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バックエンドエンジニアは「やめとけ」、「きつい」と言われる6つの背景とは?向いている人の特徴ややりがいも合わせて紹介


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バックエンドエンジニアの主な仕事内容

バックエンドエンジニアに必要な主な仕事内容は以下です。

  • サーバー構築
  • データベース構築
  • システム開発・運用

それぞれ解説します。

サーバー構築

バックエンドエンジニアは、サーバー側の設計、運用、保守をおこないます。

サーバーをどのように構築するのか、設計を実施します。

例えば、クラウドサーバーを使うのか、クラウドサーバーであればMicrosoft Azure、GCP、AWSなのか、機能やセキュリティ性も踏まえて検討します。

チームの他のメンバーと協力し、組織のニーズに合った最適なサーバーアーキテクチャを決定します。

サーバーで使用するハードウェアコンポーネント、オペレーティングシステム、ソフトウェアアプリケーションの選択も含まれます。

データベース構築

サーバーを選択した後に、データベースを構築する必要があります。

サーバー上のデータベースで顧客の重要なデータを管理する必要があるからです。

データベースも、様々なものがあり、SQLやオラクルのデータベースなど、環境やOS、登録するデータの種類によって、選ばれます。

SQLは、リレーショナルデータベースを管理・操作するために使用されるプログラミング言語です。

データベースの作成、変更、問い合わせに使用され、ウェブ開発やデータ分析に広く使用されています。

SQLは、MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL Server、SQLiteなど、さまざまなデータベース管理システムで使用することができます。

これらのシステムでは、構文や機能が若干異なる場合がありますが、基本的なSQL言語は変わりません。

データベースを構築することで、データの検索や集計ができるようになりますので、データベースの構築は重要な作業です。

システム開発・運用

サーバーやデータベースなどのデータを、フロントエンドとデータのやり取りをするシステムが必要です。

サーバーやデータベースのフォーマットを確認して、データを取得できるよう、システムを調整します。

表示側のアプリケーションに必要なデータを渡せるように、リクエストがきたら指示されたデータを渡せるようにします。

システムがローンチされたら、サーバーの保守、メンテを行います。

サーバー故障時のトラブル対応やメモリの増設など、バックエンドエンジニアとして運用をサポートします。

サーバーの導入とメンテナンス サーバーシステムのインストール、設定、保守を担当します。

これには、アップデートの実行、サーバーのパフォーマンスの監視、問題が発生した場合のトラブルシューティングが含まれます。

サーバーの使用状況を監視し、サーバーインフラが組織のアプリケーションやサービスの負荷に対応できるように、必要に応じて容量のアップグレードを計画する必要があります。

バックアップとリカバリー 重要なデータを保護し、災害時に復旧できるように、バックアップとリカバリーの手順を設計し、実施する責任があります。

バックエンドエンジニアは「つらい」、「やめとけ」と言われている6つの背景とは

バックエンドエンジニアは、一般的に負荷が高い業務と言われています。

その代表的な理由は下記の通りです。

  • 基本的な知識だけでも幅広く習得がつらい
  • エラーが多く発生するため、解決策を毎回調査して修正する作業が辛い
  • 先端技術の変遷が激しい
  • 比較的残業が多い
  • 納期や時間に追われやすい
  • 緊急対応やトラブルに苛まれるケースがある

それぞれ解説します。

基本的な知識だけでも幅広く習得がつらい

バックエンドエンジニアは、サーバーの設計から運用・保守までをサポートする形になります。

必要な知識として、サーバーのメモリやCPU、ルーターなどのハードウェアの知識が必要です。

さらに、サーバーにインストールするWindows やLinuxなどのOSの知識も必要です。

昨今では、サーバーはクラウド化が進んでいます、その為にAWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスの知識が必要です。

