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【2023年版】オススメなJavaのフレームワークとJavaエンジニアの需要について徹底解説!

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Javaというプログラミング言語の特徴

Javaはメジャーなプログラミング言語です。
プログラミング言語は増え続けており、いまや200種以上あるといわれています。
Javaは1990年代に発表された、比較的古くから利用されている言語です。そして、今でも主力のプログラミング言語として利用されています。
Sun Microsystems社(現Oracle社)により1995年に発表されたプログラミング言語で、どのプラットフォームでも共通して利用できるという特徴があります。
現在、Google社がメインの開発に用いているプログラミング言語の一つでもあります。
ちなみに、Python、Java、C++がGoogle社でメインの開発に使われていて、Googleの三大言語と言われています。

  • システム開発
  • Web開発
  • アプリケーション開発

これらは、あらゆる場面で開発に利用されています。
特に、Androidアプリや大規模なシステム開発に多く活用されています。
ちなみに、JavaScriptという名前が似ている言語はWebブラウザで動作し、Webページの制御に利用されます。

Javaの特徴

オブジェクト指向の言語である

Javaは、「オブジェクト指向」と呼ばれる形式のプログラミング言語です。モノ(オブジェクト)が主役の言語で、それぞれのモノ同士の関係を組み立てていくのが特徴です。
ごく初期からあるプログラミング言語は、「手続き記述型」などと呼ばれ、処理の手順を中心に記述していく言語です。

Javaはあらゆるコンピュータで利用できる

どんなコンピュータでも動作することができるのがJavaの特徴です。
「JVM」(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)という、Javaを実行できる環境が各コンピュータ向けにリリースされているのです。
Java仮想マシンがCPUやその他ハードウェアの差を吸収するため、同一のJavaプログラムを動かせるのです。

JVM(Java仮想マシン)が用意されているコンピュータなら、Javaプログラムを動かすことができるのです。
OSやCPUに依存せず、同じJavaプログラムが動作するのです。

Javaはまだまだ人気がある言語

Webでの検索数を記録する「TIOBE INDEX」というサイトによると、2002年以降の多くの期間でJavaが検索トップを維持しています。
2021年の検索件数でJavaは3位になっていますが、まだまだ需要が高い言語であることに違いはありません。

引用元:TIOBE Index

参照;https://www.tiobe.com/tiobe-index/

フレームワークとライブラリの違いとは

フレームワークについて

フレームワークとは、構造や骨組みを意味します。

ソフトウェアやシステムを開発するために用意されている基本機能の集合体で、一般的にフレームワークにはコードアルゴリズム、データベースと連動するための機能などが含まれています。
例えば、ショッピングアプリを開発する場合はログイン、決済、お問い合わせフォームなど、ショッピングアプリに不可欠な基本機能が用意されていれば、それらを最初から作る工数が不要になり、プログラミングの負荷を軽減できます。

ライブラリについて

ライブラリは、プログラム内でよく使われる機能単位(コードの集まり)を意味します。

枠組みに合わせることを求められるフレームワークとは異なり、プログラマーが独自にライブラリを用意することもでき、必要なライブラリのみをプログラムに組み込むことができます。
開発の大枠を変えるには大規模な作り直しが必要なフレームワークと比べ、ライブラリは必要な機能を部分的に組み込むため、ライブラリを差し替えることも比較的容易です。

ただ、他の物と差し替えれば良いので、車のタイヤ交換をイメージすると分かりやすいでしょう。

Javaフレームワークについて

Javaフレームワークを利用するメリット

開発時間を短縮できる(作業効率アップ / ソースコード統一)

フレームワークを利用すれば、詳細設計とコーディング、バグを大幅に減らせるので、開発期間を短縮できるでしょう。
標準的な機能として、そのまま利用できるテンプレートや基本機能が用意されているので、コードを大幅に減らせます。
また、テンプレートやフレームで実装される機能は検証が済んでおり、デバッグがいらず、その分の工数を削減できます。

メンテナンス性を向上できる

複数人が所属するチームでシステム開発をする場合、コードの統一性をキープしやすいという点もメリットとして挙げられます。

システムに同じ挙動をさせるにしても、Javaは自由にプログラミングができるため、エンジニアごとにスタイルの違いがあると、開発効率やデバッグの効率が低下してしまいます。

