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フリーランスドライバーとは?メリット・デメリットや稼ぎ方のポイントを紹介

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はじめに

物流や配送業界で注目を集める「フリーランスドライバー」

特定の企業に縛られず、自由なスタイルで仕事を進められるこの働き方は、多くのドライバーが選択肢として検討しています。

本記事では、フリーランスドライバーとは何か、具体的な仕事内容やメリット・デメリット、さらには効率よく稼ぐためのポイントまでをわかりやすく解説します。

<この記事を読むメリット>

  • フリーランスドライバーの仕組みや仕事の種類が分かる
  • 転身する際の注意点やリスクが理解できる
  • 成功するための具体的な稼ぎ方のコツがつかめる

自由度の高さと高収入が期待できるフリーランスドライバーですが、成功するためには正しい知識と準備が不可欠です。

本記事を参考に、あなたのキャリアを変えるヒントを見つけてみましょう!

フリーランスドライバーとは

フリーランスドライバーとは

2024年4月に施行された働き方改革関連法案により、トラックドライバーの年間時間外労働時間が960時間に制限されました。

これにより、今まで残業代で稼いでいたドライバーの収入が大幅に減少する可能性があります。

特に長距離ドライバーは仕事の性質上、どうしても所定労働時間内に仕事を終えるのが困難であり、本法案の影響をダイレクトに受けてしまいます。

例えば、渋滞に巻き込まれればその分仕事時間が伸びますし、お客さんの都合で急遽残業しなければならない時も多いからです。

このような背景もあり、最近では「フリーランスドライバー」に転身しようと考える方も増えてきました。

ここではまず、フリーランスドライバーの特徴と委託ドライバーとの違いについて、わかりやすく解説していきます。

関連記事:業務委託にはどんな種類がある?請負や委任の違い、メリット・デメリットもあわせて紹介

特定の企業に所属せず、個人で仕事を受注して報酬を得る運送業者のこと

フリーランスドライバーとは、特定の企業に所属するのではなく、個人事業主として貨物や人を運ぶ仕事を請け負うドライバーを指します。

主に軽貨物運送が中心で、ネットワークや配送マッチングサービスを活用して仕事を受注するのが一般的です。

最大の特徴は、その働き方の自由さにあります。

フリーランスドライバーは、自分で顧客を開拓し、自分のペースで仕事量やスケジュールを調整することが可能です。

そのため、従来の企業勤めのドライバーには無かった仕事の選択権や時間の融通が効きやすいのが大きなメリットといえます。

委託ドライバーとの違い

フリーランスドライバーと委託ドライバーの違いは、主に業務の受注方法と働き方にあります。

委託ドライバーは、企業と業務委託契約を結び、その企業から指定された業務を遂行します。

契約形態としては請負契約や委任契約が一般的で、指定された業務内容やスケジュールに従わなければなりません。

一方、フリーランスドライバーは自分自身で顧客を見つけ、仕事を直接受注します。

このため、委託ドライバーに比べて自由度が高い一方で、営業活動や業務調整をすべて自分でしなければなりません。

また、フリーランスドライバーは複数のクライアントから仕事を受注できるため、収入源を分散させることも可能です。

これに対して委託ドライバーは、基本的に一つの企業からの仕事に依存することが多く、契約が終了した場合には収入が途絶えるリスクがあります。

どちらを選ぶかは個々のライフスタイルや働き方の希望次第ですが、マッチングアプリなどのサービスが普及してきたこともあり、以前よりもフリーランスドライバーになるためのハードルは下がりつつあります。

フリーランスドライバーの具体例

では、フリーランスドライバーには具体的にどのような種類があるのでしょうか?

ここからは、フリーランスドライバーの種類について、いくつかの具体例を通してみていきましょう。

配送マッチングサービスで案件を受注し配送する仕事

フリーランスドライバーで現在最も主流になりつつあるのが、「配送マッチングサービス」を利用して案件を受注する方法です。

配送マッチングサービスとは、荷物を送りたい企業や個人と、配送を請け負いたいドライバーをつなぐオンラインプラットフォームのことです。

<主な配送マッチングサービスアプリ>

  1. PickGo
  2. ハコベルカーゴ
  3. DIAq(ダイヤク)
  4. キャリーオン
  5. ハコブリッジ
  6. トラボックス

これらのプラットフォームを活用することで、ドライバーは希望する配送エリアや時間帯に合った案件を選択でき、自分のライフスタイルに合わせて仕事を調整することが可能です。