基本的な知識も幅広く必要となっています。

エラーが多く発生するため、解決策を毎回調査して修正する作業が辛い

バックエンドエンジニアは、運用を行った際に、エラー対応をすることが多くあります。

エラー対応は、簡単なものであれば、自身で修正することは可能ですが、解析が難しいものや他社から購入してきたものについては、調査や問い合わせに時間がかかります。

例えば、サーバーにおいてエラーが発生すると、ユーザーが使用しているアプリがうまく動作せず、苦情の問い合わせがくるでしょう。

エラー対応については、すぐに対応できないものもあるため、回数が多いと、作業が大変になる傾向になります。

先端技術の変遷が激しい

バックエンドエンジニアの技術は、日進月歩といえるでしょう。

サーバーは、自社内に配置するオンプレミスの環境からクラウドに移行してきており、制御や処理の方法がガラリと変わっています。

例えば、クラウドサービスでは、アマゾンのAWSやGoogle のGCP、マイクロソフトの Microsoft Azureの制御が必要です。

クラウドサービスでは、AI機能を含む、多くの機能が使えます。

機械学習のソフトウェアでは、GCPのTensorFlowが有名です。

バックエンド側のソフトウェア言語もJavaなどが使われていますが、JavaScriptのフレームワークやAI開発で使われているPython言語も、バックエンド側のシステムで使えるようになりました。

例えば、JavaScriptでは、バックエンド側も対応できるフレームワークとして、Node.jsがあります。

豊富にあるクラウドサービスの機能を使いこなすためにトレーニングや勉強が日々欠かせません。

クラウドやプログラミング言語など、先端技術を常に吸収する必要があります。

比較的残業が多い

バックエンドは、システムを作るときにメモリなど、重要な位置を占める部分です。

その為、システム開発におけるプロジェクトにおいても、優先度は高い傾向にあります。

その為、早めの実装や準備が必要となります。

日程が遅れると全体日程に影響がでてしまうので、間に合うように場合によっては残業をおこない、スケジュールを守っていくことがあります。

バックエンドは、基幹部分となるので、重要性が高いこともあり、スケジュール遅延などがおこらないよう残業を実施します。

納期や時間に追われやすい

サービスのリリース時期は、開発当初にきまる傾向にあります。

バックエンドエンジニアにおいては、サーバーの設計から運用まで検討することになります。

サーバー部分は、プロジェクトにおいて重要な位置を占める部分ですので、安定稼働を求められます。

安定稼働ができるよう、設計やトラブルの対応が必要です。

そういった背景もあり、バックエンドエンジニアは、納期や時間に追われやすいといわれています。

緊急対応やトラブルに苛まれるケースがある

サーバーが動作停止した場合は、サービス自体が正常に提供されません。

その際には、緊急対応として正常動作に戻るまで、突発的に対応する場合があります。

正常稼働が当たり前の環境となり、トラブルが発生した場合は、早期の復旧を求められる場合があります。

突発的な対応ができるよう、通常業務中には、いくぶんの余裕を持った対応を求められます。

きつくてもバックエンドエンジニアとして働くメリットとやりがい

バックエンドエンドエンジニアの働くメリットは、4つあります。

それぞれ解説します。

  • 日本全体で人材不足のため仕事に困らない
  • 潰しがきくスキルを身につけることができる
  • 会社員としても年収が高く、フリーランス案件も多く独立がしやすい
  • キャリアパスの幅が広い

