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プログラミング講師になるには?平均年収やおすすめの資格もご紹介


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はじめに

スマートフォンやパソコンの普及に伴い、人々の情報感度は格段に高くなっています。その影響でニーズが急上昇しているのがIT人材です。

以前に比べ、IT関連の職種に就職する人の数は増加の傾向を辿っていますが、それでも需要に対する供給は追いついていないと言われています。2030年には約79万人のIT人材不足に陥る恐れがあるという調査結果もあります。

IT業界の注目度上昇に伴い、人気が高まっているのがプログラミングスクールです。プログラミングに関する知識を効率的に身につけられるプログラミングスクールは、学生から転職を考える社会人まで、幅広い層から注目を集めています。

そんなニーズが急拡大しているプログラミングスクールで講師として働くには、どのようなアクションが必要なのでしょうか?

本記事では、プログラミング講師の概要やプログラミング講師の業務内容、プログラミング講師になるメリットや平均年収、必要な資格について解説いたします。

プログラミングのスキルを活かして働きたい方や、プログラミング講師の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

プログラミング講師とは

まずは、プログラミング講師とはどのような職種なのかを解説していきます。

IT職種の需要拡大に伴い人気が高まってきたプログラミング講師の仕事ですが、実際にはどのような役割を担っているのでしょうか?

プログラミング講師とは、その名の通り人にプログラミングを教えることを仕事にしている人のことです。未来のエンジニアを育てるための基礎を担っているのが、現在国を挙げて進められているプログラミング教育です。近年は小学校の教育課程でプログラミングが必修化されましたが、学校の教師のようにほかの科目を教えながらテキストに沿ってプログラミングを教える人は一般的にはプログラミング講師には当たりません。

プログラミング講師は、プロフェッショナルレベルのプログラミングに関する知識やスキルを有し、教育現場や企業、専門のスクールなどで教鞭を取る人物のことを指します。

プログラミング講師になるには、様々な種類のプログラミング言語に関する知識や、ネットワークや通信に関する知識、そして開発に関する一連の知識とスキルを習得する必要があります。ITの現場において第一線で活躍できる人物こそが、プログラミング講師になることができます。

プログラミング講師の仕事内容

次に、プログラミング講師の仕事内容について解説いたします。

プログラミング講師は、教育機関や企業、専門スクールなどでプログラミングを教えること以外にどのような仕事を請け負っているのでしょうか?

プログラミング講師の仕事内容を知りたい方は、こちらの内容を参考にしてみてください。

教育

学生やプログラミング初心者に対してプログラミング言語や開発技術に関する知識やスキルを教えることがプログラミング講師の主な職務内容です。

具体的な業務プロセスは以下の通りです。

  1. 適切な教材やカリキュラムを設計し、学習プロセスを構築する
  2. 学習目標に基づいて講義の計画を立て、効果的な講義を実施する
  3. 学生の理解度や進捗を把握し、必要に応じてサポートやフィードバックを提供する
  4. プロジェクトベースの学習をサポートし、学生が実際のアプリケーションやプログラムを開発できるように導く

これらのプロセスを淡々とこなすだけでなく、生徒一人ひとりの特性に合わせて、最適な学習プランを実行していく必要があります。

例えば、講義の中で具体的なプログラミングの例やデモを交え、分かりやすい説明になるように工夫したり、教科書・プロジェクト課題・ハンズオン演習などを組み合わせて効率的に知識とスキルを伸ばせるようにサポートすることが大切です。

これらの業務のほかにも、講師同士でコミュニケーションを取り、生徒の学習進捗や状況を正しく把握したり、最新の技術やツールについて常に学習することも業務の一環です。

プログラミング講師として生徒にプログラミングを教えるには、自分自身が学習を続けなければなりません。プログラミングの学習を続けられる人物や、勉強熱心な人物がプログラミング講師に向いていると言えるでしょう。