フレームワークにより、エンジニアごとのプログラミングの差を減らすことができ、チームでのシステム開発を円滑に行うことができるでしょう。

特にコーディングなどの技術力はエンジニアごとに違うので、コードの統一性を欠き、作業効率や開発スピードの低下をまねくことが多いです。

バグの低減を図れる

Javaフレームワークでは、フレームワークで用意されている機能についてはデバッグが不要です。

スクラッチからコーディングした場合、極端に言うと文字一つごとにデバッグする必要があります。
しかし、フレームワーク利用が前提なら、それ以外の部分に工数をかければいいので、フレームワークを利用した方が短時間で高品質なプログラムを作成できます。

Javaフレームワークを利用するデメリット

ある程度の学習時間が必要となる

Java自体の学習だけでなく、フレームワークを理解して使いこなせるまでに時間がかかります。
また、フレームワークのバージョンアップに従って、都度の修正が必要になります。
さらに、海外製のフレームワークには、英語のドキュメントしか無い場合がありますし、マイナーなJavaフレームワークは関連情報が得られないこともあります。

費用がかかるフレームワークがある

Javaフレームワークには、無料で利用できるものもありますが、有償のものもあります。
選定の際に調査しましょう。

Javaフレームワークの脆弱性

フレームワークに脆弱性が隠れているリスクがあります。
フレームワークは、コードを共有することができますが、同時に脆弱性も共有してしまうことになります。
フレームワークを使う際には、脆弱性にも考慮し、セキュリティ対策を十分にとったうえで、開発を進める必要があります。

オススメなJavaフレームワーク12選

Spring Framework

Spring Frameworkは、Webアプリの開発に利用されます。
従来のWebアプリケーションで課題になっていた点を解決でき、とても使いやすいフレームワークとして、長く注目されています。

特に次のような2点の特徴を持っています。

-DI(Dependency Injection)機能を備えている

DIは依存性注入とも呼ばれ、このフレームワークで好まれている部分です。
「依存性注入」とは、オブジェクトに共通な部分と依存性のある部分のコードを分け、プログラム実行時に依存性のある部分だけ注入することができることを指します。
依存性のあるプログラムを外部から取り入れることができるため、プログラムの汎用性を高めることが容易になります。

-AOP(Aspect Oriented Programming)が使える

クラスには本質的な処理だけを記述し、本質的ではない(共通化できる)処理は別々に記述できます。
主に必要と不必要な処理を分けることができ、コードの分割がしやすくなります。
そのため、バグ(不具合)が発見された時に、原因を特定しやすくなります。

Jakarta EE(旧 Java EE)

Jakarta EEはJava標準のフレームワークです。
Java SEに、Webアプリケーションの開発に必要なサーバ関連の呼び出しなどを追加したものです。
Java Servlet、JSP(Java Server Pages)、EJB(Enterprise JavaBeans)などのAPIといった、大規模開発向けの機能も含まれています。

Apache Struts

Apache Strutsは2001年頃から利用されており、最も有名なものです。
無償なので誰でも自由に利用でき、再配布も許可されています。

しかし、2017年に脆弱性が報告されてから、他のJavaフレームワーク利用に変更する流れが増えています。

Apache Wicket

2005年に発表されたApache Wicketは、Webアプリケーション向けのフレームワークで、UI関連に限定した機能を用意しています。
Javaのみで記述できることで知られています。
そのため、Javaだけで開発したいエンジニアにお勧めです。

Play Framework

Play Frameworkは、Scala やJavaで使用できる、Webアプリケーション向けのフレームワークです。

CPUリソースやメモリをあまり消費しない、軽さと高生産性が特徴です。

Spark Framework

Spark Frameworkは、軽量でシンプルな点が特徴です。
RubyのSinatoraというフレームワークの影響を受けて作られたと言われています。
小・中規模のWebシステム開発での利用に適しています。
Java8のLambdaをサポートしていて、シンプルに記述することが可能です。

JSF(JavaServer Faces)

JSF(JavaServer Faces)は、Oracle社が提供するJavaフレームワークです。
その仕様はJakarta EEにも取り入れられています。
Apache StrutsのようにMVCは利用しますが、表示にはXML方式のHTMLを使用すること、コンポーネントベースであることなど、多少の違いが特徴です。

SAStruts (Super Agile Struts)

SAStrutsは、Strutsベースのオープンソース型のフレームワークです。
Strutsでは、プログラムの設定ファイルが複雑化しやすいのが欠点でしたが、SAStrutsは自動で設定ファイルを作成・更新できるので便利です。
そのためStrutsよりも早く開発できます。

