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インフラエンジニアが英語力をつけるメリットと水準を紹介


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目次

インフラエンジニアが業務上英語が求められるケースとは

前提:インフラエンジニアのどの業種でも英語力は持っておいた方が良い

企業によって異なりますが、インフラエンジニアにとって英語力は必ずしも必須というわけではありません。ですが、インフラエンジニアの業務内容や、今後の可能性などを考慮すると英語力が高いことに越したことはありません。

では、なぜインフラエンジニアには英語力が必要なのか、また可能性とはどのようなものであるのか解説します。

AWSをはじめ、クラウド製品マニュアルが英語表記であるケース

インフラエンジニアのおもな業務はネットワーク・サーバーの設計や構築、データベースやクラウドシステムの設計・開発も担当業務です。

グローバル化が顕著なIT業界では、最新の情報が海外から入ってくることがほとんどであり、取り扱う製品もLinuxやOracle Databaseなど、海外製品が多くなります。

また、近年著しく進んでいるサーバーのクラウド化も同様です。こちらもやはりAWS(Amazon Web Services)やGoogle Cloud、マイクロソフト社が提供するMicrosoft Azureなど海外の超大手企業でシェアをほぼ寡占状態となります。

クラウドサービスの大手企業は主にアメリカなど英語圏の企業です。そのためマニュアルの確認やインターネットで情報収集を行なう場合など、英語ができる場合とそうでない場合では大きな差が出てしまいます。

その他もネットワーク機器で最もシェアの高い製品は、アメリカのCisco Systems社製です。そのためインフラエンジニアにとって、製品マニュアルやドキュメントも英語で書かれており、英語ができなければ業務に差し付けが出てしまいます。

OSやミドルウェアのメッセージ、ログ出力が英語表記のケース

インフラエンジニアが扱う下部構造の構築作業、たとえばサーバー・OSの構築や、データベースの構築、障害対応では、出力されるメッセージやログの内容はほぼ英語です。

こうしたメッセージやログへの対応が瞬時に汲み取れなければ、すぐに対処できず、時にはクライアントの事業が中断してしまうこともあり、大きな損害を与えることになります。

そうした事態を避ける意味でも、最低限の英語の理解は必要です。

サポートへの問い合わせで英語が必要なケース

どのような製品にも往々にしてカスタマーサポート体制が整っており、困ったことや業務中に解決できないことがある場合には製品サポートに問い合わせることができます。

インフラエンジニアに関しても同様で、業務中に対応できない事態に陥った場合にサポートに問い合わせを行なうことも一つの解決方法です。

ですが、インフラエンジニアが扱う機器はほとんどが英語圏の企業の製品であり、こうしたサポート体制が日本語未対応の場合も十分に考えられます。日本語しかできなければメールの文面の翻訳や通訳を介して問い合わせを行なうことになり、迅速なやり取りは不可能です。

また文章の誤訳や通訳を挟むことで認識齟齬が発生し、意図したとおりの質問が行なえない場合も出てきてしまいます。英語ができるとサポートスタッフと直接やり取りができるため、迅速にサポートを受けることが可能です。

インフラエンジニアが英語力を身につけるべき5つの理由

業務内容が英語と切っても切り離せないインフラエンジニアですが、具体的に英語力を身に付けるべき理由は何でしょうか。

IT技術のトレンドや先端分野の一次情報は英語であるため

IT機器の主要なメーカーは、おもに米国に本社を置く企業でありすべての技術文書は先ず英語で作成されて先ず英語のドキュメントが公開されます。

そのためIT業界の場合、最新技術の多くが海外発信であり英語力があることでいち早く最新情報を得ることが可能です。もちろん日本語対応も行われますが、英語での発信後に日本語に翻訳されるまでしばらく経って情報が公開されるパターンが一般的で、最新情報に触れるまでに時差が生じます。

特に不具合情報にいち早くアクセスできる点は大きなメリットになり、不具合によって機器が停止するような場合は早急な対応が可能です。

また各メーカーで提供されているツールを使用する場合も説明などが英語であり、インフラエンジニアにとって、何をするにしてもまずは英語を読める力は必要となります。

海外も働く場所として視野に入れることができるため

IT分野で働く場合、使用する機材やスキルは世界各地で共通です。そのため日本国内だけでなく海外も視野に入れて選ぶことができます。

ハードルは高いですが、ネイティブと問題なくコミュニケーションが可能なレベルの英語力があれば、海外企業でインフラエンジニアとして活躍できるほか、ブリッジSEなどへのキャリアチェンジも可能です。

