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【2023年版最新】TypeScriptのおすすめフレームワーク6選


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TypeScriptとは

TypeScriptとは「JavaScriptをより安全に、かつ効率的に開発できるように」とMicrosoft社が開発し、無償で一般公開されている(オープンソース)のプログラミング言語です。この開発背景からも、TypeScriptという言語はJavaScriptの機能を含みつつ、さらに拡張された機能を含んでいることが分かります。

JavaScriptについて簡単に説明すると、「JavaScriptはWebページやアプリ内での”動き”を作るために使用される、比較的記述が簡単なプログラミング言語(スクリプト言語)」です。例えばWebページでは、ページのスクロールやポップアップウインドウの表示、ニュースや天気の表示などはJavaScriptが担当しています。

JavaScriptはWebの動作を担当するだけに、今でもWeb開発では広く使用されている言語です。コードの記述が比較的簡単で、プログラミングしやすいというメリットがあります。

しかし、JavaScriptは「動的型付け言語」であることがデメリットともいえます。動的型付け言語は、変数の型を指定しなくて良いので短い記述で済みますが、保守性に問題が生じる場合があります。

特に多数のエンジニアが関わるような大規模プロジェクトの場合は、注意が必要です。なぜなら、文法が統一されていない場合や、コンパイル時にエラーが起きても特定できないなどの問題が生じてしまう事があるからです。

そういったJavaScriptのデメリットを解消するため、TypeScriptはJavaScriptを拡張したプログラム言語として開発されました。TypeScriptはJavaScriptに「静的型付け」の機能を追加することで、コンパイル時のエラーを検出が可能になり、バグを早期に発見できます。また、型情報によってコードの互換性が確認できるので、多数のエンジニアが関わるプロジェクトでも安心してコーディングできます。

TypeScriptとJavaScriptフレームワークの関係

フレームワークとは、「開発に必要な機能をパック状態にしたもの」です。一から開発すると時間がかかるものでも、フレームワークを利用することで開発時間を短縮できます。また、フレームワークには正しい機能が備わっているため、フレームワークを使った開発は人為的なミスが少ないというメリットもあります。

TypeScriptはJavaScriptのデメリットをカバーできるよう開発された言語だけあり、JavaScriptのフレームワークとも互換性があるのが特徴です。TypeScriptとJavaScriptフレームワークの連携方法はフレームワークによって異なりますが、ほとんどは「TypeScript型定義ファイル」を使用して、JavaScriptの内容を定義できます。

「TypeScript型定義ファイル」とは、そのままTypeScriptで使用できるJavaScriptファイルのことを指します。JavaScriptファイルがTypeScript型定義かどうかは、ファイルnpmのパッケージに含まれているかによって調べることができます。なお、npmとはJavaScriptの実行環境であるNode.jsで、パッケージを管理するシステムです。Node.jsがインストールされている場合、npmも自動でインストールされています。

「npm search @types/[package-name]」で、package-nameの箇所に調べたいパッケージ名を入力して実行します。すると、型定義ファイルがある場合はnpmの公式レジストリから一致するパッケージのリストが表示されます。リストに表示された型定義ファイルは、「npm install –save-dev @types/package-name」でインストール可能です。

JavaScriptファイルをTypeScriptファイルにリネームし、型定義ファイルをインストールしたら、コードをTypeScriptに修正する必要があります。先述した通り、JavaScriptのコードは短く記述しやすい一方で、変数や関数の引数など適切な型を指定していません。TypeScriptに変換する際には、型を指定する必要があります。

型の指定ができたら、TypeScriptのファイルをJavaScriptにコンパイルします。コンパイルされたJavaScriptファイルをWebページで読み込むと、TypeScriptで実行されます。TypeScriptのファイルをJavaScriptにコンパイルする際は「tsc 変換するファイル名.ts」で実行できます。

また、TypeScript型定義ファイルがないJavaScriptファイルの場合、まずは.ts拡張子のTypeScriptファイルに変更します。次に、any型を使用して、変数や関数の型を一時的に指定します。any型を使えば、コンパイルした時に型チェックやエラーの指摘もされません。このとき、型が分かる場合は入力してany型が極力ないようにしましょう。その後、型定義ファイルの場合と同様にtscを使ってTypeScriptファイルをJavaScriptにコンパイルします。

