムのシステム設計など上流工程における知識が問われます。プログラマーからSEポジションへのキャリアアップを目指したいなら取得しておきたい資格でしょう。

IPAの資格は国家資格なので、国内ならどこでも通用するのが強み。難易度も高めで知名度もあり、システム開発に関する深い知識を持っているアピールに繋がります。

プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験はその名の通りプロジェクトマネジメント業務に関する知識が問われる資格です。ステークホルダーとの折衝や、人員・予算・スケジュール管理など、幅広いマネジメント業務が出題され、SEポジションからプロジェクトマネージャーへのキャリアアップを目指したい方におすすめです。

こちらも難関国家資格として知名度が高く、資格を持っているだけで評価されやすい傾向があります。出題範囲が広く、学習時間の確保が大変ではありますが、プロジェクトマネジメントに関して体系的に学べる資格なので、すでにプロジェクトマネージャーを経験している人も取得する価値があるでしょう。

Javaエンジニアとして高単価な案件を探せる探せるフリーランスエージェント一覧

エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。

ITプロパートナーズ

最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。

エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。

また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。

Midworks

Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。

目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。

テックビズフリーランス

独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。

税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。

また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。

フリーランスポート(Freelance Port)

案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。

フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。

フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。

TechStock

2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。

17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。

また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。

報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。

エンジニアスタイルでJavaのオススメ案件を探す

https://engineer-style.jp/jobs/java

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まとめ

Javaは他の言語と比べて案件数が圧倒的に多く、当面の間はできれば仕事に困らない言語と言えます。そのため、フリーランスとして食べていくのに困らないようにする目的でJavaの経験を積んでいく価値はあるでしょう。

フリーランスのJava案件の特徴は以下の3点。

  1. システム開発の上流工程だと案件が高め
  2. 案件数が多く仕事に困らない言語
  3. キャリアプランはマネジメントかエキスパートのどちらかに分かれる

フリーランスのJavaエンジニアの平均年収は828万円ですが、上と下の差が大きいのが特徴。稼いでいるエンジニアだと年収1,000万円越えの人もいます。

ただ、これくらい稼げるエンジニアを目指すには、上流工程の経験が必須。テストなど下流工程しか経験がないと年収300万円と正社員よりも稼げない事態に陥ってしまうので、フリーランスとして独立するならできれば上流工程を経験してからが良いでしょう。

また、Javaは複数言語で開発を行う現場も多いので、PHPやPythonなど幅広い言語に対応できるエンジニアを目指すという選択肢もあります。将来自分がどんな働き方がしたいかよく考えて、それに向けたキャリアを積んだうえでJavaエンジニアとして独立してください。

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