もし英語を自由に操ることができれば、インフラエンジニアは日本企業だけでなく海外企業のamazonやAppleなど、より規模や業績が大きい企業で働くことも可能な職種です。

海外進出を視野に入れている企業が多い

日本企業であっても大企業になると事業を海外展開する場合も多く、スタッフには英語力が重要となります。

また社内のスタッフは全員日本人であったとしても、企業として海外展開を行なっており業務を請け負うクライアントや取引先が海外という場合もあるでしょう。

現状日本マーケットを対象にビジネスを行っている日本企業に勤務している場合であっても、海外進出により将来的に英語を使用する可能性も高いので、日本企業であっても英語力が必要です。

英語でコミュニケーションができれば、年収などの待遇が良くなる可能性が高くなる

日本マイクロソフト株式会社や日本アイ・ビー・エム株式会社など、海外を本社にもつ大手IT企業の日本法人では、就職するのに英語力が求められる職種もあります。

国内企業であっても楽天グループやファーストリテイリングなど、社内公用語を英語とする企業する企業も増えており、英語力を身につけることで大企業への転職にも有利にすることが可能です。

また外資系やオフショア開発を手掛けている企業であれば、英語力があることで採用が有利に進むケースもあります。

英語力を身に付けIT企業で重宝される人材であれば、インフラエンジニアとして待遇や年収が高い選択肢の中から仕事を選べるのです

職場に外国人エンジニアがいる機会が増えている

日本企業が海外に進出する、もしくは英語を話せるエンジニアが海外の企業へ就職するように、日本国内にもさまざまな国の企業やエンジニアが参入してくる可能性もあります。

これまでのようにスタッフは日本人のみ、取引先も皆日本人というケースは稀な時代となる可能性も高いです。

大手企業であればある程、より大きなビジネス展開を考え海外展開を視野に入れていますし、優秀なエンジニアを採用するために外国人を採用する企業も増える可能性は高くなります。英語力を身につけておけば、スムーズなコミュニケーションが図れ、スタッフと連携して業務効率もアップすることでしょう。

インフラエンジニアにあると良い英語力の目安

現在のインフラエンジニアにとって必ずしも必須ではない英語力ですが、インフラエンジニアを取り巻く環境や将来を考慮すると、将来的に身に付けておくべきものであることがわかります。

では具体的にどれくらいの英語力を身に付けておく必要があるのでしょうか。

前提として、「リーディング」ができるインフラエンジニアは多い

インフラエンジニアに求められている英語力はスピーキング・ライティング・リスニング・リーディングの4つです。

その中でも、実はリーディングに関しては、身に付けているエンジニアは多いといわれています。インフラエンジニアに必要な最新のテクノロジーは、英語で書かれている文献やニュースが情報源であり、それらに触れるうちに自然とリーディング力が身についているのです。

簡単な英語の文章や仕事に必要な英単語が読めることがインフラエンジニアとして基本となります。

インフラエンジニアに最低限欲しい英語力

IT業界のみならず一般的にビジネス上で仕事を行なうには、最低でもTOEIC700点以上、大学の外国語学部レベルが必要です。仕事ではドキュメントやメールを読む機会が多くなるので、インフラエンジニアとして最低限必要な英語力もこれと同様といえるでしょう。

構築作業のエラー時の英語表記の理解ができることは最低限のライン

インフラエンジニアの基本的な業務のひとつが保守運用業務です。トラブル時には表示されたエラー内容からトラブルの原因を突き止め、正しく対処する必要があります。

もし英語で表示されたエラーの内容が把握できなければ原因の究明に時間を要してしまうので、実務レベルでいえばこうした英語表記のメッセージが把握できることが最低限のラインでしょう。

英語の技術文書を読むことができる

インフラエンジニアが読むべき技術書の多くは英語表記です。IT用語はもちろん一般的なビジネス用語まで理解する必要があります。最近ではパソコンの翻訳機能を使うこともできますが、頻繁に翻訳をしていてはいくら時間があっても足りません。

