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【2023年最新】フリーランスがポートフォリオを作るべき理由と作成ステップを紹介。差別化を図るためのポイントとは


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目次

はじめに

「受注を増やすために、ポートフォリオを作っているが、どの程度のクオリティーで作れば良いか分からない」

「そもそもポートフォリオを作る目的は何なのか?何を掲載すればいいのか?」

上記のように、ポートフォリオが重要だと分かっていても、実際どのように作れば良いか分からないという方は多いでしょう。

実績やプロフィールを記載するだけでは、案件を獲得できるポートフォリオとは呼べません。

今回は、ライバルと差を付けて、受注率を増やすポートフォリオの作り方を紹介します。

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、紙やWebサイト上に、自分の実績をまとめたものです。

フリーランスの場合は、直接クライアントに営業して、取引をする必要があります。

どれだけ高いスキルを持っている人でも、適切にアピールできなければ仕事は依頼されません。

注意して頂きたいのが、ポートフォリオは就職活動で言う履歴書のようなモノなので、作れば必ず仕事がもらえるわけではありません。

しかし、大きな判断材料の1つなので、優れたポートフォリオを作成すれば、大きく受注率は上がるでしょう。

フリーランスがポートフォリオを作成すべき理由とは

優れたポートフォリオが、どんなモノであるか理解するために、まずは目的を明確にしましょう。

自分自身の観点

ポートフォリオの作成は、クライアントはもちろん、自分にもメリットがあります。

自分自身の振り返りや反省に使える

クライアントに提出した後に、作品を見返す人は少ないでしょう。

作品集という形で、過去の実績を並べておけば、クライアントはもちろん、自分も見返しやすくなります。

スキルアップのために、結果の出ている人の作品を見ることも大切ですが、同じくらい過去の作品を見て改善することも重要です。

年月が経った時の成長を感じられる

何十件も仕事を受注していれば、さかのぼって過去の作品を見返すことは難しいでしょう。

過去の作品を見返すのは恥ずかしいと感じるかもしれませんが、自分の成長を実感することで、モチベーションが上がり仕事の質も高まります。

例えばダイエットでも、肉体の変化が分かりづらくなる3ヶ月目以降に挫折する人が多いと言われています。

過去の実績を見返して、モチベーションを高めるためにも、ポートフォリオは欠かせません。

第三者の観点

ポートフォリオを作れば、受注率が上がる仕組みを解説します。

力量や実績がわかるため仕事を依頼しやすくなる

クライアントが外注先に求めているものは、その人のスキルです。

人柄や熱意であれば、メールの文面からでも予測できますが、スキルは文章だけでは分かりません。

スキルを確認するには、過去の実績をまとめたポートフォリオが、最大の判断材料になります。

また、単価が上がるにつれて、クライアントも慎重に取引相手を決めるので、比例してポートフォリオの重要性も高くなります。

公開しているポートフォリオがあれば関係者各所にも相談や検討依頼をしやすい

ウェブ上にポートフォリオを公開しておけば、自分から営業をしなくても、クライアントからオファーが貰える可能性もあります。

また、詳細はURLを確認してもらえば良いので、毎回同じ説明をしなくて済みます。

フリーランスはポートフォリオをどのように作るべきか

ポートフォリオを作るために、特別なスキルや準備は不要なので、誰でも作ることができます。

ポートフォリオはWebサイトでの公開が好ましい

ポートフォリオを公開するツールの決まりはありません。

ですが、可能であればWebサイトでの公開が好ましいです。

次のようなメリットがあります。

  • データを保存できるので改善しやすい
  • URLを添付すれば簡単に読んでもらえる
  • 検索したクライアントからオファーが来る
  • 気になる部分だけ読める
  • サイト自体が評価対象になる

難しい場合は紙・ドキュメントファイルやエクセルでまとめる

機械操作が苦手であったり、Webサイトだけでアピールするのが難しい方は、紙に書いたり、ドキュメントファイル、エクセルにまとめるだけでも十分です。

拡散力はwebサイトに劣るものの、無いことに比べれば、十分効果があります。

フリーランスがポートフォリオサイトを作成する7つのステップ

以下の7つのステップを踏めば、ポートフォリオを作ることができます。

  1. ポートフォリオのイメージに近いサイトを見つける
  2. ワイヤー・サイトの構成を決める
  3. 作成するツールを決める
  4. サイトを開設する
  5. 作成したワイヤーに沿ってページを作成していく
  6. 文章や掲載画像などを選定して反映する
  7. Google Analyticsをはじめとした計測タグの設置をする

