【2023年最新】Androidエンジニアの年収ってどれくらい?将来性と市場価値を上げるスキルも合わせて紹介
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目次
Androidエンジニアの年収を左右する3つの条件
Androidエンジニアの年収は高い場合もあれば、そうでないこともあり、開きがあるのが特徴です。なぜ同じAndroidエンジニアの中でも、年収に違いが出てくるのでしょうか。
Androidエンジニアの年収を左右する条件を、3つ解説します。
企業業績や企業規模
Androidエンジニアの年収に違いがある条件の1つは、企業の業績や規模です。業績が良く安定した売り上げがあると、社員に高い給料を支払えます。
加えて企業規模が大きいと、提携している会社が多く、それぞれが得意とする仕事を振り分け可能です。仕事を分散させると、自社ですべての業務をかかえる必要がなく、設備にかかる費用を節約できます。
また、使える資金が多く、新しい事業を始めやすいのも特徴です。新規事業が上手くいけば、さらに売り上げがアップし、その分を社員に支払えます。
業界における知名度
業界における知名度も、年収を左右します。知名度が高いと信用を得やすく、商品も売れやすいので、安定した売上が見込めます。
そのほか、有名な企業の場合、多くの応募が集まってくるため、求人の広告をたくさん出す必要がありません。自社の公式サイトに採用情報を記載したり、ほしい人材を得られる求人サイトのみで募集をかけたりすることで、採用コストを抑えています。
自分のスキルセットと対応できる範囲
企業規模や知名度だけでなく、自身のスキルセットや対応できる業務の範囲も大きく影響します。Androidエンジニアの中でも、年収が高い分野を紹介します。
年収がアップする要素を知れば、目指す道が見えてくるでしょう。
アプリ・ゲーム開発
ゲーム開発は、ゲームクリエイターの考える企画案をもとに、設計をしたりプログラムを組んだりする仕事です。経験が浅い場合だとコーディングやテストの過程を任されることが多いですが、プログラミングスキルはもちろんのこと、チームで仕事をするため高いコミュニケーション能力が必要です。
アプリやゲーム開発は需要の高い分野なので、さらに対応できる業務の範囲を広げることで、年収を上げられます。たとえば、設計・開発のほかCI/CDの知識、デザインスキル、UI/UXに関する知識などです。
設計・開発は、そのクオリティによって、そのあとの工程がスムーズに進むかどうかを左右する重要な役割を担っています。クライアントと話し合う機会が多く、ゲームクリエイターの案に対して、技術的に実現可能かどうかを検討し、提案することもあります。
クライアントへの説明や提案も発生し、高度なスキルが求められることから、それに比例して給料も高く設定されているのです。
そのほか、CI/CDで業務の効率化ができるエンジニアも求められています。CI/CDとは自動化システムのことで、通常は手動で行うビルドからテスト、デプロイまでの工程をプログラムによって自動的に実行できる状態にすることです。
- ビルド:プログラムを実行できる状態にすること
- テスト:テスト環境でプログラムが問題なく動くかチェックすること
- デプロイ:ユーザーが利用する環境に組み込むこと
これらの工程が自動化されることで、業務の効率化だけでなく、エラーの発見がしやすくなり、商品の品質向上にもつながります。
また、デザインスキルのあるAndroidエンジニアになると、年収が高くなります。たとえば、UIやUXは、アプリやゲームに欠かせない要素です。
- UI:ボタンやフォントなど、画面を構成する要素のこと
- UX:UIを見たユーザーが持った印象のこと
これらの知識があると、設計のときに提案ができるようになり、Androidエンジニアとして付加価値がつきます。
組み込み系
組み込み系の業務ができることも、年収を左右する条件として挙げられます。組み込み系とは家電やセンサーなどに内蔵されている、小さなコンピューターの開発をする仕事です。
通常のパソコンと異なり、メモリやCPUに限りがあるため、適したサイズに収めるプログラミングスキルが求められます。組み込み系は需要が高く、幅広い専門知識が必要です。案件によっては、ハードウェアからの設計も必要になるため、高い年収を狙える職種です。
フリーランスのAndroidエンジニアの平均年収とは。会社員とフリーランス両方で紹介
Androidエンジニアは、会社員とフリーランスでも年収に違いがあります。それぞれの年収や、フリーランスAndroidエンジニアの案件例を紹介します。
キャリアアップや独立を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。
会社員の場合:Androidエンジニア全体の平均年収
Androidエンジニア全体の平均年収は597万円です。日本の平均年収は461万円なので、Androidエンジニアの給料水準は高いといえます。正社員であれば月給50万円ほどが多く、派遣の場合は平均時給2,698円が一般的です。