翻訳機能に頼らず、英文の技術書を読み込めることが「技術書を読める」レベルです。

ドキュメントベースで海外のエンジニアとやり取りできる

海外のエンジニアとのやり取りをするためには必ずしも英語を話せる必要はなく、テキストやドキュメントによりコミュニケーションがとれれば最低限の能力があるといえます。

もちろん英語での会話が可能であることに越したことはありませんが、ドキュメントベースでコミュニケーションが取れれば最低限の業務は遂行可能です。

インフラエンジニアが可能であれば持っておきたい英語水準

インフラエンジニアにとって一番重要なのはITの技術や知識ですが、TOEIC700点以上というのが評価指標として一般的といわれています。

TOEIC450から600点で簡単なメール対応が可能なレベルです。TOECI730点以上で英語ドキュメントの読み込みが可能で、トラブル対応など複雑な業務内容のやり取りに対応できるとされます。

TOEICの点数のみで英語力を正確には計ることはできませんが、目安として考えることが可能です。

英語でのドキュメント作成

ビジネスで求められる英文のドキュメントは内容だけでなく正確性が求められます。スペルミスや文法的な間違いのない、日本企業でいうところのビジネス文章を正確に使用できなければ、英語のドキュメント作成ができるとはいえません。

英語のプレゼンテーションを聞いて要点が理解できる

TOEIC800点以上で外国人との電話や口頭でのやり取り、ミーティングに対応可能とされます。もちろん内容をすべて理解し議論に参加することが望ましいですが、要点を把握できれば全体の流れについていけ、内容を理解できるレベルといえるでしょう。

英語力のあるインフラエンジニアとして即戦力採用される英語水準

今のところ企業が即戦力として求める英語力をもつIT人材は市場価値が高く、内定を受けやすい傾向にあります。

英語力があることを前提として採用された場合、ハードルは一気に上がり英語で何不自由なく会話ができ、議論することができることが最低限必要な英語力となるでしょう。

海外で働きたい場合やオフショア開発のブリッジSEになるなど、英語力があれば働き方の選択肢も増えます。

外国人エンジニアと専門用語を交えながら英語で直接コミュニケーションが取れる

日本国内でもネイティブ並みに英語が話せる人材は多くいますが、ITエンジニアとしての知識がなければIT業界の専門用語を全く理解できません。

つまり英語力を見込まれて採用される即戦力インフラエンジニアとして求められるのは、英語でコミュニケーションができることに加えてITエンジニアとしての知識も豊富な人材です。

英語力は重要な要素ではありますが、インフラエンジニアという職種である以上、求められる専門知識の水準もまた高くなります。

英語の会議に出席して議論できる

TOEIC900点以上で英語でのプレゼンテーションや交渉に対応可能というのが目安です。

日本語の会議でも議論に参加するためには高い論理性や瞬間的な思考力など高い能力が必要ですが、ネイティブではない言語でそれを行なうためには英語力のみでなくビジネスマンとしての能力が問われます。

インフラエンジニアが通用する英語力を身につけるためにすぐできる勉強法

インフラエンジニアとして重要な英語力ですが、具体的にどのように身に付けていけばよいのでしょうか。

技術書の原書を読み込む

技術書の多くは英語ですが日本語に翻訳されているものもあり、つい日本語翻訳済みの技術書ばかり読んでしまいがちです。ですが技術書を英語で読むことでリーディング能力は飛躍的に向上します。その他ニュースや論文が掲載されている雑誌やWebニュースを英語で読み込む方法も良いでしょう。

英語でとっつきやすい小説を読む

何事も最初は取り組みやすいものから取り組む方が長続きします。いきなり難易度の高い技術書やビジネス書を読む前に、自分が興味のある映画の原作など英文の小説を読み、英語に慣れるところから始めるのも効果的です。

初期の初期であれば児童文学から始め、徐々に大人向けのものにしても良いでしょう。その際日本語に翻訳されたものであれば、両者を比較しながら読むこともでき効果的です。

英語のニュースを日頃から聞く

リスニングに関しては英語を聞く習慣を付けることが効果的といわれています。

現在ではさまざまな方法で英語のニュース番組を視聴できるので、字幕のないニュース番組などを聞き、内容を理解しようとする習慣を身に付けるとよいでしょう。

英語で映画やYoutubeを見る

海外のYouTubeチャンネルや映画を字幕なしで観ることでも英語を勉強できます。特に自身が興味のある分野、スポーツや歴史などを題材にしたものであれば、時折出てくる単語も知っている固有名詞が多くなり、前後の意味を推察するこが可能です。