日本全体で人材不足のため仕事に困らない

現在の日本は、人手不足が叫ばれており、就労人数が減少傾向にあります。

IT人材は、さらに深刻で需要に供給が追いついておらず、今後もこの差は開いていくといわれています。

バックエンドエンジニアは、インフラとしてサーバーの保守や運用を行う上で欠かせない存在です。

きつい作業といわれますが、需要としては常にあるでしょう。

潰しがきくスキルを身につけることができる

バックエンドエンジニアは、サーバーの知識、ハードウェア、ソフトウェアの知識、OSの知識が必要です。

現在では、クラウドサービスの知識も必要になりました。

ITエンジニアとして、幅広く知識を得ることができるバックエンドエンジニアは、他ITの職種に転職も容易でしょう。

つぶしがきくスキルを幅広く身に付けられるのが、バックエンドエンジニアといえます。

会社員としても年収が高く、フリーランス案件も多く独立がしやすい

バックエンドエンジニアの需要は高い傾向にあります。

現在の新しい開発の傾向は、バックエンドが必ず必要な環境ともいえます。

そのため、需要は高く、年収も高い傾向にあります。

フリーランスエンジニアとしての案件数も多いことから、独立するのも選択肢の1つとなりえます。

キャリアパスの幅が広い

バックエンドエンジニアにおける学ぶべき知識は非常に豊富です。

これは、全てのITエンジニアの職種において、必要な知識ともいえます。

その知識を活かして、ITのコンサルタントやプロジェクトマネージャーなどを考えることもできるでしょう。

サーバーのハードウェアの知見を活かした、ソフトウェアの活用など、多くの視点を持つことは重要といえるでしょう。

バックエンドエンジニアに向いている人の特徴

バックエンドエンジニアに向いている人の特徴は、以下3つです。

それぞれ解説します。

  • 技術・システム開発に対して恒常的な好奇心をもつことができる
  • 地道な作業が苦にならない
  • 感情的ではなく、ロジカルに物事を考えることができる

技術・システム開発に対して恒常的な好奇心をもつことができる

サーバーエンジニアとして成功するためには、サーバーハードウェア、オペレーティングシステム、ネットワーク、セキュリティなどの分野で高い技術力を持つ必要があります。また、チームの他のメンバーと協力し、技術的な情報を非技術的な関係者に明確に伝える能力も必要とされます。

開発前まで使われていたメジャーな言語が、開発終了後には、別の新しい言語が登場したということはよくあります。

いかにスピード感を持って、新しい技術を取り込み、自分をアップデートしていくか、それが必要でしょう。

地道な作業が苦にならない

バックエンドエンジニアなど、ITエンジニアの業務は、あらゆる設計書の作成やプログラムの実装、テストなど、地道な作業が多くなります。

地道な作業に粘り強く対応できる人などが、向いているでしょう。

定常的な仕事が苦痛かどうかは、仕事の内容、職場環境、個人の経験や考え方など、さまざまな要因に左右されます。地道な仕事を単調でやり甲斐がないと感じる人もいれば、やりがいがあって楽しいと感じる人もいるでしょう。

定常的な仕事の経験は人それぞれであることに留意することが重要です。

ある人が楽しくて充実していると感じることでも、別の人は退屈で圧倒されると感じるかもしれません。

キャリアや仕事を選ぶ際には、自分のニーズや好みを考慮し、自分の興味や価値観に合った機会を探すことが重要です。

感情的ではなく、ロジカルに物事を考えることができる

感情的にならず、論理的に考える能力は、意思決定、問題解決、コミュニケーションなど、人生のさまざまな場面で重要なスキルである。個人の偏見や感情、意見に左右されることなく、客観的に状況を分析することができることが必要です。

論理的に考えるには、理由と証拠を用いて結論を導き出し、意思決定を行うことが必要です。

情報を客観的に評価し、関連するすべての要素を考慮した上で結論を出すことが必要です。一方、感情的に考えることは、個人の感情や信念、偏見に左右され、非合理的で衝動的な意思決定につながる可能性があります。

サーバーの不具合やトラブルなど、ロジカルに考える人が必要です。

サーバーの物理層なのか、OS、ソフトウェア層なのか、どの部分の不具合か、テストしながらロジカルに解析する必要があります。

ロジカルに対応することは、他のメンバーにとってもわかりやすく、理解が得られます。

不具合の解析に加え、周りのメンバーに協力してもらえるようにロジカルに物事を考える必要があるでしょう。

論理的に考える力を養うには、議論の分析、証拠の評価、偏見の識別など、批判的思考力を鍛えることが有効です。

オープンかつ客観的な考え方で状況に対処することも効果的です。さらに、多様な視点を求め、異なる視点を考慮することで、より豊かで情報に基づいた思考を身につけることができます。