生徒へのフィードバック

プログラミング講師が生徒へのフィードバックを行うことは、生徒の学習プロセスをサポートし、プログラミングスキルや知識を向上させるためにも重要です。

プログラミング講師を招いた学習では、プログラミングの実践的な演習や課題を経てスキルの向上を目指します。講師は生徒が提出した課題やプロジェクトを評価し、正確なコードや適切な解決策が使われているかどうかを確認する必要があります。

これはフィードバックを通じて、コードの品質や効率性、ベストプラクティスの遵守などの観点を確認するほか、潜在的なエラーに対応することが目的です。

課題や演習で生徒がエラーやミスを引き起こした際には、誤解を解説し、正しいアプローチやコンセプトについて補足情報を提供する必要があります。なぜエラーが起きたのか、どのように対応すればエラーを解消できるのかについて、生徒が理解できるように工夫しながら伝えることが大切です。講師が正しいフィードバックを行うことで、生徒のプログラミングスキルは格段にアップします。

また、フィードバックを行うことで、オープンかつ双方向のコミュニケーションの促進や、生徒の学習目標に対する進捗や理解度の評価、生徒のモチベーションの向上を目指すこともできます。

プログラミング講師と生徒との関係を深めるためにも、適切なフィードバックは欠かせません。

進捗状況の確認

担当する生徒の学習進捗状況を確認し、常に正しく把握しておくことも、プログラミング講師の重要な業務の一つです。

プログラミング講師が生徒の進捗を把握することで、以下のようなメリットが得られます。

  • 適切なサポートの提供
  • 適切な学習計画の調整
  • 学習目標の確認
  • 建設的なフィードバックの提供
  • モチベーションの維持

プログラミング講師が生徒の進捗状況を把握することで、一人ひとりの学習ニーズに合わせて適切なサポートを提供することが可能となります。生徒が苦手とする部分はどこなのか、成長に足りないものは何なのかを明確にすることができるので、効率的な成長を促す指導を実現することができます。

また、生徒の学習進捗を把握することで、学習計画を適切に調整することができます。生徒が適切なペースで学習できるようになることで、モチベーションも維持しやすくなります。

定期的な学習目標の確認は、効率的に学習を進めるには欠かせないステップです。目標を達成できていれば、更なる目標を設定することができ、逆に目標を達成できていないときは、その原因を探ることができるため、建設的な学習機会を提供しやすくなります。

フィードバックを提供することで、課題やプロジェクトの結果に基づいて肯定的な側面や改善が必要な点を示し、生徒が成長できるようにサポートすることが可能となります。有意義な学習時間を提供するためには、適切なフィードバックを実施することが重要です。

さらに、生徒自身に自分の進捗を確認してもらうことで、達成感や自己肯定感を感じさせることも可能です。成功体験は学習に対するモチベーションの維持にも繋がります。

プログラミングに対する興味を持続させるには、指導だけでなく、褒めて学習意欲を高めさせることも大切です。

学習の進捗状況を確認することで、生徒の学習に対するマインドや置かれている状況などを把握することができます。生徒の学習効果を最大化するには、進捗状況をこまめに確認することが重要です。

プログラミング講師のメリット

次に、プログラミング講師として働くメリットをご紹介いたします。

近年人気が高まっているプログラミング講師の仕事ですが、働くことでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか?

プログラミング講師になろうとお考えの方は、こちらの内容を参考にしてみてください。

残業は比較的少なめ

プログラミング講師の仕事の特徴の一つが、残業が少ないという点です。

プログラミング講師が実施する講義は、予め決まった時間に行われることが多い傾向にあります。教育現場や企業、スクールなどで行われる授業の場合は、時間割の通りに授業が実施されます。

オンラインスクールにおける講師業は、講義自体は事前録画の場合が多く、都合の良い時間にチャットやビデオ通話で生徒の対応を行う場合がほとんどです。生放送で授業を配信する場合でも、決まった時間をオーバーすることはほとんどありません。

