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クラウドワークスはやめたほうがいい?実情と利用すべき人の特徴とは


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目次

クラウドワークスは「やめたほうがいい」と言われている8つの背景とは

フリーランサーに人気のプラットフォームであるクラウドワークスですが、経験者の中には「やめたほうがいい」という方もいます。この記事では、クラウドワークスをやめたほうがいい理由や、優良な案件を受注するためのポイントについて紹介します。

スキルがあるないに関わらず単価が低い案件が多い

クラウドワークスは、スキルがあるないに関わらず、単価が低い案件が多い傾向があります。

単価が低い大きな理由は、「需要と供給のバランス」です。クラウドワークスは非常に多くのフリーランサーが参加しているプラットフォームであり、1つの仕事に対して募集が多く集まるため、必然的に競争が激しくなります。フリーランサーの母数が多くなると、クライアントは低単価で仕事を依頼しやすくなります。

また、クラウドワークスで募集されている仕事は、小規模なプロジェクトや短期間、スポットの内容が多い傾向にあります。小さく、単発で終わるようなプロジェクトは、スキルや仕事の質が高いかよりも、短い納期で完了できるかが重視されます。そして仕事を受ける側も、実績を積むなどの理由で、低い単価でも多く受注する場合が多い傾向にあります。

登録者が多いため競争率が高い

クラウドワークスは登録者が非常に多いため、仕事に対する競争率が高いと言えます。2021年の会社概要によると、登録者数は410万人以上に登ります。

クラウドワークスで発注数・フリーランサー数ともに多いのがライター案件です。クラウドワークスでは記事の執筆やコンテンツ作成の仕事が頻繁に依頼されており、多くの登録者がライターとして参加しています。同じ案件に対して複数のライターが応募し、競合することがあるため、クライアントは価格を引き下げる傾向があります。

また、エンジニア案件もクラウドワークスにおいて登録者が多く競争率が高い傾向にあります。例えばウェブ開発でみると、フロントエンド開発やバックエンド開発の案件は特に人気が高く、多くのエンジニアが応募しています。そしてクライアントは、複数の応募者から最も優れたスキルや価格を持つエンジニアを選ぶ傾向があります。

最近ではデータ分析や機械学習を担当する、データサイエンス案件も増えています。そしてデータサイエンスのスキルを持つエンジニアが増えたため、競争率が高まっています。エンジニアは自身の経験や専門知識を高めて、他の応募者との差別化をはかる必要があります。

単価交渉が困難

クラウドワークスでは、単価交渉が難しい傾向にあります。特に初めて応募する仕事では、クライアントは多くの応募者の中から選択するため、あらかじめ設定している単価から動くことは稀です。一部の案件では交渉の余地があるかもしれませんが、競争の激しいプラットフォームであるため、全ての案件で単価交渉ができるとは限りません。単価交渉ができるようになるには、長期的な案件を獲得し、クライアントとランサーの間で信頼関係を築くことが大事です。

手数料が高い

クラウドワークスHPによると、手数料は以下の通りです。

報酬額 システム利用料
20万円超 5%
10万円超20万円以下 10%
10万円以下 20%
タスク形式 20%

手数料は案件の報酬額に対して一定の割合で発生しますが、具体的な手数料率は案件の種類や金額によって異なります。

多くの案件は10万円以下やタスク形式が多く、その場合の手数料は20%です。例えば10,000円(税込)の案件を納品すると、ワーカーの手取りは8,000円(税込)になります。

手数料を引かれる前の金額を知っていると、手数料率が高いと感じる方が多いのが現状です。一方でクラウドワークスはフリーランスにとって仕事を見つけやすいプラットフォームであるため、ワーカー自身が仕事を見つける手間を考慮すると、手数料の発生は仕方ありません。

利用者の不満や事故案件の口コミが多い

クラウドワークスには一部利用者の不満や事故案件の口コミが見られますが、全体的にはポジティブな口コミが多い傾向にあります。

一部の不満には、例えば案件の報酬が低い、クライアントのコミュニケーションが不十分などが挙げられます。また、事故案件の例としては、クライアントの要求が変更される場合や、支払いに関する問題の発生があります。

