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【2023年版】人気なJavaScriptのフレームワークと需要について徹底解説

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JavaScriptというプログラミング言語の特徴

JavaScriptは1995年Brendan EichがNetscape社のエンジニア時代に開発した「Webサイトに動きをつけることができる」プログラミング言語です。

また、JavaScriptは世界のプログラマーにとって非常に人気の高いプログラミング言語です。

JavaScriptはフロントエンドの処理を行っており、バックエンドと違ってユーザー側に見える処理を受け持っています。

JavaScriptは様々な開発に活用することが可能です。Webサイト、Webアプリ、バックエンド、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど、ブラウザ、サーバー、デスクトップ、スマートフォンまで現代生活に欠かせないサービスを構築しているプログラミング言語です。

JavaScriptの特徴

JavaScriptの特徴は、Webサイト上で「動き」をつけられることです。実は、その「動き」はみなさんがいつもWeb上で何気なく行っていることです。

また、「扱いやすいプログラミング言語」「大規模開発が可能である」などの特徴があり、初心者にとってはじめやすいプログラミング言語です。以下で詳しく見ていきましょう。

動的な処理が行える

まず大きな特徴としてWeb上で「動き」をつけた処理ができます。

「動き」の例

  • Googleマップの拡大
  • 商品画像を横にスライドさせて見る
  • メッセージやパスワード登録のフォームを設置する

どうでしょう?このようにWeb上で行う「動き」にJavaScriptが使われています。アニメーションなども加えることができ、ユーザーの利便性向上につながるプログラミング言語です。

オブジェクト指向のため扱いやすい

JavaScriptは、プログラミングしやすいように人間がつくったモノ(オブジェクト)を利用することで、変更対応しやすいようにコードを書いていくこと(オブジェクト指向)ができます。

また、オブジェクト指向のメリットとして、継承(共通部分を引継ぐこと)してプログラミングが出来ること、外部からコードを直接書き換えできなくすること(カプセル化)などがあります。

ブラウザとテキストエディタで記述可能

JavaScriptのコード記述は、ブラウザやテキストエディタで可能です。

他のプログラミング言語によっては、環境構築(プログラミングするための下準備)が必要であり手間がかかりますが、その手間が一切ありません。

ブラウザとは、Webサイトを見るためのソフトで、「Google chrome」「safari」「Internet Explorer」などが有名です。

テキストエディタは、文字や記号を編集するソフトの事です。オフラインはもちろんのこと、現在オンライン上で利用できる種類も増えているので用途に合わせて選ぶことができます。

無料のものが多いため、初心者でもはじめるハードルは低いと言えます。

大規模開発が可能

JavaScriptは大規模開発が可能です。理由は、Eclipse、NetBeans、IntelliJ IDEAなどの統合開発環境がJavaScriptをサポートしているからです。

統合環境開発とは、「スタートからゴールまでプログラミン開発を行いやすいように助けるシステム」と言い換えることができます。

プログラミングの開発には、いくつかの段階があります。

  • 「コーディングする」ソースコードを書くこと 
  • 「コンパイルする」 プログラミング言語を機械が認識できるように変換する
  • 「テスト・デバッグ」プログラミングを実行・バグを取り除く作業

この各段階の動作を、スムーズにできるツールがあるためJavaScriptは、初心者でもはじめやすいプログラミング言語と言われています。

フレームワークとライブラリの違いとは

JavaScriptの開発を進める際には「フレームワーク」と「ライブラリ」という概念の理解が必要です。

この2つは開発を効率よく行うために、豊富に用意されているシステムのことです。

この2つの概念をしっかり理解することで、開発もスムーズに進めることができるので、以下で詳しく見ていきましょう。

フレームワークについて

フレームワークについてですが、ひと言でいうと「Webアプリを開発するための骨組み・枠組み」です。作業を効率的にするために用意されています。

例えば、車づくりで考えると「車体の骨組みや基礎的なパーツ」がフレームワークにあたります。あとは、自分でカスタマイズ(色・性能・タイヤなど)して作業を効率化します。