ただ、Androidエンジニアの年収の範囲を見ると、363万円から929万円と開きがあります。このことから、企業規模やスキル、経験によって、年収が左右されるといえるでしょう。条件別の年収の目安は以下の通りです。
- PHP:全体比で8%下がる
- Kotlin:全体比で8%上がる
- 土日休み:全体比で12%下がる
使える言語や働き方によって、年収は変わってくるので、会社員のAndroidエンジニアで年収アップを目指したい場合は、需要の高い言語の習得が効果的です。
フリーランスAndroidエンジニア全体の平均年収
フリーランスエンジニアの報酬を月単価で見ると、平均が70万円と会社員よりも高くなっています。たとえば、月単価が70万円の場合、年収で計算すると840万円です。
最高単価は195万円となっており、対応できる業務の範囲が広くなるほど、単価が上がります。Androidエンジニアとして十分な経験がある場合、会社員よりもフリーランスになる方が年収を上げられる可能性があります。
求人数で見ると、単価70~80万円の求人数が2,634件と一番多いため、案件獲得のチャンスは広いでしょう。言語別に見てみると、以下のようになります。
- Elixir:88万円
- COBOL:85万円
- Bash:79万円
使える言語も年収が左右される要素で、特にElixirを使えるエンジニアの需要が高いことが分かります。Androidエンジニアとして高年収を狙いたい場合、どの言語を選択するかも重要です。エンジニアスタイルには、高単価の案件が充実しており、年収アップのチャンスが多いため、仕事探しに活用してみてください。
フリーランスAndroidエンジニアの具体的な案件
実際にフリーランスAndroidエンジニアには、どのような案件があるのか見てみましょう。
案件 | 仕事内容 | 月単価 | 必要なスキル | リンク |
本人確認サービスのAndroidアプリの開発や改善 |
・機械学習や画像処理技術をアプリへ組み込む業務 ・アプリの精度評価 |
630,000円~ |
・3年以上のAndroidネイティブアプリの開発経験 ・Javaを使った開発経験 ・チームでの開発経験 など |
https://engineer-style.jp/jobs/detail/230605 |
自社AI×音声入力でサポートするアプリの開発 | コミュニティサイトサービスの開発 | 640,000円~ | 対象となるWebフレームワークの開発および運用経験 ・Node.js+express ・Kotlin+Spring Boot/Ktorなど いずれかのクラウドサービス上でのWebサービスの運用経験 ・AWS ・Azureなど |
https://engineer-style.jp/jobs/detail/244231 |
エレクトロニックバンキング開発 | 簡単で便利にクレジットカードを利用できるようにするアプリの開発 | 850,000円~ |
・基本設計・実装・テストまでのひととおりの開発経験 ・AndroidまたはiOSアプリの設計・開発ができること など |
https://engineer-style.jp/jobs/detail/251177 |
高単価のフリーランスになるためには、一定の設計や開発経験が必要です。JavaやKotlinのほか、クラウドサービスの知識もあると強みになります。このことから、知識や経験の幅が広いほど、高単価の案件を獲得しやすくなるでしょう。
ほかにも、エンジニアスタイルには、医療や経済、HRなどさまざまな業界の案件があり、希望の求人を見つけやすくなっています。チェックしてみてください。
Androidエンジニアが年収を上げるために必要なスキルや経験とは
ここまで、年収が高いAndroidエンジニアの分野や、働き方別の年収を見てきました。どの道を選ぶにしても、年収を上げるには高いスキルが必要です。
年収を上げたいけれど、何から取り組めば良いか分からない場合に、まず目指したいスキルや経験を紹介します。
Androidエンジニアが年収を上げるために必要なスキル
Androidエンジニアが年収を上げるために、必要なスキルを解説します。ここで紹介するスキルを参考に、勉強を始めてみましょう。
Javaを使った開発経験がベースになる
開発はJavaを使用して多くおこなわれてきましたが、Kotlinが使われることも増えました。組み込み系はJavaが多く、アプリはKotlinが主流な傾向があります。特にKotlinを使える人材は不足しており、習得すると年収アップを狙いやすい言語です。
ただ、Javaは多くのWebアプリやAndroidアプリに長年使われている言語なので、Kotlinの需要が増えつつも、Javaでアプリ開発をする企業は依然として多くあります。
このことから、Javaを使った開発経験を基礎として、Kotlinを使えるのが望ましいでしょう。Javaはアプリや組み込み系の開発の基本となるので、必ず習得しておきたい言語です。
プログラミング・IDEの理解とスキル