おすすめのTypeScriptフレームワーク6選

次に、TypeScriptをサポートしているフレームワークについて、おすすめを6つ紹介します。

Next.js

概要

Next.jsはReactを元にして、サーバー側で描画(サーバーサイドレンダリング)できるように開発されたフレームワークです。なお、ReactはJavaScriptのライブラリの1つで、地図アプリや近年のSNSアプリのように「ページ内の更新箇所だけが変化する」サイトを作るのに役立ちます。フロントエンド開発を得意とするReactに、バックエンドの開発もできるように機能を追加したのがNext.jsです。

Next.jsがリリースされたのは2016年で、2023年4月時点の最新バージョンは13です。

Next.jsを使用することで、Reactアプリをサーバーサイドレンダリングでき、Webページの読み込み速度を向上させることができます。Webページの読み込み速度が向上すると、Google検索で上位になるための対策(SEO対策)や、Webページを訪問した人の離脱防止にもつながります。

特徴

Next.jsの特徴は、静的ファイルを生成することができる点です。静的ファイルとはサーバー上で事前に生成されたファイルのことで、PHPやRubyなどのプログラムを実行する必要がないため、パフォーマンスを向上させることができます。

また、Next.jsはルーティングをサポートしているのも特徴です。クライアント側でURLに応じた画面を見せる仕組み(クライアントサイドルーティング)が整っているため、ページ遷移時にサーバーにリクエストを送信する必要がありません。

例えば「Webページ上で”戻る”ボタンを押すとトップページに戻る」といった動作に対応しているのも、Next.jsのメリットです。さらにNext.jsはコード分割を自動でしているため、ページのロード時間を短縮できます。これにより、ページの読み込み速度が向上し、ユーザーの利便性も向上します。

機能・使い方

Next.jsの機能は、Reactにサーバー機能が追加されたフレームワークである点です。例えばReactでルーティングを行うには、専用のパッケージを導入しなければなりません。さらにSEO対策をするにも数々の対策が必要です。一方でNext.jsは「ゼロコンフィグ」を掲げているだけあり、Reactに必要な機能が予め設定されているため、すぐ開発に取り組めます。

また、Next.jsのようにReactベースのフレームワークで有名なのがGatsbyですが、Gatsbyが静的サイト開発に特化した「静的サイトジェネレーター(SSG)」であるのに対し、Next.jsはSSGに加えてサーバーサイドレンダリングも備えています。つまり、Next.jsを使用すると、Gatsbyよりも複雑な開発ができます。

Next.jsを使用するには、まずNode.jsがインストールされているのが前提です。まず「npm install next react react-dom」でNext.jsをインストールします。次に「npx create-next-app <ファイル名>」でNext.jsファイルを作成し、「cd <ファイル名>npm run dev」で起動します。ファイルが起動できたらコードを編集し、複数ファイルを実行可能な1つのファイルにまとめ(ビルド)、適切な環境に配置して実行(デプロイ)します。Next.jsの詳細な使い方は、公式チュートリアルにあります。

Nuxt.js

概要

Nuxt.js(ナクスト)は、Webアプリを構築するためによく使う機能が備わっているフレームワークです。Nuxt.jsを使うと、1ページで設計されるアプリ構造SPA(シングルページアプリケーション)と、サーバーサイドのSSR(サーバーサイドレンダリング)を同じコードで実現できます。

2022年11月にはNuxt3の正式版がリリースされました。Nuxt3の特徴は、Nuxt2ではサポートされていなかったVue3が正式にサポートされた点です。

Nuxt.jsを使用するメリットは、Webページを作成するとルーティングを自動で生成してくれる点です。また、Nuxt.jsはサイズが軽く、コード分割もしてくれるため、ページの通信速度を向上してくれます。