ライブラリについて

ライブラリについては、ひと言でいうと「効率的に作業できるように、よく使うツールをまとめておく」機能のことを言います。

まとめておくことで、必要なときに必要なものを何度でも取り出せるので、JavaScript開発時に生産性が上がります。

例えば、「かばん(Bag)」を考えてみましょう。生活がしやすいように、携帯、財布、充電器、化粧品など、よく利用するものがまとめられて入っています。

同じように、JavaScript開発におけるライブラリには、開発しやすいように便利な機能がまとめられています。

JavaScriptフレームワークについて

JavaScriptフレームワークとは、JavaScriptの小規模から大規模開発におけるシステムの「骨組み・枠組み」となるものです。

JavaScriptでは、大規模開発を手掛けることも多いため、本来であれば膨大な量のプログラムを書く必要があります。しかし、フレームワークを利用することで効率的に開発することができます。

では、JavaScriptフレームワークにはどんなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。

JavaScriptフレームワークを利用するメリット

JavaScriptフレームワークを利用する際のメリットを解説します。

作業効率の向上 / ソースコードの統一

フレームワークを利用すると、ソースコードを書く手間を省く事ができるため作業効率が大幅に上がります。

また、Webアプリやソーシャルゲームなどの大規模開発には多くのエンジニアが関わり作業するので、エンジニアの経験値やスキルによって作業効率に差が出てしまうリスクがあります。

しかし、JavaScriptフレームワークを利用すると、ソースコードは統一されているため、エンジニアスキルの差を少なくすることができます。

セキュリティの向上

JavaScriptフレームワークを利用することで、経験が浅いエンジニアがプログラムを書く場合でも、一定のセキュリティの質を保つことができるためセキュリティの向上が図れます。

バグの減少を図れる

既存のバグが少ないJavaScriptフレームワークを利用して開発することで、基本的にはプログラム実行時にもバグが少ないプログラムが完成すると言われています。

バグの修正などはプログラム開発・実行における大きなタイムロスのため、時間短縮できることは大きなメリットと言えます。

JavaScriptフレームワークを利用するデメリット

デメリットも解説しますので、しっかり理解しておきましょう。

ある程度の学習時間が必要となる

「JavaScriptが書ける=フレームワークが使える」とはならないので注意が必要です。つまり、フレームワークを使うための知識を学習する必要があります。

フレームワークの学習は、ある程度の時間を確保して学ぶ必要があります。

しかし、1度習得するとその後は効率的に作業することができ、さらにエンジニアとしても幅が広がることを考えるとデメリットは大きくないのではないでしょうか。

費用がかかるフレームワークがある

JavaScriptフレームワークの中には有料版もあります。学習コストを必要とする場面もありますが、多くは無料版で利用できるので必要に応じて選択しましょう。

前述したとおり、大切なのは「かかるコスト(費用)」と「フレームワークを利用することで得られる効率性や将来性」を比較して選ぶことです。

あとで「このフレームワークは必要なかった」などと後悔しないように、必要最低限の学習計画を立てることをオススメします。

オススメな6つのJavaScriptフレームワーク

JavaScriptにはAngularJS、Vue.js、jQueryなど数多くのフレームワークがあります。

ここではオススメのフレームワーク6つの「特徴」をわかりやすくご紹介します。

AngularJS


AngularJSは、JavaScriptフレームワークでも特に有名です。検索エンジンでは、その名を知らない人はいないGoogleが提供しています。

メリット

  • AngularJSは容量が大きく開発するために必要な機能が備わっているため、アプリケーションの開発が一括して可能です。複数のフレームワークを使わなくてよい事がメリットです。
  • 効率的に開発できるソースコードの記述が少なくて済むため、分業制(分けて作業する)においても効果を発揮します。

デメリット

  • AngularJSのファイル容量は大きいためスピード重視のアプリケーション開発には不向きと言えます。
  • コード記述の概念がオリジナル部分も多いため、学習コストが高い、他のフレームワークへ移行しにくい、他業務へ活用しにくいなどの課題もあります。

AngularJS公式HP:https://angularjs.org

Vue.js


Vue.jsはユーザーインターフェースを構築するのに適したJavaScriptのフレームワークです。日本でも人気があるフレームワークで利用者も多いフレームワークです。

メリット

  • Vue.jsのフレームワークは記述もシンプルで学習コストが安いので、初心者でもはじめやすいのが特徴です。
  • 前述したとおりシンプル構造で、今後の他のフレームワークにも活かしやすい高い拡張性を持っています。さらにコンポーネントの再利用性も魅力の1つです。