また、企業や個人と直接契約する必要がないため、手軽に始められるのも魅力のひとつです。

ただし、案件ごとの報酬が一定であるため、効率的なスケジュール管理が収入を最大化する鍵となります。

フードデリバリー配達員

近年、フードデリバリーサービスの普及に伴い、フードデリバリー配達員として活動するフリーランスドライバーも増えています。

フードデリバリー配達員は、主に「Uber Eats」や「出前館」などに登録して、飲食店の料理を個人客に届ける職業です。

配達エリアや稼働時間を自分で決められるため、非常に柔軟な働き方が可能です。

特に都市部では需要が高く、スキマ時間を活用して効率的に稼げるため、アルバイト感覚で登録している方も多く、経験者・未経験者を問わず誰でも始めやすいドライバーといえます。

ただし、天候や需要によって収入が大きく変動する点には注意が必要です。

企業と業務委託契約を締結し受注した軽貨物などを配送する仕事

企業と業務委託契約を締結し、受注した軽貨物や商品を配送する形態もフリーランスドライバーの典型的な働き方の一つです。

業務委託契約とは、企業がドライバーに対して特定の業務を委託する契約形態のことです。例えば、通販商品の配送や企業間の貨物輸送などが代表例といえるでしょう。

この方法は安定した収入が期待できる一方で、委託元企業の指示に従う必要があり、スケジュールの自由度が限定される場合もあります。

ルート配送

ルート配送は、決められたルートや時間で定期的に配送をする仕事です。例えば、新聞や雑誌の定期配送、食品や飲料の店舗配送などがこれに該当します。

ルート配送は収入が比較的安定している点がメリットです。

また、配送ルートが決まっているため、効率的な運行が可能で仕事の流れを予測しやすいのも特徴です。

一方で、配送ルートや時間帯が固定されているため、他の仕事を組み合わせるのが難しい場合もあります。

収入面での安定を求める方に向いているドライバーといえるでしょう。

フリーランスドライバーのメリット

近年では、成果次第で高収入が期待できるフリーランスドライバーの人気は高まりつつあります。

では具体的に、フリーランスドライバーになるメリットは何なのでしょうか?