事故案件に巻き込まれないためにも、ワーカーはクライアントに対する口コミを調べて、受注すべきか判断する力が必要です。

継続案件が少数

クラウドワークスでは、継続案件が少ない傾向にあります。募集されている多くの案件が単発のプロジェクトや、スポット発注です。

IT系案件では、ウェブ開発やデザインなどの一度性の高い業務が多く、継続的な協力を求められる案件は比較的少ないです。ただし、クライアントと良好な信頼関係を築けば、案件を継続して受注できます。

作業系タスクが多く時間がかかる

クラウドワークスには時間がかかる作業系タスクが多く存在します。具体的な作業系タスクの例としては、データ入力や画像のタグ付け、テキストの校正などです。

作業系タスクは正確性が求められるため時間がかかる上、データが大量かつ複雑になるほど、処理に時間かかってしまいます。さらに、時間や労力に反して単価が低い傾向にあるのも作業系タスクの特徴です。ただし、作業の性質や案件の種類によっては、スキルや経験、ツールの使用によって生産性を高めることもできます。

応募しても採用されないことが多い

クラウドワークスには「コンペ案件」と呼ばれる、競争形式の案件も存在します。コンペ案件とは、複数の応募者が同じテーマや要件に基づいて提案を行い、クライアントが最も優れた提案を選ぶ仕組みです。

具体的な例としては、ロゴデザインやウェブデザインのコンペ案件があります。クライアントは複数のデザイナーから提案を受け取り、最終的に一つの提案を選びます。

コンペ案件は多くの応募者が参加するため、採用される確率は低いですが、優れたデザインやアイデアが評価される場でもあり、成功すれば高い報酬を得ることができます。

クラウドワークスは「やめたほうがいい」という具体的な口コミとは

クラウドワークスの公式コミュニティサイトである「みんなのお仕事相談所」上では、トラブルについての口コミが複数挙がっています。ここでは、実際にクラウドワークス内であったトラブルに関する口コミの一部をまとめました。

  • 納品したあとで検収が行われない(参照ページ
  • 納品と検収が終わった後に修正がきてトラブルになった(参照ページ
  • テストの段階で何度も修正があり、結局採用されなかった(参照ページ
  • 事故案件を辞退して評価を下げられた(参照ページ
  • 発注者と連絡が取れなくなった(参照ページ

クラウドワークスの利用をやめたほうがいい人の特徴

クラウドワークスの利用をやめたほうがいい人の特徴は、公式オウンドメディアでも言及されています。ここでは、クラウドワークスの利用をおすすめしない人についてまとめました。

【公式】クライアントとの交渉や、やり取りが苦手な人

クラウドワークスはクライアントとの交渉や、やり取りが苦手な人にとってはおすすめしません。クライアントのやり取りで多い内容は、価格の交渉やプロジェクト要件の詳細の確認、追加の提案などです。

クライアントとのやり取りが苦手な人は、円滑なコミュニケーションが求められるクライアントとの関係構築に苦労します。他のフリーランサーと優劣をつけられないためにも、社会人として基本的なコミュニケーションを身につけましょう。

【公式】すぐに高収入を得ようと考えている人

クラウドワークスはすぐに高収入を得ようと考えている人にとってはおすすめしません。高収入を得るには、スキルや実績を磨いた上で、クライアントと信頼関係を築いていることが必須です。

また、クラウドワークスは多くのフリーランサーが登録しており、案件ごとに多数の応募があるため、採用されるまでに時間がかかる場合があります。応募にかかる時間はもちろん報酬が発生しないため、ワーカーとして登録してから仕事を獲得するまでは低報酬の時期が続く傾向にあります。

さらにクラウドワークスには単価が低い案件も多く存在し、初めてのプロジェクトや経験の浅いワーカーは、高収入を得るまでに時間がかかることがあります。しかし「実績やスキルを積む段階」と割り切り、初期の段階では様々な仕事に取り組むことが大事です。

高収入を得るためには、他の方法やプラットフォームの検討や、自身のスキルアップに取り組むことも必要です。クラウドワークスはフリーランスのキャリアを構築するための手段として利用できますが、すぐに高収入を期待する方には適していません。