デメリット

  • シンプルな構造ゆえに大規模な開発にあまり向いていないです。さらに、Webアプリ向けの設計になっており、スマホアプリ開発には適していないのがデメリットです。

Vue.js公式HP:https://jp.vuejs.org

jQuery


jQueryは多くのシステムやサービスに利用されており、人気が高いJavaScriptフレームワークの1つです。

とにかくコード記述の煩わしさを少なくし、書きやすさにこだわったフレームワークです。その使いやすさが理由で、エンジニアではないデザイナーなどにも人気があります。

メリット

  • 煩雑さを極力抑えて書きやすさを追求しており、学習効率が高く初心者でもはじめやすいフレームワークです。
  • プラグインが多く導入されており拡張性が高いのがメリットです。

デメリット

  • jQueryは動作が遅くなる場合があるというデメリットがあります。理由はJavaScriptを省略してプログラミングすることができる反面、ライブラリへの依存度が上がり、処理速度が遅くなるからです。
  • 簡単にコーディングできるため、JavaScript本来の知識がおろそかになるというデメリットもあります。

jQuery公式HP:https://jquery.com

React.js


React.jsはあの有名なFacebook社が開発したオープンソースのJavaScriptライブラリです。2013年にリリースされてから着実に人気を集めています。

Facebook社がサポートしているだけあり、高速で改善が行われています。また、品質も高いので信頼感を獲得しています。

メリット

  • UI(ユーザーインターフェース)をなるべく簡潔にし、操作性に優れたものを開発してくれます。また、1度学習することでどんなWebアプリにも活用できるのがメリットです。
  • コンポーネント指向が採用されています。コンポーネント指向とはUIを部品化することで管理と再利用を簡単にすることです。他のフレームワークと比較すると、「部分的な修正がしやすい」という特徴があります。

デメリット

  • 独自の概念が多く、理解するのに時間がかかるため学習コストが高いと言えます。
  • 改良が早いのと同時に、新しい機能追加が頻繁におこるので、常に新しい知識を習得する必要があります。

React.js公式HP:https://ja.reactjs.org

Riot.js

Riot.jsはJavaScriptのライブラリの1種でとても軽量です。シンプルでわかりやすさを追求してつくられたので初心者のエンジニアには特にオススメです。

メリット

  • コンポーネント指向であり、再利用できるため効率的に開発する事ができます。
  • HTMLに文法が似ているためわかりやすく、学習コストが低いのが大きなメリットと言えます。

デメリット

  • Angularなどとは違いフルスタックではありません。そのため大規模開発向けではない事がデメリットと言えます。

Riot.js公式HP:https://riot.js.org/ja/

Hyperapp

Hyperappは超軽量に特化したフレームワークであり、その重さはなんと1KBです。それでもプログラミングは効率的にできるというJavaScriptフレームワークの1種です。

メリット

  • 提供されているメソッドはわずか2種類だけで、とてもわかりやすい設計になっています。「h()」「app()」が提供されています。
  • 超軽量のためスピード重視のアプリ開発に適しています。

デメリット

  • 超軽量で大規模開発には向いていないです。
  • 日本語などの情報量が少ないのもデメリットと言えます。

Hyperapp公式HP:https://github.com/jorgebucaran/hyperapp

JavaScriptエンジニアの年収事情

やはり気になるのがJavaScriptエンジニアの年収事情がどうなっているか?

ここでは、「フリーランス」と「会社員」の収入を確認していきましょう。

フリーランスの場合

平均年収: 804万円

最高年収:2,160万円

最低年収: 120万円

JavaScriptエンジニアフリーランスの場合、平均の月額単価が1件あたり67万円、最低単価が10万円、最高で180万円でした。

参照;https://engineer-style.jp/jobs/javascript

会社員の場合

「スタンバイ」で発表された2017年プログラミング言語別の年収ランキングでは、JavaScriptが第9位で536万円という内容です。

フリーランスと会社員の年収を比較すると、「平均年収で約270万円」もの差が生まれています。リアルな数字を目にするとJavaScriptエンジニアであればフリーランスが、いかに魅力的であるかわかります。

