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ノマドワークに適している職業と案件を選ぶ際に見ておきたい4つのポイント

ノマドワークとは

ノマドワークがそもそもどういうものなのか詳しく知りたいという方もいるでしょう。そこでまずは、ノマドワークの概要とリモートワークとの違いについて解説していきます。

概要

ノマドワークとは働く場所を転々とする働き方です。そもそもノマドとは遊牧民を意味する言葉です。遊牧民のように働く場所を変えることから、ノマドワークと呼ばれるようになりました。例えば、ある日はカフェで、ある日はコワーキングスペースで働くというような形です。

ノマドワークはあくまで働き方の名称です。ノマドワーカーにはフリーランスが多いです。しかし、フリーランス は業務形態の名前です。そのため、ノマドワーク=フリーランス ではないことに注意しましょう。

リモート、在宅ワークとの違いはある?

リモートワークや在宅ワークとの違いは、オフィスの存在です。リモートワークや在宅ワークはテレワークとも言います。この「テレ」というのは「離れる」という意味です。つまり、普段の勤務地から「離れた」場所で働いているため、テレワークやリモートワークと呼ばれます。メインはオフィスでの勤務ということです。

対してノマドワークの場合、そもそものオフィスが存在しません。もし企業勤めのノマドワーカーだとしても、通うのは年に数回というようにその重要性はとても低いです。このように、普段勤務するオフィスの有無や重要性が名称の違いに現れていると言えます。

ノマドワーカーのメリットって?

メリットには以下の4つが挙げられます。

  • 働く時間が自由
  • 働く場所が自由
  • さまざまな案件に携わることができる
  • 人間関係のストレスが少ない

以下でそれぞれ解説していきます。

働く時間が自由

ノマドワークでできる仕事には、成果を納品するタイプのものが多いです。例えばライターであれば、期日までに記事を納品することで報酬を得ます。

そしてこういった仕事では、勤務時間が決められていません。つまり、朝でも夜でも自分の好きな時間に働き始められるということです。ライフスタイルに合わせて働けることは大きなメリットと言えます。

働く場所が自由

先述のように、働く場所は自分で決められます。自宅でも働けるため、通勤のストレスもありません。また、中には旅をしながら仕事をしている人、田舎でのんびりと働いている人もいます。このように、ノマドワーカーになれば自分の希望する場所で働けるでしょう。

さまざまな案件に携わることができる

ノマドワークは1人でできる仕事が多いため、時間と案件さえあればいくらでもこなすことができます。つまり、自分が希望すれば多くの案件に携わることができるということです。自分の好きな仕事に多く関わりたい人にはメリットと言えます。

人間関係のストレスが少ない

ノマドワークでは1人で働くことができます。そのため、仕事上の人間関係で悩むことは減るでしょう。もちろん、オンラインミーティングやチャットでのやり取りはあるかもしれません。

しかし、オフィスに勤めているとよくある、世間話や無駄な会議に参加しなくて済むため、人間関係のストレスが減ります。

ノマドワーカーのデメリットはある?

デメリットには以下の5つが挙げられます。

  • 社会的信用が低くなる
  • 自己管理力がないと怠けてしまう
  • スキルが身に付きにくい
  • キャリアパスを描くことが難しい
  • 税務処理を自分で行わないといけない

以下でそれぞれ解説していきます。

社会的信用が低くなる

ノマドワーカーの多くはフリーランス として働いています。そしてフリーランスには、会社に所属しているというバックアップがありません。そのため、社会的な信用が低くなってしまいます。例えば、ローンの審査に通りづらくなることもあるでしょう。

自己管理力がないと怠けてしまう

ノマドワーカーは自分の裁量で働けます。しかし自由ということは、自分で管理をする必要があるということです。周りの目もないため、自身で奮い立たせて仕事に向き合わないといけません。