順番に解説していきます。

①ポートフォリオのイメージに近いサイトを見つける

予め、結果の出ているポートフォリオサイトを見てから作成すると、完成度が高くなります。

記事の後半では、参考にしたいポートフォリオを5つ紹介するので、その中から自分にあったサイトを選ぶと良いでしょう。

②ワイヤー・サイトの構成を決める

結果の出ているポートフォリオを参考にしながら、ワイヤー(大枠)とサイトの構成を決めましょう。

例えば、1ページ目にいきなり問い合わせフォームを設置するよりも、実績や経歴を紹介してから設置した方が、受注率は上がります。

クライアントがポートフォリオを読む際の心境を想像しながら、ワイヤー・サイトの構成を決めましょう。

③作成するツールを決める

ポートフォリオを作成できる、有名なツールには次のようなものがあります。

  • WordPress
  • note
  • Jimdo(ジンドゥー)
  • MATCHBOX(マッチボックス)
  • STUDIO
  • foriio

ポートフォリオサイト自体がアピールポイントにもなるので、自分の仕事内容にマッチしたツールを選ぶことがおすすめです。

例えば、Webサイト作成をしているなら、自由度の高いWordPress。

また、Webライターの場合も、直接入稿が多いWordPressを利用すると良いでしょう。

本格的にサイトデザインができるJimdoはデザイナーにおすすめです。

④サイトを開設する

WordPressはサーバー代とドメイン代がかかりますが、それ以外のツールは会員登録さえすれば、無料で利用できます。

⑤作成したワイヤーに沿ってページを作成していく

サイトを開設したら、予め考えておいたワイヤーや構成に沿って、ページを作成していきましょう。

ただの粘土から飛行機を作るのが難しいように、何も無い状態でポートフォリオを作成しようとしても、手が止まってしまいます。

ポートフォリオを作る際は、プラモデルのように、組み立てるパーツを用意しておくことで、ロジカルで完成度の高い仕上がりになります。

ポートフォリオに載せるべき内容は次章で紹介するので、ぜひ参考にしてください。

⑥文章や掲載画像などを選定して反映する

ポートフォリオの構成が完成したら、クライアントが読みやすいように文章や画像を選定しましょう。

ライターの場合は、ポートフォリオの文章も評価対象に含まれるので、腕の見せどころです。

また、完成した文章を声に出して読むことで、誤字脱字を防ぐことができます。

⑦Google Analyticsをはじめとした計測タグの設置をする

ポートフォリオが完成したら、計測タグを設置しましょう。

下記の計測タグを設置すれば、サイトを閲覧した人数や、流入経路などを把握することができます。

  • Google Analytics
  • Google Search Console
  • Google tag Manager

ポートフォリオが全く読まれていなければ、そもそも提案文を改善する必要がありますし、途中までしか読まれていなければ、文章を短くするといった改善が考えられます。

ポートフォリオも1つの作品なので、データを取って改善を繰り返しましょう。

フリーランスがポートフォリオに載せておくべき内容

載せるべき内容は、主に次の4つです。

  1. プロフィール
  2. 強み・アピールポイント
  3. 今までの実績
  4. 対応できるサービスや料金

順番に解説していきます。

プロフィール

クライアントの立場で考えれば、得体の知れない人に仕事を任せるのは怖いですよね。

安心して仕事を任してもらうためにも、実際の履歴書に記載する項目は、積極的に入れましょう。

具体的に入れると良い情報は、下記のとおりです。

  • 名前
  • 生年月日
  • 顔写真
  • 経歴
  • 活動拠点
  • 連絡先
  • 今の仕事を選んだ理由

プロフィールは長々と書くよりも、200文字前後で要点をまとめて記載しましょう。

強み・アピールポイント

クライアントは、たくさんの提案文の中から取引相手を決めます。

そのため、他の応募者との差をつけるために、強みやアピールポイントをポートフォリオに記載しましょう。

ライバルのポートフォリオを調査することで、差別化のポイントが見えてきます。

クラウドワークスやランサーズで、各受注者のポートフォリオを閲覧できます。

プロフィールにポートフォリオを掲載している人が多いので、ぜひライバルと差別化できるポイントを見つけてください。

今までの実績

強みを書いても、実績がなければ信用はしてもらえません。

これまでに納品したクライアントに許可をもらって、作品のURLを掲載しましょう。

実績を貼るだけではなく、以下の3点を記載することで、クライアントは仕事を依頼しやすくなります。

  1. その作品のどの領域を担当したのか?
  2. 誰と案件に取り組んだのか?
  3. どのような工夫をして取り組んだのか?