ここからは、フリーランスドライバーのメリットを、企業勤めの一般的なドライバーとの比較を通してわかりやすく紹介します。

関連記事:フリーランスとして働くメリットとデメリットとは?把握した上で取り組みたいことを紹介

手軽に始められる

フリーランスドライバーというと一見敷居が高そうに思えますが、意外と手軽に始められます。

例えば、軽貨物運送業を始める場合、必要なのは普通自動車免許と車両、そして運送業を営むための簡単な手続きだけです。

これらの準備が整えば、早ければ数日で業務をスタートさせることも可能です。

また、配送マッチングサービスを活用すれば、個人でも簡単に案件を見つけられます

このように、フリーランスドライバーは初期投資が比較的少なく、参入しやすい業種です。

高収入を目指せる

フリーランスドライバーの最大の魅力は、自分の頑張り次第で高収入を期待できることです。

企業勤めの場合、収入には限界がありますが、フリーランスの場合は働いた分がそのまま収入に反映されます。

特に、配送マッチングサービスを活用して高単価案件を獲得できれば、年収700万円以上を目指すことも可能です。

(※一般的なドライバー(営業用貨物自動車運転者)の平均年収は約438万円

さらに、業務効率を上げる工夫やスケジュールの最適化によって、収益性を高めることもできます。

自分の頑張り次第で収入が増えていくのは、フリーランスドライバーならではの魅力といえるでしょう。

自分のペースで仕事ができる

フリーランスドライバーは、自分のペースで仕事を調整できる点も大きなメリットです。

例えば、子どもの送り迎えや家族の予定に合わせて働く時間を決めたり、体調に応じて稼働日を調整したりすることが可能です。

また、ピーク時期に集中して働き、それ以外の時期に休暇を取るといった柔軟な働き方もできます。

自分のライフスタイルを優先しながら収入を得るのは、企業勤めで実現するのは難しいので、この点は大きなメリットといえるでしょう。

人間関係の悩みがない

企業に所属するドライバーの場合、同僚や上司との人間関係に悩むことが少なくありません。

しかし、フリーランスドライバーの場合、基本的に一人で業務を遂行するため、煩わしい人間関係から解放されます。

特に、配送マッチングサービスを利用する場合は、依頼主との必要最低限のやり取りで済むため、ストレスを感じることなく仕事に集中できます。

人間関係に煩わされず、純粋に仕事に専念できる環境は、多くのフリーランスドライバーが評価しているポイントです。

フリーランスドライバーのデメリット

フリーランスドライバーは確かに魅力的なメリットが多いですが、もちろんデメリットも存在します。

したがって、「フリーランスドライバーは稼げる!」という何の根拠もない誘い文句に惑わされてフリーランスに転身するのはおすすめできません。

フリーランスドライバーに転身する前に、必ず以下に紹介するデメリットを把握しておきましょう。

関連記事:フリーランスが直接契約を選ぶメリット・デメリットは?直接契約が向いている人の特徴も紹介

自己負担の金額が増える

フリーランスドライバーは文字通り、フリーランスまたは個人事業主に該当します。

そのため、今まで会社が負担してくれていたお金を自分で支払わないといけません。

例えば、車両の購入費やリース料、ガソリン代、保険料、車検費用、修理費など、すべてが自己負担となります。

また、国民健康保険や国民年金などの社会保険料も自己負担です。さらに、所得税や住民税も計算して支払う必要があります。

これらの費用を十分に把握していないと、収入が高くても出費がかさんで手元に残るお金が少なくなることがあるので注意しておきましょう。

案件を自分で探す必要がある

フリーランスドライバーは、自分自身で案件を探して契約を結ぶ必要があります。

配送マッチングサービスなどを利用すれば案件を見つけやすいものの、サービス内での競争も激しく、常に安定した仕事を確保するのは簡単ではありません

また、営業活動や顧客とのコミュニケーションも自分で行わなければならないため、単に「運転が得意だから」という理由だけでは成り立たない一面もあります。

現在では運送業でも副業を解禁している企業も多いので、まずは一度、仕事を本当に自分で見つけられるかどうか試してみましょう。

急に仕事がなくなることもある

フリーランスドライバーは案件ごとに報酬が発生するため、特定の案件が終了すると次の仕事が見つかるまで収入が途絶えるリスクがあります。

特に景気の変動や市場の需要によっては、案件数が急に減少し、収入が大きく減る可能性も考えられます。

例えば、フードデリバリーなどの分野では、需要が一時的に高まる繁忙期と、逆に仕事が少なくなる閑散期が存在します。

このようなリスクに備えるためには、一定の貯蓄が必要不可欠です。

確定申告が必要になる

フリーランスドライバーとして働く場合、年に一度の確定申告が必要になります。

確定申告では、収入と経費を計算して税務署に報告する必要がありますが、初めての人にとってはとても複雑で手間がかかる作業です。

確定申告を正確に行わなければ、税務調査の対象になるリスクもあります。

そのため、税理士に依頼するか、会計ソフトを活用して帳簿を管理するスキルが求められます。

関連記事:フリーランスに確定申告は必要?必要なケースとやり方を紹介

労災や補償がない

フリーランスドライバーは、企業に雇用されているわけではないため、労災保険や失業保険といった公的な補償を受けられません。

例えば、仕事中に事故やケガをした場合でも自己責任で対処しなければならず、そのための保険料も自分で負担する必要があります。