なお、Nuxt.jsはnoteやLINE、一休.comなど、様々な有名サイトにも導入されています。

特徴

Nuxt.jsの特徴は、Vue.jsをベースにしたフレームワークである点です。Vue.jsの中でも状態を管理するVuex、SPAのルーティング制御に関わるvue-routerなどのライブラリを使った開発経験がある方にとっては、Nuxt.jsを使った開発に取り組みやすいでしょう。

Vue.jsはクライアントサイドで動く仕組みになっていますが、Vue.jsの機能を拡張させたNuxt.jsでは、サーバーレンダリングによってサーバーサイドでも動作させることができます。

またNuxt.jsには日本語のドキュメントが多く、学習しやすい点も特徴といえます。

機能・使い方

Nuxt.jsには静的ファイルの生成や、Vuexステートマネージャーを自動で設定するプラグインなど、多くの便利な機能があります。

Vue.jsアプリケーションを静的ファイルとして生成することで、Webページの読み込みが早くなり、SEOの向上にも役立ちます。また、Webアプリをスマートフォンでも使えるような仕組みPWAにも対応しており、ユーザーエクスペリエンス向上にもつながります。

さらに2022年11月に登場したNuxt3は、Vue3をサポートしています。Vue3自体は2020年にリリースされ、前モデルのVue2と比べてComposition APIやv-modelを複数定義できる点、コンポーネント内容を任意の場所に動かせるteleportなど、便利な機能が追加されています。それに伴い、Nuxt3でもVue3の新機能を活用できます。

Nuxt3を使うには、Next.jsのようにNodejsをインストールする必要があります。その後「npm install nuxt@edge」でNuxt3をインストールし、「npx create-nuxt-app ファイル名」でファイルを作成します。Nuxt3の詳細な使い方は、公式ドキュメントを参考にしてください。

NestJS

概要

NestJSはJavascriptをバックエンドで動作させるためのNode.jsフレームワークです。NestJSの内部では、Node.jsの標準ライブラリを活用して作られたExpressフレームワークが使用されています。

また、NestJSはTypescriptで構築されたフレームワークのため、Typescriptを完全にサポートしています。

MVCやREST、GraphQL APIなどを作成できます。Node.jsやVue、Angularのようにテストをしやすく、決まった設計方式(アーキテクチャ)があります。

特徴

NestJSはTypescriptで作られたフレームワークのため、Typescriptで問題なく使えるのが特徴です。そもそもTypescriptはJavascriptが型指定できないというデメリットを解消するために作られており、Typescriptで構築されたNestJSも「静的型付け」ができる点では、大規模なプロジェクトに向いています。

また、NestJSはExpressフレームワークを基盤に作られているため、Expressの機能をそのまま使えます。ExpressとはNode.jsの中でも有名なフレームワークです。ログ認証やセッション管理などの機能をミドルウェアを使って簡単に実装できる上、静的ファイルの配信やHTTPリクエストのロギングといったプラグインも導入されています。

NestJSはAngularの影響を受けているため、コーディングがAngularに似ているのも特徴の一つです。Node.jsとAngularの開発経験がある人にとっては、NestJSでの開発も取り掛かりやすい傾向にあります。

機能・使い方

Nest.jsはTypeScriptをサポートしていることや、シンプルで直感的な構文で書けることから、企業向けアプリ(エンタープライズアプリ)開発など大規模プロジェクトに適しています。

他にもNest.jsの主な機能としては「依存性注入(DI)」のサポートが挙げられます。依存性注入は、クラスを使用してアプリのコンポーネントを定義する方法です。依存性を注入することにより、コードの重複を減らしてテストしやすい状況を作ることができます。

また、Nest.js は高度な拡張性を持つアーキテクチャを提供しています。これにより、アプリケーションの要件に応じて機能を追加することができ、柔軟なアプリケーションの開発が可能になります。Javascriptのライブラリやフレームワークに適応したプラットフォーム「Jest」が標準装備されているため、設定なしですぐにテスト実行できるのも特徴です。

NestJSの使い方は、まずnpmを使用して「npm install -g @nestjs/cli」を実行します。「nest new プロジェクト名」で新規プロジェクトを作成、「nest generate service サービス名」で新規サービスが作成可能です。また、NestJSのモジュールは「nest generate module モジュール名」で作成できます。さらに「npm run start」でアプリケーションを実行でき、任意のポートからHTTPリクエストの受付ができます。NestJSの使い方の詳細は、公式ドキュメントを参考にしてください。