ワークライフバランスを重視している方や、プログラミングスキルを活かして働きたいものの、残業などのオーバーワークは避けたいとお考えの方には、プログラミング講師の仕事が向いていると言えます。

アウトプットが多くなる

プログラミング講師の主な仕事の一つが、生徒にプログラミングを教えることです。

プログラミング講師に教わるのは、初心者レベルから現場で活用できる発展的なレベルを求めるレベルまで、生徒の層は幅広いです。

プログラミングに関する基本的な内容から、現場で活用できる応用的なテクニックについて、生徒に対し分かりやすく説明することで、無意識的にアウトプットを実践することができます。

システムやアプリケーションなどの開発に携わる際は、知識やスキルを吸収するインプット的な学習方法が主流となります。自分の経験を人に伝えるというアウトプットを実践することで、エンジニアとしてもIT人材としてもスキルアップを目指すことが可能となります。

プログラミングにおける抽象的で分かりづらい概念については、生徒からの質問機会も増えますが、それらの質問に対し正確に答えられないということは、プログラミング講師もその概念について正しく把握できていない場合が考えられます。

生徒に教えることで、自分自身の弱点を把握することができるのです。自己成長を目指す人にとっても、プログラミング講師の仕事は向いていると言えます。

他人の成長を支えられる

プログラミング講師の仕事は、やりがいを強く感じることができます。

例えば、プログラミングについてまったくの無知だった生徒が自分の講義を受けてスキルアップし成長していく姿を見たら、達成感や喜びを感じるのではないでしょうか?

また生徒から「講義の内容が分かりやすかった」「先生の講義を受けてIT資格が取れた」「エンジニアとしてやっていきたいと強く思うようになった」などと前向きな声をもらったときには、自分のやってきたことの意味を強く実感することができるでしょう。

プログラミング講師の仕事は、エンジニア・IT人材としての自己成長を叶えつつ、それ以上に他者の成長を間近で見届けることができる仕事です。プログラミングのスクールに通う人々は、人生の分岐点に立っていることも多いです。プログラミング講師が道しるべとなり、明るい未来を指し示すことで、その人の未来を明るく照らすことも可能となります。

プログラミング講師の仕事は、人の人生を左右する責任の大きい仕事でもありますが、その分大きなやりがいを感じることができます。

仕事に対し、やりがいを重視する方や、人をサポートすることが好きな方は、ぜひプログラミング講師を目指してみてはいかがでしょうか?

プログラミング講師の平均年収

次に、プログラミング講師の平均年収について解説いたします。

専門性が高く、プロフェッショナルレベルのスキルや知識を有するプログラミング講師の年収は一体どれくらいの額なのでしょうか?

プログラミング講師の収入額について知りたい方は、こちらの内容を参考にしてみてください。

300~600万円が多い

求人サイトの情報によると、プログラミング講師の年収は300〜600万円程度であるとされています。一般的なエンジニア職の平均年収が500万円前後であることを考慮すると、この数字はやや低く感じられるかもしれません。

エンジニア職の場合は資格を取得したり、現場での経験を積むことで各種手当がつくため年収をアップしやすいのですが、講師業の場合は収入を揚げる手段が少ないというのも理由の一つです。

また、プログラミングの学校の場合、企業や受講生から「授業料」という形でお金を貰い、その中からの給与や教室の維持費用などの経費、広告料などが支払われることになりますが、学校やスクールの得られる売上の上限が決まっているため、プログラミング講師の収入は上がりにくい形になっています。

しかし、プログラミング講師の収入は就職するスクールによっても差が生じます。出来高を採用しているスクールであれば、やればやるほど収入が上がっていきます。

ほかにも、現場での開発経験が豊富で需要の高い専門的な分野を担える場合や、高水準な資格を持つ場合にはこれよりも高い年収を期待することもできるでしょう。

プログラミング講師の収入について、一概に高い・安いと断定することは難しいです。講師としてスクールへの就職を検討する場合には、様々なスクールにおける見込み収入を事前に確認し、十分に吟味することが大切です。