また、病気やケガで長期間働けなくなった場合に備える収入保障保険なども、自分で加入しなければなりません。

このように、万が一のリスクに対する備えもフリーランスドライバーには求められるのです。

関連記事:労災保険にフリーランスや個人事業主も入れる?特別加入制度の内容と加入の流れを紹介

フリーランスドライバーが稼ぐポイント

フリーランスドライバーが人気になっている最大の理由は、企業勤めのドライバーよりも高収入を目指せる点にあります。

しかし、これはあくまでも成功した人に限ります。

何の準備もせずにフリーランスドライバーになっても、多くの場合は失敗して以前よりも収入が減ってしまうのです。

そこでここでは、フリーランスドライバーが効率よく稼ぐためのポイントを5つ厳選してご紹介します。

1つの企業やサービスに依存せず、複数のプラットフォームを掛け持ちする

1つ目のポイントは、リスクマネジメントを徹底することです。

1つの企業やサービスに依存してしまうと、そのサービスが終了したり、案件が減少したりした際に収入が途絶えてしまうリスクにさらされます。

そのため、配送マッチングサービスやフードデリバリーサービス、大手物流企業との業務委託契約など、複数の案件を掛け持ちして収入源を分散させることが重要です。

これにより、収入の安定性が向上し、予期せぬリスクに備えられます。

都心部で働く

2つ目のポイントは、都心部で働くことです。

都市部では配送案件が多く、効率的に稼ぐチャンスが多いのが特徴です。

特に、フードデリバリーや軽貨物の配送では、顧客が密集している都心部ほど短時間で多くの案件をこなせます。

また、都心部では高単価の案件も多く、地方と比較して収益性が高い傾向にあります。

ただしこの場合、都市部特有の渋滞や駐車問題を考慮し、ルート設定やスケジュール管理を徹底するスキルが必要不可欠です。

経費を削減する

3つ目のポイントは、経費を削減することです。

フリーランスドライバーの収入は、経費を引いた後の金額が実際の手取りとなります。

そのため、車両の燃費改善や、安価な燃料の調達にこだわるなど、必要最小限の経費で運営することを心がけましょう。

また、車両のメンテナンスを定期的に行い、突発的な修理リスクを避けることも重要です。

経費削減は直接的に収益に影響するため、常に意識して取り組むべきポイントといえます。

関連記事:フリーランスが絶対に押さえておくべき経費管理方法と実は経費にできるもの

自分で営業して仕事を見つける

4つ目のポイントは、自分で営業して仕事を見つける力を養うことです。

フリーランスドライバーはその名の通り、個人事業主に該当します。

依頼が自然に舞い込んでくるわけではないため、顧客開拓や営業活動が収入の鍵となります。

そのため、地元の企業や個人に直接アプローチをかけて定期配送の契約を取ったり、SNSやウェブサイトを活用して自分のサービスを宣伝したりして、自己ブランディングスキルを養いましょう。

営業力はかなり個人差が出るところでもあるので、一度の失敗で挫けずに何度もさまざまな方法をトライして磨いていくことが大切です。

配送マッチングサービスを利用する

5つ目のポイントは、配送マッチングサービスを利用することです。

ほとんどのフリーランスドライバーは、配送マッチングサービスを利用して案件を受注しています。

もちろん、中には人脈を活用して案件を受注している方もいますが、配送マッチングサービスを利用すれば初心者でも簡単に案件を受注できます。

なお、現在人気の高い配送マッチングサービスは以下の通りです。

サービス名 特徴
PickGo 軽貨物便に特化。フリーランスドライバーが多く利用している。
DIAq(ダイヤク) バイクや自転車での配送対応。都市部での小口配送に適している。
キャリーオン オファー機能を活用し、荷主からの直接依頼を受けることが可能。
ハコブリッジ 事業者向けの配送に特化した軽貨物専用のマッチングサービス。
トラボックス 国内最大級の物流掲示板として多くのドライバーが利用している。
Amazon Flex Amazonの配達請負サービスで、働くエリアと時間を自分で決められる。
ハコベルカーゴ ラクスル株式会社運営。見積もりや請求書発行が不要で手続きが簡単。

どのサービスも特徴がそれぞれ異なるので、まずは一度使用感を確かめてから検討しましょう。

また、なるべく複数のサービスを契約して受注確率を高めておくと効果的です。

まとめ

本記事では、フリーランスドライバーという働き方について、基本的な仕組みから具体例、メリット・デメリット、さらには効率よく稼ぐためのポイントまでを幅広く解説しました。

特定の企業に縛られず、自分の裁量で働けるフリーランスドライバーは、多くの人にとって魅力的な働き方といえます。

しかし、その一方で自己負担の増加や不安定な収入といったリスクも抱えているのも事実です。

そのため、現実的な側面も理解し、しっかりと準備をした上で転身することが大切です。

本記事を通じて、フリーランスドライバーとして働くための基礎知識を身につけ、キャリアチェンジや新しい働き方を模索する際の参考にしていただければ幸いです。

エンジニアスタイルマガジン」では、今後もこういったフリーランスにとって役立つ最新情報を随時お届けいたします。

それでは、また別の記事でお会いしましょう。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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