専門性が高いスキルを持っている人

専門性の高いスキルを持つ人にとっては、クラウドワークス以外のプラットフォームや独自に営業をかけて、適切な案件やクライアントを見つける方が効果的です。

クラウドワークスでは幅広い仕事を1つのプラットフォームで完結できる手軽さがある反面、単価が低い案件が多く見られます。専門的なスキルを持つ人にとっては、それに見合った報酬を得るのが難しい傾向にあります。また、 クラウドワークスでは一時的なプロジェクトや単発の仕事が多く、専門性の高いスキルを持つ人が活躍できるような長期的なプロジェクトや、継続的な仕事の機会は限られています。

専門性の高いスキルを持つ人にとっては、専門性のカテゴリに合わせたプラットフォームを活用し、スキルに見合った報酬を得ましょう。エンジニアスタイルでは、IT分野で扱える言語やスキル、希望の働き方によって仕事を絞ることができ、高単価を目指せます。また、ほとんどが長期案件であるため、専門スキルを生かした働き方が可能です。

クラウドワークスに向いている人の特徴

ここでは、公式オウンドメディアでも紹介されている「クラウドワークスに向いている人の特徴」を紹介します。

【公式】スキルや経験を積みたい人

クラウドワークスはスキルや経験を積みたい人にとっては、便利なプラットフォームです。クラウドワークスではさまざまな業界やカテゴリの案件が提供されており、ワーカーの得意分野や興味の対象に合わせて案件を選びながら、新しいスキルを習得できます。

また、クラウドワークスを通じて新しい技術や業務プロセスに触れることで、ワーカー自身のスキルセットを拡充できます。

【公式】自由度の高い働き方をしたい人

クラウドワークスは自由度の高い働き方を求める人にとっておすすめのプラットフォームです。ワーカー自身のスケジュールに合わせて仕事を選べるため、子育てや介護、自身の体調といったライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

また、クラウドワークスはオンライン上での仕事の提供が主なため、場所に縛られることなく働くことができるのも特徴です。自宅やカフェ、海外など、好きな場所で仕事ができます。

また、クラウドワークスにはさまざまな業界やカテゴリのプロジェクトが提供されているため、自分の興味や得意分野に合わせてさまざまなジャンルの仕事を選べます。

自分の市場価値を確かめたい人

クラウドワークスは自分の市場価値を確かめたい人にもおすすめです。

クラウドワークスで良い案件を獲得するには、自分のプロフィールを充実させることが重要です。仕事をこなし、スキルやクライアントからの評価などを反映させることで、自分の市場価値を示せます。

スポット案件に参画したい人

クラウドワークスではさまざまなスポット案件が募集されているため、ワーカーの興味や時間の都合に合わせて、短期間の仕事や一度限りのプロジェクトに参加できます。スポット案件はさまざまな業種やカテゴリがあるため、スキルを広げたいワーカーにもおすすめです。

また、短期間で収入を得ることができるのもスポット案件のメリットです。

自分のスケジュールや収入の目標に合わせて仕事を選ぶことができるため、自由度の高い働き方を実現できます。

クラウドワークスの案件で受注は控えたほうが良いケースとは

実際にクラウドワークス内で応募をする際、避けたほうが良いクライアントや募集内容について紹介します。

クラウドワーカーからの評価が低い

クラウドワーカーからの評価が低いクライアントからの受注は、避けるべきです。

低評価のクライアントは、コミュニケーションや支払いの問題など、仕事の品質や取引条件でトラブルに巻き込まれる可能性があります。例えば納品しても長期間検収されない場合や、指示不足、過度な要求や無理な納期などが挙げられます。

トラブルに巻き込まれると、ワーカーの労働環境や評価にも悪影響を及ぼす可能性があるため、信頼性の低いクライアントからの受注は避け、評価の高いクライアントとの取引に集中しましょう。

プロフィール・公開情報・案件情報が少ない

プロフィール・公開情報・案件情報が少ないクライアントからの受注も避けた方が良いです。

少なすぎるプロフィール情報では、クライアントの信頼性や仕事内容について正確な判断を下すことが困難です。例えば、クライアントが所属する業界や目的が不明確であったり、仕事の範囲や報酬についての詳細が不足している場合が挙げられます。