プログラミング講師の需要

プログラミング講師の需要や将来性について解説していきます。

就職先としての認知度が高まってきているプログラミング講師ですが、実際のニーズや将来性については、知られていない部分も多いです。

職業としてのプログラミング講師の需要や将来性を知りたい方は、ぜひこちらの内容を確認してみてください。

IT人材の不足

将来、日本は深刻なIT人材不足に悩まされると言われています。経済産業省は2030年に最大で79万人のIT人材不足が発生すると発表しました。

日本におけるIT人材の不足は、以下の要因が原因で発生するとされています。

  • 急激なIT需要の増加
  • 教育体制の課題
  • 高い専門性の要求
  • ワークスタイルの変化

日本では、IT技術の急速な進歩とデジタル化の進展に伴い、企業がデジタルトランスフォーメーションを進め、新しい技術を採用する需要が増加しています。また、ユーザー側の情報感度が急激に高まったことも、企業側がデジタル化を推し進める一因となっています。

多くの企業が、ユーザーのニーズを満たす製品の提供を望んでいることで、プログラマーやエンジニアなどのITスキルを持つ人材の需要が急増しているのです。

また、IT教育の体制が整っていないことが、人材不足の一因です。一部の大学や専門学校でのIT教育が充実していないため、専門的な学習をしていない学生が業務で必要なスキルを身につけるのが難しいという問題があります。

さらに、多くの企業が、高度なスキルを持つITプロフェッショナルを求めている点も問題です。特に最新技術や専門知識を有するエンジニアの需要が高まっており、新人を教育するという土台が固まっていないことも、一般的なITスキルを持つ人材の供給不足を招いています。

プログラミングなどのIT仕事において、柔軟な働き方が一般化したことも、IT人材の不足を招いた一因であるとされています。地域に拘束されない働き方を望む人が増加したことで、需要と供給のバランスが崩れているのです。

このように、現在の日本では深刻なIT人材不足に伴い、IT人材の需要が急上昇しています。ITに関連する市場は今後も拡大していくことが予想されます。

続く不況で不安定な状況が続くなか、一定以上の将来性が担保されたIT業界への参入を望む人は少なくありません。それに伴い、効率的にプログラミングを学べるプログラミングスクールの人気も、年々高まっています。

プログラミング講師の仕事は、今後さらに需要が高まっていくことが予想されます。

DXの加速

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、日本国内で企業や組織が業務プロセスやビジネスモデルをデジタル技術に基づいて変革し、競争力を高めようとする取り組みです。

日本においてDXが加速している要因は以下のようなものが考えられます。

  • 政府による推進
  • 新型コロナウイルスの影響
  • ビジネスモデルの変革
  • テクノロジーの発展
  • データの重要性の認識拡大

日本政府は、DXを経済成長の柱と位置づけ、その推進に力を入れています。例えば、2020年には「デジタル・ガバメント」を掲げ、デジタル化を促進する施策を進めています。小学校ではプログラミングの授業の必修化が導入されるなど、IT人材の不足を補うための施策も実施されています。今後の日本のITの成長を促す政策を打ち立てることが予想されます。

また、新型コロナウイルスのパンデミックも、DXの加速を助長させています。新型コロナウイルスの流行が原因でテレワークやオンラインサービスの利用の拡大を促進し、企業や組織が急速にデジタル化を進める契機となりました。リモートワークやデジタルコミュニケーションの重要性が一般層にも強く認識されたのです。

さらに、一般企業でもDXに伴うビジネスモデルの変革が行われています。例えば、AIやIoTを活用して生産性向上を目指す製造業、デジタルマーケティングの導入による販売促進などが挙げられます。ITを活用して生産効率の向上を目指す企業が増加しているのです。

テクノロジーの発展も、日本のDXを推進しています。現在日本では、AIやIoT、ブロックチェーンなどの先端技術の研究や導入が進んでいます。これらのテクノロジーは、DXを推進する上での基盤となっています。