Angular

概要

Angular(アンギュラー)はGoogleが開発した、Webアプリ開発のためのフレームワークです。AngularはWebアプリ開発に必要な機能がほぼ備わっている上に使いやすく、サーバー連携機能もあるため、初心者でもアプリ開発がしやすいというメリットがあります。

開発当初はJavascriptで構築した「AngularJS」という名前でリリースされましたが、バージョン2へのアップデート時には「Angular」へと改名されました。現在はTypescriptで書かれているため、Typescriptを全面的にサポートしています。

2023年4月の時点ではAngular 15が最新のバージョンで、Angular14の登場時に備わった「スタンドアロン・コンポーネント」が、Angular 15の登場によって安定されました。尚、「スタンドアロン・コンポーネント」とは、他のプログラムやアプリケーションに依存せずに独立して動くソフトウェアを指します。

Angular14より前のバージョンでは、UIビューを定義するComponent、HTMLを拡張するDirective、データ変換のPipeは全て、AngularのモジュールであるNgModuleに含める必要がありましたが、スタンドアロン・コンポーネントの登場により、NgModuleに含めなくてもそれぞれを単体で動作できるようになりました。

特徴

Angularの特徴は、MVVMを採用している点です。MVVMとはModel-View-ViewModelの略で、内部処理を担当しているModelと、ユーザー側に画面表示されるViewの間でViewModelが仲介しているという、ソフトウェアの構造モデルです。MVVMを採用するとModelを独立して実装できるため、コードの再利用性が高くなり、複雑なアプリケーションでも簡単に開発できます。

また、AngularはHTMLとJavaScriptの間のデータバインディングをサポートしており、アプリケーションの状態を更新すると、UIも自動的に更新されます。

機能・使い方

Angularにはルーティング機能によってアプリケーションの画面遷移を制御することができる上、テスト機能によってアプリケーションの品質向上ができるなど、さまざまな機能があります。また、Angular 15ではデバッグ時にエラーの実行状態が分かる「スタックトレース」が見やすくなるなど、様々な機能が改善されています。

Angularを使うのもNode.jsのインストールが前提です。「npm install -g @angular/cli」でAngularをインストールしたのち、「ng new プロジェクト名」で新規プロジェクトを作成できます。

Vue.js

概要

Vue.jsはAngularと同様に、Googleが開発したフレームワークです。Vue.jsはユーザーインターフェース(UI)の構築に特化しており、ユーザーが直感的に操作しやすく、遅延によるストレスがないアプリケーション作りが得意です。

2023年4月時点では、Vue3が最新バージョンです。Vue3ではComposition APIが新たに導入され、従来のバージョンよりもコンポーネントの設計がしやすくなりました。さらにVue2まではJavascriptで書かれていましたが、Vue3からはTypescriptで書かれているため、Typescriptを完全にサポートできるようになりました。

尚、Vue.jsのファイルを使用し、API処理やURLのルーティングなどの機能を実装したのがNuxt.jsです。

特徴

Vue.jsの特徴は、初心者でも扱いやすい点です。Vue.jsはHTMLとJavascriptを使用してコンポーネント定義をするため、HTMLとJavascriptの基礎知識や開発経験があれば、Vue.jsでも簡単に開発できます。

また、Vue.jsは、ReactやAngularよりも優れた点があります。テンプレート構文が使えてコンポーネントしやすい点では、Vue.jsはReactよりも扱いやすいです。また、仮想DOMが最適化されているので、Angularよりも高速に動作させることが可能です。

さらに日本国内にもVue.jsを使用してアプリケーションを開発しているエンジニアは多く、分からない点があっても日本語の情報が多く解決しやすいのも、Vue.jsを使って開発するメリットです。