もし、先延ばしの癖などがある場合怠けてしまい、仕事に遅れが出ます。結果として自分の首を絞めてしまうでしょう。従って、自己管理力が大切な働き方と言えます。

スキルが身に付きにくい

ノマドワークでは、どうしても自分の得意な案件に偏ってしまいます。なぜなら、自分で仕事を選べて、かつ時間単価を高めることが重要になるからです。苦手な仕事や初めての仕事は時間がかかってしまうため、簡単に手を出せません。

自ら新しいことに挑戦しない限り、スキルが身に付きにくい環境だということです。自ら進んで勉強を惜しまないタイプの人であれば、この部分のデメリットは解消できます。

キャリアパスを描くことが難しい

会社員の場合、自分がどのようにステップアップしていくか、そのキャリアパスは描きやすいでしょう。役職が定められていたり、目標とすべき人が身近にいるためです。

しかしノマドワーカーは1人で働くことも多いため、参考になる人が近くにいません。また自由に仕事を選べるからこそ、歩むべき道の選択肢が多くなります。結果としてキャリアパスを描きづらいということが起こるでしょう。

対策としては、自分の理想となる道を歩んでいるノマドワーカーを見つけることです。参考になる人がいれば、自身のキャリアパスも描きやすくなります。

税務処理を自分で行う必要がある

もしフリーランスになる場合、税務処理は自分でしなければいけません。例えば確定申告や保険料の支払いなど、企業勤めであれば会社がしてくれます。しかしそれらの雑務も自分でしないといけないため、会社員時代から手間が増えることになるでしょう。

ノマドワークに適している5つの職業

ノマドワークはどの職業でもできる訳ではありません。ノマドワークに適しているのは、以下の5つの職業です。

  • Webエンジニア
  • Webデザイナー
  • 動画クリエイター
  • Webライター
  • マーケター

この5つの特徴は、通信環境とPCがあれば仕事を行えることです。どの職業においても1人でできる作業があるためノマドワークに向いていると言えるでしょう。

以下でそれぞれ詳しく解説していきます。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Web上のシステムやアプリケーションを設計・開発する仕事です。クライアントが何を作りたいのか把握し、仕様書を作っていきます。加えて、開発した物の保守や運用もWebエンジニアの仕事です。

また、WebプログラマーもWebエンジニアの中の1つになります。厳密に言うとエンジニアとプログラマーは違う仕事です。しかし、プログラマーの仕事を担当しているWebエンジニアもいます。プログラマーは、仕様書をもとにプログラミングする仕事です。

Webエンジニアがノマドワーカーになる場合、1人で集中して作業に臨めるというメリットがあります。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザインをする仕事です。クライアントからの要望を聞いた上で、狙った効果を出せるようサイトをデザインしていきます。

デザイン自体はIllustratorやPhotoshopを使うことが多いです。スキルを持つWebデザイナーであれば、作ったデザインをWeb上に表現する作業(コーディング)もします。従って、HTMLやJavaScriptなどのコーディング技術があれば、仕事の幅がより広がるでしょう。

クライアントの要望をしっかりと汲み取ることが大事なので、コミュニケーション能力が必須の仕事です。

動画クリエイター

動画クリエイターは、編集ソフトを使い動画を作り上げる仕事です。動画クリエイターには、編集などの技術系だけを行う人や、企画・撮影などの製作に関わる人もいます。

製作に関わる場合は、相手と頻繁にコミュニケーションを取らなければいけません。ただ、編集や加工だけであれば1人で作業ができます。ノマドワーカーには、技術系の人が多いです。

Webライター

Webライターは、クライアントから案件をもらい、期日までに書き上げて納品するという仕事です。Webライターは、いかにクライアントの要望に沿った記事を書けるかが大事になってきます。そのため文才は必要ありません。

Webライターは、他の4つの職業と違い未経験でも始められます。もちろんスキルアップのためには勉強が必要です。しかし、事前に多くの専門的な勉強や経験が必要なエンジニアやデザイナーとは違い、最低限の文法知識があれば始められます。