情報が欠如していると、仕事のスムーズな進行や報酬の適正な評価に、悪い影響をおよぼす可能性があります。特に初期のワーカーは、具体的な情報を持つクライアントと取引しましょう。

案件の単価が相場よりも低い

案件の単価が相場よりも低いクライアントからの受注も、避けるべきです。長時間の作業や高いスキルを要求される仕事に対して、極端に低い報酬を提示するクライアントも一定数います。このような場合、労働の適正な評価が行われず、自身の専門性や経験を十分に活かすことができません。

クラウドワークス内でも、相場より低い可能性がある案件に対して、注意喚起のメッセージが表示されるようになりました。ワーカー自身も、受注する仕事に似た案件を調査し、相場は適正であるかを見極める力を育てましょう。

募集内容と依頼内容に乖離がある

募集内容と依頼内容に乖離があるクライアントからの受注は避けた方が良いです。具体的な例としては、募集内容では特定のスキルや経験を求めている一方で、実際の依頼内容では募集内容とは異なる仕事が含まれている場合が挙げられます。

募集内容と実際の依頼内容に乖離がある場合、クライアントとの期待や理解の不一致が生じてしまい、低評価を受ける可能性があります。適切な情報と依頼内容を明記しているクライアントと取引するよう努めましょう。

クラウドワークスにある優良案件の特徴とは

クラウドワークスにある優良案件には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、優良案件だと一目で分かるポイントについて紹介します。

認定クライアントの案件(=ワーカーからの評価が高い)

クラウドワークス内の「認定クライアント」は信頼性が高いため、受注することがおすすめです。

公式HPによると、認定クライアントは2020年より始まったサービスで、「クラウドワークスにおいて一定の基準を満たし、実績や評価が高いクライアント」であるということです。

具体例としては、案件の報酬が適正であったり、コミュニケーションが円滑であったり、取引条件が明確であるなどが挙げられます。

認定クライアントからの受注は、品質の高い仕事や適正な報酬が期待できます。

報酬相場が適正

報酬相場が適正なクライアントから受注することで、ワーカーとクライアントの間で快い取引ができます。相場が適正であるかの判断は、例えば市場の平均的な報酬水準に合致している場合や、同じような案件で他のクライアントが提示している報酬と比較して、適正な金額を提案している場合が該当します。

適正な報酬を提供してくれるクライアントとの取引では、自身のスキルや経験に見合った収入を得ることができます。一方、報酬相場よりも著しく低いクライアントからの受注は、適切な評価を受けられずに自身の経済的価値を下げる可能性があります。自分のスキルや労働に見合った報酬を提供してくれるクライアントと取引できるよう気をつけましょう。

クライアント情報・案件情報が詳細に記載されている

クライアント情報や案件情報が詳細に記載されているクライアントからの受注はおすすめです。特に、「業界」「目的」「依頼内容や作業範囲」の3点が具体的に示されているクライアントは信頼できます。

詳細な情報を提供してくれるクライアントとの取引では、仕事内容も明確で、スムーズなコミュニケーションが可能です。また、依頼内容や報酬条件が明示されていると、ワーカーのスキルや経験に見合った受注判断ができ、ミスマッチやトラブル予防にもつながります。

クライアントからのレスが早い

ワーカーからのメッセージや質問に対してスピーディーに返信してくれるクライアントからの受注はおすすめです。

迅速なレスポンスをしてくれるクライアントは、コミュニケーションの重要性を理解しており、ワーカーの安心感につながります。また、コミュニケーションが早いクライアントは、報酬が支払われるまでの期間も短く、ワーカーの待機時間も短い傾向にあります。

まとめ

今回の記事では、「クラウドワークスをやめた方がいいといわれる理由と、利用すべき人の特徴」について紹介しました。結論を云うと「クラウドワークスは自由度が高い反面、最初から高報酬を得るケースは稀」「良いクライアントを判断することが重要」です。

1つのプラットフォームで誰でも幅広い仕事を受注できるのはクラウドワークスの魅力ですが、専門性を生かして高い報酬を得たい方は、その専門性に特化したプラットフォームの選択がおすすめです。

自由な働き方を目指す方は、クラウドワークスのメリット・デメリットを把握した上で上手に活用しましょう。

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