機能・使い方

Vue.jsの便利な機能の1つに「テンプレート構文」があります。Vue.jsのテンプレート構文はHTMLをベースに拡張しています。divやh1など、HTMLの基礎知識があればテンプレート構文を理解するのも簡単です。とはいえ、Vue.jsのテンプレート構文は完全にHTMLと同じではなく、あくまで「テンプレートを入力している」だけで、最終的にVue.jsの出力によってHTMLとして出力されます。しかし、開発者にとってはHTMLの延長線上のような感覚でVue.jsを扱えます。

また、Vue.jsにはデータの同期を紐づける「リアクティブシステム」という機能を備えています。リアクティブシステムによって、Javascript側で扱うデータに更新があると、ユーザー画面にも自動的に反映されます。

Javascriptでリアクティブシステムを実装するとコードが長く複雑になってしまい、エラーを招く原因にもなります。その点、Vue.jsにはリアクティブシステムが予め備わっているため、効率よく開発できます。

Vue.jsは公式HPからダウンロードが可能です。Vue.js圧縮ファイルを解凍したら、htmlで「<script src=”https://cdn.jsdelivr.net/npm/vue”></script>」と入力するとインポートできます。

SolidJS

概要

SolidJSはWebアプリケーションの画面にある、ボタンや文字入力欄などの「UIコンポーネント」の構築に便利なフロントエンドフレームワークです。

SolidJSはReactやVueよりも歴史が浅いものの、よりハイパフォーマンスのWebアプリケーションを開発できます。また、Reactのように入力できるので、学習コストが低い点もSolidJSのメリットです。

特徴

SolidJSには「Reactでの開発経験がある人には扱いやすい」という特徴があります。

まずは、SolidJSもReactも「宣言型プログラミング」を採用している点です。宣言型プログラミングは最初に結論を書き込み、結論に至るまでの順序はシステムに任せる方法を指します。宣言型プログラミングはコードがシンプルで誰でも理解しやすいというメリットがあります。

また、SolidJSではJavaScript構文のテンプレートを使用できますが、ReactにもJavaScriptを拡張したJSXを使用することが多く、似たような構文でUIコンポーネントを定義できます。

一方で、Reactでは仮想DOMを使用して高速パフォーマンスを実現できていますが、SolidJSでは仮想DOMを使用しておらず、直接的にDOMを制御することでより高速なSPAを作成している点は異なります。SolidJSの公式HPによると、SolidJSはReactやAngularの倍のパフォーマンスがあり、vanillaと比べても遜色ないほどの高速さを誇っています。

機能・使い方

SolidJSで作成したWebアプリケーションには、ユーザー画面の状態に変更があった場合、自動で再レンダリングしてくれる機能があります。また、SolidJSはTypescriptを完全にサポートしているため、型安全性があるコードを記述できます。

また、SolidJSは2021年バージョン1.0がリリースされてから日が浅く、発展途上のフレームワークのため、ライブラリはまだ充実していません。しかし、FragmentやContext、Directivesのようなライブラリ機能が、SolidJSにはあらかじめ搭載されています。子コンポーネントでのエラー発生時に、エラー画面を表示してくれるerror boundaryも含まれているので、Reactユーザーには使いやすいでしょう。

SolidJSを初めて使う方は、ダウンロードする前に公式HPよりチュートリアルを体験できます。チュートリアルでは、実際にWeb上でコードを書き込み、SolidJSの使用感を確認できます。

まとめ

今回はTypescriptの特徴と、おすすめのフレームワークについて紹介しました。TypescriptはJavaScriptのデメリットである保守性の問題をカバーできる上、JavaScriptとの互換性が高いのが特徴です。Typescriptをサポートしているフレームワークも多く、有名サイト各社でもTypescriptのフレームワークが利用されています。

Webアプリケーション開発では、UI/UXを高めてユーザーが直感的に利用しやすく、パフォーマンスが高いモノづくりが求められています。アプリケーションを開発する側にとっても、使いやすくエラーが発生しにくいシステムを開発するには、今回紹介したようなフレームワークの活用は欠かせません。

各フレームワークによって、メリットとデメリット、学習コストなどが異なります。それぞれの特徴を知り、現状の学習レベルで開発できそうなフレームワークから使用してみると良いでしょう。

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