すぐに仕事に活かすという意味では、ネットワークエンジニアについての英語のYouTube動画を視聴する、という方法もよいでしょう。

英語を話すことができる友人や知人をつくる

海外に留学した方は口をそろえて現地の方と話すことが最も英語力が上がる方法だったと言いいます。留学をしても、日本人コミュニティでばかり生活していると英語力は伸びない様です。

身近に英語を使う環境を作ることが特にスピーキングやヒアリングを上達させるには有効な方法といえます。そのため外国人の友人と知り合うか外国人コミュニティに参加し英語で会話をするとよいでしょう。現在はオンラインチャットなども普及しているので、この方法も昔に比べ各段にやり易くなっています。

オンライン学習サービスを活用する

オンライン英会話など英語を家にいながら学習できるサービスも普及しています。時間の制約も多い社会人にとっては、自分の都合に合わせてレッスンを受けられるオンライン学習は、英語力だけでなく様々なスキルを身に付ける意味でも効果的な学習方法です。

ネイティブキャンプ

月額9800円で予約不要、かつ回数無制限なマンツーマンの英会話レッスンが受けられる点がネイティブキャンプの大きな特長です。

レッスン内容が録音されるので後から講師との会話を聞き直す事も可能で、復習効率がよく、レッスン内容も特定のトピックについて講師とディスカッションするなど実践的であり、業務にすぐに活かすことができるでしょう。

QQ English

QQEnglishはイギリス発祥の英語学習法カランメソッドの正式認定校で、正しい文法で英語を話す力が身につきます。カランメソッドは他の学習方法に比べて効率が良く、短時間で英語力が高まる点から人気の学習方法です。

講師陣は皆英語教授法の国際資格であるTESOLを取得しており、サポート体制も日本人スタッフによる充実のサポートが受けられます。

DMM英会話

講師の国籍がバラエティに富んでいるのがDMM英会話の特長です。アメリカ・イギリス・カナダ等の他、フィリピンやセルビア、ルーマニアなど幅広い国籍の英語に触れることができるので、実践的な英会話力の向上に最適です。

英会話スクールに通う

対面式の英会話スクールは、オンラインではなかなか続けられない方やマンツーマンですぐに質問したい方に効果的な方法といえます。また相手の表情を見ながら会話をするので、実際に英語でやり取りをしている状況のシミュレーションにもなり、限られた時間の中で効率的に英語力を身につけることができる勉強法です。

ライザップイングリッシュ

有名なパーソナルジムのRIZAPが手掛けるライザップイングリッシュは、パーソナルジム同様挫折せずにやり切るためのメソッドが充実しています。

学習プランは完全オーダーメイドで専門トレーナーから対面・オンラインどちらもレッスンが受講可能です。

講師陣も採用率4%の難関突破・長期間の研修を受けたトレーナーであり、アウトプットを重視したプログラムによって短期間で英語力が上達します。

ロゼッタストーン・ラーニングセンター

発音と英会話に注力したマンツーマン英会話スクールです。最初から正しい発音を学ぶので学習効率が高く、日本語が話せる外国人講師が多数在籍しているので安心して学べる環境が整っています。

実際の場面を設定したロールプレイ型の練習を多く用いるコミュニケーション・アプローチによって、日常生活や業務を想定した英語学習が可能です。

トライズ

トライズのカリキュラムでは1年間で1000時間の英語学習に取り組み、短期間で実践的な英語力を身につけられます。

初心者で入会して1年後にはビジネス英会話試験のVERSANTで上級者並みのスコアを獲得している方もいるなど、理論的なメソッドに基づく学習プログラムで学習可能です。

まとめ

グローバル化が進んだ現在では、日本企業であっても英語スキルを求める企業が増加しています。その中でもIT業界はトレンドが英語発信ですし、技術さえあれば働くことができるので英語力が求められます。同僚に多様な国籍のITエンジニアがいるというケースも増えてくるでしょう。

さらなるキャリアアップを目指すためにも、実務レベルで使えるだけの英語力を身につけ、エンジニアとしてのスキルとともに伸ばしていくことが重要です。

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