Androidエンジニアにとって、プログラミングは必須です。それだけではなく、IDEへの理解と、取り扱いができるスキルも重要です。
IDEとは統合開発環境と呼ばれ、プログラマーがソフトウェア開発に必要なツールを1つにまとめ、1つの画面で使えるようにしたものです。IDEは、ソースコードエディターやローカルビルド自動化、デバッガーから構成されています。IDEを取り入れることで、操作も統一でき、ソフトウェア開発の効率が上がるのがメリットです。
代表的なIDEをまとめたので、見てみましょう。
名称 | 開発元 | 対応言語 | 特徴 |
IntelliJ IDEA | JetBrains | Java、Scala、Kotlin、TypeScriptなど | UIデザインがスタイリッシュ |
Android Studio | Java、Kotlinと相性がいい | Google開発のフレームワーク『Flutter』が使える | |
Eclipse | IBM | TeXやPerl、PHPなど | 開発環境を構築するための作業が短縮可能 |
IntelliJ IDEAはさまざまな言語に対応していますが、特にJavaやKotlinと相性が良いので、Androidアプリの開発に適しています。
JetBrainsはソフトウェア開発を楽しくすることを掲げており、操作画面のデザインが洗練されています。IntelliJ IDEAはコードの入力中に、変数や関数を予測して記載してくれるのがメリットです。公式サイトやサポートは日本語に対応しており、使いやすいでしょう。
Android StudioはGoolgeが公式でリリースしたIDEで、Androidアプリ開発に最適です。『Flutter』というオープンソースのフレームワークを使えるのが特徴で、効率よくアプリ開発ができます。
Eclipseは、コンパイルやプログラムの実行時に、ライブラリを自動的に参照する機能がついており、開発環境を構築するための時間を短くできるのがメリットです。
このようなIDEを取り扱えるようになると、より効率的にアプリ開発ができるようになり、Androidエンジニアとしての価値が上がります。
Androidアプリ開発の場合はKotlinを使った開発経験
従来のAndroidアプリ開発では、Javaがよく使われていました。ただ、GoogleがKotlinをAndroidアプリ開発の公式言語に設定したことから、Kotlinの需要が高まっています。
そのため、Kotlinを使った開発経験があると、転職やフリーランス案件の獲得に有利です。もともとAndroidエンジニアは人材不足の傾向にあり、加えてKotlinを使えるエンジニアはさらに少ないといわれています。そのため、Androidアプリの開発を希望するのであれば、Kotlinを使えると年収を上げやすいでしょう。
Androidエンジニアとしての価値が上がるスキル
さらにAndroidエンジニアとして、価値を上げられるスキルを見てみましょう。希少性の高いスキルを身につけると、業界の第一線で長く活躍できる人材になれます。
組み込みエンジニアとしてのスキル:C系言語、アセンブラ、ハードウェア知識
C言語やアセンブラ、ハードウェア知識のような、組み込みエンジニアとしてのスキルがあると、Androidエンジニアとして価値の高い人材になれます。
C言語は、世界で長く使われているメジャーな言語の1つです。処理速度が非常に速いため、大規模なシステムや膨大な計算を必要とするデータ処理に適しています。
ほかの言語であれば、メモリ管理や型指定などが自動でおこなわれますが、C言語はすべて手動で設定する必要があり、習得の難易度は高めです。ただ、C言語を身につけられれば、対応できる業務が増えるのがメリットです。
アセンブラとは、アセンブリ言語で書かれたプログラムを、CPUが理解できる言葉に変換する翻訳機のようなソフトウェアです。アセンブラの知識があると、コンピューターの性能にかかわるCPUやOSについての理解が深まります。主なアセンブラには、Microsoft Macro Assembler(MASM)やGNU Assembler(gas)があります。
Androidエンジニアには、スマートフォンやコンピューターの仕組みや構成要素の理解が必要です。ハードウェアの知識があることで、より質の高いアプリ開発ができるようになります。
これらの知識があると、Androidエンジニアだけでなく、組み込み系のエンジニアとしても活躍できるため、価値が高まります。
プロジェクトマネジメント能力
プロジェクトマネジメント能力も、Androidエンジニアとしての価値を上げるのに効果的です。プロジェクトマネージャーはプロジェクトの最高責任者にあたり、意思決定やスケジュールの管理、クライアントとの交渉などをおこないます。
そのため、責任が重く、IT業界の中でも年収が高い職種の1つです。プロジェクトマネジメントの適性があると証明できる資格には、プロジェクトマネージャ(PM)試験があります。合格率の平均が13.4%と非常に難しい試験ですが、取得できれば年収アップにつながります。
Androidエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。
Androidエンジニアが選択できるキャリアパスの種類とは
Androidエンジニアとして一定の経験を積んだ後に、選択できるキャリアパスをまとめました。Androidエンジニアはプログラミングの知識が豊富なので、さまざまな分野にキャリアアップできます。
自分の目指したい方向性を見つけて、転職や独立を検討してみてはいかがでしょうか。
スマホアプリエンジニア
Androidエンジニアは、スマホアプリ開発の道を選択可能です。スマホアプリの需要は高いため、iOSとAndroidの両方に対応できるエンジニアになると、活躍の場が広がります。
ただ、iOSで使われる『Swift』は、コードがシンプルで比較的習得しやすいため、iOSのアプリ開発の方が競争率は高めでしょう。一方でAndroidアプリの場合、Kotlinを使える人が少なく、人材が不足しやすい傾向にあります。
プロジェクトマネージャー
Androidエンジニアとして経験を積んだ後は、プロジェクトマネージャーになる道も選択肢の1つです。プロジェクトマネージャーは管理だけでなく、メンバーからの質問に答える必要があったり、メンバーだけでは対応できないトラブルのフォローもおこなったりすることがあります。メンバーへの説明やトラブル対応時に、Androidエンジニアとして培ってきた経験を活かせます。
加えて、Androidエンジニアとして開発の立場を経験していると、現場の視点も理解できるため、信頼を得やすく、コミュニケーションがスムーズです。
プロジェクトマネージャーになると年収が高くなりますが、対応できる案件の幅を広げることで、さらなるレベルアップが期待できます。プロジェクトマネージャーを目指すのであれば、プロジェクトリーダーを目標にしつつ、マネジメントの勉強を進めると良いでしょう。
Webアプリケーションエンジニア
Androidエンジニアを経験すると、Javaを多く使うため、Webアプリケーションエンジニアへの道も目指せます。JavaはWebアプリケーションとの相性が良く、TwitterやAmazonなど多くの例があります。そのため、Androidエンジニアの知識と経験を活かしやすい職種です。
ただ、Webアプリケーションエンジニアにはプログラミングだけでなく、総合的なスキルが必要です。
たとえば、Webアプリケーションエンジニアが担当する範囲は、主にフロントエンドとバックエンドに分かれます。
- フロントエンド:ユーザーの目に直接触れる部分を担当
- バックエンド:ユーザーから見えない部分を担当
フロントエンドはHTMLやJavaScript、TypeScriptなどの習得はもちろん、デザインやマーケティングの知識も必要です。バックエンドはJavaやJavaScript、Pythonなどを使用し、ネットワークやサーバーの知識も必要になります。
どちらか一方で仕事をしていく選択肢もありますが、ITエンジニアは対応できる仕事の幅を広げた方が年収が上がります。そのため、両方の領域を担当できる、フルスタックエンジニアを目指すのがおすすめです。
Androidエンジニアに将来性はある?
Androidアプリは個人向けだけでなく、法人からの需要も高いことがポイントです。バージョンアップなどで、状況が変わる可能性はありますが、今後もあらゆる分野のアプリが必要となっていくため、将来性があります。
たとえば、家とインターネットをつなぐスマートホーム化は、発展途上の分野で、さらに成長すると考えられます。スマートホームのためのアプリ開発や改善で、Androidエンジニアの需要は高まるでしょう。
また、JavaはAndroidアプリだけでなく、Webアプリケーションでも多く使われています。デジタル化の発展とともに、Javaができるエンジニアもますます求められます。加えて、LINEやYahoo! ニュースのようなアプリで使われている、KotlinもAndroidアプリ開発の公式言語となったことで、さらに需要が高まると予想されます。
Androidエンジニアとして長く活躍するためには、時代の変化に対応できるかが鍵です。そのため、最新の業界の動向をチェックすることや、新しいスキルを身につけるようにすると良いでしょう。
Androidエンジニアのフリーランス・副業案件一覧を以下からご覧いただけますのであわせてご確認ください。
まとめ
この記事では、Androidエンジニアの年収や需要、将来性について解説しました。Androidエンジニアは需要があり、フリーランスになることで会社員よりも高い年収を狙える職種です。時代の変化に対応し、日ごろからスキルを磨いておくことで、企業から必要とされるエンジニアになれるでしょう。
エンジニアスタイルには、Androidエンジニアが活躍できる案件が豊富にあります。希望に合う仕事を見つけられる可能性があるので、チェックしてみてください。
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