実績の掲載の仕方は、次章で詳しく解説します。

また、現在掲載できる実績が無いという人は、サンプルを作成して掲載するだけでも十分効果的です。

対応できるサービスや料金

値札の貼ってない商品をレジに持っていくのは、かなり勇気が必要です。

ポートフォリオも同様に、いくらで、どんなサービスを提供できるのか記載することで、クライアントは仕事を依頼しやすくなります。

また、相場に見合った料金設定をするために、欠かさず市場調査をしましょう。

他と差別化を図るために、フリーランスがポートフォリオを作成する際に見ておきたいポイント

既にポートフォリオを作成している人は、ここまでの情報を意識している方は多いと思います。

ですが、同業者の中から自分を選んでもらうためには、さらに具体的な情報を記載することが大切です。

この章では、他と差別化を図るための、具体的な方法を紹介していきます。

可能であれば数字的な根拠や実績を掲載

例えば以下のように同じ実績を記載しても、クライアントの信用が高いのは後者でしょう。

  • 「昔執筆した記事が上位に表示されました」
  • 「昨年の2月に執筆した記事が、2位にランクインしました」

なぜなら、前者よりも後者の方が具体的に実績を記載しているからです。

より実績を評価してもらうには、可能な限り数字を記載しましょう。

案件の「どの」領域を担当したのかを明確にする

1つの作品を、全て1人で作ることは少ないでしょう。

例えば1つの記事を執筆するにしても、以下のように作業内容が分担されます。

  • キーワード選定
  • 構成作成
  • 執筆
  • 入稿
  • リライト

掲載した作品の中で、自分はどの領域を担当したのか記載することで、クライアントも仕事を依頼しやすくなります。

「誰と」案件に取り組んだのか・巻き込んだのか明確にする

有名なクライアントと仕事をしたことを記載すれば、そのクライアントに採用されたこと自体がアピールポイントになります。

クライアントに限らず、一緒に作業した人の名前を掲載できるのであれば、記載しましょう。

「どのように」案件に取り組んだのか明確にする

ただ実績を記載するだけでは、頼まれたことだけを引き受ける受注者という印象を与えかねません。

どのように案件に取り組んだのか記載することで、1つ1つの作品に熱意を持って取り組んだことが伝わるでしょう。

フリーランスがポートフォリオを作成する際の注意点

ポートフォリオを作成する上で、いくつか注意点があります。

「知らなかった」では解決しない問題もあるので、理解した上で作成しましょう。

掲載したい実績や作品を公開して問題ないかクライアントに確認

納品した時点で、作った作品はクライアントの所有物になります。

無断で掲載すると、トラブルの原因になるので、クライアントに許可をもらいましょう。

必ず許可がもらえるとは限らないので、実績を作りたい方は、受注前に掲載可能か確認するのがおすすめです。

また、どんなポートフォリオに実績を載せるのか、提示した上で許可をもらいましょう。

クライアントもイメージができるので、許可がもらいやすくなります。

掲載内容は吟味する

クライアントは、応募した何人ものポートフォリオを読んでいます。

そのため、1人1人の実績を全て細かく読んでくれるとは限りません。

今までの実績や、経歴を全て記載するよりも、クライアントの評価対象になりそうなものをピックアップして掲載しましょう。

クライアントの負担を考えると、実績の数は10個程度が望ましいです。

見る人に配慮した内容にする

ビジネスでは、自分目線でいい作品を作るよりも、お客さん目線でいい作品を作ることが求められます。

つまり、クライアントが読みやすいサイトを作成することも評価に繋がります。

具体的には、次の2つを意識しましょう。

  1. 文字だけになっていないか・行間が詰まりすぎていないか
  2. 難しい表現を使わない

順番に解説していきます。

文字だけになっていないか・行間が詰まりすぎていないか

ページを開いて、活字がビッシリ詰められていたら、読みづらいですよね。

  • 1文は100文字以内で完結
  • 2〜3行に1度は改行を挟む
  • 見出しで区切る

上記を意識して書くだけでも、ストレスの少ない文章になります。

難しい表現を使わない

クライアントと一言で言っても、実際にポートフォリオを読むのは、担当者かもしれませんし、社長や人事の人かもしれません。