Hibernate

Hibernateは、Javaプログラミング向けのO/Rマッピング(オブジェクト関係マッピング)ライブラリです。
リレーショナルデータベースにアクセスするコードを容易に作成できる特徴があり、SQLに似たHQL(Hibernate Query Language)というクエリ言語が提供されています。いろいろなデータベースに対応できる点、などが挙げられます。

Hibernateは、習得時間をあまりかけずに使い始めることができ、導入コストを抑えることができます。

GWT

Google Web Toolkitの略で、高性能のAjaxアプリケーションを作りやすいことが特徴です。Web開発向けのフレームワークで、オープンソース形式で提供されています。
これはAjax向けソリューションで、ブックマーク機能など、再使用しやすいプログラムを効率的に作成できる特徴があります。
GWTを使用して、Javaからブラウザ向けのJavaScriptとHTMLが作れます。

Grails

Grailsは、Java系言語(Groovy)を利用してJavaによるWeb開発を補完するオープンソースのWebアプリケーション・フレームワークです。

短期開発に向いていて、JavaやJVMなど、既存のJavaテクニックと併せて統合や相互運用などができること、Twitterと連携するプラグイン、データベースの内容をCSVでインポート/エクスポートできることなど、多くのプラグインが用意されています。

DropWizard

DropWizardは、パフォーマンスが高く、RESTfulなWebサービスを開発するのに適しています。
サーブレットコンテナの『jetty』が搭載されているため、アプリケーションサーバーがいらないことが特徴です。

これは比較的歴史の浅いフレームワークなので活用実績やノウハウがまだ少ないのですが、これから注目を集めるだろうと言われています。

Javaエンジニアの年収事情

フリーランスの場合

エンジニアスタイルJavaのフリーランス求人・案件 月額単価相場では、平均月額単価が67万円、最高月額単価が200万円、Javaの最低月額単価が15万円となっています。

最低月額単価が15万円と、かなり低い水準の案件もあるものの、高度な技術を持っているエンジニアであれば、高単価案件を獲得することが可能な言語です。

JAVAの高い技術を身につければフリーランスとして安定的に稼ぐことも可能であることがわかります。

参照:https://engineer-style.jp/jobs/java

会社員の場合

Javaエンジニアの仕事の平均年収は約492万円。平均的な日本のビジネスパーソンより高いと言えます。
月給は4万円強、初任給は20万円強が相場のようで、派遣社員の平均時給は2,350円程度のようです。
正社員の給料分布を見てみると、437万円から502万円あたりが中心で、平均的な年収の492万円も該当します。
全体の給与幅は305万円から832万円程度と広く、勤務先や経験、求められるスキルによっても大きな差があると見受けられます。

フリーランスの求人数からわかるJavaエンジニアのニーズと将来性

Javaエンジニアの将来性が安定している4つの理由

  1. 世界中で広く使われているから
  2. Javaで開発されたシステムの保守は続くから
  3. 企業の中枢システムにも多く使用されているから
  4. 大規模開発で採用されることが多いから

Javaのフリーランス案件数

エンジニアスタイルにて検索したところ、JAVAエンジニアのフリーランス案件数は25,042件と潤沢に案件募集があります。(2022年1月時点)

JAVAのエンジニアとして仕事がなくて困るということは無いでしょう。

JAVAは技術があれば安定して案件獲得が可能な言語です。

参照:https://engineer-style.jp/jobs/java

Javaエンジニアとして年収アップさせる方法

マネジメントや上流工程の経験を積む


Javaプログラマーの年収を上げるための実績として重要なのは、他のプログラマーが経験していないことを経験しておくことです。
Javaプログラマーは業務系のプロジェクトに携わる機会が多いと思います。
その中でも、プログラミングやシステムの運用だけでなく、もっと上流の要件定義やシステム設計などを経験することが貴重な実績につながるのです。
顧客の要望を理解してシステムを設計できる人材は貴重で、年収アップにつながります。

大規模開発での経験


Javaはオブジェクト指向の言語ですので、大規模開発に向いているというのは先ほど述べた通りです。

ですので、大規模開発の経験があるかどうかで、Javaエンジニアとしての将来性も変わってきます。

Javaは歴史ある言語ですが、いまだに広く活用されています。

多くのJavaエンジニアと差別化し、一歩前に抜きん出るためにも大規模開発へ積極的にチャレンジしましょう。

機械学習や人工知能関連の知識

エンジニアスタイルで「人工知能」と検索すると、2022年1月時点でおよそ350件の求人がヒットします。

数多くあるエンジニア求人のなかで、まだまだ人工知能に関する求人は多くはありません。

しかし、IT企業ではないメーカーや小売業においても、人工知能を取り入れたいと考える企業が増加しています。

今後、多くの大企業が機械学習や人工知能を活用したシステムを導入することで、より一層人工知能の注目は集まるはずですので、機械学習や人工知能に関するスキルを身に付けておくことをおすすめします。