多くの企業でデータの重要性が再確認されたことも、DXの推進を後押ししています。ビジネス意思決定やサービス改善のためにデータ分析やビッグデータの活用が進み、より効果的な意思決定や顧客サービスが可能となっています。

このように、日本ではDXの加速が進み、ビジネスシーンにおけるITの活用が一般化、そして重視されるようになってきています。このような世の中のニーズに対応し、市場価値の高い人材になるために、プログラミングのスキルを身につけたいと考えている人が増加しているのです。

プログラミングスクールのニーズは今後も増加していくことでしょう。専門性が高く、経験と知識が豊富な人材は、プログラミング講師としても活躍することが見込まれます。

今後も一定以上の将来性が予想されるプログラミング講師の仕事は、今以上に人気の職業になっていくのではないでしょうか?

プログラミング講師の資格

次に、プログラミング講師になるために取得すべき資格について解説いたします。

プログラミング講師として働くには、どのような資格を取得すればいいのでしょうか?プログラミング講師として働きたいとお考えの方や、講師としての市場価値を高めたい方は、こちらの内容を参考にしてみてください。

基本情報技術者試験

プログラミング講師を目指すのであれば、まずは基本情報技術者の資格を取得しましょう。

プログラミング講師には、プログラミングやITに関する網羅的な知識を有していることが求められます。

基本情報技術者は、ITエンジニアの登竜門とも呼ばれています。基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験です。

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能や、実践的な活用能力を認定する試験として、IT人材のための必要な基礎知識の土台部分を網羅しています。

ほかのIT関連の資格に比べると、取得難易度は易しいですが、しっかりと準備を行わなければ、現場での経験があっても合格を逃してしまうことが考えられます。

試験では、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野から出題されます。システム開発やIT分野に関する網羅的で基本的な知識を習得していることが求められます。

試験時期は上期・下期の年2回です。受験時期に照準を合わせて、しっかりと学習準備に取り組むことが大切です。

基本情報技術者を受験することで、一定以上のプログラミングやITに関する知識を有していることを証明できます。また、学習を通じてネットワークやシステム開発に関する基本的な知識を身につけることができるでしょう。

基本情報技術者の資格はプログラミング講師になるときのアピール材料にもなります。転職後にプログラミング講師になることを検討している人は、基本情報技術者の資格を取得してみてください。

プログラミング講師は生徒に正しいIT知識を教える必要があります。ぜひ基本情報技術者を受験して、IT従事者としての専門性を高めてみてはいかがでしょうか?

応用情報技術者試験

応用情報技術者は、先ほどご紹介した基本情報技術者の内容をより発展的にした資格試験です。プログラミング講師として専門的な技術や知識に関する信頼を手にしたいとお考えの方は、応用情報技術者を受験してみてください。

応用情報技術者は、IPAが実施する国家試験の一つです。主にエンジニアとして働く人々が取得を目指しており、取得難易度は決して易しくありません。5年以上の開発経験とそれに伴う知識を有する人材を対象にした試験ですが、学習準備を十分に行わなければ、現場経験があったとしても合格することは難しいです。

試験では、情報処理技術に関する基本的な知識から、システム開発やプロジェクト管理などの実践的なスキルまでを対象としています。データベース、ネットワーク、プログラミング、システム設計など、広範な領域にわたる知識が求められます。

応用情報技術者を取得することで、情報システムの開発や運用、ネットワークの構築や管理、データベースの設計など、情報処理技術を活かして実務に携わることが期待されます。プロジェクトマネジメントや要件定義、システム評価なども担当することがあります。システム開発における上流工程を任せられる程度の技能が備わっていることを証明することが可能です。

応用情報技術者は、プログラミング講師としてのキャリアにおいてもプラスに作用します。応用情報技術者に合格するための学習は、システムやネットワーク、プログラミングに関する知識をより高いレベルにまで引き上げてくれるはずです。