クライアントとオンライン上のやり取りで完結するという点、副業でも始めやすいという点からノマドワーカーに多い仕事です。

マーケター

マーケターは、成果を出したいクライアントを導く仕事です。例えばWebマーケターの場合、Webサイトの集客を上げたいというような要望を叶えていきます。スキルとしては、マーケティングの知識はもちろん、論理的思考力やWebに関する知識も必要でしょう。

独学や企業での経験の他に、個人ブログの運営経験をもとにコンサルタントをする人もいます。また最近ではSNSの運用を扱うこともあり、より多く知識や経験が求められるでしょう。

ノマドワーカーが案件を選ぶ際に見るべき4つのポイント

ノマドワーカーは自分で仕事を選びます。しかし、その仕事との相性が悪ければ時間単価も悪くなってしまうでしょう。そこで、案件を選ぶ時に注視すべき以下のポイントを解説していきます。

  • 自分のレベルに合った案件
  • 自分のスキルと業務量に対して報酬が見合っているか
  • 案件でスキル向上を図れそうか
  • 明確な仕事内容が掲載されているか

以下でそれぞれ解説していきます。

自分のレベルに合った案件

まず、自分がこなせるレベルか見極めることが大事です。もし、自分のスキルでは間に合わない案件を受諾した場合、完成に時間がかかる・そもそも完成させられないということが起こります。

完成に時間がかかるだけであれば、時間単価が低くなるだけで済むでしょう。しかし成果を納品できないとなると、相手に迷惑がかかり、自身の評価も下がることとなります。契約によっては損害賠償を支払わないといけないかもしれません。

以上のことを踏まえて、自分が引き受けられるレベルの案件を受けるようにしましょう。

自分のスキルと業務量に対して報酬が見合っているか

自分のスキルや仕事内容に対して、報酬が正当かということも見極めましょう。例えば、相場1万円の仕事に対して5000円しか支払わないクライアントもいます。この場合の問題点は、時間単価が下がるということです。上の例だと、同じ分だけ稼ぐには2倍働かないといけません。

会社に属さないノマドワーカーの中には、仕事が無くなるかもしれないからと低い報酬でも請け負う人もいます。しかし、正当なスキルを持っているのであれば、それに見合った報酬の仕事を選びましょう。

案件でスキル向上を図れそうか

ノマドワーカーはスキルが身に付きにくいと言いました。しかし、案件によってはスキル向上も図ることができます。

常にハードルの低い案件ばかりを選んでいると、スキルが育たず報酬も同程度のままです。とはいえ、いきなり難易度の高いものを選んでも、先述のように自分の首を締めることとなります。

そこで、少し背伸びをすれば出来そうな案件を選んでみましょう。少しずつ難易度を上げてスキルを向上させていきます。そうすることで、結果的に元の自分よりも成長することが可能です。

ただ毎回スキル向上を目的に案件を選ぶことは難しいため、自分で頻度を決めてスキル向上を図れる案件を選ぶことをおすすめします。

明確な仕事内容が掲載されているか

自分がすべき業務内容が明確に記載されている案件を選びましょう。業務内容が曖昧だと認識の違いが生まれ、後々のトラブルにつながるからです。

例えば作業範囲の認識に違いがあると、「ここまでやって欲しい」というクライアントと「それは聞いていない」というワーカーが生まれてしまいます。

トラブルが起こると無駄なストレスも生まれるでしょう。できる限り回避するため、業務内容が明確かということを抑えておいて下さい。

まとめ

いかがでしたか?ノマドワークは自由度の高い働き方です。しかし、自由度が高いからこそ、自分を律する必要もあります。

  1. ノマドワークとは働く場所を転々とする働き方のことである
  2. 働く時間や場所・人間関係が自由でストレスフリー
  3. しかし自由だからこそ自己管理力が必要
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