担当者であれば、専門用語を理解できても、社長であれば分からない可能性もあります。

難しい表現は控えて、誰が読んでも理解できる文章を作成しましょう。

フリー素材など使う場合は規約を確認する

フリー(自由)という名前が付いていても、使い方を間違えれば訴えられる可能性があります。

例えば、文字入れ加工や、拡大縮小はできても、一部だけ切り取って使用することを禁止されているサイトもあります。

クライアントにしか見せないサイトだとしても、規約を知っている担当者がポートフォリオを見れば、信用は下がるでしょう。

サイトによって規約が異なるので、利用前に確認するのが安全です。

定期的な更新を心がける

仕事を受注していくにつれて、作品のクオリティーも上がっていきます。

常にベストな作品を確認してもらうためにも、定期的にポートフォリオを更新しましょう。

最新情報を更新することで、仕事に対する熱意も評価されます。

参考にしたいポートフォリオサイト

フリーランスで結果を出している人は、スキルがあるだけではなくて、スキルをアピールすることにも優れています。

最後に、優れたポートフォリオを5つ紹介します。

今回解説した内容と照らし合わせて、ご覧ください。

『ひつじWeb』

ホームページ制作や、SNS運用代行を中心に活動している、前原麻里子さんのサイトです。

ひつじWebで解決できることを、イラスト形式で紹介することで、同業者との差別化ポイントが明確に伝わります。

また、画像やイラストをうまく活用することで、読み手への配慮がされています。

https://sheep-w.com/

『TAKAYA OHTA』

オオタタカヤさんは、アートディレクター・デザイナーの仕事を中心に活動しています。

彼のサイトは、開いた瞬間、本棚のように実績が並ぶのが特徴です。

派手さはありませんが、洗練されたデザインで、第三者から見ても、クライアントの求めるデザインが想像できます。

https://takayaohta.com/

『UNDERLINE』

Web制作におけるディレクション、デザインやHTMLなど、幅広く活動をしている徳田優一さんのサイトです。

白を基調としたサイトで、シンプルですが、フォントや画像配置のセンスが光ります。

必要最低限の情報がピックアップされていて、読み手への配慮が感じられます。

https://u-d-l.jp/

『YUTO TAKAHASHI』

Webグラフィックデザイン、ファッションプロデュース、写真家など、幅広く活動している高橋優人さん。

サイトを開いた瞬間から、高橋さんの個性が広がります。

他には真似できない唯一無二のサイトから、高橋さんにしか依頼できないデザインがあることが分かります。

https://yuto-takahashi.com/

『えともじ』

webサイトデザイン、ロゴデザイン、アプリ開発、ライターなど、多岐にわたり活動している、清川英恵さんのサイトです。

シンプルな構造で、サイト上部には料金表や実績のカテゴリーが並んでいます。

依頼までの導線が、非常にしっかりしていることからも、清川さんの手際の良さが感じられるサイトです。

https://etomoji.com/portfolio/

『mouf design』

勘村洋和さんは、グラフィックデザイン、ゲームUI制作などを中心に活動しています。

冒頭から目を引く派手なデザインと実績が読者を迎えます。

しかし、3回スクロールをすればシンプルなプロフィールと、問い合わせリンクにたどり着く、遊び心と依頼のしやすさを兼ね備えたサイトです。

また、メニューボタンからブログが閲覧可能で、旅行や新年の挨拶が書かれた記事を読めば、勘村さんの人柄を感じることができます。

https://moufdesign.info/

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まとめ

今回は、ポートフォリオの作り方について紹介してきました。

いきなり完璧なポートフォリオを作成しようとしても、時間がかかるので、改善を繰り返しながら完成度を高めていくと良いでしょう。

まずはサイトを開設する所から始めてみてください。

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