Java以外の開発スキルを習得

プログラミング言語の種類は多く、開発するシステム/ソフトウェアによって向き・不向きがあり、開発するシステムごとに使用を求められる言語は異なります。
時には、複数の言語を使い分けることもあります。
ITのトレンドにより言語の需要も変わるので、時代に合った言語を習得し続ける必要があります。

近年急速に人気を高めている言語の代表格は「Python」です。
PythonはWebアプリケーション開発・データ処理・統計解析・AI開発と応用範囲が広く、今後もさまざまな分野で安定した需要が期待できます。

Googleのソフトウェア開発の生産性・拡張性向上を目的に開発された「Go」、Javaの後継言語と目される「Scala」も世界的に注目度が上がってきています。

Javaのフリーランス・副業関連記事はこちらもオススメです。

Javaの高単価な案件を豊富に持っているフリーランス・副業エージェント

それではここからはエンジニアの案件に強いエージェントをご紹介していきます。

エージェントを複数利用することで精神的な余裕も生まれるため、気になるエージェントがあればチェックしてみましょう。

ITプロパートナーズ

最大の特徴は週2日から稼働できる案件を多数掲載していることです。リモートワークなども含めてより柔軟な働き方を実現したい方におすすめです。

エンド直の案件がたくさんあるため高単価案件が多く、週2〜3日の稼働でも十分な報酬を得られます。

また最新トレンドの案件もあるため新しい技術に触れたい方にも向いています。

Midworks

Web系の案件を多数保有しておりWeb系に強いエージェントです。報酬保障や民間保険料の半額負担など福利厚生面が手厚く、独立したての方にも安心です。

目先の案件のことだけでなく今後のキャリアの相談などにも乗ってくれるため、将来的なキャリアパスに悩んでいる方にもおすすめです。

テックビズフリーランス

独立経験のある専属コンサルタントによるサポートを受けることができるため、これから独立を考えている方やフリーランスになりたての方に特におすすめのエージェントです。

税務関連のサポートなども無料で受けられる他、平日夜遅くの時間や土日などでも対応可能なため忙しい方にも便利です。

また都心だけでなく全国の優良案件を多数保有しているため、地方にお住まいの方やリモートで稼働したい方にもおすすめです。

フリーランスポート(Freelance Port)

案件紹介だけでなく、フリーランスエンジニアのブランディングやコミュニティへの参加など総合的なプロデュースのサポートを受けられることが特徴です。

フリーランス・顧客企業共に審査性で需要と共有バランスを適正に調整しているため成果を出せれば再指名などの継続受注も発生します。

フリーランスとして今後働く幅を広げたい方におすすめのエージェントです。

TechStock

2次請けよりも深い案件は基本的にないため、高単価・高報酬案件を多数掲載しています。

17年間の実績があるため他社にはない非公開案件も多くあり、独立直後のサポート体制も充実しています。

また他エージェントと比べて最大の特徴として、報酬が月末締め翌15日払いに対応していることが挙げられます。

報酬の支払いサイトが短いため、報酬を比較的すぐに受け取れることができます。

まとめ

この記事ではJavaを取り巻く環境や将来性に対するさまざまな面について解説してきました。OSやハードウェアに依存せず動作するJavaは汎用性能が高く、大規模開発でも多く利用されています。Javaを主力言語として採用している企業も非常に多いのが現状です。

他言語が伸びてきているなど、Javaの将来性を心配する声もありますが、短期間のうちにJavaエンジニアの需要がなくなるとは考えにくいです。オブジェクト指向プログラミングの学習に最適の言語ですから、Javaを使いこなせるメリットは大きいです。

また、他言語に応用しやすい言語であるため、スキルアップのためにも、Javaは身につけておいて損のない言語といえます。

  1. JAVAは大規模システムからWEBアプリまで幅広く活用されている
  2. JAVAは古い言語だが、新しいフレームワークも多数あり、需要はいまだに高い
  3. エンジニアの案件数も多く・単価も高いものがあるため、フリーランスとしての独立もしやすい
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