バックエンドエンジニアが向いていない人の特徴

バックエンドエンジニアに向いていない人の特徴は以下4つです。

それぞれ解説します。

  • お金の良さや働きやすさだけに憧れている
  • ロジカルシンキングに苦手意識を持っている
  • 自発性がない
  • そもそも技術やシステム開発に苦手意識がある

お金の良さや働きやすさだけに憧れている

バックエンドエンジニアは、ハードウェアや下位層のファームウェアを担当することがあります。

その作業は、地道な作業でもあり、テストなどを繰り返しながら調整することもしばしばあります。

バックエンドエンジニアの需要は豊富ですが、お金の良さや働きやすさという観点では、トラブル対応やハードウェアなども含む調整など、現場にちかいイメージとなるでしょう。

ロジカルシンキングに苦手意識を持っている

論理的思考とは、推論、批判的思考、分析を用いて問題を解決し、意思決定を行い、結論を導き出す能力のことです。複雑な問題や状況をより小さな扱いやすい部分に分解し、客観的な分析を用いてそれぞれの部分を評価し、論理的で合理的な解決策を導き出すプロセスを指します。

ロジカルに対応ができないと、不具合の解析も効率的にできません。

悪い部分や結果を確認して、どこが原因なのか、その根拠は何なのか説明する必要があります。

論理的思考は、取り組むべき問題や状況を特定することから始まります。

そのためには、質問をして情報を収集し、問題のパラメータを定義します。

説明ができないと、関係メンバーに動いてもらうこともできなくなります。

ロジカルシンキングを獲得する必要があるでしょう。

自発性がない

IT技術は常に進化しています。

どのような進化があるのか、常に最新情報をキャッチアップする必要があります。

自発性がないと、最新の情報も見落としてしまいます。

例えば、技術セミナーに定期的に参加することで、最新技術の同行をキャッチアップしたり、有志のコミュニティに参加して技術情報の交換やソフトウェア技術の向上を図ったりすることが必要でしょう。

さまざまな情報を得て、自らをアップデートする必要があるでしょう。

そもそも技術やシステム開発に苦手意識がある

バックエンドエンジニアは、IT全般的な知識が必要です。

例えば、ネットワーク技術、セキュリティの知識、サーバーにおけるハードウェア技術、ソフトウェア技術、プロジェクトの管理方法などになります。

全般的なITの知識がまず、必要となりますので、技術的なキーワードなど、抵抗なく学習する必要があります。

ハードウェアからソフトウェア、クラウドの知識まで、幅広く必要なことが特徴です。

技術やシステム開発などに興味がない方や苦手意識がある方は、避けた方がよいでしょう。

まとめ

本記事はバックエンドエンジニアについて、紹介してきましたが、いかがでしょうか。

バックエンドエンジニアは、「やめとけ」、「きつい」といわれますが、その分、需要も多く、給与も高い傾向にあります。

クラウドサービスなど、新しい技術がどんどん入ってくる分野でもあり、刺激がある職種ともいえるでしょう。

  1. バックエンドエンジニアの主な仕事内容は、サーバー構築、データベース構築、システム開発・運用です。
  2. バックエンドエンジニアは、一般的に負荷が高い業務で基本的な知識だけでも幅広く習得がつらいことや、技術の変化が激しいこと、比較的残業が多いこと、緊急対応するケースがある。
  3. バックエンドエンジニアとして働くメリットは、潰しがきくスキルを身につけることができること、会社員としても年収が高いこと、フリーランス案件も多く独立がしやすいことがある。
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