ネットワークやシステム・アプリケーション開発において高度なスキルを有することを証明できる応用情報技術者は、プログラミング講師としてのキャリアアップや、その後のキャリアパスにも活かせます。プログラミング講師としての活躍を目指す方や、IT人材としての市場価値を高めたい方は、ぜひ応用情報技術者の取得を目指してみてください。

また、応用情報技術者では、常に最新のITに関する情報が問われます。生徒に正しい情報を教えるためにも、応用情報技術者試験を受験することはおすすめです。

オラクルマスター

オラクルマスターは、日本オラクルが運営する資格の1つで、取得すると「Oracle Database」に関する技術が認定されます。

Oracle Databaseは世界でもトップレベルのシェア率を誇ります。システム開発を行うエンジニアにとっては、王道ともいえるデータベース製品であると言えるでしょう。

オラクルマスターには、Oracle DatabaseやJava、MySQLなど、複数の技術に関連するさまざまな資格が存在します。それぞれIT業界においては認知度が非常に高い製品なので、取得をして損はありません。オラクルマスターに合格することで、IT業界におけるキャリアアップやキャリアパスが有利にはたらくこともあります。

オラクルマスターの試験は一般的に高度な技術知識を要求するもので、受験者は実務経験や実践的なスキルを身につけていることが望まれます。初級から上級まで、さまざまな難易度の試験が用意されていますが、プログラミング講師として勤めるのであれば、基本的な内容をさらう初級の受験はもちろんのこと、発展的な内容についての理解度を示すことが可能な上級レベルの合格を目指したいところです。

オラクルマスターの試験は、複数選択肢、複数回答、プログラミング演習などさまざまな形式で構成されています。座学での知識だけでなく、コーディングに関する実用的なスキルを身につけておく必要があります。プログラミング講師も、生徒にプログラミングを教えるときには、正しくコーディングを実演する必要があります。様々なレベルの課題の作成や、生徒が引き起こしたエラーの解消など、臨機応変な対応が求められます。コーディングに関する学習を続けたい場合にも、オラクルマスターの資格を取得することをおすすめします。

オラクルマスター資格は、Oracle製品やテクノロジーに精通した技術者が自身のスキルを証明し、業務での信頼性を高めるための有力な手段となります。プログラミング講師として、IT全般、そしてデータベースやJava、MySQLなどのスキルを有することを証明することにも、オラクルマスター資格は有効です。

オラクルマスターは、プログラミング講師としてのキャリアアップにも活用できるでしょう。プログラミング講師として働く人の中には、将来的には自分の教室を開きたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

教室長の実績や経歴は、教室の価値を高めます。オラクルマスターのような明確な指標を持つことで、将来の可能性を広げることもできます。

プログラミング講師としての市場価値を高めたい方は、ぜひオラクルマスターの取得を目指してみてください。

まとめ

今回は、プログラミング講師という職種の概要や仕事内容、プログラミング講師として働くメリットや職種としての需要、プログラミング講師になるために必要な資格について解説いたしました。

IT人材の甚大な不足が危惧されている現在、ITスキルを有する人材の育成事業は広い分野から注目を集めています。学校や企業でもIT人材の育成に注力したいという意見は多く、今後もその需要は拡大していくことが予想されています。

また、プログラミングに関する技術を身につけるべく、スクールに通う受講生の数も増加の一途を辿っています。それに伴い、スクール自体へのニーズもオンライン・オフライン共に高まっているため、プログラミング講師という職種は一定以上の将来性が担保されていると考えられるでしょう。

プログラミング講師としての市場価値を高めるには、プログラミングに関する知識やスキルを磨くほか、生徒との円滑なやりとりを実現するコミュニケーションスキルや、明確な指導を行うためのコーチングスキルが必要です。

プログラミング講師は自身の成長以外にも、関わった生徒の成長を実感できるやりがいの大きい仕事です。IT人材の育成に関わりたい方は、ぜひプログラミング講師の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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