フリーランスの求人数からわかるJavaScriptエンジニアのニーズと将来性

JavaScriptエンジニアのニーズと将来性

JavaScriptエンジニアのニーズや将来性はこれからますます大きくなっていくと考えられます。

その理由は、JavaScriptが世界標準の言語であり、現在のWebアプリやスマホアプリの多くに取り入れられているからです。

さらに開発環境やサポート体制も整っていることを考えると、将来性は明るいと言えます。

以下のエンジニアスタイルにおいては、フリーランス求人が数多く募集されているので、ご自身に最適な案件に応募してみましょう。

フリーランス求人数:19,241件

参照:https://engineer-style.jp/jobs/javascript

JavaScriptエンジニアとして年収アップさせる方法

年収アップさせる方法を事前に知っておくことで、「JavaScriptエンジニア」としての今後の選択肢や方向性が変わってきます。大切なポイントをしっかり理解しましょう。

マネジメントや上流工程の経験を積む


JavaScriptエンジニアとして年収アップを目指すためには、やはりマネジメント能力を磨く必要があります。さらにマネジメント能力があればプログラム開発の上流工程に多く関わるチャンスが獲得できます。

大規模開発での経験


大規模開発での経験は、自身のスキルアップ・マネジメントスキルへの応用において大切なポイントです。

マネジメントする場合においても自身が経験済みの工程であれば、適格に対応できるためスムーズに開発を進めることができます。

人気のあるライブラリ、フレームワークを選ぶ


人気のあるライブラリやフレームワークを選択することも重要です。人気があること=需要がある=年収がアップしやすいとなります。

他人との差別化として、珍しいフレームワークなどを習得しても活かせない場合は、時間の無駄となってしまうので注意が必要です。

クラウドサーバーの設定・運用スキル

クラウドサービスが登場してからは、複数のエンジニアが行う構築作業が、1人で構築できるようになっています。

クラウドサーバーの設定・運用のスキルがあれば年収アップにつながります。

JavaScript以外の開発スキルを習得している

JavaScript以外の開発スキルがあれば年収アップも現実的となります。なぜなら、複数のスキルがあればあなたしか出来ない仕事となり「必要不可欠な人材」となるからです。

希望の職種や目指しているエンジニア像から逆算して学習することをオススメします。

JavaScriptでフリーランスエンジニアを考えている人が把握しておきたいこと

副業から始めてみる

いつかはフリーランスを考えている人や本職以外にも収入を得たい方は、ぜひ副業案件から始めてみてください。
いきなりフリーランスになるのも良いですが、副業案件でクライアントとの信頼関係を築けていれば、
フリーランスとして独立をする際も案件に困ることはないでしょう。

そこから新たな案件を紹介してもらうことも多いです。

具体的な案件はエンジニアスタイルにも掲載しているので、ぜひ一度ご覧ください。

案件情報と自分のスキルは照らし合わせておく

自分が参画できる案件がどれくらいあるのかを把握しておくことで、
自分に今足りないことや、身につけておきたいスキルが明確になります。

その際、ポートフォリオを作っておくことが実は役に立ちます。
ポートフォリオ作成は自身のスキルの証明になるだけでなく、作成の過程で自分のスキルをあらためて棚卸することができるからです。

具体的なメリットや作成方法はこちらをご覧ください。

フリーランスになるメリットやリスクは知っておく

フリーランスになると、会社員と比較しても大きく環境が変わります。
例えば、ローンの審査や保育園の審査に通りにくくなることや、帳票をつける必要があるなどです。
特に社会保障面で会社員と異なることが多いので、これらを事前に把握して対策をしておきましょう。

まとめ

今回は「JavaScript言語の特徴」や「JavaScriptエンジニアのニーズや将来性」についてご紹介しました。

JavaScript言語は世界標準の言語であり、Webアプリ上に「動き」を与える画期的なプログラミング言語です。

JavaScriptはWebサービスのあらゆる場面に必要であり、代替するプログラミング言語もまだ登場していないため、今後も需要拡大を見込んでいます。

フリーランスのJavaScriptエンジニアのニーズも年々増加しており、会社員と比較すると約270万円ほど年収が高いという結果でした。

フリーランスエンジニアとして第1歩を踏み出すことを考えているならおすすめの職業です。

当記事でご紹介したJavaScriptエンジニアの年収アップする方法などを活用し、ご自身のエンジニアとしての幅が少しでも広がると幸いです。

  1. JavaScriptは世界のプログラマーに大人気で近年さらに需要が高まっている
  2. 本記事の年収アップ方法を学び実践することで、年収1,000万円以上を目指せる
  3. フリーランスエンジニアを目指すなら「JavaScript」がオススメである
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